国際工学人材育成基金

世界を舞台に活躍する工学人材の育成プログラム

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プロジェクト設置責任者

工学系研究科 国際工学教育推進機構長・教授
津本 浩平

今年度寄付総額
55,000円
今年度寄付件数
2件
現在の継続寄付会員人数
0人
累計寄付総額
27,418,000円

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東京大学へのご寄付には税法上の優遇措置が適用されます。

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国際工学人材育成基金とは

 近年国連が「持続可能な開発目標(SDGs)」で示したように、世界には食糧、環境、資源エネルギーなど、人類全体で取り組まなければ解決が望めない課題が山積し、その課題は複雑化しています。東京大学大学院工学系研究科・工学部はこれに応えるべく、基礎力、高度な科学技術の専門知識、高い見識や倫理感、国際感覚、公共的な視点から主体的に行動し、複雑で簡単に解の出ない課題に取り組む知のプロフェッショナルを数多く輩出していかなければなりません。

 また上記ミッションの実現に際し、特に国際感覚の涵養が重要であることから、本研究科・学部では学生の国際化プログラムを拡充し、学生の海外派遣・留学生等の受入れを強化することといたしました。これにより、他分野や異文化との積極的な対話と協働を進めその知見を元に社会の様々な分野で活躍できる人材の育成をさらに推進いたします。

 このため本研究科・学部は、国際工学人材育成基金を設立し、ご寄付を募ることといたしました。皆様におかれましては、本基金の設立趣旨にご賛同いただき、国際化プログラム充実に向けご支援を賜りますようお願い申し上げます。

ご寄付の活用について

 いただいたご寄付については、主に以下の活動・事業に役立ててまいります。

1. 学生の海外派遣
(1)交換留学の拡充

 100件を超える協定校とのネットワークを活用し、多数の交換留学生の派遣・受け入れを推進します。

(2)インド工科大学と現地企業の視察派遣
 世界に高度人材を輩出しているインド工科大学デリー校及び近隣の企業等での交流を通じ、学生に急成長を続けるインドを直接体験する機会を提供します。

(3)オーストラリア主要大学への短期派遣プログラム
 学部学生に、語学学習に留まらない海外体験の場を提供します。

(4)海外武者修行
 学生が自分で訪問先をアレンジし、海外の著名な研究室で自分の研究成果について発表を行い、各分野の一流の専門家からレビューを受けることで研究へのモチベーションを高めることを目的としています。

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本研究科学生の海外の大学でのプレゼン風景(海外武者修行)

 

2. 留学生支援
(1)国際サマープログラム(Engineering Summer Education Program, School of Engineering, UTokyo:ESEP)

 海外の協定校に在籍する学生を本研究科の研究室に短期間受け入れます。スキルアップを図ってもらうと同時に人的ネットワークを形成し、また、質の高い研究指導等を通じて専攻・研究室の魅力をアピールすることにより、優秀な学生の正規課程入学につなげます。

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ESEP参加学生

(2)留学生向け奨学金
 優秀な私費留学生がより多くの時間を修学に充てられるように奨学金制度を拡充します。

(3)多様なニーズに対応する日本語教育
 教育の質保証を担保した日本語教育プログラムにより、優秀な留学生を獲得します。


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日本語教室の授業風景

 

3. 英語教育等
(1)Special English Lesson

 国際会議でのディスカッションの準備、留学のためのTOEFL講座等を開設しています。

(2)英語ライティングの授業
 英語発表能力の強化を図り、英語論文誌への投稿を可能にします。


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英語ライティングの授業風景

(3)英語ライティングのコンサルティング「English wRIting Consultant (ERIC)」
 トレーニングを受けた東大留学生TA達が、英語論文・レポート等の書き方を個別にアドバイスします。

(4)学内での国際交流(インターナショナルラウンジ)
 留学生・日本人学生がお互いの持つ言語的・文化的・社会的リソースを用いながら対等な立場で交流し、背景の異なる他者との相互理解のためのコミュニケーション経験を積む多言語交流の場を提供します。

