外国人留学生支援基金は東京大学の外国人留学生に対し経済的支援を行うとともに、地域社会・本学教職員との交流や不測の事態にも対処すること等により、本学の留学生交流の一層の促進を図ることを目的としています。活動内容は次の通りです。
本基金は本学教職員の方々からの寄付を主体に事業が開始され、現在では、その輪が徐々に広がり、卒業生の皆様や、学外の篤志家の方々からも支援を頂戴しています。
基金の活用については、上記に記載されているとおりですが、一時金の貸与、見舞い金の支給など、他に類を見ない試みもあり、まさに、本学留学生のためのセーフティネットとなっています。
しかしながら、近年、寄付金収入は減少傾向となっており、奨学金の給付等にあたっては、繰越金を取り崩さざるを得ないといった厳しい運営状態にあります。このままでは奨学金給付事業の休止などの措置を検討せざるを得ない状況です。
優秀な留学生の獲得は、本学にとって重要な課題であり、その基盤整備の一翼を担う本基金充実のため、皆さまにはご支援の継続をお願いすると共に更なる寄付者拡大に向けご支援とご協力をお願い申し上げます。
2024年02月06日(火)
外国人留学生支援基金は、東京大学の外国人留学生に対し経済的支援を行うとともに、地域社会・本学教職員との交流や不測の事態にも対処すること等により、本学の留学生交流の一層の促進を図ることを目的としています。2023 年の活動内容は次のとおりです。
【奨学金給付事業】
・2023 年 1~3 月 :26 人に月額 5 万円を給付(計 390 万円)
・2023 年 4~9 月 :17 人に月額 5 万円を給付(計 510 万円)
・2023 年 10~12 月:30 人に月額 5 万円を給付(計 450 万円)
・2023 年 1 月 :増田M正人奨学生から寄付者(増田正人様)に御礼状を送付
・2023 年 12 月 :長島雅則奨学生と寄付者(長島雅則様)のオンライン交流会を実施
【見舞金給付事業】
入院を要する事故・病気の際の見舞金の給付(10 万円以内)
・2023 年 5 月 :1 人に 10 万円を給付
【一時金貸与事業】
事故・災害等により生活の維持が困難な場合等に一時金を貸与(20 万円以内)
・2023 年 8 月 :1 人に 20 万円、1 人に 18 万円をそれぞれ貸与
2024年02月06日(火)
方 妍 / FANG Yan
大学院学際情報学府 文化人間情報コース
修士1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
このたびは、外国人留学生支援基金奨学金をいただきまして、誠にありがとうございます。
私はアメリカでの大学卒業後、外国人研究生として東京大学大学院学際情報学府に進学し、その後、修士課程に進みました。私の研究テーマは、長年にわたり深く興味を持っている日本のサブカルチャーと密接に関連しています。現在は主に、日本のバーチャルYouTuberを研究対象とし、「バ美肉」現象に焦点を当てています。これは、生物学的性別が男性であるユーザーが、バーチャルYouTuber(VTuber)としてオンライン活動する際に、「女性型」のアバターを使用している現象です。この研究課題は、ジェンダー、セクシュアリティ、身体、メディアなどの複雑なテーマに絡みつつ、サイバースペースが日常生活に近づいている社会に対して先見的な意味を持つと考えています。このようなサイバースペースで、第二の身体を得ることが可能になる機会を手にいれることは、我々の日常の生活にどのように影響を与え、進化しているのかを探求することで、新たな視点が得られることを期待しています。
今回、東京大学外国人留学生支援基金奨学金を受け、アルバイトと研究の両立における葛藤から解放され、新たな学年で修士論文と就職活動にきちんと取り組むことができることを心から嬉しく思います。将来、中国と日本、そして世界に貢献できるような人材に成長できるよう、精進していきたいと考えています。改めて、奨学生に採用することになり、心から感謝申し上げます。
2024年02月06日(火)
范 芳伶 / Fan Fangling
医学系研究科
外国人研究生(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
この度、東京大学外国人留学生支援基金奨学生として採用していただき、誠にありがとうございます。奨学金をいただくことによって、研究に専念できるようになり、寄付者の皆様に心からの感謝を申し上げます。
私は2023年10月より大学院医学系研究科人類遺伝学教室を所属し、遺伝学の視点から肝がんの研究を始めました。肝がんは世界全体の部位別がん死亡率では第4位であり、日本と中国でも年間死亡人数上位になり、非常に重篤な疾患であります。薬学部を卒業して以来、常にがん研究に深い関心を持ち、がん治療の発展に少しでも貢献したいと思います。
かつて細胞生物学と免疫学の研究室に所属し、実験手法で疾患の研究をたくさん行いました。近年、バイオインフォマティクスとAI技術が開発されるに伴い、生命科学研究の新時代も迎えました。情報解析技術は医学研究に不可欠な策略であるとの認識のもと、私はゲノム解析技術と従来の実験手法を組み合わせ、アジア人の肝がんの進行および潜在的な治療ターゲットに対してより深い探究を進めたいと思っています。
卒業後もがん研究を続けていきます。いずれ世界で活躍できる研究者として、社会的な医療難問を解決できるように日々努力していきたいです。
2024年02月06日(火)
姫 雲青 / JI Yunqing
農学生命科学研究科
博士1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
姫雲青と申します。2023年10月東京大学博士後期課程に入学し、大学院農学生命科学研究科に所属しています。この度、東京大学外国人留学生支援基金をいただくことができ、たいへん光栄に存じます。
私は中国のマカオ科技大学で漢方薬学部に所属し、漢方薬にさまざまな有効成分が含まれており、それらが互いに相乗的に作用することで病気への治療効果を有することを学びました。その後、名古屋大学の修士課程で、食品成分の効果の検証を、ラットを用いて、体温、血液成分分析、代謝関連遺伝子発現量の定量解析などを行いながら進めました。
健康への関心が高まるとともに、食品の機能性への関心も高まっています。修士課程で研究を行う中で、食品の機能性は医薬の効能と同じように、生体内のタンパク質の機能調節により行われることを知り、タンパク質の構造と機能の理解が重要であると考えるようになりました。現在博士課程では、甲殻類の脱皮を制御するペプチドホルモンが受容体タンパク質にどのように結合して、信号が伝達されるのか、タンパク質分子同士の相互作用に着目しながら解明していく研究テーマに取り組んでいます。この研究を通じて、エビの養殖における脱皮の人為的制御を可能とする基礎的な知見を得ることを目的としています。
外国人留学生支援基金のおかげで、安心して研究に励むことができ、寄付者の方々に心より感謝しております。将来、教育者または研究者として活躍し、社会に貢献できる人材になるために、どんな困難にも諦めることなく研究に積極的に取り組みたいと思います。
2024年02月06日(火)
王 垣博 / WANG YUANBO
新領域創成科学研究科
博士1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
東京大学での私の研究は、脳科学と機械学習に関連しています。この分野には、学生時代から魅了されており、特に汎用人工知能(AI)の概念に興味を持っています。汎用AIとは、あらゆる知的タスクを人間と同等かそれ以上にこなすことができるAIシステムのことです。私は、生物学的な脳の学習メカニズムを機械学習に応用することで、汎用AIの実現に貢献できると信じています。
2021年に東京大学大学院に入学し、修士課程での研究を始めました。意外にも、超音波検査の自動化研究に取り組むことになりました。これは私の主な研究目標とは異なっていましたが、論理的な思考、文献調査、基本的な機械学習知識といった重要なスキルを磨く良い機会となりました。
博士課程に進学する際、私は脳に関する研究を始めることができました。しかし、経済的な問題は避けられない課題となりました。両親はすでに高齢で、異国での研究生活をさらに数年間支えてもらうことは難しいと感じていました。東京大学基金の奨学金は、私が経済的に自立する手助けとなり、研究を続けることができるようになりました。
博士課程を修了した後、私は研究を続ける予定です。特に、日本の国立理化学研究所でポスドク研究を行うことを目指しています。そこは、多くの優れた研究成果と先進的な研究環境があることで知られています。将来的には、私の研究が汎用知能の進展に貢献できることを願っています。
2024年02月06日(火)
王思佳 / WANG Sijia
新領域創成科学研究科
博士1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
In my journey towards becoming a valuable asset to society, my unwavering passion for environmental issues has played a pivotal role. This fervor, which has been a constant companion since my early years, intensified during my college years when I became acutely aware of the pressing global concerns such as climate change and ocean pollution.
Upon realizing the magnitude of these environmental crises, I embarked on a dedicated path to pursue in Marine Environmental Science. It is my sincere belief that by specializing in this field, I can make a meaningful contribution to society.
My research primarily focuses on ocean surface observations and predictions. I am driven by the aspiration to provide early warnings during critical events such as typhoons and earthquakes. Additionally, I aim to facilitate the marine industry and fisheries sector by offering precise weather forecasts and ocean condition predictions. This would empower them to proactively plan their operations, reducing risks and minimizing losses.
My journey in marine environmental science is not just about academic pursuit, but a commitment to creating a positive impact on society. I am dedicated to harnessing my knowledge and skills to address the pressing environmental challenges of our time, ultimately striving to be a catalyst for positive change in our world.
2024年02月06日(火)
李 婧美 / LI Jingmei
新領域創成科学研究科
博士2年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
この度は、東京大学外国人留学生支援基金の奨学生に採用していただき、心より感謝申し上げます。この奨学金のおかげで、アルバイトに費やしていた時間を自身の研究に充てることができ、非常に嬉しく思います。
現在、私は合山教授のご指導のもと、「白血病の新規治療法の開発」に関する研究を進めています。合山先生からは、研究に対する丁寧なご指導を受けており、先生のご教授やアドバイスに深く感謝しています。先生のような卓越した指導者を目指し、研究分野で顕著な成果を挙げることに加え、教育分野にも力を注いでいきたいと考えています。また、研究室のメンバーの学問に対する真剣な姿勢や、多様で活気ある学術環境が、常に私に刺激を与えてきました。感謝の気持ちを忘れずに、今後も学問の道を精進していきたいと思います。
卒業後は、日本で学んだ知識と技術を活かし、日本と中国の教育や研究に貢献できればと思います。私一人の力は小さいですが、日本と中国の間で少しでも橋渡しの役割を果たせるよう努めたいと考えております。両国の大学や企業間の技術交流を通じて、お互いの理解を深め、日中友好関係のさらなる発展に微力ながら貢献できたらと願っております。このような大きな夢に向かって、地道に一歩一歩進んでいく所存です。
このような素晴らしい機会をいただき、改めて感謝申し上げます。今後とも、精一杯努力していきたいと思います。
2024年02月06日(火)
吴 立奇 / WU Liqi
情報理工学系研究科
博士1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
First and foremost, I’d like to express my gratitude to the team supporting international students and the generous donors of the International Student Support Fund. Your support and the scholarship offered have definitely eased my financial burden, allowing me to focus on my studies and research.
