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東京大学基金第2回総長主催パーティー

写真:東京大学基金第2回総長主催パーティー
「東大130キャンペーン収支の報告と感謝の集い」開催

数日間続いた雨空が消え去り、汗ばむほどの好天に恵まれた6月6日金曜日。本郷キャンパスの安田講堂で、「東京大学基金第2回総長主催パーティー」が開催されました。当日は、2007年度の「貢献会員」以上の東京大学基金の学外個人寄付者をご招待し、全国津々浦々から約280名の皆さまにご来場いただきました。東京大学の役員・教職員約120名がお出迎えし、「東大130(ワン・サーティー)」キャンペーンの目標額130億円達成の嬉しい報告、奨学金を授与された外国人留学生からの活動報告などもあり、あたたかな雰囲気に包まれた和やかなパーティーとなりました。今回はその模様をリポートします。

ウエィティングタイム

受付を済まされた皆さまがまず足を運んだのは、講堂内のロビー階に掲示されている「寄付者銘板」コーナーです。ご自分のお名前が刻まれたプレートを指差しながら、満面の笑顔で記念撮影。会場案内スタッフもカメラマンに早変わりし、撮影のお手伝いに大忙しでした。

また、今年は「アカデミックガウン撮影会」も催されました。これは、後日、インターネットの指定サイトからプロが撮影した写真を購入できるというサービスです。「卒業時に着ることができなかったので、今日、ガウンを纏うことができ、とてもいい記念になった」と喜ばれる方が多かったようです。

講堂内の上階では、普段は公開されていない、天皇陛下臨幸時の休息所である「便殿」を特別に公開。ここでも、「便殿」や「便殿前室」、壁に掲げた「静意の図」(小杉未醒作)を背景に記念撮影をされる方が多数いらっしゃいました。

また、この階の回廊を使い、研究所やプロジェクトの紹介ブースを展示。「史料編纂所」ブースでは、NHK大河ドラマで話題の天璋院篤姫が登場する幕末の風刺錦絵を公開。また、「ジェロントロジー寄付研究部門」、「サスティナビリティ学連携研究機構(IR3S)」ブースでは、これまでの研究活動の報告や、関連セミナーの告知ご案内をいたしました。

写真:展示

ほか、農学部附属「演習林」ブースでは、絶滅したといわれている貴重なニホンカモシカの剥製を展示。初代ローマ皇帝の別荘地跡かといわれているイタリアの遺跡発掘調査「ソンマ・ヴェスヴィアーナ発掘調査プロジェクト」の活動も紹介。公民学連携によるプロジェクト、「柏の葉国際キャンパスタウン構想」ブースでは、竣工待たれる、「柏キャンパス保育園」、「インターナショナルロッジ」、「柏の葉駅前キャンパス」などの、完成予想パースを展示しました。さらに同階の会議室に「東大オフィシャルグッズ販売コーナー」が設置され、こちらも好評をいただいたようです。

これら6つの研究所・プロジェクトを維持・継続していく意義はとても大きく、今後もそのための支援が必要です。皆様からのご支援をお待ちしております。

開会

14時半、来場者全員が講堂内に着席し、杉山健一副理事が開会の宣言。「東京大学基金第2回総長主催パーティー」が幕を開けました。
「現在、東京大学には約3万人の学生が学び、そのうち約2400名が海外からの留学生です。アクションプランの中でも謳っているとおり、東大は今後もさらなる国際化を目指します。本日はまず、当基金の奨学金を活用しながら研究を続けている、アジアの優秀な学生からの講演をお聞きいただきたいと思います。」

写真:留学生

まずは、東京大学基金への寄付による「姜裕文奨学基金」授与者である李呟俶さん(Lee Hyun Sook:工学系研究科 修士課程)が、留学生を代表して講演を行いました。