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インターナショナルラウンジの様子

 

4. 特定大学とのより実践的な総合交流
 実践的な総合交流(研究・教育交流)を見据えており、教員の研究交流に基づく学生の海外派遣・海外からの学生の受け入れ等を強化し、工学分野における知のプロフェッショナル育成に役立てます。
 

【プログラムに関するお問い合わせ】

東京大学工学系・情報理工学系等事務部国際推進課
〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
電話:03-5841-0857
 E-mail:k-kikaku.t@gs.mail.u-tokyo.ac.jp(※電子メール送信の際は@を半角に直してください)

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2023年活動報告
-学生の海外派遣や留学生支援の拡充、英語によるサイエンス・コミュニケーション力強化を行いました-

2024年02月08日(木)

学生の海外派遣
(1)   交換留学
マサチューセッツ工科大学 (MIT) 3名、カリフォルニア大学サンディエゴ校 (UCSD) 1名の派遣を始め、合計20名の学生を工学部・工学系研究科が実施する部局交換留学制度により海外の協定校へ派遣しました。

(2)オーストラリア主要大学への短期派遣プログラム等
協定校であるオーストラリアのクィーンズランド工科大学に工学部短期学生海外派遣プログラムとして2月中旬から約1ヶ月間15名の学生を派遣しました。本プログラムは、学部学生を4週間程度英語圏の大学に派遣し、英語学習を軸としながら、工学に関する授業の体験、文化交流等を通じて海外体験の機会を提供し、英語能力、国際総合力を向上させることを目的としています。 QUT集合写真 1.jpg


(3)海外武者修行
海外武者修行では学生が自ら訪問先をアレンジし、海外の著名研究室等で自らの研究成果について発表を行い、一流の専門家からレビューを受けることで研究へのモチベーションを高めることを目的としています。今年度は2回の募集を実施し、50名近くの学生が採択されました。訪問先は北米・ヨーロッパ・アジアなどと多岐に渡りました。

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(4)米国等のトップ大学(MIT・Caltech等)との留学プログラムの推進
国際連携(特別)実習VIは、東京大学とCaltechの学生が互いに外国語としての英語・日本語を使って日米の社会や文化の共通点と相違点を学び合うことを目的としています。2月に東京大学の学生10名がCaltechを訪問し、3月末にCaltechの学生12名が来日し、合同授業や研究室の見学、プロジェクトワークの発表やフィールドワークを実施しました。 また、東大-MIT国際講義で1月に6名のMIT学生が来日、3月に10名の本学学生がMITを訪問しました。

Caltech訪問.jpg

留学生の受入・支援
(1)国際サマープログラム(ESEP)
4年ぶりに対面で、ESEP-G(工学系協定校向け)18名、 ESEP-UC(カリフォルニア大学向け)7名、ESEP-INDIA(インド協定校向け)3名の学生を受け入れました。学生はそれぞれ研究室に配属され、受入教員の指導のもと研究活動を行いました。また課外活動として、ESEP合同で日本文化体験(バスツアー、和太鼓ワークショップ、日本語教室の授業)を実施しました。

日本語授業.JPG

 (2)台湾・中原大学との交流
4月に中原大学の学生4名・教員1名及び9月に中原大学の学生・教員各1名が工学系研究科を訪問し、それぞれ興味を有する分野の研究室見学等を行いました。また、訪問学生のうち1名を後日研修生として受入れました。
12月には工学系研究科の関係教員4名が中原大学を訪問し、現地学生向けに工学系研究科を紹介する会を開催するとともに、今後の交流活動の展望について中原大学側の関係者との意見交換を行いました。
 
(3)留学生向け奨学金の充実
優秀な私費留学生がより多くの時間を修学に充てられるように、奨学金制度の拡充に努力しました。
 
(4)多様なニーズに対応する日本語教育の実施
留学生が円滑な研究生活および日常生活を実現するために、教育の質保証を担保した日本語教育プログラムを提供しています。現在、1000名を超える留学生が受講しており、海外協定校と連携し、優秀な留学生の獲得に努力しました。
 

