東京大学基金ホーム > 学術の道を探している

学術の道を探している

学術の道を探している

写真:郭 詩怡

郭 詩怡 (カク シイ)

新領域創成科学研究科 自然環境学専攻
博士課程2年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生


 過去20年以来、中国において急速な都市開発と建設がデザイン産業の発展を促し、 その流れの中で学校教育でも図像表現及び実践的なスキルの育成に重点が置かれてきました。私は修士課程でいくつもの大型デザインプロジェクトを携わり、都市計画を描く嬉しさを味わったとともに、徐々に都市建設の過程で緑地空間が無視・破壊されたことに気付きました。都市公園などの緑地空間は人間活動のための場所だけではなく、生物多様性の担い手としての生物種の生息地であるべきと思い始めました。実際に、多くの先進国でも、都市緑地の保護が計画の最優先の考慮事項と位置づけられ、都市緑地の生態保護機能も学者の注目を集めています。それでは、中国の緑地計画の道のりはどうあるべきかと常に考え、日本でこの答えを探したいと思います。

 日本に着いた時、私は家庭教師のアルバイトをいただいたほどの幸運がありましたが、東京は物価が高いので節約生活をしなければなりませんでした。自分の生活に困った際に、東京大学外国人留学生支援奨学金は私の人生の負担を軽減させました。一方、研究においても東京大学の学問に対する厳しい姿勢と多様で活発的な学術の雰囲気が常に私に刺激を与えてきました。斎藤馨教授の指導の下で、私は博士課程で早く研究の分野を決定し、博士初年に学術論文を発表する事を実現しました。今後とも自分の初心と感謝を忘れずに、学術の道で精進してまいりたいと思っております。

  • この記事をブログやSNSで紹介してください。
    オンマウスで表示されるアイコンから伝えたいメディアを選べます。

プロジェクト一覧