国際工学人材育成基金

このプロジェクトは寄付募集を終了しました。

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プロジェクト設置責任者

工学系研究科 国際工学教育推進機構長・教授
津本 浩平

今年度寄付総額
0円
今年度寄付件数
0件
現在の継続寄付会員人数
0人
累計寄付総額
27,568,000円

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東京大学へのご寄付には税法上の優遇措置が適用されます。

【お知らせ】 このプロジェクトは2025年3月31日をもって、寄付募集を終了しました。ご支援誠にありがとうございました。

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国際工学人材育成基金とは

 近年国連が「持続可能な開発目標(SDGs)」で示したように、世界には食糧、環境、資源エネルギーなど、人類全体で取り組まなければ解決が望めない課題が山積し、その課題は複雑化しています。東京大学大学院工学系研究科・工学部はこれに応えるべく、基礎力、高度な科学技術の専門知識、高い見識や倫理感、国際感覚、公共的な視点から主体的に行動し、複雑で簡単に解の出ない課題に取り組む知のプロフェッショナルを数多く輩出していかなければなりません。

 また上記ミッションの実現に際し、特に国際感覚の涵養が重要であることから、本研究科・学部では学生の国際化プログラムを拡充し、学生の海外派遣・留学生等の受入れを強化することといたしました。これにより、他分野や異文化との積極的な対話と協働を進めその知見を元に社会の様々な分野で活躍できる人材の育成をさらに推進いたします。

 このため本研究科・学部は、国際工学人材育成基金を設立し、ご寄付を募ることといたしました。皆様におかれましては、本基金の設立趣旨にご賛同いただき、国際化プログラム充実に向けご支援を賜りますようお願い申し上げます。

ご寄付の活用について

 いただいたご寄付については、主に以下の活動・事業に役立ててまいります。

1. 学生の海外派遣
(1)交換留学の拡充

 100件を超える協定校とのネットワークを活用し、多数の交換留学生の派遣・受け入れを推進します。

(2)インド工科大学と現地企業の視察派遣
 世界に高度人材を輩出しているインド工科大学デリー校及び近隣の企業等での交流を通じ、学生に急成長を続けるインドを直接体験する機会を提供します。

(3)オーストラリア主要大学への短期派遣プログラム
 学部学生に、語学学習に留まらない海外体験の場を提供します。

(4)海外武者修行
 学生が自分で訪問先をアレンジし、海外の著名な研究室で自分の研究成果について発表を行い、各分野の一流の専門家からレビューを受けることで研究へのモチベーションを高めることを目的としています。

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本研究科学生の海外の大学でのプレゼン風景(海外武者修行)

 

2. 留学生支援
(1)国際サマープログラム(Engineering Summer Education Program, School of Engineering, UTokyo:ESEP)

 海外の協定校に在籍する学生を本研究科の研究室に短期間受け入れます。スキルアップを図ってもらうと同時に人的ネットワークを形成し、また、質の高い研究指導等を通じて専攻・研究室の魅力をアピールすることにより、優秀な学生の正規課程入学につなげます。

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ESEP参加学生

(2)留学生向け奨学金
 優秀な私費留学生がより多くの時間を修学に充てられるように奨学金制度を拡充します。

(3)多様なニーズに対応する日本語教育
 教育の質保証を担保した日本語教育プログラムにより、優秀な留学生を獲得します。


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日本語教室の授業風景

 

3. 英語教育等
(1)Special English Lesson

 国際会議でのディスカッションの準備、留学のためのTOEFL講座等を開設しています。

(2)英語ライティングの授業
 英語発表能力の強化を図り、英語論文誌への投稿を可能にします。


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英語ライティングの授業風景

(3)英語ライティングのコンサルティング「English wRIting Consultant (ERIC)」
 トレーニングを受けた東大留学生TA達が、英語論文・レポート等の書き方を個別にアドバイスします。

(4)学内での国際交流(インターナショナルラウンジ)
 留学生・日本人学生がお互いの持つ言語的・文化的・社会的リソースを用いながら対等な立場で交流し、背景の異なる他者との相互理解のためのコミュニケーション経験を積む多言語交流の場を提供します。