英語によるサイエンス・コミュニケーション力強化
(1)Special English Lesson
国際社会での活躍を見据え、平日放課後に、本郷キャンパス工学部の複数教室で、日常英会話、英語ディスカッション、TOEFL(R)対策等のレッスンを実施しました。
 
(2)英語ライティング/プレゼンテーションの授業
英語論文誌への投稿や国際学会での口頭発表を想定した実践的な指導により、国際発信力の強化を図りました。
 
(3)英語ライティングのコンサルティング「English wRIting Consultant (ERIC)」
トレーニングを受けた東大の留学生TA達が、英語論文やキャリアドキュメント等の書き方を個別にアドバイスしました。
 
(4)学内での国際交流(インターナショナルラウンジ)
東大留学生・日本人学生が対等な立場で向き合い、背景の異なる他者との相互理解のためのコミュニケーション経験を積む多言語交流の場を提供しました。
 
(5)海外工科系大学生とのオンライン国際交流
工学系研究科と交流のあるMIT、KTH (スウェーデン王立工科大学)、TUM (ミュンヘン工科大学)などの学生と東大生がお互いへの理解を深めながら協働する、オンライン国際交流プログラムを実施しました。
 

その他
(1)工学部進学内定生および3年生対象 英語能力試験の実施
学部学生の国際的な視野の涵養強化に向けて、工学部進学内定生(学部2年生)、工学部3年生全員を対象として、英語能力試験を実施しました。学生は90分で英語力を測定できる試験(TOEFL換算可能)を期間内の自由な時間にオンラインで受験でき、終了後は高精度なフィードバックが送付されます。
 
(2) 広報用パンフレットの作成
学生が世界への一歩を踏み出すきっかけとなることを目的とし『Go Global, Engineering Students! 東京大学工学部・工学系研究科国際交流ガイド』を作成しました。キャンパスで実施されている様々な国際関連の講義・プログラム・課外活動・イベントなどの情報を集約し、体系化して紹介しています。作成にあたっては学生目線でデザイン性の高い分かりやすい紙面作りを行い、紙媒体・PDFの双方で学部・研究科内の学生・教職員、工学部への進学に興味を持つ高校生などに広く配布しました。

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2022年活動報告
-学生の海外派遣や留学生支援の拡充、英語によるサイエンス・コミュニケーション力強化を行いました-

2023年02月10日(金)

学生の海外派遣
(1)交換留学
マサチューセッツ工科大学への2名の学部学生の派遣を始め、合計14名の学生を工学部・工学系研究科が実施している交換留学制度により海外の協定校へ派遣しました。

(2)オーストラリア主要大学への短期派遣プログラム等
協定校であるオーストラリアのクィーンズランド工科大学に工学部短期学生海外派遣プログラムとして2月中旬から約1ヶ月間5名の学生を派遣しました。本プログラムは、学部学生を4週間程度英語圏の大学に派遣し、英語学習を軸としながら、工学に関する授業の体験、文化交流等を通じて海外体験の機会を提供し、英語能力、国際総合力を向上させることを目的としています。

(3)海外武者修行
海外武者修行では学生が自ら訪問先をアレンジし、海外の著名研究室等で自らの研究成果について発表を行い、一流の専門家からからレビューを受けることで研究へのモチベーションを高めることを目的としています。今年度は2回の募集を実施し、40名を超える学生が採択されました。訪問先は北米・ヨーロッパ・アジアと多岐に渡りました。

(4)米国等のトップ大学(MIT・Caltech等)との留学プログラムの推進
新型コロナウィルス感染症の影響で2019年度実施を最後に学生が相互に渡航することができず、オンラインによる交流を継続していましたが、2022年に学生交流が再開でき、9月にMITへ学生9名の派遣が実現しました。2023年も引き続き学生派遣・受入を実施予定です。
 