I’m honored to have been accepted into the University of Tokyo. The University of Tokyo is like a ‘giant’, providing me with professional scientific and technological guidance, an enjoyable academic atmosphere, well equipped experimental facilities, and comprehensive lift supports. In this wonderful environment, my research focuses on robotics grasping and tool utilization. As there’re various tools designed for human hands to facilitate daily life, if robots can flexibly and dexterously use these tools to accomplish tasks following users’ commands, it is likely to bring robots closer to practical applications in our daily lives.
In the current era of declining birth rates and population aging, household robots are the indispensable technology. Standing on the shoulder of UTokyo, I’d like to freely explore the academic ocean, dedicate in expanding the applications of robots as a lifelong aspiration, and contribute with obtained knowledge and skills to substantively enhance the quality of life for individuals.
2024年02月06日(火)
呉 暁勇 / WU Xiaoyong
工学系研究科
修士2年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
Thanks to the UTokyo Foundation Scholarship, which has been a vital support during challenging times, enabling me to persist in my research and studies.
I am deeply intrigued by the transformative potential of emerging medical diagnostic technologies in enhancing human health and well-being. My goal is to develop new technologies, that contribute to addressing global health challenges. As a member of the Nanopore Sensing Lab at the Department of Mechanical Engineering, University of Tokyo, both our research group and UTokyo provide an exceptional platform for the pursuit of my aspirations. My research topic is to reduce the DNA translocation speed in order to improve the temporal resolution for DNA sensing. A successful outcome could take a further step towards the realization of solid-state nanopore-based DNA sequencing technology, which would be a breakthrough for the medical diagnostics field.
I am planning to start my career as a medical device engineer after graduation, where I can apply my acquired knowledge and skills to contribute to healthcare solutions worldwide. The UTokyo Foundation Scholarship has played a crucial role in supporting my endeavors and is instrumental in realizing my dream.
2024年02月06日(火)
張伊俊 / ZHANG Yijun
工学系研究科
修士1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
この度、東京大学外国人留学生基金奨学生として採用され、生活面でのご支援を賜り、深く感謝申し上げます。
高校の頃、人生の岐路で留学を決意した日を思い浮かべて、絶望のどん底から日本留学の旅を始め,もう五年経過しました。運命の流れに乗り、見ず知らずの地での波乱万丈な体験をし、本当の自分が見えて、人生を豊かにしてくれました。現在、技術とビジネスの両面を重視する技術経営戦略学に焦点を当てており、機械学習や自然言語処理などの先端技術を習得し、企業経営や成長戦略に関する研究プロジェクトに積極的に取り組んでいます。修士課程2年目には、カーボンニュートラルと自動車技術革新の観点から、電気自動車の研究開発プロジェクトの価値をリアルオプション理論で評価する研究を行う予定です。
大学時代では、工学の基本知識を学びつつ、Financial Risk Manager資格の学習を通じて、金融デリバティブや金融工学の知識も身につけました。現代の金融システムでは、ビッグデータや機械学習を用いた数理的手法によって金融リスクを定量化し、FinTechなどの新しいビジネスを支援していることを学び、これらの知識を生かすことを望んでいます。また、リスクマネジメントの専門知識を勉強した際に、リーマンショックをはじめとするリスク管理の失敗が人々の生活に与える影響の大きさを認識しました。金融界の変動に伴い、バーゼル規制やFRTBなどの規制への対応、新しいリスク管理手法やデータ分析などのツールにも関心を持ち続けています。将来は、これらの専門知識を活用し、様々なプロジェクトを通じてスキルアップを図りながら、金融機関にリスク戦略とモデル構築の支援を提供するアドバイザーとして、金融危機の再発防止に貢献したいと考えております。
最後に、心からの感謝の意を表し、東京大学基金へ厚く御礼申し上げます。
2024年02月06日(火)
朱 逸成 / ZHU Yicheng
工学系研究科
博士1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
I am truly honored to receive the UTokyo Foundation for Supporting International Students Scholarship, and I extend my sincere gratitude to the University of Tokyo for its unwavering support in my academic and research endeavors.
My doctoral research project is dedicated to the development of flexible electronic devices for the treatment of heart diseases. In our increasingly aging society, cardiac ailments have emerged as an urgent and critical concern. According to statistics, heart disease ranks as the leading cause of death worldwide, accounting for approximately 31% of annual fatalities. However, current electronic devices used for heart disease treatment are made from rigid materials like metals, posing potential harm to human tissues. Furthermore, these electronic devices struggle to meet the demanding requirements of high adhesiveness, resolution, and conductivity essential for effective cardiac treatment. Consequently, my doctoral research focuses on addressing these challenges, aiming to provide more advanced solutions for the treatment of heart diseases.
The support from the UTokyo Foundation for Supporting International Students Scholarship has allowed me to fully immerse myself in my research without the burden of financial concerns, significantly enhancing both the efficiency and quality of my research outcomes. I deeply appreciate the University of Tokyo for its support. In my future doctoral studies, I will give my best efforts to contribute to societal well-being through my research, aiming to improve the overall quality of life for people.
2024年02月06日(火)
工学系研究科
博士2年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
I am very grateful for the support provided by Shienkikin scholarship. This opportunity has reduced my financial stress and allowed me to fully focus my research topic.
Currently I am focusing on the boarding process of blended wing body passenger aircraft. While blended wing body is considered as one of the most popular options for next-generation passenger aircraft, the impact of boarding strategies and passenger space expansion remains relatively unexplored. I am studying this topic through boarding simulation models and multidisciplinary design optimization tools. When combined with an appropriate boarding strategy, a moderate increase in the aisle width can enhance the boarding process to a comparable level, thereby shortening the turnaround process and improve the overall efficiency of airline operations.
I am determined to make further contributions to improve the passengers experience during future air travel. While it will probably be another 20 years before we can see blended wing body aircraft flying in the sky, I am sure that air travel will become significantly more efficient, more environmentally friendly, and more comfortable for future travelers.
2024年02月06日(火)
蔚 皓 / YU Hao
工学系研究科
修士2年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
I want to express my sincere appreciation to the university for awarding me the UTokyo Foundation Scholarship. It is a great honor for me to receive this scholarship. It not only supports my studies and life, but also opens up opportunities for me to explore a broader world.
In my one year at the University of Tokyo, I've experienced lots of growth as a graduate student. Compared to myself a year ago, I now possess a much deeper understanding of academic research. I've gained more insights into what makes a good research topic, how to advance projects, and how to present scientific work logically and friendly. These general insights as invaluable assets, benefiting not only my research but also influencing the way I perceive the world. And it is the experiences of this one year at UTokyo have ignited my interest toward academic and have solidified my determination to pursue a doctoral degree following the completion of my master's studies.
Once again, I want to extend my genuine gratitude to UTokyo and the UTokyo Foundation Scholarship for its generous support, enabling me to pursue my studies and sustain my life during this academic journey.
2024年02月06日(火)
王 世傑 / WANG SHIJIE
理学系研究科
修士1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
I would like to express my sincere thanks for being supported by UTF.
With interest in the most fundamental part of physics, I devoted myself in studying particle physics, inspecting the properties and interactions of fundamental particles with the highest precision, using the most advanced accelerators and detectors. These particles are the most microscopic component of the world known by human being so far, while they are the most basic cause for the most macroscopic properties of our universe. CP violation in fundamental particles gives the hint of explaining the asymmetry between matters and anti-matters; Potential invisible particles are the candidates for widely existing Dark Matters; Understanding to Quantum Chromodynamics may explain the evolution of the universe after the Big Bang.
To study experimental particle physics, I came to Japan and entered University of Tokyo as a master student. By participating in the Belle II experiment which is hosted in Tsukuba, Japan, I am able to get my hand on the most advanced particle detectors and the lepton accelerators with the highest luminosity. The wonderful research environment makes me confident about making contribution to the academic field, to our understanding about the universe, and to all human beings.
2024年02月06日(火)
曾敬萱 / Zeng Jingxuan
理学系研究科
博士1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
I am deeply thankful for the generous support and opportunities the project provides. It is an immense honor for me to receive the scholarship and it inspires me to continue striving for excellence.
It is my third year at the University of Tokyo, I am grateful for the efforts that brought me to this prestigious institution. Studying at the University of Tokyo has exposed me to cutting-edge technologies, collaborations with exceptional classmates and lab members, and learning from eminent professors. Through these experiences, I have discovered my passion and gained a deeper understanding of the responsibilities that come with being a student at UTokyo. I am particularly drawn to the field of aging in neuroscience. Natural aging is an internal process accompanied by a progressive functional decline and a high risk of neurodegenerative diseases. I am eager to reveal the mechanism of aging and contribute to our understanding of the aging process.
Life in UTokyo has not only broadened my perspective but have also solidified my commitment to academic excellence. I will continue to deepen my knowledge and enjoy my study in UTokyo.
