共に繋ぐ、150年の歴史と未来2027年に本学創立150周年を迎えるにあたり、大学独自基金の拡充を目指して「UTokyo NEXT150」の寄付募集キャンペーンを展開し、2027年4月までにこの基金残高を200億円にすることを目標としています。皆様からのご寄付は、本学の経営基盤強化の大きな原動力となります。その応援の声を、UTokyo NEXT150 を通じて、本学の自律的で創造的な教育研究活動や、よりよい社会に貢献する大学づくりに活かしてまいります。また、150周年記念事業の趣意文には、「響存」という言葉を掲げています。これは、東京大学の中だけでなく、学外の皆様とも一緒に150年を振り返り、次の150年について考えたいからです。150周年記念事業を通じて過去と現在と未来を見わたすために、いま「東京大学をかえりみる」、「東京大学が生みだす」、「東京大第31代東京大学総長UTokyo NEXT150の詳細はこちら10月には、松本 大様にいただいた多額のご寄付により、本学初のエンダウメント型研究組織「応用資本市場研究センター」を立ち上げることができました。こうした取組を加速化させるための体制整備として、2023年には本学初のCFO(Chief Financial Officer:最高財務責任者)及びCIO(Chief Investment Officer:最高投資責任者)を執行部に迎え、2024年4月からは財務経営本部を発展させる形でCFOオフィスを新設しました。各分野のプロフェッショナルのもと、より高度な資金運用や財務戦略の策定・実行、資金調達手法の多様化等を推進することで、短期的な成果にとどまらず、より中長期的な視点での大学経営を実現します。学でつながる」という三つの旗をかかげています。150年にわたって蓄積されてきた広範で多様な知識を次の150年につなぎ、皆様との対話を通じてあるべき未来像をともに創っていきたいと思います。ぜひ東京大学の150周年をともに祝っていただくとともに、今後も力強いご支援をお寄せくださいますようお願い申し上げます。創立来の150年にわたる知の蓄積を、次の150年につなげていきたい。それを実現たらしめる基金を整備したい。そんな思いをこめて、使途を東京大学に一任いただくご寄付に 「UTokyo NEXT150」という名称を付しました。平時は東京大学の財政基盤として蓄積され、その運用益とともに、基礎研究を含む本学の自律的で創造的な教育研究活動に充てられます。UTokyo NEXT150について2
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