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給与控除寄付者の皆さまへの感謝の集いを開催しました

2019/12/25(水)

12月9日(月)、本郷キャンパス山上会館にて給与控除寄付者の皆さまへの感謝の集い“「積小為大」二宮尊徳と渋沢栄一の教え”を開催しました。東京大学基金は2008年1月1日より教職員の皆さまから給与控除による継続的なご寄付をいただいております。その累計額が本年度、1億円を越えたことを記念し、永年にわたる温かいご支援に対して感謝の思いを伝えるために開催しました。当日は約70名の方にご参加いただきました。

岡部徹 社会連携本部副本部長による開会挨拶では、研究生活においても「積小為大」は非常に大切で、ノーベル賞級の発見もまさに「継続は力なり」という日々の努力の結果として生じるものであることが述べられました。

三島龍 社会連携本部渉外部門長からは、この1億円が実に65,000件を超えるご寄付の集積であり、まさに二宮尊徳の「積小為大」の教えの通り、小さなことの積み重ねが大河のように大きな力となることが語られました。

続いて、本学法学部OBで銀行業界で永年活躍され、「二宮金次郎の一生」始め多くの著作を発刊された作家の三戸岡道夫さん、渋沢栄一や金融、寄付について多数の著書をお持ちで渋沢栄一の玄孫である渋澤健さん、多くの歴史関連の書籍を著されている本郷和人 本学史料編纂所教授による鼎談「積小為大」が行われました。二宮尊徳、渋沢栄一の教えが、過去、現在、未来の日本社会にどのような影響を与え、人びとの生活がいかに改善されているか、さまざまな視点と事例から深く議論がなされました。


写真:鼎談「積小為大」

 

更に、寄付者を代表して勝野正章 教育学部教授・教育学部附属中等教育学校長からのメッセージが披露され、この感謝の集いが全国的な寄付啓発キャンペーン「寄付月間Giving December」の公式認定企画であることのご案内とGiving Decemberのビデオの上映が行われました。

最後に藤井輝夫 社会連携本部長による閉会挨拶では、東京大学の現状と代表的な寄付プロジェクトとしてFSI基金についての説明がなされ、FSI紹介ビデオが上映されました。