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インターナショナルラウンジの様子

 

4. 特定大学とのより実践的な総合交流
 実践的な総合交流(研究・教育交流)を見据えており、教員の研究交流に基づく学生の海外派遣・海外からの学生の受け入れ等を強化し、工学分野における知のプロフェッショナル育成に役立てます。
 

【プログラムに関するお問い合わせ】

東京大学工学系・情報理工学系等事務部国際推進課
〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
電話:03-5841-0857
 E-mail:k-kikaku.t@gs.mail.u-tokyo.ac.jp(※電子メール送信の際は@を半角に直してください)

関連URL

2024年活動報告
-学生の海外派遣や留学生支援の拡充、英語によるサイエンス・コミュニケーション力強化を行いました-

2025年02月18日(火)

学生の海外派遣

(1)交換留学
マサチューセッツ工科大学(MIT)3名の派遣を始め、合計26名の学生を工学部・工学系研究科が実施する部局交換留学制度により海外の協定校へ派遣しました。

(2)短期派遣プログラム等
協定校であるオーストラリアのクィーンズランド工科大学に工学部短期学生海外派遣プログラムとして2月中旬から約1か月間15名の学生を派遣しました。本プログラムは、学部学生を4週間程度英語圏の大学に派遣し、英語学習を軸としながら、工学に関する授業の体験、文化交流等を通じて海外体験の機会を提供し、英語力、国際総合力を向上させることを目的としています。

(3)海外武者修行
海外武者修行では学生自ら訪問先をアレンジし、海外の著名研究室等で自らの研究成果について発表を行い、一流一流専門家からレビューを受けることで研究へのモチベーションを高めることを目的としています。訪問先今年度は2回の募集を実施し、50名の学生が採択されました。訪問先は北米・ヨーロッパ・アジアなどと多岐に渡りました。

(4)米国等のトップ大学(MIT・Caltech等)との留学プログラムの推進
「東大‐MIT国際講義:マテリアル工学入門」を開講し、2023年3月に履修者のうち10名を本学から派遣していましたが、2024年1月にMIT学部生5名を受け入れました。

中村香里_サウサンプトン大学(イギリス).jpg
山田真帆_ウェントワース工科大学(アメリカ).jpg

 


留学生の受入・支援

(1)国際サマープログラム(ESEP)
ESEP-G(工学系協定校向け)20名、ESEP-UC(カリフォルニア大学向け)5名の学生を受入れました。学生はそれぞれ研究室に配属され、受入教員の指導のもと研究活動を行いました。また、課外活動として、ESEP合同で日本文化体験(バスツアー、和太鼓ワークショップ、日本語教室の授業)を実施しました。
ESEP-Gは近年応募者数が増加しており、次年度には規模を拡大しての実施が計画されています。

(2)台湾・中原大学との交流
9月に中原大学の学生9名、教員2名が工学系研究科を訪問し、それぞれ興味を持つ分野の研究室見学等を行いました。12月には工学系研究科の関係教員6名が中原大学を訪問し、現地学生に向けに工学系研究科を紹介する会を開催するとともに、今後の交流活動の展望について中原大学側の関係者との意見交換を行いました。

(3)留学生向け奨学金の充実
優秀な留学生がより多くの時間を修学に充てられるように奨学金制度を拡充します。

(4)多様なニーズに対応する日本語教育の実施
工学系研究科日本語教育コースでは、 円滑な研究生活・日常生活を実現するために、S学期・A学期ともに初級1から上級2まで7レベル、36コース、75コマの日本語コースを開講しました。日本人学生とともに学ぶ多文化理解プロジェクトコースや就職支援のためのキャリアコースも実施しました。S学期は延べ530名、A学期は延べ609名の留学生がこれらのコースを受講しました。

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英語によるサイエンス・コミュニケーション力強化

(1)Special English Lesson
研究、国際会議でのディスカッションのための英会話講座、留学のためのTOEFL講座等を実施しました。

(2)英語ライティング/プレゼンテーションの授業
英語研究論文の執筆力や国際学会での口頭発表スキルを向上させ、アカデミックな場でコミュニケーションができる人材の育成に取り組みました。