MIT国際講義1.JPG


留学生の受入・支援
(1)国際サマープログラム(ESEP)
2022年もコロナ禍のためオンラインでの開催となりましたが、工学部・工学系研究科が実施する国際サマープログラム(ESEP: Engineering Summer Education Program)に5名の学生が参加しました。

(2)台湾・中原大学との交流
中原大学から大学院生を1名、研修生として受け入れました。

(3)留学生向け奨学金の充実
優秀な正規課程留学生の獲得を強化するため、奨学金制度の拡充を行いました。

(4)多様なニーズに対応する日本語教育の実施
工学系日本語教室において、留学生・研究員が研究生活と日常生活を円滑に行い、研究に集中できる環境づくりを目指し、1.日本語教育(初級レベルから上級レベルまで7レベル32コース)、 2.日本文化事情教育の提供に加え、3.留学生と日本人学生の国際交流支援、4.国際化教育、5.実践研究・教材開発を行いました。

英語によるサイエンス・コミュニケーション力強化
(1)Special English Lesson
国際社会での活躍を見据え、平日放課後に、本郷キャンパス工学部の複数教室で、日常英会話、英語ディスカッション、TOEFL(R)対策等のレッスンを実施しました。

画像 SEL.JPG
 
(2)英語ライティング/プレゼンテーションの授業
英語論文誌への投稿や国際学会での口頭発表を想定した実践的な指導により、国際発信力の強化を図りました。

(3)英語ライティングのコンサルティング「English wRIting Consultant (ERIC)」
トレーニングを受けた東大の留学生TA達が、英語論文やキャリアドキュメント等の書き方を個別にアドバイスしました。
 
画像 ERIC 1.jpg
 
(4)学内での国際交流(インターナショナルラウンジ)
東大留学生・日本人学生が対等な立場で向き合い、背景の異なる他者との相互理解のためのコミュニケーション経験を積む多言語交流の場を提供しました。


(5)海外工科系大学生とのオンライン国際交流
工学系研究科と交流のあるMIT、KTH (スウェーデン王立工科大学)、TUM (ミュンヘン工科大学)などの学生と東大生がお互いへの理解を深めながら協働する、オンライン国際交流プログラムを実施しました。

その他
(1)工学部進学内定生および3年生対象 英語能力試験の実施
学部学生の国際的な視野の涵養強化に向けて、工学部進学内定生(学部2年生)、工学部3年生全員を対象として、英語能力試験を実施しました。学生は90分で英語力を測定できる試験(TOEFL換算可能)を期間内の自由な時間にオンラインで受験でき、終了後は高精度なフィードバックが送付されます。

(2) 広報用パンフレットの作成
学生が世界への一歩を踏み出すきっかけとなることを目的とし『Go Global, Engineering Students! 東京大学工学部・工学系研究科国際交流ガイド』を作成しました。キャンパスで実施されている様々な国際関連の講義・プログラム・課外活動・イベントなどの情報を集約し、体系化して紹介しています。作成にあたっては学生目線でデザイン性の高い分かりやすい紙面作りを行い、紙媒体・PDFの双方で学部・研究科内の学生・教職員、工学部への進学に興味を持つ高校生などに広く配布しました。

 

2021年活動報告
-オンライン国際交流イベントを実施しました-

2022年02月03日(木)

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オンラインイベントの様子

●台湾・中原大学との交流
 新型コロナウィルス感染症に関する水際対策の強化に係る措置により外国人の新規入国が停止されたことを受け、今年度は中原大学の学生の国際インターンシップ研修生としての受け入れは見送られました。


●工学系研究科・工学部交換留学制度による学生交流
 各種新型コロナウィルス感染症対策が確実に講じられていることを確認の上、2021 年度秋学期より交換留学制度による学生の海外派遣を再開し、マサチューセッツ工科大学へ留学した 3名を含め、2021 年度中に本制度により留学を開始した学生数は合計で 11 名となる見込みです。交換留学生受入については、新型コロナウィルス感染症に関する水際対策による影響はあるものの、受入時期をスライドさせることにより可能な限り受入学生の留学機会を確保するべく外国人の新規入国再開時に向けての対応を進めています。


