本プロジェクトは、医科学研究所の前身である伝染病研究所が創立された1892年から125周年、医科学研究所へと改組された1967年から50周年の節目にあたる2017年を記念し、医科学研究所における研究活動、人材育成活動、および社会貢献活動をさらに活性化し、豊かな健康・長寿社会を実現することを目指して2014年1月に活動を開始いたしました。
昨年3月末の活動終了までに多くの方々からご寄付をいただき、その総額は43,115,153円になりました。いただきました貴重なご寄付は、東京大学および医科研における研究活動の支援や若手人材の育成、研究施設・附属病院の整備等に活用させていただいております。
これまでの成果報告および基金残高の今後の活用方針につきましては、後日改めて本プロジェクト「活動報告」のページに掲載し、ご報告させていただきます。
尚、10万円以上のご寄付をいただきました方々のご芳名は、医科学研究所1号館講堂前の銘板に掲示させていただいております。
本プロジェクトへの寄付を終了するにあたり、改めてご支援をいただいた方々に心より御礼申し上げます。
お知らせ(2021年3月12日)
医科学研究所では、ウィズコロナ・ポストコロナ時代の医療へ向けて新たなプロジェクト「未来医療開発」基金を立ち上げました。本プロジェクトにもご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
2021年04月23日(金)
One to Gogoプロジェクトでは、人々の豊かな健康と長寿社会の実現を目指して、様々な研究・社会貢献活動を推進してまいりました。支援者の皆様から頂いたご寄付は、以下の活動支援などに活用させていただいております。
支援内容
(1)次代を担う若手人材の育成
当研究所に在籍する若手研究者の基礎・臨床研究及び社会貢献活動を奨励するため、若手研究者の中から特に優れた研究成果を挙げた、若しくは優れた社会貢献活動を行った研究者を表彰する「医科学研究所奨励賞」を創設いたしました。2021年度より毎年2名の研究者を表彰し、受賞者には副賞として研究奨励金を贈呈して、更なる研究及び社会貢献活動の支援をいたします。(本賞での支援は、今後23年間行う予定です。)
(2)先導的基礎・臨床研究の推進支援
所内の研究室で共通に利用する先端的解析機器の整備を行い、基礎から臨床研究に至る多くの研究室の活動を支援いたしました。
(3)海外拠点の体制強化
医科学研究所が感染症研究のために設けたアジア感染症研究拠点では、北京拠点を中心に、新興・再興感染症制御に向けた基盤研究を行ってまいりました。本プロジェクトの経費にて研究環境を整備し、感染症の予防・診断・治療のための国際共同研究推進を強化いたしました。
(4)スーパーコンピューターの医療活用支援
2017年よりがんゲノム情報を治療薬選択に取り入れる臨床研究を開始し、医科研附属病院において、がん患者さんのゲノム情報を解析いたしました。がん組織の全ゲノム解析やエキソーム解析を行い、そのデータを解析するために、ヒトゲノム解析センターのスーパーコンピューター(SHIROKANE) 内にインターネットとは隔離された領域を整備し、セキュアな環境で解析する体制を整えました。
(5)未来型病棟の開設に向けた病院の活動支援
医科学研究所附属病院において、医療スタッフが病院内・病院間の遠隔会議への参加や、最新の医療情報データベースの活用を容易にできる環境を整備いたしました。
(6)社会連携部門や企業研究部門の誘致
プロジェクト実施期間内に、以下の7つの社会連携研究部門と1つの寄付研究部門を誘致・設置して、それぞれの研究活動を推進いたしました。
1. システム免疫学社会連携研究部門
2. ALA先端医療学社会連携研究部門
3. がん生体分子治療社会連携研究部門
4. 国際先端医療社会連携研究部門
5. 先進的バイオ医薬品学社会連携研究部門
6. 先端的再生医療社会連携研究部門
7. ゲノム予防医学社会連携研究部門
8. 先端ゲノム医療の基盤研究寄附研究部門
なお、これらの活動で得られた成果については、今後も当研究所ホームページにて公表いたします。
基金残高の今後の活用方針と新たな支援活動
2020年度末におけるOne to Gogo基金の残金は、2021年度以降も若手研究者の育成と研究支援を中心に活用していく方針です。ご理解いただきますようお願いいたします。
また、医科学研究所では、ウィズコロナ・ポストコロナ時代の医療へ向けて新たなプロジェクト「未来医療開発基金」(https://utf.u-tokyo.ac.jp/project/pjt129)を立ち上げました。こちらのプロジェクトにも皆様の温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。
2020年03月26日(木)
本研究所は2017年に北里柴三郎博士による伝染病研究所の設立から125周年、医科学研究所への改組から50年周年の節目を迎えるにあたり、創設以来の理念の実現を、人材育成、施設整備、などによって加速化させることをめざして「IMSUT One To Gogo基金」を設定し広く寄附を募ってまいりました。
本年は寄附者の皆様の期待に応えるべく、基金の趣旨に相応しい使途となるよう所内からも意見を募り具体化に向けた検討を進めております。
基金設立後、幅広い層の皆様に、ご賛同いただきご支援を賜りましたことは、大変有り難い限りでございます。
IMSUT One to Gogo基金は、我が国の新たな医学・医療のパラダイムシフトを発信し、産官学民からより広く支持される研究所・病院を目指して体制を改革し、社会との連携強化を図ることを目的とした基金です。本研究所が2017年に北里柴三郎博士による伝染病研究所の設立から125周年、医科学研究所への改組から50年周年の節目を迎えるにあたり、創設以来の理念の実現を、人材育成、施設整備、などによって加速化させることをめざして設置されました。
寄付金の使途
現時点での支出はありませんが、2020年度に基金の有効活用を図るべく執行計画を決定する予定です。
継続支援のお願い
幅広い層の方々からのご支援ありがとうございます。白金台キャンパスを、大学と社会との新しい形のインターフェイスとして発展させる本事業を完遂できますよう、今後とも格別のご支援、ご高配を賜りますよう謹んでお願い申し上げます。
<医科研125周年IMSUT125-50>
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