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台風19号による甚大な被害 秩父演習林から支援金のお願い

2019/11/01(金)

6,000ha近くに及ぶ広大な森林を保有する東京大学秩父演習林は、関東山地中央部の荒川源流域にあり、奥秩父山地の2,000m級の山々に囲まれています。標高差の大きい急峻な山岳地形をもち、関東地方では数少ない原生状態の森林が広範囲にわたって残存している特徴を生かして、冷温帯域の森林生態系(森林動態・生物多様性・生物害)に関する教育研究活動を幅広く展開しています。

秩父演習林では延長約20kmの林道・作業道と約3kmの林業用モノレールが開設されており、教育研究活動や森林管理業務に活用されています。これらの路網は、地形が急峻な秩父演習林において、教育研究活動の安全な実施やきめ細かな森林の手入れのために必要不可欠なものです。

今回、台風19号による土砂崩れなどで、これらの路網のほとんどが壊滅的な被害を受け、多くが不通になっています。復旧には多くの時間と労力・経費がかかることが予想され、秩父演習林で実施されている学生実習や研究活動に支障をきたしています。この中には、卒業論文や修士論文の作成のための研究も含まれ、前途ある学生の卒業・修了にも影響を及ぼしかねない状況です。

また、このままでは大切に守り育てている人工林や、原生的な自然が残る貴重な天然林をきめ細く管理することが困難な状況であり、獣害の発生等、二次的な被害が発生することも懸念されます。

このような状況からの一刻も早い復旧のため、「東京大学の森」育成資金(秩父演習林支援金)への温かなご支援をお願いいたします。

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東京大学へのご寄付には税法上の優遇措置が適用されます。

中山沢モノレール軌条破損
中山沢モノレール軌条破損
川俣学生寄宿舎土砂流入
川俣学生寄宿舎土砂流入
入川林道土砂堆積
入川林道土砂堆積
入川林道路肩崩壊
入川林道路肩崩壊

いただきましたご寄付は、一刻も早い災害復旧、教育研究機能の回復のために大切に活用させていただきます。
ご支援をどうぞ宜しくお願いいたします。

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