「感謝の集い」出展プロジェクト一覧

 

先日は「東京大学基金 活動報告会&感謝の集い」にお越しいただき、誠にありがとうございました。
当日展示いたしましたプロジェクトを下記にご紹介しております。
教員や学生の生の声を聞いてご興味をお持ちいただいたプロジェクトがございましたら、ぜひご覧ください!

戦災・災害のデジタルアーカイブ基金

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テクノロジー×若い世代の力で「災いの記憶」を未来へ

「災いの記憶」と,その経験を次世代に活かすためには,被災者の記憶を社会全体で共有し,引き継いでいく必要があります。しかし,そうした個人の貴重な記憶は,老い・死によっていずれ失われていきます。
「個人の記憶」を共有し,「社会全体の記憶」として残していくために,これまでの災害,そして来たるべき災害の記憶を保存・記録していく仕組みづくりが求められています。「デジタルアーカイブ」は,こうした記憶を保存・共有し,未来に継承する基盤として重要なものです。

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UTokyoインクルーシブ・キャンパス構築プロジェクト

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多様性が公平に包摂される東京大学と社会をみんなでつくる

日々キャンパス内外で発生するマイノリティの困り事は、そのすべてを事前に予測できず、予算計上が困難です。本プロジェクトは、こうしたキャンパス環境の変革を目的としています。とくに、女性学生に対する住居支援、入学後に発生するニーズに対応するバリアフリー支援、あらかじめ予想することのできない緊急性の高い問題への対応に力を入れたいと考えています。
ご支援によって、東京大学の構成員の多様性が向上すること、そして、多様な構成員が公平かつ持続可能な形で、大学の活動に参加する機会が保障されたキャンパスが実現することが期待されます。

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東京大学制作展クリエイターズ基金

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先端的・学際的研究を土壌に次世代クリエイターを育む

「東京大学制作展」は、情報学環・学際情報学府を中心に多様な学術分野の学生が集い、企画運営から作品製作までを手掛ける展覧会です。情報技術・メディアアート分野を専門とする教員による監修の下で、学生は創造を実践し来場者との対話を重視した活動に取り組んでいます。
本基金では、東京大学制作展を実践の基盤として,アート&デザイン・テクノロジーをもとに文理を越境し、社会に貢献する「東京大学制作展クリエイターズ」を育成します。

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バイオロギング支援基金

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解き明かせ!海の生物の知られざる暮らし

 皆さんはバイオロギングという言葉を知っていますか?バイオロギングができる前は、自然の中で観察したり、動物を飼育したりすることで生態を調べようとしていました。しかし、海の中や森の中、空の上まで野生動物を追いかけていくことはできませんし、飼育されている動物は野生の状態とは違った動きをしているかもしれません。そこで、動物への負荷を配慮した小型の計測器を動物に搭載し、その計測器を回収することでデータを得て動物の自然な姿や行動を調べるバイオロギングという手法が編み出されました。バイオロギングができて以来、様々なナゾが解き明かされています。
腰を据えた研究ができなければ明らかにできない生態の謎は山積みです。これらの謎に挑むためには従来の予算だけではなく、長期的に柔軟な活用ができる皆様からのご寄付が必要不可欠なのです。

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ソンマ・ヴェスヴィアーナ発掘調査プロジェクト

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イタリア共和国にあるローマ時代遺跡の発掘調査

 皆様からのご寄付をもとに、これからの調査は紀元前後に創建されたと考えられる「アウグストゥス帝ゆかりの建物」の解明に向けていきます。2023年の発掘で採取した炭化物や火山灰の年代推定の分析結果から、これらの建物が、ヴェスヴィオ山北麓周辺に存在したと歴史書に語られているローマ帝国初代皇帝であるアウグストゥスのヴィラである可能性が地理的にも時期的にも高いと言えます。これからの発掘でその実態が明らかになることに大きな期待が寄せられています。

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東京大学史料編纂所基金

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国民・人類共通の文化資産の保全・継承

 史料編纂所が収蔵する国宝島津家文書,17件の重要文化財をはじめとする重要史料などは,国民・人類共通の文化遺産であり,保存・修補のためには安定的で大きな財源を必要としています。さらに史料のデータベース整備充実や撮影・デジタル化費用,そして研究所で行っている様々な研究活動・編纂事業などにみなさまからのご支援を活用させていただくことで,広く日本史研究に寄与することとなります。

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ひらけ!赤門プロジェクト

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東大のシンボル“赤門”を再びよみがえらせたい!

 赤門(旧加賀藩上屋敷の御守殿門)は、文政10年(1827)に加賀藩主の前田家13代斉泰が第11代将軍徳川家斉の21女・溶姫を迎える際に造られたものです。国の重要文化財として指定されている赤門は、貴重な歴史文化資産であると同時に、東京大学の象徴的存在でもあります。これまで長きにわたって人々の往来を見守り続けてきた赤門は、耐震性の問題から2021年2月12日(金)以降閉鎖され、今、その扉を堅く閉ざしています。
 2027年に150周年を迎える東京大学は、150年間積み重ねてきた過去の叡智と、未来を切り拓く無限の世界をつなげる扉として、ともに歩んできた「赤門」を再び目覚めさせ、生きている文化財として活用し、きたる150周年をともに迎えたいと考えています。

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