東京大学基金第12回総長主催パーティー

「東京大学基金 感謝の集い」(2017年度活動報告会・懇談会)開催

 2018年6月27日(水)、第12回目となる「東京大学基金 感謝の集い」が本郷キャンパスの安田講堂および中央食堂で開催されました。

 当日は、2017年度「貢献会員」(ご寄附累計30万円)以上の東京大学の学外寄附者をご招待し、全国各地から多くの方にご来場いただきました。開会までの時間は、安田講堂にて講堂内をご見学、また寄附者銘板や安田講堂改修プロジェクトの寄附特典である椅子ネームプレートをご覧になってお過ごしいただきました。

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安田講堂の寄附者銘板見学

 午後4時30分より開始した「感謝の集い」は、2017年度東京大学基金活動のご報告、工学系研究科の千葉学教授による講演会、そして懇談会と続き、楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。

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活動報告会
 

2017年度活動報告

 安田講堂にて、稲場肇渉外部門長より2017年度東京大学基金活動のご報告を行いました。

 当日お配りした「東京大学基金2017年度活動報告書」に基づき、昨年度の寄附申込総額、その内訳、主な目的指定の内容や活動成果などについてご報告・ご紹介いたしました。

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講演会「リノベーションを通じた時間のデザイン」

 今年度は、工学系研究科の千葉学教授による「リノベーションを通じた時間のデザイン」と題した講演を行いました。本年3月に竣工した中央食堂のリノベーションは、従来の薄暗かった室内を可能な限り明るくすることや、均質だった席を多様な食事の場へと刷新することが基本コンセプトとなりましたが、同時にこのリノベーションのプロセスは、空間に蓄積した過去の様々な判断や出来事を読み解き、未来へとつなげていくための新しい創造的な行為でもあるということについて、監修者としての観点から解説していただきました。

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千葉学教授による講演

懇談会

 その後、本年4月にリニューアルオープンした中央食堂に場所を移し、総長、役員、部局基金設置部局の部局長、特定基金プロジェクト責任者等の出席のもと、懇談会が開催されました。五神真総長からの冒頭挨拶では、寄附者の皆さまへの感謝の意が伝えられました。

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 また、東京大学が次のステージに向けて大きく飛躍しようとする歴史的転換点に現在立っており、様々なセクターの人々がそれぞれの個性を尊重しながら、国境を越えて互いに協調し、知恵を出し合い行動する場を提供すること等によって、より良い社会の実現に貢献していく決意が述べられました。藤井輝夫大学執行役・副学長の乾杯の挨拶の後、会場のあちこちで話に花を咲かせる輪ができ、会は和やかに進行してまいりました。また、部局基金や特定基金プロジェクト関係者である部局長や教員から寄附者の方へ、寄附のお礼やプロジェクトの進捗状況を報告する様子も見られました。

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特別展示『東京大学新図書館計画「アカデミック・コモンズ」』『山上会館リノベーション事業』

 会場内では、東京大学新図書館計画「アカデミック・コモンズ」に関するパネルの特別展示が行われました。担当職員から寄附者の皆様に、新図書館計画の詳細や進捗状況をご説明いたしました。
 また、山上会館リノベーション事業のパネルも展示し、過去・現在・未来の写真を通して山上会館の変遷および国際基準の会議場への変革について、皆様にご覧いただきました。

応援部パフォーマンス

 懇談会の中盤では、東京大学運動会のマスコットキャラクター・イチ公が登場!応援部のパフォーマンスも披露され、東京大学の応援歌である「ただ一つ」を寄附者の方々と学内関係者が一緒に歌うなど、大変盛り上がりました。

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 盛況の中、感謝の集いは、稲場渉外部門長の謝辞をもって午後7時頃に閉会となりました。
 

「貢献会員」以上の学外寄附者の方々を対象とした「感謝の集い」は、来年度も開催予定です。
今後とも、東京大学基金へのより一層のご理解、ご協力の程よろしくお願いいたします。

※本学関係者所属、肩書きはすべて開催当時のものです。

 

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