(3)英語ライティング・プレゼンテーションのコンサルティング「Assistants for Communication in English (ACE) (旧ERIC)」
トレーニングを受けた東大留学生TAが、英語論文やレポート、キャリアドキュメントなどの書き方について個別にアドバイスするコンサルテーションを行いました。また、国際学会での発表準備として、口頭発表のリハーサル支援も行い、ライティングとスピーキングの両面で学生を支援しました。

(4)学内での国際交流(インターナショナルラウンジ)
留学生・日本人学生が、異なる言語や文化的背景を持つ他者との相互理解を深めるためのコミュニケーション経験を積む、多言語・多文化交流の場を提供しました。

(5)海外工科系大学生とのオンライン国際交流
工学系研究科と交流のあるMIT (マサチューセッツ工科大学) ・KTH (スウェーデン王立工科大学)・TUM (ミュンヘン工科大学)などの学生と東大生が、異なる背景を持ったお互いへの理解を深めながら協働する、オンライン国際交流プログラムを実施しました。
なお、Caltech(カリフォルニア工科大学)とはオンラインと対面(渡米および来日)を組み合わせたプロジェクトワーク(「国際連携(特別)実習 VI」1単位)を実施しました。

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その他

(1)工学部進学内定生対象 英語能力試験の実施
学部学生の国際的な視野の涵養強化に向けて、工学部進学内定生(学部2年生)全員を対象に英語能力試験を実施しました。学生は90分で英語力を測定できる試験(TOEFL換算可能)を期間内の自由な時間にオンラインで受験し、後日高精度なフィードバックを受け取っています。

(2)広報用パンフレットの作成
学生が世界への一歩を踏み出すきっかけとなることを目的とし『Go Global, Engineering Students! 東京大学工学部・工学系研究科国際交流ガイド』は、 キャンパスで実施されている様々な国際関連の講義・プログラム・課外活動・イベントなどの情報を集約し、体系化して紹介しています。今年も更新作業を行い、学部・研究科内の学生・教職員、工学部への進学に興味を持つ高校生などに広く配布しました。また、在籍中の留学生や進学を考える留学生向けに内容を再構成した英語版の作成を行うことにし、来年度4月の発行に向け内容・構成を検討しています。

田部 元太

2025年03月24日

50,000円

工学部の国際化、世界中の人びととの交流を応援します。 <国際工学人材育成基金>

福村 友博

2024年04月06日

50,000円

在学中は語学でドラを取る劣等生でしたが、社会人になってから幸運にも欧米で勤務する経験を得ました。学生の間に真剣に語学や国際感覚を身に付けておけば良かったという反省を学生の皆さんに伝えたいと思います。 <国際工学人材育成基金>

Andrew Drazdik

2024年02月17日

50,000円

Foreign relations and industrial practice demands integrity and ethics of the corporate governance with academic programs and partnership <国際工学人材育成基金>

飛田 圭吾

2023年03月10日

10,000円

日本の将来を担う皆さんが、国際的に通用する人材として成長されることを期待します。 <国際工学人材育成基金>

関口 健

2019年12月16日

20,000円

些少ですが国際化教育の一助に。 <国際工学人材育成基金>

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2019年05月15日

10,000円

工学部・工学系研究科の学生のみなさんのために些少ですが支援します <国際工学人材育成基金>

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プロジェクト設置責任者

工学系研究科
国際工学教育推進機構長・教授
津本 浩平

今年度寄付総額
0円
今年度寄付件数
0件
現在の継続寄付会員人数
0人
累計寄付総額
27,568,000円

このプロジェクトは終了いたしました

東京大学へのご寄付には税法上の優遇措置が適用されます。

ご寄付の謝意・記念品

「東京大学基金」の謝意・記念品が適用されます。

このプロジェクトの謝意・記念品

本研究科の国際交流イベント、学生の海外派遣事業成果報告会への案内等をお送りいたします。

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