「私は、大学院工学系研究科の花木啓祐教授のもと、下水処理場で厨芥(生ゴミ)と汚泥の同時メタン発酵処理をすることによって得られるバイオガスを、代替エネルギーとして活用するための研究を行っています。これにより、電力コストを削減できるだけでなく、有機性廃棄物の適切な処理も可能になります。“姜裕文奨学基金”をいただきながら、研究を続け、私が東京大学に通い始めてから1年半が経ちました。この間に思ったことをいくつかお話したいと思います。まず来日後、留学生をサポートしてくれるチューターが、外国人登録などの様々な手続きを手伝ってくれて、すぐに学生生活に慣れることができました。日本語をスピーディーに習得できる、ランゲージシステムもとても使い勝手が良かったです。また、母国の大学に比べ、研究に対する支援が手厚いことも嬉しいポイントです。あと、東京の家賃は高いので、寮などの宿泊施設の充実をお願いしたいと思います。そして本郷キャンパスの正門を24時間開けてくれると良いですね。実験系の学生は、遅くまで実験をすることが多いので、できるだけ大学に長くいられると研究成果も高まると思います。いずれにせよ、東京大学の留学生は年々増加し、ますますグローバルな大学となっています。私たちがいただいているような奨学金が増えることで、より多くの優秀な学生がここで学ぶ機会を持つことができます。私たち留学生も、東京大学が世界一の大学として成長していくための力になりたいと思っています。そして、東京大学には言葉では言い尽くせないくらい、感謝しています。」

次いで、山田興一理事より東京大学基金活動の報告。

「開始当初は本当に実現可能なのかと不安視されておりました、寄付目標額130億円を達成することができました。これもひとえに、皆様からのご支援のおかげでございます。2008年3月末時点で、寄付申し込み総数7,899件(うち法人340件)、総額で138億9,575万4,715円となりました。約138億円の使途といたしましては、76億円が目的指定の寄付、7億円を活動経費、18億円を事業資金引当金とし、残りの37億円を基金として運用していく予定です。そして2020年を目標に、基金残高2,000億円を達成し、年間運用益100億円を実現したいと考えております。これからも引き続き、皆様からのご支援をいただけますようお願いいたします」

小宮山宏総長が、ご来場いただいた皆様にお礼とご挨拶を述べられました。

「2004年に東京大学基金を設立し、寄付のお願いをして参りましたが、皆様より多大なるご理解とご支援を賜り、目標額の130億円を達成することができました。これもひとえに本日お越しいただきました皆様方をはじめとする、多くの方々からのご厚情とご支援の賜物と、深く感謝申し上げる次第です。これからも世界一の大学を目指して、“東京大学アクションプラン”で謳っている、教育・研究・国際的活動といった戦略に沿って、皆様からのご支援を大切に活用させていただきます。これを足がかりとし、東京大学基金は2020年に2,000億円の規模を目指します。運用益5%に当たる100億円を戦略資金として継続的に投入することで、21世紀の国際社会に貢献し、リードする総合大学として、様々な教育研究環境の整備を着実に進めることが可能となります。もちろん、今後も日々研鑽してグローバルな競争に勝ち抜いていきたいと考えております。皆様には、これからもなお一層のご支援を賜りますよう、あらためてお願い申し上げます。本日は、本当にありがとうございました。」

写真:応援団

そして、第一部の締めとして、東京大学応援部が登壇。ご来場者、教職員全員が起立して応援部のエールを交えながら「東京大学運動会歌~大空と」「東京大学の歌~ただ一つ」を合唱。その後、講堂後方にある回廊ホワイエで、懇親会が行われました。

懇親会

写真:歓談

ご来場いただいた皆様は、大学役員・教職員とともに懇親会会場へ移動。回廊ホワイエスペースを使った立食パーティーが始まりました。懐かしい教授との会話に花が咲き、小宮山総長を囲んでの談笑、卒業生同士の新しい出会い、留学生との歓談など、今年もパーティー会場ではたくさんの出会いと笑顔が生まれたようです。

パーティー終了後、ご来場者から希望者を募り、変わり行く本郷キャンパスをご案内する「キャンパス・ツアー」を行いました。約30名の方が参加され、現役のボランティア学生がご案内役の大任を果たしました。

取材・文:菊池 徳行

※本学関係者所属、肩書きはすべて開催当時のものです。

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