2024年02月06日(火)
GUO Rui
経済学研究科
修士2年(留学時) 中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
この度、奨学生に採用していただき、心から感謝申し上げます。この奨学金のおかげで、学業に集中すると同時に、様々なイベントやインターンシップを体験でき、充実した修士生活を過ごすことができました。
私の研究は、テレワークの普及に伴い変化する職場内の人間関係とインフォーマル・コミュニケーションが従業員の成果に及ぼす影響に焦点を当てています。具体的には、偶発的および意図的なインフォーマル・コミュニケーションの異なる効果を調査しています。本研究は、テレワーク環境下でのインフォーマル・コミュニケーションの重要性と適切な実施方法に関する理解を深め、組織と従業員の双方に有益な洞察を提供します。東京大学基金の支援のおかげで、研究は順調に進んできました。カラフルな1年間を過ごしました。これからも自分の専門知識を活用して社会に役立つ者になれるように努力します。
最後になりますが、ご支援に改めて深く感謝申し上げます。貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。これから社会人になり、自分の研究を組織現場で活かせるように頑張ってきます。
2024年02月06日(火)
袁也 / YUAN Ye
人文社会系研究科
博士3年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
私は古代中世の寺院史に関心を寄せており、特に天台寺院社会の構造や僧侶の宗教活動等について研究しています。そして、天台寺院と政治権力との関係を明らかにすることをめざしています。そのうえで、その検討成果を日本中世国家史および中世宗教史研究に接続させていきたいと考えています。これらの検討成果をふまえて、博士課程5年目となる2025年度に博士論文を提出する予定です。
コロナ禍にともない、近年の東京の物価が高騰し、経済的負担が増大しており、研究生活に不安を抱えていました。研究では、大量の研究書を読み込んで研究の動向を把握し、また、史料の原本等も実際に確認して、中世の僧侶がどのような活動をしていたのかを明らかにしていくのですが、そのためには研究書・史料の購入や複写、各機関での史料調査が必要です。また、研究の成果を学会で報告する際も、学会によっては日本全国さまざまな場所で開催されることもあります。研究を進めていくうえで経済的負担は無視できないものでした。
幸いなことに、このたび東京大学外国人留学生支援奨学金をいただきまして、日々博士論文の作成に専念することができるとともに、対馬で開催された日本古文書学会大会で研究の成果を報告することができました。東京大学に心から感謝申し上げます。これまで蓄積してきた研究の成果を何としても博士論文としてまとめ、研究者としての夢を実現するため、より精一杯努力していきます。
2023年07月14日(金)
秦夏萌
総合文化研究科
博士課程1年(留学時)中国出身
東京大学フェローシップ(傅徳林奨学基金)
こんにちは、私は秦夏萌と申します。中国の河南省からの留学生です。この度、奨学金のご支援をいただきまして、誠に感謝しております。
祖父が中華人民共和国における独特の治療者である「裸足の医者」として活動してきたこともあり、私は人間の健康や病気の治療に幼い頃から関心を抱いてきました。
現在、私は医療人類学を専攻しています。医療人類学というのは、生物医療とそのほかの治療実践の双方を射程に収めながら、当該地域の人々が自らの健康や病気についてどのように考え、対処しているのかを検討する比較的に新しい学問分野です。私はそれほど研究蓄積の多くない中華人民共和国農村部を対象にこの研究を進めてきたいと思います。具体的には、およそ2年間の現地調査を通じて、そこにおける病気と健康の実態を明らかにし、そこの人々の健康意識と医学的・公衆衛生的介入への認識を検討していきたいと思います。
再度、心からの感謝の意を表明いたします。ご支援いただいた奨学金を生活と学業に活用し、中国農村社会(主に華北地域)を対象とする医療人類学分野の第一人者の研究者になるように努力していきたいです。
※この学生は東京大学フェローシップ(傅徳林奨学基金)の奨学生です。
2023年07月14日(金)
薄 鋒(BO FENG)
人文社会系研究科
修士課程1年(留学時)中国出身
東京大学フェローシップ(傅徳林奨学基金)
この度、東京大学フェローシップの傅徳林奨学基金に採用され、光栄の至りで、心から感謝の意を表します。2022年5月に中国の大連外国語大学で日本文学の修士課程を修了した私は、日本近代漢詩を更に研究したいため、同年の10月に東大の研究生として初めて来日し、2023年4月に中国語中国文学研究室の修士課程に進学できました。コロナで貧乏と孤独な研究生活を過ごしていた私は、幸いなことに、寄付者の神原様の温かいご支援のおかげで、ようやく安心に研究できるようになりました。
日本近代漢詩研究は、日本文学と中国文学との両方の基礎知識が必要なため、学際的な性格が強いです。私の今の研究テーマは「夏目漱石漢詩の草稿研究」で、具体的な研究方法は、実証性に満ちた草稿研究及び生成論などの視点から、希少性のある漱石自筆の漢詩草稿を見直し、従来極めて少なく研究された草稿にしか残っていない書き直しの筆跡を比較して分析することで、夏目漱石の漢詩テクストの生成過程をある程度解明し試みます。最終的な目標はその生成過程に反映された夏目漱石の精神世界の実態と動態、即ち夏目漱石漢詩への真の理解にできる限り近づき、更に一つの側面から真実な漱石像をある程度復元し試みます。
私は学術研究を通して人間の精神文化に対する真の理解を求めたいです。最後に、筆者自筆の漢詩をもって、私の人文学研究への志を述べさせていただきます。
越過千重険
求真探本源
縦履荊棘路
捨我誰向前
※この学生は東京大学フェローシップ(傅徳林奨学基金)の奨学生です。
2023年06月01日(木)
毛雲帆(MAO YUNFAN)
学際情報学府・文化人間情報学コース
修士課程1年(留学時)中国出身
東京大学フェローシップ(傅徳林奨学基金)
I am truly grateful for the support of The University of Tokyo fellowship. This opportunity will allow me to fully focus on my academic journey.
My research interests lie in the field of media and cultural studies, specifically exploring the representation of minority groups and youth culture. While progress has been made in recognizing the rights of women and other marginalized groups, there are still many issues of injustice and inequality that persist in this neoliberal era. I hope to explore the counter-creativity and resistance that coexist with these problems in youth culture and the subculture while addressing these issues in my research.
I am determined to contribute to the international community, demonstrate caring attitude, and do my best for the advancement of women, minority rights, and international communication. I believe that the kindness and support that have been shown to me through this fellowship must be reciprocated by my active involvement in society. I hope my research will continue to pass on this support and contribute to the next generation, benefiting society as a whole.
※この学生は東京大学フェローシップ(傅徳林奨学基金)の奨学生です。
2023年01月30日(月)
外国人留学生支援基金は、東京大学の外国人留学生に対し経済的支援を行うとともに、地域社会・本学教職員との交流や不測の事態にも対処すること等により、本学の留学生交流の一層の促進を図ることを目的としています。2022年の活動内容は次のとおりです。
・奨学金給付事業
2022年1月~3月 :月額5万円を23名(12か月および6か月採用)
2022年4月~12月:月額5万円を27名(12か月および6か月採用)
例年、見舞金給付事業(入院を要する事故・病気の際の見舞金の給付(10万円以内))、一時金貸与事業(事故・災害等により生活の維持が困難な場合等に一時金を貸与(20万円以内))も行っておりますが、2022年は申請者がいませんでした。
■外国人留学生の声はこちら
2023年01月27日(金)
Estacio Guerrero Camila Sarai
Graduate School of Public Policy
修士課程2年(留学時)エクアドル出身
外国人留学生支援基金奨学生
My journey in Japan started at and with the University of Tokyo. Since I came, I have been pushed to my limits, U Tokyo has made me a better academic, and professional. However, this is not the biggest takeaway from my experience. I have never felt so welcome and supported by an institution as I have from this University. They thrive in looking out for their students and creating a comfortable environment for everyone. My faculty, the office for international students, the health center, and all the facilities in the university have made me feel that I am not alone in this journey and that there are people I can lean on. And this is not even the best part, in this University I have met the most wonderful people ever, professors who have supported me in my career goals, advising me to be and do better, and new friends that have become my family in Japan. The University of Tokyo is for sure a prestigious university, but in my opinion, the real value it has to offer and what makes this university strong and amazing is the people that work and study here.
2023年01月27日(金)
JIANG Zhengyang
学際情報学府
修士課程2年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
I would like to first express my deep gratitude to the University of Tokyo Foundation for financially supporting my Utokyo academic journey, which has been no short of challenges, yet continues to be inspiring and fulfilling as I venture forth.
Since I have an academic background in computer science and a strong personal interest in international relations and politics, I decided to explore my post-graduate research opportunities with an interdisciplinary focus on computational social science. My current research interest lies in the unraveling of Japan’s national narratives to re-frame and reassess foreign threats to justify its national security policies over the past decades. I hope to apply unsupervised machine learning algorithms to analyze official documents by the Japanese government to discover shifts in security narratives that are hard for human readers to discern.
I have had extensive experience living overseas in many countries (Canada, US, UAE etc.) outside of my home country China for more than 10 years. However, my life in Japan and at Utokyo has enriched my views on the world with a unique Japanese perspective.
With my global perspective, I hope to further strengthen the communication and mutual understandings between Japan, my home country China, and the world.
2023年01月27日(金)
徐 奔馳 (ジョ ホンチ)
情報理工学系研究科
博士課程1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
私は2022年で情報理工研究科の修士号を取って,同じ専攻で博士課程に進みました.
博士課程では修士研究の続きで,触覚刺激を提示することで,人が受け取る情報の拡張を試みます.コロナが流行っているいま,人と人の接触は制限されています.このような背景で機械的な装置による触覚提示は遠隔作業やVR体験など,感覚の向上に繋がります.触覚刺激を提示する際,その提示方法及び情報の転換は問題点となっています.現在,触覚提示について,基礎的な検証をおこなっています.
博士課程に進学する際に,東京大学外国人留学生支援基金奨学生として採用され,経済的に負担が大きく緩和した.おかけで研究以外,インターンやスポーツなど,研究と私生活の両立できました,心より感謝を申し上げます.
今後,基礎研究だけではなく,触覚刺激を使った人間拡張への応用研究を携わっていきたいと思います.最後,東京大学外国人留学生支援基金及びご寄付をいただいた皆様に、重ねてお礼申し上げます.
2023年01月27日(金)
朱 凌嬌 ZHU LINGJIAO
Graduate School of Frontier Sciences
博士課程2年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
I am very lucky to have the opportunity to study at the University of Tokyo, and I am very grateful for the support of the Shienkikin scholarship for my study and life, especially when I am facing the dual pressure of scientific research and child care.
My research is about the energy recovery and reuse of waste algae after antibiotic pollution treatment,in where the conversion of toxic substances in it cannot be ignored. At present, human beings are facing major problems in the sustainable development of human beings, such as environmental pollution and energy shortage. I hope that through my research, energy can be recovered while pollutants are treated. And I can make a little contribution to solving the crisis of human existence.
Thanks again to the Shienkikin scholarship for supporting me to study at the University of Tokyo. This time will be the most precious memory in my life.