●工学部短期学生派遣プログラムの実施
1)オーストラリア国立大学への短期派遣プログラム
 実施先のオーストラリアの水際政策が厳しい状況であり、実施できる見通しがつかなかったことから、2021 年度については企画・実施が見送られましたが、2022 年度に向けカナダの大学との間でコロナ禍であっても実施可能なオンライン形式での新規の短期プログラムが計画され、相手側大学との調整が開始されています。
2)海外武者修行事業
今年度は、2020 年 12 月に募集(渡航型、オンライン型)を行い、渡航型に 16 名、オンライン型に 2 名の応募がありました。応募者全員を採用候補者とし、コロナ禍の影響も鑑み実施期限の延長等も適宜行いながら、実施に向けての準備を進めています。


●オンラインイベントの実施
1)学生の国際交流イベント「International Student Mixer」
 デジタルツールを活用した学生同士の交流の場を作り、意欲を持って取り組み、困難を乗り越えていきいきと活動していくことを全員で共有できる「対話型交流イベント」をパイロット的に企画し、下記のとおり開催しました。
【開催概要】
(1)実施日時:2021 年 7 月 30 日(金)18:00~19:30(ZOOM)
(2)対象者:工学部・工学系研究科および情報理工学系研究科に所属する学生(10 月入学予定
者含む)
(3)申込者数:202 名
(4)当日の内容
・挨 拶:工学系研究科 染谷隆夫 研究科長 、情報理工学系研究科 須田 礼仁 研究科長
・ブレークアウトセッション(30 分×2 回:6-8 人/グループ)
・各種国際交流プログラム、国際総合力認定制度(GGG)等の紹介
・記念撮影

2)講義の国際化プログラム「X(Cross) Lecture Program」
オンライン授業を活用し、海外の講師や海外の学生も参加できる新しい学びの形を作り出すことによって、工学部・工学系研究科全体のグローバル化教育効果が期待できる新たなプログラムがスタートしました。現行の講義の一部分を海外の講師に担当していただくものであり、2021 年度については、計 7 講義(うち学部生向け 6 講義)を実施しました。

●広報用パンフレットの作成
 工学部・工学系研究科に所属する日本人学生への国際交流プログラムの周知と情報の整理を図り、英語に対して消極的な学生の層を底上げするとともに工学系研究科が目指す「国際化」の重要性をアピールするための国際交流パンフレットの企画・制作を行いました。


●工学部進学内定生および 3 年生対象 英語能力試験の実施
 学部学生の国際的な視野の涵養強化に向けて、進学内定者および 3 年生全員を対象とした英語の実力を測定する試験を下記のとおり実施しました。
 【実施概要】
(1) 試験概要
・「iTEP Academic-Plus 測定版」をオンライン形式にて実施(所要時間 90 分)
・測定項目:リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング、グラマー
(2) 対 象 者
・工学部進学内定生および 3 年生全員


・ご寄付の使途
皆さまから賜りましたご寄付は、オンライン国際交流イベントほか、今後の国際交流の準備のための事務経費など大切に活用させていただきました。

あたたかいご支援に感謝いたします。引き続きのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

2020年活動報告
-台湾・中原大学の学生短期受入れ、学生海外派遣プログラムを実施しました-

2021年02月04日(木)

台湾・中原大学との交流
2020年1月から2月にかけて中原大学の学生7名(中原大学から推薦を受けた者)を国際インターンシップ研修生として、マテリアル工学専攻、化学システム工学専攻、バイオエンジニアリング専攻にて受け入れました。

