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(マリン・フロンティア・サイエンス・プロジェクト)

「ミキモト・モース奨学金」第六期プログラム報告会を開催
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「ミキモト・モース奨学金」第六期プログラム報告会を開催
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株式会社ミキモト様のご支援により、日米の若手研究者交流を活発化させ、海洋生物学を発展させることを目的に設置された「ミキモト・モース奨学金」の第六期プログラム報告会が、3月1日に開催されました。

Washington University のBillie Swalla 教授とBrown UniversityのGary Wessel 教授、そして研究実習に参加した学生代表が、東京大学三崎臨海実験所の岡所長、三浦教授らとともに株式会社ミキモト銀座4丁目本店、吉田均 代表取締役社長を表敬訪問し、三崎臨海実験所における研究実習プログラムの成果について報告しました。

「ミキモト・モース奨学金」の今年度の奨学生には、アメリカの3つの大学より合計11名の学生(Brown University7名、California State University4名、Florida University1名)の他、初めてフィリピンのMindanao State Universityから4名(付き添い教員2名)が参加し、Billie 教授、Gary 教授とともに、5日間の研究実習を行いました。
実習は、上記メンバーに東大生1名、日本の他大学からの学生5名(国内外からの学生は、いずれも書類選考にて選抜)、それに臨海実験所の東大大学院生4名がTAとして加わり、全学生と教員、TAが寝食を共にする合宿形式で行われました。奨学生は4つのコースに分かれて、それぞれ三崎の多様な生物種の観察・実験に没頭し、最終日の研究成果発表に臨みました。

報告会の後には、吉田社長より直々にご説明いただきながら、ミキモト本社店内にて貴重な高級真珠を見る機会もいただきました。

吉田社長への実習報告
吉田社長への実習報告


本店前にて吉田社長を囲んで
本店前にて吉田社長を囲んで



三崎での実習プログラムを終えた直後だったこともあり、学生たちの充実した表情が印象的な報告会でした。本奨学金プログラムにより、日米双方の学生にとって有意義な学術交流の場が生まれていることを実感しました。


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東京大学三崎臨海実験所とワシントン大学フライデー・ハーバー臨海実験所は太平洋を挟んで向かい合う臨海実験所であり、互いに長い歴史と高い実績を有しています。これまでも両実験所の学術交流はさかんに行われていましたが、特に医学やバイオ産業にも波及する海洋生物研究分野においてさらなる若手研究者の交流を深めることを目的に、「ミキモト・モース奨学金」制度が設置されました。海洋生物研究分野は、新たな産業の創出も期待できる分野です。

日本の海洋生物学の曙は、エドワード・モースが生物調査のため日本を訪れ、東京帝国大学がモース博士に理学部動物学教室初代教授への就任を要請したことに始まります。モース博士は日本に動物学を普及させるとともに、大森貝塚の発見など日本文化の研究にも大きな足跡を残しました。また、モース博士は、東京大学に恒久的な臨海研究施設の設立を進言し、東京大学はその提案を受けて、三浦市三崎町に臨海実験所を創設しました。

一方、株式会社ミキモト様の創業者である御木本幸吉氏は、三崎臨海実験所初代所長の箕作佳吉教授と出会い、真珠養殖技術を研究し、産業に発展させました。株式会社ミキモト様には、この度の奨学金制度の趣旨にご賛同頂き、日米の若手研究者の交流を活発化させ、海洋生物学を発展させるために、日米の懸け橋となり三崎臨海実験所設立に貢献したエドワード・モース博士と、三崎臨海実験所を出発点として真珠養殖技術を発明した御木本幸吉氏を記念した奨学金制度を設置することができました。
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ミキモト様のご支援に対して改めてお礼を申し上げます。


第一期報告会の様子はこちらから
第二期報告会の様子はこちらから
第三期報告会の様子はこちらから
第五期報告会の様子はこちらから

引き続きご支援をお願いします(マリン・フロンティア・サイエンス・プロジェクト)

※肩書きはすべて報告会当時のものです。

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