2023年01月27日(金)
李 珉求(リ ミング)
新領域創成科学研究科環境システム学
博士課程3年(留学時)韓国出身
外国人留学生支援基金奨学生
今日の環境問題は、一地域と国だけの問題ではなく、人類の生存を左右する地球規模の問題として現れている。このような問題を解決するためには、ミクロな分子レベルによる環境影響を把握することが大事である。実際、様々な手法によって大気汚染分子を測定し、新たな改善法を生み出すことが課題である。特に、複数化学種の混合物である大気において特定の微量化学種濃度の計測を可能とする赤外レーザーの波長および計測装置条件を特定するため、分子分光学に基づく理論計算と中赤外レーザー吸収分光実験を組み合わせ、研究を実施している。それゆえ、私の研究は大気環境管理の根幹を担う化学種計測の技術開発に貢献する。私はこの日本留学を通じて得た研究成果を土台に地球環境問題を解決するのに一助したい。その具体的計画としては、現状私は申請中の多様な特許技術を使って新しい技術を導入した大気汚染ガス測定装置を開発し、一つの会社を立てることが目標であり、夢である。 その夢を叶えるために日々努力を尽くしている。
2023年01月27日(金)
LIU PEIJIANG
数理科学研究科
博士課程1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
この度、東京大学からご支援をいただき、心から感謝します。
私は2019年に数理科学研究科に入学して修士号を取得しました。数学研究を続けたいと思って、博士課程に進学し、現在、数論幾何学という分野で研究を行っております。
私が研究している数論幾何学は、代数幾何の道具を用いて数論の問題を解くことである数論の一分野であります。例えば、有限体上の多項式方程式系の根の個数を数えることは重要な問題の一つであります。この問題についての様々な研究結果は暗号理論にも役立っていて、現代生活の基礎となったインターネットの安全を守っています。ところが、多くの数学問題は抽象的であり、それらの研究は直接に日常生活に関する問題を解決できません。数学研究を社会発展に役たてるために物理学や情報学などの学科との連携は不可欠となります。一方、数学は他の領域の問題を解決しながら進化し続けてきました。数学理論のイノベーションには諸科学分野の問題に関心を抱かなければいけません。
将来は、数論幾何学についての研究を行って、数理科学と日常生活の距離を縮めるために努力していきたいと思っております。
2023年01月27日(金)
周 瀅 (シュウ エイ)
薬学系研究科・薬科学
修士課程1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
新型コロナウイルスの影響により、母の収入も減少した。このような状況に置かれても、私は学業を継続し、かつ勉学に専念したいと考えており、奨学生として採用され、ご支援をいただき誠にありがとうございます。
私がいま勉強しているのは生命に関することである。生き物は時々弱く、病気(痛み)を治すために薬に頼らなくてはならない。同時に、生き物は神秘的であり、勉強しているうちに次々と課題が出てくる。私は化学と医薬品がこの世界において重要と思う。これが私が薬学に専念したい理由である。
今、薬学にはいまだに探索すべき領域が多く、そして新しい薬を開発するために、研究者は疾病にかかわる有機化合物の勉強をする必要がある。大学で研究することはより自由で、自分の興味を持ったことや面白そうなアイデアについてほとんど制限されずに研究することができるので、とてもやり甲斐のある仕事であると思う。しかし研究者としての自分はまだ未熟であり、有機化学に関する知識や実験スキル、新しい化学現象を解釈する考え方などをたくさん勉強して身に付ける必要があるので、博士課程に進学し、教員の協力のもとでより多くの研究に携わり、研究者としての自分を磨きたいと思う。
卒業後は、製薬会社で研究や開発に関する職業につき、薬学分野において更に貢献したいと思う。いずれにしても、社会や世界で責任を持つことが大事なので、このことを念頭に置きつつ、常にベストを尽くしながら努力を続けたい。
2023年01月27日(金)
崔 金瑩(さい きんえい)
農学生命科学研究科
博士課程5年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
First of all, please allow me to express my sincere gratitude to the University of Tokyo Scholarship Fund and the contributors. Due to the COVID-19, my doctoral course was extended. I am very honored to be awarded this scholarship, which has provided me with great support.
I am a doctoral candidate in the Agricultural Department of Tokyo University, and my research topic is Fertilization controls tiller numbers via transcriptional regulation of a MAX1-like gene in rice. Rice is one of the three major food crops in the world. The crop yield has always been the focus of breeders. However, the overuse of chemical fertilizers has led to aquatic and terrestrial pollution, including water eutrophication and soil consolidation. My research is to lay a foundation for breeding of rice cultivars adjusted to low fertilizer cultivation conditions.
After graduation, I intend to return to China and continue to do research in environment-friendly rice breeding. China has the largest population in the world, and the rice cultivation area is very large. If I cultivate and promote rice varieties with low fertilizer demand and high yield in the future, it will play an important role in maintaining food security and creating a good ecological environment.
2023年01月27日(金)
李 朋龍
農学生命科学研究科農学国際専攻
博士課程1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
東京大学外国人留学生支援基金をいただくことは私にとってはとても光栄であり、寄付者の方々に心から感謝しております。
中国の大学から卒業して、日本に渡ってから3年が経ちました。最初は不安も感じましたが、研究生活や学校の課外活動により、毎日充実な生活を送ることができました。日々の研究で社会問題の解消方法を触れながら、常に新しい知識を受けている中で、自分のやりたいことや、将来は成し遂げたいことが明確になってきました。学年が上がることにより専門的になり知識が深くなっていくため勉学に割く時間も多く、実験実習などでアルバイトにあてる時間を十分に確保できていません。勉学だけでなく経済的な面も不安なことがありましたが、東京大学外国人留学生支援基金を頂き、学費や勉強や実習に必要な書籍・物品の購入費用として活用させていただくことで経済面の不安が軽減され、学業に専念することができ、充実した学生生活を送ることができています。
現在の博士課程では、魚食離れの原因を探すためにFish Analyzer による品質情報表示と水産物消費に関する研究を行っています。研究の成果として、日本の魚離れ問題を解消して日本の漁業水産業界の発展において実用性の高い結果を示したい。
今後も、東京大学外国人留学生支援基金を通して支えていただけることに感謝し、奨学生としての自覚と責任を持ち、社会に出たときに御恩を返せるように勉学に励んでいきます。
2023年01月27日(金)
CHEN WEIKUN
Graduate school of Engineering
博士課程1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
It is my honor to be able to receive the University of Tokyo Foundation Scholarship, which really supported my study in such difficult time in my life. I am extremely grateful to the foundation and the contributors.
When I was an undergraduate student, I fortunately had participated in a project on aqueduct inspection. This project sparked my interest in non-destructive inspection. It gives me a great sense of accomplishment that my research can protect people’s ordinary and happy daily lives from accident. Therefore, I choose non-destructive inspection as my research topic in graduate.
The research topic of my doctoral thesis is detection of damage in sandwich structures based on laser-ultrasonic waves. As a kind of composite material, sandwich structures have been widely used in aerospace, marine and automotive industries due to their superior properties. For example, the wings and flaps in aircrafts are made of honeycomb sandwich structures. However, repeated loading, aging and impact on such structures in service may cause failures. These damages will reduce the strength of structure significantly then seriously jeopardize the safety. In order to ensure the safety of people’s lives, it is necessary to detect damages with non-destructive method in time to prevent accidents.
In the future, I will keep on doing my research with the hope that it will enable people to use various facilities in their lives with reassure. Once again, thanks a lot for the scholarship supporting my dream.
2023年01月27日(金)
LI Ziyi
School of Engineering
修士課程2年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
I am grateful to the UTokyo foundation and the contributors for the support I gained from the foundation, as COVID-19 caused a severe problem to my family. The scholarship helped me with my daily expenses and relieved me from my anxiety.
My research is about neuroscience. Neurons are the basic fundamental units of nervous system. They are highly polarized cells, which are divided into three main compartments: cell body, dendrite, and axon. During the development of nervous system, axon growth is one of the most critical steps for the formation of the precise brain circuit. Ca2+ signaling functions as an important intrinsic mediator to promote axon outgrowth. In mammalian cells, ER-mitochondria contact sites (ERMCS) have been implied to play important roles in several biological processes such as lipid transport, Ca2+ homeostasis and autophagosome formation. It is reported that ERMCS show compartment-specific morphology in dendrites and axons. However, there is no direct evidence for the functional difference between ERMCS in dendrites and axons. PDZD8 is an ER protein localized at ER-mitochondria contact sites and found to be a critical ER-mitochondria tethering protein in the cell. I would like to knock out PDZD8 in the axon part to see PDZD8 and ERMCS’s function in the axon. This research would provide better understanding of the intracellular mechanism when the neuron responds to guidance cue while growing in vivo, which might help us understand the cause of different neurodegenerative diseases.
2023年01月27日(金)
LI Yiling
理学系研究科
博士課程1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
Sincere appreciation for your generous support and providing the scholarship. It is a great honor for me to receive the UTokyo Foundation Scholarship, which will help me a lot.
The UTokyo has been my dream school for a long time. I successfully completed my master course at Utokyo and am continuing my doctoral program here. And there is no doubt that doing my doctoral program here will equip me with a thrilling, rewarding, and unforgettable learning experience in a field I am passionate about. My research aimed to use the split luciferase complementation technology to detect cellular events in deep tissues. When this technology is successfully developed, it can enable, for example, the detection of protein-protein interactions in deep tissues, specific drug screening in animals, etc. It is predicted that this technology will benefit from spurring unprecedented scientific, medical, and industrial applications.
After completing the doctoral program, my plan for a career is to become a researcher. I wanted to be a researcher who was always passionate about research and with the mindset of constantly creating ideas to benefit the greater good. I believe this is the beginning of my ideal pathway as a researcher. This way, the scholarship also helps me get the edge when seeking my dream after graduation.
2023年01月27日(金)
李 沐航 LI MUHANG
Graduate School of Arts and Sciences
博士課程2年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
Three years ago, I traveled alone in Japan for the special exhibition of Shosoin. After visiting about a dozen famous temples and shrines in Tokyo, Kyoto and Nara, I was fascinated by Japanese culture, was full of longing for living and studying such a beautiful country, where metropolitan life as well as well-preserved history relics and splendid culture are well combined and balances. Coincidentally, it is my honor to become a Ph.D. candidate in neurosciences at the University of Tokyo, and to be supported by the Foreign Student Support Fund, so that I can concentrate on my research related to mice hippocampus memory.
I am longing to see that in the near future is that my research work can promote people's understanding of how memory is generated and consolidated, and can make modest contributions to decoding the mechanism underlies memory related diseases. All this depends on the platform built by the school and society, which enables entry-level researchers to pursue the truth while ensuring a more dignified life. For this, we are always grateful for the support from all aspects.
2023年01月27日(金)
陳 穎茜(チェン イーンシイ)
総合文化研究科
博士課程3年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
My childhood was spent primarily playing in the fields because I was raised in a rural area of China close to the east sea. There, I developed a strong fascination and curiosity for plants and started considering how to keep humans and nature in a harmonious connection. During my undergraduate and graduate studies, I learned about plant science and several cutting-edge biological methods, such as mass spectrometry, protein expression, and genetic engineering.