工学部短期学生海外派遣プログラムの実施
工学部3年生、工学部に進学が内定している教養学部前期課程2年生、及び工学部の推薦入試による入学者で教養学部前期課程1・2年に在籍している学生を4週間程度オーストラリア国立大学工学・コンピューターサイエンス学部へ短期派遣し、英語学習を軸としながら、工学に関する授業 の受講、現地講師によるレクチャー、文化交流等を通じて海外体験の機会を提供しました(2020年2月中旬~3月中旬)。
なお、「海外武者修行事業」については、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)が世界的に流行している状況を鑑み、学生自らの発案による計画のうち、当該海外渡航が教育・研究上必要と判断され、指導教員の許可及び所属の専攻長・学科長からの推薦を受けた計画を対象とし、通常の海外渡航型での実施に加え、オンライン型での実施についての募集を行いました。

ご寄付の使途
皆さまにいただきましたご支援は、中原大学の学生の短期インターンシップ、今後の国際交流の準備のための事務経費等に大切に活用させていただきました。

皆さまのあたたかいご支援に厚く御礼申し上げます。今後とも何卒よろしくお願いいたします。

News Letter vol.1

2020年09月03日(木)

国際工学人材育成基金は、2020年3月末で設立1周年を迎えることができました。また、昨年度は全体で約一千万円のご寄付を賜り、本研究科の国際交流事業を充実させることができました。ここに、本基金を支援してくださった皆様に感謝し、改めて御礼申し上げる次第です。以下に本基金による活動報告として、台湾・中原大学との交流の様子及び海外派遣プログラム参加学生の感想等を紹介します。 皆様におかれましては、本研究科のより一層の国際化・国際工学人材育成のため、更なるご支援を賜りますよう、心からお願い申し上げます。

東京大学大学院工学系研究科長 染谷 隆夫
 
Contents:
●ご寄付への御礼
●台湾中原大学との交流実施
●海外武者修行参加者からの報告
●オーストラリア国立大学への短期学生派遣の実施

 

2019年活動報告
-台湾・中原大学との交流および工学部短期学生海外派遣プログラムを新設しました-

2020年05月18日(月)

●台湾・中原大学との交流
中原大学は工学、理学、ビジネス、デザイン、人文・教育、電気工学・コンピューターサイエンス、法律の7学部で構成されています。大学全体で学生数は約16,000名、教員数は約1,300名で工学部は化学、土木、機械、バイオメディカル、環境工学の5つの専攻で構成され、台湾教育部(Ministry of Education)による複数のプロジェクト(Higher Education Sprout Project, Global Research & Industry Alliance Project) の対象校に選出される等、台湾の私立総合大学としては高い評価を受けています。また中原大学の薄膜研究所においては、主に膜分離技術と分離膜合成に関する研究を展開しており、この分野の研究を中心に本研究科の化学システム工学専攻,マテリアル工学専攻の教員らと、共同研究や人事交流を展開することを目的として、2019年3月に本研究科との交流協定が締結されました。2019年においては本基金に寄せられた寄附金を有効に活用し、以下のような活発な交流が行われました。

調印式の様子
調印式の様子


2019年8月5日〜8日:
化学工学専攻、バイオ専攻、メディカル工学専攻の教員との交流を行いました。
1時間ほど連携に関する議論をした後、化学工学、バイオ工学、メディカル工学の若手教員5名が研究内容の紹介をされ、再度、昼食時に連携のことを議論しました。

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午後は、膜センター主任の張先生を含めて共同研究の議論を1時間(写真左)、その後博士課程学生の7名の研究紹介(写真右)を聴講し、議論しました。

国際工学系人材 写真2.png
 
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2019年9月3日:
中原大学より学生が来訪し、研究内容の紹介および研究室見学を行いました。
 

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2019年9月15日:
中原大学化学工程学系の胡 准教授とグラファイト状窒化炭素系材料の応用に関する共同研究について議論しました。

2019年10月25日〜30日:
1)中原大学との交流に関する会議
2020年1月に行う大学学部生、大学院生の派遣に関して打ち合わせをし、4週間程度の滞在をInternship研修生として受け入れることで合意しました。なお、2019年12月には受け入れた研修生に奨学金を支給するための要項を策定しました。

