▲第1回フォーラム「知の寄席においでなさい」 2022年12月14日2022年は、資料保存のための人材育成や社会啓蒙活動といった経済学図書館・経済学部資料室の活動の社会的認知を高めるための諸活動に力を入れました。人材育成の面では、2022年前半(Sターム)の授業において資料室所属の教員による全学体験ゼミナール「図書館・文書館・博物館の裏側に迫る:制度・経営・資料の保存の実際」を開講し、見学や実習を中核として図書館・文書館・博物館といった資料保存機関の社会的意義を実体験させる大学初年次教育プログラムを始動させました。また司書・アーキビスト・学芸員といった資料保存に関わる専門職への再教育についても、学内外の関係機関・団体や企業が主催するセミナーに協力する形で資料室所属の教員が出講しました。さらに資料室の活動を一般の方々に知っていただくため、2022年2月7日はオンライン連続講座「知の継承(バトン)」第2回「海を渡った『アダム・スミスの蔵書』〜西欧思想の伝播と日本」を、12月14日には、2022年度東京大学経済学部資料室フォーラム「知の寄席へおいでなさい」第1回を開催しました。前者は全国から548名もの申込みがあり、後者は対面・オンラインを合わせて100名近い参加者を得て、いずれも盛会に終えることができました。2023年秋には、経済学部資料室が創設110年を迎えます。また2023年は経済学の祖と呼ばれるアダム・スミスの生誕300年にもあたります。このため東京大学経済学図書館・経済学部資料室では、人材育成や社会啓蒙活動などを通じて社会に広く貢献する活動により一層力を入れてゆく所存です。 ▲「知の継承」第2回: 海を渡った「アダム・スミスの蔵書」 〜西欧思想の伝播と日本 2022年2月7日10資料保存■■■人材育成■社会啓蒙活動■進■■■■■経済学部資料室支援プロジェクト貴重な財産を未来へつなぐために
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