To complete my doctoral studies, I move to Japan because, on the one hand, the country has excellent and high-caliber scientific research teams. On the other hand, I did so to increase my international competitiveness and develop into a professional botanist. My transition into our laboratory went smoothly, and with the assistance of group members, I started conducting my research.
My current research focuses on deciphering the molecular mechanisms of the heme metabolism system and its physiological implications in plant cells. I intend to keep working on worthwhile and challenging botanical projects in the near future to advance the peaceful coexistence of individuals and the environment as well as to achieve sustainable social development.
It is very generous and meaningful for your foundation to provide scholarships for international students, and I appreciate this incredible opportunity very much. As this scholarship do provide a great help to my life and research here. Thank you so much for giving me the precious chance.
2023年01月27日(金)
WANG Hanbing
経済学研究科・マネジメント専攻
博士課程2年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
私は以前から広告に関する話題に興味を持ち、大学の卒業論文では日中化粧品広告の比較研究を行いましたが、広告の表にある広告内容だけではなく、その裏に含まれているマーケティング戦略についても理解しようと思いまして、東京大学経済学研究科マネジメント専攻に進学しました。それで今はSNSにおける他者がいかにSNS広告の広告効果に影響を与えるかについて研究させていただいております。SNS広告の下に「いいね」の数やその「いいね」がどのような他者、すなわち親友なのか知らない人なのかにより付与されたか、といったような他者に関する情報は、SNSのユーザーの広告態度や消費行動にいかなる影響をしているかを明らかにしています。
外国人留学生支援基金のおかげで、そういった広告に関する研究をやり続けることができるようになりました。これからも大学院で学んだ経営学やマーケテイングに関する知識を活用し、マーケテイング関係の仕事に携わっていきたいです。来日してからの学習から生活にわたって、とりわけコロナ禍の中で、経済的および精神的にご支援いただき、心より感謝いたします。将来、感謝の気持ちを常に持ちながら、どのような場でも活躍して自分の力を貢献していきたいと思っております。
2023年01月27日(金)
AU Kin Pong James
人文社会系研究科欧米系文化専攻(現代文芸論)
博士課程2年(留学時)香港出身
外国人留学生支援基金奨学生
この度、外国人留学生支援基金に採用して頂き、感謝致します。コロナ禍でアルバイトが減ることで経済的に厳しくなり、不安を抱いていた私にとって非常に助かります。
私は一昨年の2020年に人文社会系研究科・欧米系文化専攻において修士号を取得しました。研究テーマは「司馬遼太郎の歴史小説と坂本龍馬(竜馬)像」です。現在は同じ専攻で博士課程二年生として在籍しております。物語論(narratology)を通して、1960~70年代における、日本の歴史小説と西洋のヒストリカル・フィクション(historical fiction)との違いを明らかにすることを目的として研究を進んでおります。歴史小説/ヒストリカル・フィクションの再検討に乗り出しつつ、近年の両者の混同を修正する異議を持つと同時に、今後の研究に向けた歴史小説の有効な考察方法を提出することができればと思います。
博士課程修了後、教育機関で働くことを希望しています。戦争や人種差別など様々な問題を抱えているこの世の中において、最も大事なのは教育です。なぜなら、次世代の教育が充実していなければ、今日のような非常な戦争が行われてしまうからです。そのため、小説における人物への感情移入を伝えることが教師の使命だと考えます。そのような力を身に付けるために、日々頑張りたいと思っています。
2022年10月31日(月)
Ryan Kueber
農学生命科学研究科
博士課程1年(留学時)米国出身
東京大学フェローシップ(古賀信介奨学基金)
Japan’s coastal communities are privileged to access some of the richest and most ecologically diverse waters in the Pacific. However, the region still faces many challenges in the forms of overfishing and environmental threats which all teach us not to take these marine resources for granted. My hope through my doctorate studies at the University of Tokyo is to utilize disciplined and science-based field research to target the needs of specific local communities and bolster sustainable fishery growth. Currently, I am interested in the swordfish fisheries of northern Japan and researching ways for high-value catch methods to be better optimized in ways that make them not only cleaner and more sustainable, but also benefit local fishermen as well as consumers.
Lastly, I feel greatly indebted to Mr. Koga Shinsuke, whose generosity and scholarship it is that helps enable this great opportunity. I am incredibly grateful for the support I receive and look forward to a productive future.
※この学生は東京大学フェローシップ(古賀信介奨学基金)の奨学生です。
2022年09月06日(火)
鐘 周哲 ZHONG ZHOUZHE
総合文化研究科・地域文化研究専攻
博士課程1年(留学時)中国出身
東京大学フェローシップ(傅徳林奨学基金)
この度、東京大学フェローシップ生(傅徳林奨学基金)として採用され、ご支援をいただき、まずここで深甚の謝意を表します。
私は、かつて隆盛を極めて世界をリードしてきた日本の東洋史学を鑽仰し、2020年に東京大学大学院に入学して修士号を取得しました。これからも学問を一生の事業にしようと思って、博士課程に進学し、現在、大清帝国史を研究しております。
私が研究している大清帝国とは、かつて「女真」と呼ばれ、自ら「満洲」と名乗った集団が東北アジアに建てた国家に始まります。この国家は、明が自滅したことを契機に、山海関を越えて北京に入り、その後東部ユーラシアの地域を次々征服して、およそ300年にわたって支配を維持した世界史上屈指の一大帝国となるに至ります。この大帝国の構造を究明し、その興隆と衰退を、中国史だけでなく中央ユーラシア史・世界史の枠組みに位置づけることができれば、これまでの近世・近代の歴史の見方も変わるでしょう。
「日は昇り、日は沈み、あえぎ戻り、また昇る」(コヘレトの言葉01:05)。激しく変動しつつある世界においてこそ、歴史学がもつ、広大な空間と長大な時間の中で現在の物事を捉える力が必要とされています。そのような力を身につけることを目指して、日々精進して参りたく存じます。
誠にありがとうございます。
2022年08月30日(火)
Rachlin, Kamran Joseph
経済学研究科
修士課程1年(留学時)イギリス出身
東京大学フェローシップ(古賀信介奨学基金)
Around the world, fertility rates are dropping, and in some countries, including Japan, this has already led to a declining birthrate. Concerns about climate change and resource allocation make it tempting to see these drops as a universally good thing. Indeed, a smaller global population may have some benefits; perhaps we will see a decline in population until we reach an equilibrium that achieves a more balanced growth for humanity. One that is more sustainable: a shift away from the explosive changes of the past 150 years.
It is also possible, however, that this is an overly negative view on humanity. That for optimal growth we must trust our ingenuity to overcome such obstacles. I cannot tell you yet where the balance lies: how we optimize the relationship between the growth of our economies and our populations, but that is what I strive to discover. What is important is that the future of humanity is not built on self-doubt, or fear, but crafted with the aim of self-improvement, and guided by knowledge, which I hope to do my part in advancing through my studies.
No man is an island, and I owe a heavy debt to many people who have, and continue to, help and support me. My family, my friends, my professors, my fellow students, and those who came before me. To Koga Shinsuke. I am deeply grateful for having been trusted as a recipient of this scholarship, and I will do everything in my power not to let those around me down.
On Hitsujigaoka Observation Hill in Sapporo stands proud the statue of a great man commanding “Boys, be ambitious!”. Both mankind and I have perhaps grown too old to still be considered “boys”, but as long as there is more to learn, and more for us to understand, I hope we keep that spirit inside of us.
※この学生は東京大学フェローシップ(古賀信介奨学基金)の奨学生です。
2022年02月15日(火)
申 亜凡 (シン アハン)
新領域創成科学研究科
博士課程1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
コロナ時代の外国人留学生として、母国にいる家族に会えない孤独感やアルバイトが減ることで経済的に厳しくなる不安を感じる日々が多かったです。しかし、研究室の皆様が優しく接してくれたおかげで、大家族のような温かさを感じました。更に、今回は東京大学基金奨学生として採用され、生活面から大きなご支援をいただき、誠にありがとうございます。
私は昨年の2020年に新領域創成科学研究科・先端生命科学専攻において修士号を取得し、現在は同じ専攻の博士課程1年生として在籍しています。マルチアイソトープ分析を用いて、考古遺跡の発掘調査で見つかる古人骨の様々な元素の同位体比から個体の食性及び移動履歴の情報を復元する研究をしています。骨の分析から大人になってからの生活、歯のエナメル質の分析から子供の頃の生活を読み解くことで、数千年前のある個体がどのような人生を送ったのかをある程度知ることができます。個人の生活は周辺の自然環境に対する適応戦略を反映できるだけではなく、分業や階層差などの社会変化の解明にも繋がります。
歴史を明らかにすることは、私たち人類の「いま」がどうのように成り立っていたかを知り、未来へ向かう為の土台だと考えています。私は古人骨の研究分野で活躍できる研究者を目指して、日々精進して参りたいと思います。最後になりますが、ご寄付をいただいた皆様に、重ねて深くお礼申し上げます。
2022年02月15日(火)
彭 翊 (ペン イ)
新領域創成科学研究科
博士課程3年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
I am extremely grateful to the UTokyo foundation and the contributors, and it really offers timely support to me, especially the terrible COVID-19 is still raging around the globe.
It is a great honor for me to enroll in the UTokyo which is a world-class university. Although I have faced serious challenges and difficulties so far, the study life in the UTokyo trains my mind to think actively and positively, and I was becoming a student who could think independently. Moreover, I have learned a lot from my supervisor and other lab members, as well as experienced the culture that I have never seen before. I believe the time span that I spend in the UTokyo is a truly memorable and enjoyable experience in my life.
The research topic of my doctoral thesis is the experimental investigation on plasma physics of nuclear fusion in a tokamak device using high power laser diagnostics. Fusion, the nuclear reaction that energizes the Sun and the stars, is an ultimate goal for mankind because it is a safe, non-carbon emitting and virtually limitless energy. The electron temperature and density profile in the fusion plasma could be acquired using the laser diagnostics, and it is helpful in understanding the physics of controlled nuclear fusion. If mankind is able to understand the physics in the controlled nuclear fusion completely, it will benefit human life in the future.
I plan to continue to delve into the physics of controlled nuclear fusion after graduation, because that is a surely exciting prospect if mankind is able to master this kind of limitless energy. I will put my greatest effort into the development of controlled nuclear fusion, just like the way that the UTokyo has been contributing to the world.
