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山内昌之名誉教授 特別セミナー開催

東京大学基金新図書館計画「アカデミック・コモンズ」
山内昌之名誉教授 特別セミナー開催

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山内昌之名誉教授 特別セミナー開催

 東京大学基金へご寄付いただいた方に感謝の気持ちを込めて、新図書館計画「アカデミック・コモンズ」 山内昌之名誉教授特別セミナーを10月23日(木)に開催いたしました。

石田先生
石田附属図書館副館長挨拶

 総合図書館の休館日を特別に開放して実施しています新図書館計画「アカデミック・コモンズ」特別セミナーも今年で三回目となりました。毎年楽しみにしてくださっている寄付者の方もいらっしゃるようです。今回は、最近メディアでも報道されたばかりの『昭和天皇実録』についての山内昌之名誉教授からの講演ということで、いつにも増してお申込みも多く、関心の高さを感じました。セミナー当日は、朝から降っていた雨も上がり、過去最高人数の126名の貢献会員、賛助会員のご寄付者様にご出席いただき、普段は洋雑誌閲覧室として使用されている会場が満席となりました。

 冒頭、特別セミナー開催にあたり、石田英敬 附属図書館副館長から新図書館計画「アカデミック・コモンズ」特別セミナー開催の趣旨説明と開会の挨拶がありました。

 石田副館長の挨拶に引き続き、現在募金活動を展開している新図書館計画「アカデミック・コモンズ」に関して、新図書館設計担当の川添善行准教授(生産技術研究所)から紹介をいたしました。

川添先生
川添准教授講演

 設計担当という立場から、川添准教授からは具体的な図面やイメージ図も多彩に使った資料で、新図書館計画の詳細について説明し、新図書館のコンセプトから新図書館の姿までをご理解頂きました。
新図書館ホームページ

<アンケートの声から>
・建物の歴史から新しい建物ができる、それが素晴らしい建物になるという意見は、とても会得がいった。
・歴史をまさに掘り起こしてくださった!!
・東大の過去からの流れに沿った建築計画がなされていることが良く理解できました。歴史の重みを感じる室内の造作もできるだけ残して頂ければと思います。
・分かりやすいイラスト、説明で全体イメージがつかめた。
・ハイテクの新図書館の構想を進める上で、これまでの歴史に対する敬意が十分に払われていることに感銘を受けました。


 川添准教授の講演に引き続き、山内昌之名誉教授から「『昭和天皇実録』について」と題してご講演を頂きました。

山内先生1 山内先生2
山内名誉教授講演

 『昭和天皇実録』は、『日本書紀』から『日本三代実録』に至るまでの歴史を編集した『六国士』の伝統を受け継ぎながら、『明治天皇紀』はじめ近代の天皇実録の叙述様式を継承した大変貴重な書物である、といった説明から講演は始まりました。

 歴史学者としての山内名誉教授の解釈を加えながら、「天皇機関説」「2・26事件」「太平洋戦争」等の昭和史の大きな論点を、歴史学者としての山内名誉教授の解釈を加えながら、実録を読み解いて頂きました。約50分にわたる講演でしたが、参加者の皆さんは山内名誉教授の言葉を聞き逃さないように、と熱心に聞き入っていらっしゃいました。
 講演が終了したのちも、山内先生を取り囲み、講演の内容や先生のご著書『中東国際関係史研究』(2013、岩波書店)等へ多くの質問が寄せられました。

<アンケートの声から>
・『実録』を通して、天皇と昭和の事件(2・26、太平洋戦争)への関わりがよくわかった。
・「正史」としての実録の重みがよく分かりました。
・山内先生の自在な視点から、踏み込まれた内容でとても引き込まれた。


見学1 見学2 見学3
総合図書館見学・特別展示

 特別セミナー後半は、総合図書館見学および特別展示『総合図書館 コレクションへの招待状-世界中から集まった貴重な資料たち』の観覧を行いました。当日は、総合図書館の休館日ということもあり、総合図書館職員一同の案内で、館内をゆっくりとご見学、ご観覧いただきました。

 3階の特別展示では、関東大震災への復興支援を始めとして、附属図書館の歴史の過程で収集された蔵書から、南葵文庫(なんきぶんこ)、鴎外文庫など、特に選りすぐった総合図書館の11の文庫、コレクションをご覧いただきました。また、1階では、特別公開の図書館の貴重書コレクション、また普段は公開していない書庫の内部をご見学いただきました。東京大学が誇る貴重な蔵書の数々に、大変感激していただくことができました。
 館内では、新図書館への寄付者様のお名前が入った寄付者銘板もご案内し、ご自分の銘板をご確認いただいたり、「ここに名前を入れたいね」というお言葉をいただいたりすることができました。

<アンケートの声から>
・内装が素晴らしく、入っただけで自分自身が変わる感じがした。
・素晴らしい原本を拝見させて頂き、一つ一つ大切に・・・感動いたしました。
・凄いものを保存しておられるものと感心しました。
・伊能忠敬地図の原本に触れて、大変感動しました。
・学生時代にもっと来ていればよかったです。
・中学生の孫にも見せてあげたいです。

 特別セミナーから見学観覧会まで約2時間半にわたるイベントでしたが、ご参加頂いた皆さまにご満足いただけたことをとてもうれしく思います。東京大学基金は、今後も皆さまとのご縁を大事にしていきたいと思います。引き続き、新図書館計画「アカデミック・コモンズ」への更なるご理解、ご支援をよろしくお願いします。

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