活動報告会&感謝の集い2025

2025年7月9日(水)、「東京大学基金 活動報告会&感謝の集い」を本郷キャンパスの安田講堂にて開催いたしました。なお、当日の模様は、YouTubeにてご覧いただくことができます。

銘板見学会

安田講堂内ロビー・回廊の東大基金寄付者銘板、安田講堂改修プロジェクト実施時の特設銘板や椅子プレートの自由見学を実施しました。
会場ではご自身やご家族の銘板を見つけ、笑顔で記念撮影をする方の姿があちこちで見られました。
参加者からは、「自分の名前を見つけて嬉しかった」、「たくさんの銘板を見て、寄付者の数の多さに驚いた」などのあたたかい声をいただきました。

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感謝の集い ~UTokyo FUN Meeting~➀

安田講堂の回廊に、東京大学基金の寄付プロジェクト7つがポスターや模型・モニター等を用いて普段の研究活動や寄付によって実現できたことをご紹介するブースを出展いたしました。

参加者からは「教授自らの説明が興味深くおもしろかった。」「研究者の意気込みが直にうかがえる機会は大変良かった。」などの感想が寄せられました。
研究者・学生が直接、活動の紹介をしたり、感謝をお伝えしたりできる機会はそう多くなく、学内参加者からも貴重な機会だったとの声も。
奥には東京大学150周年を記念した装飾や特設の総長パネルが設置されたフォトブースも設置され、ここでも多くの方が写真を撮影されていました。

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当日の出展プロジェクトはこちら

UTokyo NEXT150 感謝状贈呈式

昨年度、「UTokyo NEXT150」へ一定額以上ご寄付いただいた皆様へ、本学副学長の岡部 徹より感謝状を贈呈いたしました。
40組を超える個人・法人・団体の皆様に感謝状贈呈の他、壇上での記念撮影も行いました。

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活動報告会

昨年度の東京大学基金の活動をご報告・ご紹介する報告会には、大変多くの方にご参加いただきました。

総長挨拶

プログラムの初めに、総長の藤井 輝夫より皆さまへのご挨拶を行いました。

皆さまのご支援に対する感謝と共に、2024年度の寄付総額が前年度比倍増し初の120億円超となったことに加え、東京大学の使命や、人がAIと共に歩む「インテリジェント時代」における役割、エンダウメント型経営の始動とその意義などを述べた上で、ご支援くださる皆さまとの末永い関係性を共に築くことへの希望をお伝えしました。

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2024年度活動報告

続いて、津田 敦理事・副学長/社会連携本部長より、2024年度の東京大学基金活動報告を行いました。

冒頭で、2024年度の寄付実績は、過去最高となる120.4億円となり、前年度の54.1億円から2倍以上の飛躍的な成長を遂げたことをご報告し、改めて皆さまのあたたかいご支援に対する御礼を申し上げました。この急成長はかねてから藤井総長が推進しているエンダウメント型経営が社会に浸透してきた結果であり、安定した大学経営に資する実現味を帯びてきたことを伝えました。

また、寄付の使途も多様化しており、教育・研究支援をはじめとする152のプロジェクトに活用されているほか、近年は「遺贈寄付」も増加傾向にあり、寄付者の思いを形にする取り組みが進んでいること、さらに、金・プラチナ地金等の「現物寄付」による新しい形の寄付も増えており、皆様の多様なご意志を形にできるよう今後も体制を整えていく意向を示しました。

さらに、2027年に迎える創立150周年に向けた取り組みとして、「150周年記念事業150人委員会」の発足や「ひらけ!赤門プロジェクト」をはじめとする150周年記念事業募金等、様々な事業も展開しており、これらを東京大学だけでなく社会全体を巻き込みながら、日本の近現代を振り返り未来を展望する機会とするような内容にしていきたいと述べました。

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なお、2024年度の東京大学基金の活動については、「東京大学基金活動報告書2024」からも詳しくご覧いただけます。
「東京大学基金活動報告書2024」はこちら

財務報告
『悩める東大』の挑戦。~次なる 150 年を見据えた財務戦略とは?

菅野 暁理事(CFO)による、東京大学広報誌「淡青」vol.50のタイトルにもなっている「悩める東大」をテーマとしたプレゼンテーションが行われました。

プレゼンテーション中では運営費交付金の長期的な減少傾向を示すグラフを提示しながら、大学の持続的な発展のためには財源の多様化等による自己収入の増大が不可欠であることを改めて述べ、柔軟で機動的な財務経営を実現するため、エンダウメント型への移行を積極的に推進することで、長期的かつ持続的な事業推進が可能になるとの見解を示しました。

さらに、収入構造の変化については米国ハーバード大学の財務構造を例に挙げ、2006年から2024年にかけて寄付金や資産運用等による収入が大幅に増え、大学運営の主要な財源となっている点について言及。
日本においても、大学が国に依存することなく自律的な運営を行っていくためにエンダウメント型を推進する必要があること、グローバルな競争環境下で東大が存在感を示していくためにも、今後も引き続き温かいご支援が必要であることを強調しました。

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東京大学広報誌「淡青」vol.50はインターネットからもご覧いただけます。
東京大学広報誌「淡青」はこちら

プロジェクト代表者からの御礼

2つのプロジェクトの代表者より、普段の活動の紹介に加え、日ごろのご支援に対する御礼を申し上げました。

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戸田 結梨香さん(大学院学際情報学府 先端表現情報学コース)
吉岡 利恵さん(大学院学際情報学府先端表現情報学コース)

東京大学制作展クリエイターズ基金

特別感謝状贈呈式

昨年度、本学へ多大なご支援を賜った方々に対し、藤井総長より特別感謝状を贈呈いたしました。
エンダウメント型基金の創設者をはじめ、研究支援・学生支援・施設整備など特定目的基金へのご寄付、さらに遺贈や現物資産によるご寄付をいただいた皆様にご登壇いただき、改めて深甚なる感謝の意を表しました。

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感謝の集い~UTokyo FUN Meeting~②

「東京大学基金」でつながるすべての人たちが、出会い、交わり、さらに深くつながる場を創出するとともに、様々な方法で感謝が伝わり、楽しんでいただけるようにというコンセプトの本企画。

今年度は、東京大学の研究成果である、植物由来のセルロースナノファイバー(CNF)を使った「どら焼き」や総長メッセージ付きのポストカードを参加者の皆様にお配りしたほか、学内教員との交流スペースを設置。
終盤には藤井総長の飛び入り参加などもあり、大変にぎやかなひと時となりました。

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