2022年02月15日(火)
Zorigt Azzaya (ゾリグト アズザヤ)
教育学研究科
研究生(留学時)モンゴル出身
外国人留学生支援基金奨学生
この度、東京大学基金奨学生として採用していただき、ありがとうございます。奨学金を受給することにより、研究活動と並行せざるを得なかったアルバイトの時間を軽減することができ、そのほか、自分の研究に必要不可欠の書籍等を購入し、東京大学大学院教育学研究科教育行政学論叢に論文投稿もできました。寄付者の方々に心から感謝を申し上げます。
私は村上先生の指導のもと、日本とモンゴルの教科書制度に関する研究をしております。私の最終的な研究目的はモンゴルのような人口密度と教育予算が低い国では、人口密度と教育予算がともに低い国において、どのような教科書制度にすれば教科書の質を向上させることができるのかを、検討したく、研究を進めております。
最後になりますが、今後も東京大学基金からのご恩を忘れずに、研究により一層取り組みたいと思います。誠にありがとうございました。
2022年02月15日(火)
劉 雪瑋 (リュウ セツイ)
法学政治学研究科
専門職学位課程2年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
私は、法学未修者として法科大学院に入学し、先生方のご指導の下、2年間で法律に関わる基礎知識を身につけました。
中国の修士論文を作成した時、総合的に日本人労働者の現状を把握し、特に日本の労働市場、労働報酬や職場における男女平等などの問題に深い興味を持っています。また、日本のある外国人向け株式会社のアルバイトをしていた経験と照らし合わせて、私は外国人労働者に関連する政策と法律に強い関心を持っています。そして、法科大学院での全面的な学習を通して、より多くの外国人労働者が日本における権利と利益を守ることに手助けできる弁護士になりたいと考えます。将来、私は労働者問題を専門とする法曹として活動するため、労働法に関する科目をより一層多く履修していきたいと思います。
また、今年の授業は基礎法律科目の知識を前提として、双方向の講義形式で進められ、日々の学習で知識を定着させながら学ぶことが欠かせません。特に、外国人留学生である私は、法律知識の学習だけではなく、語学や文化・社会常識の方面での関連知識の補足にも多くの時間をかけました。外国人留学生支援基金のお陰で、生活に悩みがなく、勉強に専念できるようになりました。コロナ禍という難しい状況の中、ご支援・ご尽力いただきました全ての皆様にお礼を申し上げます。
2022年02月15日(火)
DENG Xiaohan (トウ ショウカン)
経済学系研究科
修士課程2年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
It is an honor for me to receive the UTokyo Foundation Scholarship which helps me a lot in financing my life abroad.
Studying at UTokyo is challenging yet rewarding. Sometimes it really takes time for me to fully digest the ideas delivered in class by the world-class professors, but finally all the efforts pay off by leaving me a much better understanding of the basics of economics and the mathematics involved in doing economic research.
My current research interest lies primarily in the effects of asset price bubbles on the real economy and the implication of asset bubbles on monetary policy in the era of the “zero lower bound”. From my experience in studying at UTokyo I realize that to do theoretical research is not easy. It requires one to observe the sticking point of the economy, to summarize it by a mathematical model, and then to find the logics of the real world by the numbers and equations. My dream of being an economic researcher drives me every day to improve myself, and the resources and opportunities provided by UTokyo makes me confident of my future, to make real contribution to the world.
2022年02月15日(火)
Spoehrle Macha (スポーレ マーシャ)
総合文化研究科
博士課程3年(留学時)スイス出身
外国人留学生支援基金奨学生
東京大学との出会いは、母校のジュネーヴ大学の修士課程のころでした。当時、日本文学を専門にできる大学院を探していましたが、そこで小森陽一先生の研究室を紹介していただきました。最初は交換留学生として総合文化研究科言語情報科学専攻に入学しました。そこで日本文学に夢中になり、1年経って、そこで研究生活をするしかないという運命的な思いを感じ、半年の研究生を経て無事に博士課程に進学できました。
私の研究は、テクスト論をはじめとする理論的な枠組みから、歌人・民俗学者として知られている折口信夫(1887−1953)の作品を読み直すことを目指しています。今は品田悦一先生のもとで、短歌作品における美学や、それに対応すると思われる学術的な態度の分析から、折口がどのような「世界」を描いたのかを明らかにし、それによってこれまでの研究史における学問対文学という対立構造を問い直し、近代短歌の展望にも貢献できるよう努めています。また、仏語圏で行われる先駆的な文芸理論(ethnocritique)を導入し、日本近代文学研究にあらたな可能性を与えようとしています。最後になりますが、研究のもう一つの柱として、小説や短歌を仏語に訳すことで、今後ともスイス・フランスと日本との架け橋として活躍し続けたいと思います。
今は、博士課程に入ってから5年目になっていますが、コロナ危機にもかかわらず長い歳月をかけて研究に専念できたのは東京大学基金のお陰でした。大変深く感謝しています。
2022年02月15日(火)
劉 英豪 (リュウ エイゴウ)
総合文化研究科
博士課程1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
I’m a 1st year PhD student in the Graduate School of Arts and Sciences. I’m very happy for getting the scholarship from the University of Tokyo Foundation. Thanks very much for the concerns and supports from the foundation.
My undergraduate majored in engineering and after graduation, I worked in a big hardware company to design smartphones. After 4 years, I felt bored of the repeating jobs. Thus, I took the examination and was admitted to the University of Tokyo for master courses. I conducted researches on urban computing based on big GPS data and artificial intelligence (AI) algorithms. Although AI is powerful and intriguing, it is still limited on intelligence compared with human brain. Therefore, I turned my PhD into neuroscience and try to explore the biological intelligence in the brain, which I think is pretty interesting.
In addition to the advancement on AI from the research of neuroscience, the exploration of brain can facilitate the development of therapies on brain diseases, for example, Alzheimer’s diseases, depression, from which Lots of people around the world suffered. Therefore, I’ll conduct research on the specific brain regions and dig out the latent mechanisms to make some contributions to the future world.
2022年02月15日(火)
ZHOU Tianyue (ジュウ テンエツ)
総合文化研究科
博士課程1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
Many thanks for your kind support and providing the scholarship especially under the world unrest because of COVID-19 pandemic. It is my great honor to be selected as the recipient and helpful for my living.
My major is chemistry, and the research is focused on the interaction between the small molecules and metal clusters, which can be applied to explore catalysts to solve the environment problems such as the global warming. For example, now I am conducting experiment to figure out the interaction between water molecules and Calcium Manganese oxide cluster, which is known as the core for photosynthesis. The result can be useful for the development of artificial photosynthesis catalysts.
Studying in UTokyo is one of the best experiences in my life and I really appreciate it. Thank you so much for supporting me to pursue the dream and it is really exciting for me to embrace the life in Japan.
2022年02月15日(火)
謝 秉樺 (シェ ビンファ)
理学系研究科
博士課程3年(留学時)台湾出身
外国人留学生支援基金奨学生
I am grateful for the support I received from the University of Tokyo foundation. It allows me to continue my research in UTokyo and complete a doctoral degree.
I joined the University of Tokyo in 2016 as a master student in the department of physics. My research was about the experimental physics of gravitational waves. I worked for KAGRA, which is a gravitational wave detector located in Gifu prefecture. During the master course, I was trained with various experimental skills in KEK (Tsukuba, Ibaraki) and KAGRA (Kamioka, Gifu). In 2018, I completed the master program and enrolled in a doctoral program.
During the doctoral program, I decided to study the theoretical physics of gravitational waves in order to understand the gravitational wave physics more comprehensively. I had a great time in ICRR (Kashiwa, Chiba), working with my supervisor and colleges. My research is about using neural network to perform data analysis of gravitational wave signals. Unfortunately, the COVID-19 pandemic brought a huge impact on my life. Thanks to the support from UTokyo foundation, I am able to keep pursuing doctoral degree, and I hope I could contribute to the UTokyo community after my graduation.
2022年02月15日(火)
郭 康柔 (カク コウジュウ)
理学系研究科
博士課程2年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
It is an honor to have received the UTokyo Foundation Scholarship in 2021. This support from UTokyo helps me go through the difficult times under the critical condition of COVID-19 so that I could focus on my research work in the last year of my PhD program.
As a graduate student of astronomy, I study the objects in the universe far away from our planet. In particular, my research tries to answer the question of how planets form in a theoretical approach. It is human instinct to seek the origin, to find out who we are, and where we are from. Understanding the formation mechanism of planets, the cradle of life, is one step towards this ultimate goal. Meanwhile, with the thriving techniques of observations, we are discovering more and more new worlds in the far galaxies. Our future lies in the universe. The final frontier is the infinite space beyond us.
Despite of the aloofness of the objects of my research, such theoretical studies cannot thrive without certain financial support. The UTokyo Foundation Scholarship has helped students like me to dedicate themselves to their pursuit of science. I will keep working hard in my future endeavors and hope that I will make my contribution to the community one day.
2022年02月15日(火)
YU Jingyun (ユ ケイイン)
工学系研究科
修士課程2年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
It is a great honor to be a recipient of the University of Tokyo Foundation Scholarship, which has helped me to continue the study in Japan during such a difficult time. With the scholarship, I can be more devoted to my research.
Being a student majoring in Chemical System Engineering, I have been interested in combining theory with practice, aiming to contribute to improve the world by scientific research. My research topic is mainly about to employ zeolites to reduce the NOx by selective catalytic reduction with NH3, which is one of the main causes of acid rain, destruction of the ozone layer and respiratory irritation. Due to the coming fierce environmental issues, more attention has been paid into zeolite catalysts, which exhibit outstanding performance with their unique porous structure. In our group, we have developed a post-treatment to enhance its hydrothermal stability, thus making the zeolite a more potential deNOx catalyst for practical application.
It is really interesting and instructive to experience the research life in the University of Tokyo. I feel incredibly grateful to my supervisor and all the staff and students in our laboratory for their kindness and support. Among all I have learnt from this valuable experience, the most precious thing is the ability to solve problems. The life is always challenging, so we need to stay calm and believe we can always find the solution with bright ideas and hard work. I hope I can become a better person and pay back to the society in the future.
2022年02月15日(火)
廖 宣宇 (リョウ センウ)
工学系研究科
修士課程1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
Choosing UTokyo is really one of the most significant points in my life. In UTokyo, you can dream big, aim high and achieve a lot. Looking back to the first days in Japan, I could hardly accustom myself to the local life and daily routine, let alone focusing on the study I’m working on. It was actually the considerate help and sincere care which the teachers, staffs and students in UTokyo gave to me that helped me to fit into the new surroundings. Nothing can express my sincere thanks to the great efforts and opportunities that UTokyo Foundation has offered.