2)中原大学膜センターにて、生体材料と膜材料に関する国際会議(主催:中原大学)
参加者 教授クラス 10名、助教授クラス 10名 学生 20名程度
1日間のセミナーで、化学工学、マテリアル工学、環境工学を基盤とする総合的な研究、教育交流を行いました。

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3)台北での高分子材料に関する国際会議
中原大学の張教授(膜センター)の基調講演、および学生の講演2件(うち1件が来訪希望学生)の研究発表が行われました。また、NTUの化学工学、材料工学の教員、学生との交流、12月の専攻からの訪問に関する意見交換を行いました。

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中原大学の張教授(膜センター)の基調講演


2019年12月9日~11日:
中原大学-東京大学ワークショップを実施しました。

以上のように,薄膜分野における共同研究や人事交流の活性化が図られ、今後も活発な交流活動が期待できます。

●工学部短期学生海外派遣プログラムの新設・実施
工学部3年生、工学部に進学が内定している教養学部前期課程2年生、及び工学部の推薦入試による入学者で教養学部前期課程1・2年に在籍している学生を4週間程度英語圏の大学に派遣し、英語学習を軸としながら、工学に関する授業の受講、現地講師によるレクチャー、文化交流等を通じて海外体験の機会を提供し、英語能力、国際総合力を向上させることを目的として、オーストラリア国立大学工学・コンピューターサイエンス学部へ短期派遣するプログラムを開始しました。2020年2月中旬~3月中旬に実施する予定です。

●広報活動
プログラムを紹介するwebサイト(https://utf.u-tokyo.ac.jp/project/pjt105)の開設や更新の他、寄附リーフレットを制作しました。制作した寄付リーフレットは、2019年9月の父母のためのオープンキャンパスで配付し、また10月のリーダー博士人材育成基金報告会&交流会、ホームカミングディにおける渉外本部Powered by KIFU、東京大学工学部 化学・生命系親和会)及び精密工学専攻同窓会等での配付をお願いしました。これまでに約2,500部を配付し情報発信と寄付のお願いに努めています。
 

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寄付目的・支援先を指定できます
お名前 日付 金額 コメント
福村 友博 2024年04月06日 50,000円 在学中は語学でドラを取る劣等生でしたが、社会人になってから幸運にも欧米で勤務する経験を得ました。学生の間に真剣に語学や国際感覚を身に付けておけば良かったという反省を学生の皆さんに伝えたいと思います。
<国際工学人材育成基金>
Andrew Drazdik 2024年02月17日 50,000円 Foreign relations and industrial practice demands integrity and ethics of the corporate governance with academic programs and partnership
<国際工学人材育成基金>
飛田 圭吾 2023年03月10日 10,000円 日本の将来を担う皆さんが、国際的に通用する人材として成長されることを期待します。
<国際工学人材育成基金>
関口 健 2019年12月16日 20,000円 些少ですが国際化教育の一助に。
<国際工学人材育成基金>
******** 2019年05月15日 10,000円 工学部・工学系研究科の学生のみなさんのために些少ですが支援します
<国際工学人材育成基金>
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プロジェクト設置責任者

工学系研究科
国際工学教育推進機構長・教授
津本 浩平

今年度寄付総額
55,000円
今年度寄付件数
2件
現在の継続寄付会員人数
0人
累計寄付総額
27,418,000円

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ご寄付の謝意・記念品

「東京大学基金」の謝意・記念品が適用されます。

このプロジェクトの謝意・記念品

本研究科の国際交流イベント、学生の海外派遣事業成果報告会への案内等をお送りいたします。

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「スーパー酵母2024」プロジェクト

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小型模擬人工衛星CanSatプロジェクトへの挑戦基金

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教育学部・教育学研究科教育研究創発基金「教育学部創立70周年記念基金」

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新社会を創造する化学人材育成基金

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未来構想ビヨンド2020プロジェクト

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異才発掘プロジェクトROCKET基金

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