Currently, my research is about the novel drug design of platinum-based antineoplastic with increased cancer cell selectivity to overcome drug resistance by altering the chromatin accessibility. Once my research successfully enhances the anticancer effects of platinum drugs, hopefully it will bring about clinical benefits to patients and improvements in their quality of life. Thanks to the help from UTokyo Foundation, now I’m able to take a huge leap in academic performance and concentrate more on my research.
2022年02月15日(火)
Rico Lugo Sinndy Dayana (リコルゴ シンディダヤナ)
工学系研究科
博士課程1年(留学時)コロンビア出身
外国人留学生支援基金奨学生
Through carrying out my doctoral studies at The University of Tokyo, my perception of the world's academic and social environment widened markedly. This international research experience has enriched my personal and professional skills. I believe that, as an engineer with the opportunity to develop a doctoral degree in a high-quality nation, I have the responsibility to do my best to carry out an excellent learning process and contribute to the sustainable development of society through my doctoral project. Specifically, my research is oriented to the economic and environmental sustainability of the agricultural and food systems through mechanism design as a field of game theory. It is called the “Circular Food Economy”.
To achieve that goal, I saved as much money as I could in the past years to be able to complete my doctoral course in Japan, but my living expenses are tight. In my country, the COVID-19 outbreak has caused big disparities in socioeconomic conditions and my family is also facing economic difficulties. Then, I am very grateful to the UTokyo Foundation and all the donators for giving me the honor to be a recipient of this scholarship, which has notoriously helped me to cover my own living expenses without burdening my family.
Also, I believe that thanks to the support of this scholarship, I have focused my mind on doing my best to contribute to society without financial concerns, while exchanging knowledge and wonderful experiences with Japanese and foreign people at the university which I most admire. I am also thankful to my supervisor, lab mates, and staff members who have supported me in several ways, making my university life very nice although the COVID-19 pandemic situation.
2022年02月15日(火)
Moratelli Piske Yuri (モラテリ ピスケ ユリ)
農学生命科学研究科
博士課程2年(留学時)ブラジル出身
外国人留学生支援基金奨学生
I am honored to be one of the students to receive the “University of Tokyo international student scholarship”. I have being in Japan fort some years and one of the biggest challenges is the financial one. Finding a scholarship as a South American here is Japan was not easy but one of the good points of studying in Japans is that finding a part-time to cover the expenses is not that hard. The only down side is research time lost, but people so what they have to so they can achieve their dreams. Coming to Japan required an initial investment but after arriving here it is possible to sustain yourself without help from abroad. I hope that not having a scholarship does not avert people from coming here. I came here after saving some in my country and I believe that all my investment will pay off.
My studies at are on the proteins that help the formation of mollusk shells. The mollusk shells is one of interesting natural structures, their nano-structure are well organized and lead to a complex and resistant macro-structure. I believe that studying how natural structures are made we could improve artificial ones. Most biological reactions are less damaging to the environment than chemical ones. I believe that learning how nature can form such structures in a mild environment would benefit us in the future.
2022年02月15日(火)
王 立堯 (オウ リキギョウ)
薬学系研究科
修士課程1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
I am very honored to be a recipient of the University of Tokyo Foundation Scholarship, which relieves my financial pressure, especially at such a COVID-19 pandemic time. As a student working in the natural product area, spending plenty of time on the experiment leaves me less chance for a part-time job, fortunately, I can concentrate on my research project thanks to the support from this scholarship.
The secondary enzymes that existed in bacteria, fungi, and plants can catalyze various chemical reactions in nature. It strongly interests me that the metabolic pathway can be artificially reconstructed and heterologously expressed, to produce our desired fuels, pharmaceuticals (e.g., artemisinin), and materials of cosmetics, dyes, etc. Taking the advantage of the enzymatic reaction, products will be produced in an environment-friendly manner. Furthermore, the potential of a single enzyme in the pathway can be exploited either by random evolution or rational engineering, to alter the substrate selectivity, achieve an innovative reaction, or have a higher catalysis efficiency. Following these two routes above, the biosynthetic pathway can be rationally designed and optimized to produce our desired compounds. In the field of synthetic biology, humans will find a balance between social development and environmental protection.
I would like to express my sincere thankfulness to the University of Tokyo, which provides me with an excellent environment with opportunities, challenges, and support through the beginning stage of my academic research. I believe in the near future, the development of synthetic biology will imperceptibly change the social appearance and lead us to an unprecedented future.
2022年02月15日(火)
ZHAO Xinshu (チョウ シンショ)
学際情報学府
博士課程2年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
As a recipient of the 2021-2022 University of Tokyo Foundation Scholarship, I want to thank you for supporting my education. Your generosity and goodwill have greatly assisted my fieldwork research and encouraged me to carry on when I find juggling graduate school and childcare a daunting task.
I am currently in the second year of my doctoral degree at the University of Tokyo, investigating the history of China’s aquaculture sector and its contemporary developments. With more written on this topic, I hope to build a bridge between people working in the aquaculture sector in China and their colleagues overseas to tackle problems that might impact the future of human food security (SDG2).
As Mencius replied to a question about how to achieve perfect satisfaction in life, “If poor, (scholars) attended to their own virtue in solitude; if advanced to dignity, they made the whole kingdom virtuous as well 穷则独善其身,达则兼善天下.” Thank you for offering me so much when I have so little to give back and I intend to carry on with the goodwill and make our world a better place to inhabit.
2022年02月15日(火)
Mukherjee Sabyasachi (ムカルジー ショッボシャチ)
情報理工学系研究科
博士課程3年(留学時)インド出身
外国人留学生支援基金奨学生
小さい頃から楽しく観ていたアニメに、何か恩返しできないかと考え続けてきました。そのために大学院生になりコンピューターグラフィックス、いわばCGに専念してきました。CGとはコンピューターを利用して画像生成する分野であり、私はまず現実と見違えるほどリアルな画像を生成、それからアーティストが描くような創造的な画像の生成について色々実験を行い、習いました。そしてそれら全部を駆使してどのようにアニメ業界で活かせるのかを日々考えております。
アニメ映像とCGを混合した研究は二種類あると私は思います。一つは使われているソフトウェア等のツール、いわゆる道具の進化であり、もう一つは新たな画像生成手法でより創造的かつ表現力豊かな映像を生み出すことです。アニメ業界においては両方とも重要であると私は強く思います。よって、今までのツールと画像生成を研究で更に効率化する、そして新しい表現をいかに従来の表現と違和感なく混合させ、そして新たな表現が生まれるにはどのような研究が必要か、これからも一つ一つ探求し答えを見つけていきたい所存です。
この夢を追いかけ続くことができているのは皆様のおかげもあって、感謝しかありません。本当に、ありがとうございます。
2021年02月08日(月)
譚 冬黎 (タン トウレイ)
教育学研究科
修士課程1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
この度、東京大学基金奨学生に採用していただき、ありがとうございます。奨学金を受給することにより、コロナの影響で経済的に厳しい状況にある私はアルバイトすることができなくても実家への負担を軽減でき、学業に専念することができました。
今私は遠藤先生のもとで、中国と日本の子供を対象としたメガネの有無による他者の認識変化について研究しております。顔認識(facial perception)が顔の変化によって変わることは知られていますが、その研究の多く欧米の大人を中心に行われています。そのため、私は子供を対象に、中日の対照研究をしたいと考えております。これからも、教育心理学の専門知識を身につけながら、研究を進め、自分の納得できる論文を完成したいと思っています。また、東京大学基金からのご恩を忘れずに、社会に役立つ者になれるように努力し、日々精進して参ります。
最後になりますが、改めて経済的な不安をせずにやりたいことに打ち込める、そうしたゆとりを与えて下さった東京大学基金へ心より深く感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
2021年02月05日(金)
ZHONG Jun (ショウ シュン)
公共政策学教育部
専門職学位課程1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
It is really a great honor to be a recipient of this scholarship, which helps me with my academic journey by providing generous financial support during the Covid-19 pandemic.
Studying at UTokyo is one of the best experiences in my life, although Covid-19 pandemic made campus life more complicated and inconvenient. But online course also saved me more time and energy to dive into the world of DeFi, namely Decentralized Finance, as an extension of my research in financial innovation field. DeFi applications in blockchain and cryptocurrency field from year 2020 overturned many of my previous cognition.
I am grateful that the academic experience at UTokyo enlightened me to explore in emerging fields like FinTech. Although DeFi is too cutting-edge to most of the scholars or professionals who focus their eyes in traditional finance sectors, I am looking forward to embracing a more decentralized financial world in the future. DeFi will redefine Finance.
2021年02月05日(金)
WANG Minzhao (ワン ミンザオ)
学際情報学府
博士課程3年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
I am very honored to be a recipient of the University of Tokyo Foundation Scholarship. It has been a great support for my life and study in Japan especially during the COVID-19 Pandemic.
My research is on Japan’s social and cultural construction in Manchuria during the modern period. Related to my research, it is rather interesting to find that the University of Tokyo has been attracting foreign students who are interested in Japan as early as during the pre-war period. And among the generous donators of the UTokyo Foundation today, there are also great scholars in my field.
In this sense, the UTokyo Community has been passed on from generation to generation. I am grateful for the recourses this community has brought with me, and hope that I can be the next generation to contribute to the UTokyo Community through my own efforts.
2021年02月05日(金)
曽 澤龍 (ソウ タクリュウ)
情報理工学系研究科
博士課程1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
2020 was a remarkably difficult year, pandemic, wildfires, crash … We witnessed many bad things, but we have to go on. And it's my great honor to receive the scholarship in 2020. It helps me to decrease my life stress under this difficult period.
I came to U-Tokyo in 2018 and received my master’s degrees last year. Now, I am a PhD student and keep chasing my academic dreams. My research topic is about computer vision, or we can call it AI. I wish we can make computer/robot complete some difficult/dangerous tasks like human beings. For example, under the current severe epidemic period, there are many kinds of dangerous tasks need relative staffs to complete. If computer/robot can help us finish these tasks, I think it’s a great thing.
To realize these targets, I will try my best to do research in the feature even under a difficult period. And I know, U-Tokyo will keep supporting us in our struggle.
2021年02月05日(金)
陳 峻冬 (チェン ジュンドン)
新領域創成科学研究科
博士課程3年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
It is my honor to be chosen for the University of Tokyo international student scholarship for the Fall 2021 semester.
My research focuses on Blue Carbon, which is the carbon dioxide sequestrated from the atmosphere by mangroves, salt marshes, and seagrasses. Plant biomass growth and organic matter accumulation and stabilization in the sediments are the main carbon sequestration routines. I use photogrammetry to develop a more accurate estimate method for seagrass blue carbon in the intertidal zone and the seagrass blue carbon accumulated on the coast. This methodology will be made available to local fishing associations and NPOs to quickly assess the carbon sinks of blue carbon in their coastal regions. Besides, as a case study in Tokyo Bay, the work based on the developing method will complement the blue carbon budget details in coastal seagrass ecosystems and support the estimation of potential carbon sinks on the coastal areas.
During the past two years at the University of Tokyo, I have received much help from my classmates and friends here, and I am incredibly grateful to my supervisor for his patience and careful guidance, who taught me step by step how to do research. I hope in turn one day, I can also help someone in the same way and become part of the connection between China and Japan.
2021年02月05日(金)
黎 学思 (レイ ガクシ)
新領域創成科学研究科
博士課程2年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
In 2020, COVID-19 brought suffering to people all of the world. The scholarship supported by UTokyo Foundation really helps me a lot in such a tough time. This is the fourth year that I have been studying in the UTokyo where I have broadened my horizon and fostered a global mind. How time flies. I can still remind of the day that I received the admission latter from the Utokyo as a master student. It is my great honor to study in the world-class university to search for the interrelationships among various academic fields and to find promising solutions to the improvement of global healthcare, facing challenges of the upcoming super-aging society.
After graduation, I plan to continue my research in the field of Internet of medical things (IoMT), especially on biodevices with the employment of deep learning, as a postdoctoral researcher. I decide to focus on the development of IoMT which is promising to bring a chance to transfer traditional hospital-centric healthcare to a home-centric one, offering a possible solution to the lack of basic medical resources in the remote places. My dream is to enlighten more students to raise interests in biosensors and study for making our world a better place as a university professor. What I can contribute to this field individually is limited, therefore, I would like to pass down what I have learned to the next generation and evoke their social sense to pay more attention to the global issues, like the super-aging society.
2021年02月05日(金)
LIU YANCHEN (リュウ ヤンチェン)
薬学系研究科
博士課程1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
I feel extremely grateful for receiving this scholarship during this period when the whole world is affected by corona virus. It has great impact on my financial wellbeing and made me more determined to stay in Japan and contribute the Japanese society after graduation.
Now I’m studying in the Graduate School of Pharmaceutical Science in Tokyo University. My main research is about Parkinsonism. Parkinson’s Disease affects more than ten million people worldwide, incidence of PD increases with age. While in Japan, the prevalence of PD is close to 1/1000. The cause of this disease is thought to be the pathological change in a protein called synuclein, which easily aggregates and form insoluble fibril. Lots of research consider these fibrils as the cause of neurons death, which lead to brain malfunction and eventually death. There are three subtypes of PD and researchers proposed that different synuclein protein structures could cause different kind of PD diseases. Thus, my main project is to observe the propagation of different synuclein fibrils in the brain and find out in what way they can cause different diseases.
I’m really interested in dementia related diseases and plan to participate in such field even after my graduation from Tokyo University. Hopefully I can contribute to the society through working in this field.
2021年02月05日(金)
郭 嘉熙 (カク カシ)
医学系研究科
博士課程2年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
私は2019年4月より大学院医学系研究科循環器内科講座の博士として研究を始めました。研究に専念したく、東京大学留学生支援基金に応募させていただきました。採用していただき、心から感謝しております。
近年、低炭水化物食(Low Carbohydrate Diet)が糖尿病治療食として注目されています。炭水化物摂取制限の際に必然的にもたらされる高脂質食が、動脈硬化の促進や心筋細胞障害をもたらし心血管病を惹起する懸念があります。その一方で、高脂質低炭水化物食には2つの効果により心臓に好影響を与えうる可能性があります。1つは高脂質によるエネルギー代謝改善効果であり、もう1つは低炭水化物による血中インスリン減少とそれによる心肥大抑制効果です。これらの説を基づき、私は低炭水化物高脂質食が心臓への影響を解明するように、日々の研究を行っています。
基礎医学が臨床疾患の本質をとらえる方法ととらえ、診断や治療が困難な疾患に対する解決方法を根本的に見出すことができると考えております。将来、中国への帰国後も日本で得た知識を生かし患者さんを助けることと基礎研究の推進だけではなく、日本と中国の交流と協力を深化させるように、頑張りたいと思います。
2021年02月05日(金)
謝 承諭 (シャ ショウユ)
農学生命科学研究科
修士課程1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
The COVID-19 pandemic has robustly affected my life. I lost most of my part-time jobs and was having an extremely hard life. Therefore, the 2020 Fall scholarship provided by the UTokyo Foundation has not only been an immense financial support for me, but it has also offered me the ease of mind to pursue my studies to the best of my abilities. A BIG THANK YOU for your generous support and help!
During my undergraduate years, I was mainly doing research in biology, especially focusing on the evolutionary history of a novel bacterium. However, I also hope to get involved in implementing and enforcing environmental policies to help both local and global communities and this is why I chose Todai’s IPADS program. My future research topic might be utilizing agricultural wastes to reduce marine plastics. The thing is that both agricultural wastes and marine plastics pose serious threats to the environment. If novel methods or technologies could be developed to recycle agricultural wastes for the production of environmentally friendly products, definitely a more sustainable marine environment would be possible.
I think marine plastic pollution is such a global issue exerting adverse impacts on human health and our planet, so I would like to the person who can contribute to building a more environmentally sustainable global society.
2021年02月05日(金)
崔 杋圭 (チェ ビョムギュ)
工学系研究科
修士課程2年(留学時)韓国出身
外国人留学生支援基金奨学生
2年前に東京大学に進学して新しい研究を始めたのは私にとって大きな挑戦でした。研究に対する 熱意を持って東京へ来て先生と研究室の仲間の助けを借りて研究を進め、学問的・人格的に成長することができ、それらには充足感を感じていました。しかし、東京の高い家賃と物価は、研究を妨げるストレスでした。私は奨学金を受けることになって生活に余裕ができて研究に集中できる時間を増やせるようになりました。また、研究室の仲間たちと楽しい思い出をつくり、日本の文化も経験できました。いつも奨学生である自覚を持って感謝する気持ちで毎日研究に最善をつくすことができるようになり本当にありがとうございます。
私はAI、特にニューラルネットワークを利用して機械設計の問題に対して設計指針を得る研究をしています。設計の上流段階で革新的発想をすることは重要視されていますが、人間には限界があります。最近ではAIを用いた発想・解決手法の研究が盛んですが、設計指針を得るためにはAIがどのようなことを根拠に解を導いたのかを理解する必要があります。説明可能AI手法をニューラルネットワークに用いる手法が提案されています。これを応用して、設計問題を人間からAIにencodeし、AIによる解決を人間にdecodeするという協創的知能によるアイデア発想技術の構築の研究をしています。
私は博士課程に進み、AIを利用する研究を続けるつもりです。将来的には機械工学と協創的知能を組み合わせて人々に役に立つアイデアを生み出す立派な研究者になりたいです。このような素晴らしい奨学金をいただき、本当に光栄です。改めて感謝いたします。
2021年02月05日(金)
李 夏栄 (イ ハヨン)
工学系研究科
博士課程3年(留学時)韓国出身
外国人留学生支援基金奨学生
昆虫は嗅覚を利用して生存に必要な外部の情報を取り込みます。たとえば、オスのカイコガはメスが発する匂い物質であるフェロモンを他の匂いから区別し、濃度情報を利用して、メスの場所を特定します。触角で感知された匂い情報はカイコガの脳にある触角葉と呼ばれるところで、一次的な情報処理が施されます。触角葉の中には様々な種類の神経細胞が存在することが実験で見つかっていますが、それらの役割に関してはまだ明らかにされていません。生理実験では多数の神経細胞の挙動と関係性を見ることが難しいためです。
それを解決するために、私は神崎研究室で理論的な研究を行っています。神経ネットワークに対する数理モデルを作り、コンピューター上でシミュレーションすることで、各神経細胞の役割や神経集団の情報処理効率を精査しています。
今回は東京大学外国人基金に選抜される幸運に会いました。私にとっても光栄であるとともに、「研究と学業に専念するように」というメッセージとして受け止めております。将来は計算神経科学の分野で研究員を目指しています。今注目を浴びているAIの発展は、20世紀から蓄積された神経科学の知識が土台になっています。脳にはいまだに様々な謎が潜んでいます。これらを明らかにすることとともに、工学的応用で社会にも役に立てられるような研究を続けていきたいと思います。
2021年02月05日(金)
牛 天野 (ニュウ テンヤ)
工学系研究科
博士課程2年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
「僕、腰の病気が悪化してやむを得ず休学したなぁ」「私はここに来てから五年経ったのに論文一本も発表してないよ」「彼女に振られた」「金が…」などネガティブな声が酸素みたいに延々と身を包み、脳に響いていた。博士に進学したと共に、その濃度が更に上昇した気がする。優しい先生と面白い先輩後輩たちがアットホームで和やかな研究室を作り、自分の研究もマイペースで順調に進んでおり、楽しい毎日であるはずなのに、何故か不安で眠れないまま東京の日の出をいつも見ていた。こういうコロナ時代で尚更多くの不幸を吸収し、不確かな言葉と情報に巻き込まれ、未来に迷ってしまった。
自分が感受性の強い人間であることに段々気づき、不安という首枷は自分が自分に付けた物であった。人生はあくまでも連続的な感情の揺らぎ、自分が制御できるはずであるという最近の大発見があった。負の感情をフィルターアウトし、正の感情を増幅するというのは電気系工学専攻の私の得意技だった。コンビニに好きなつぶあんパンが残っている:+1ポイント;基板が結晶方向に綺麗に割れていく:+2ポイント;奨学金に採用された:+5ポイント。人を尊敬し、感謝し、自分にも優しく接し、毎日の生活に小さな幸せを見つけていく。故郷を離れて4年目の私は色んな人と出会い、価値観を広げ、前向きにも少しだけなった気がする。もっとポジティブになりたいと思っている私はいつも落ち込んでいる自分にそう言い聞かせる:
「明日は明日の風が吹くから、ネバーマインド。」
2021年02月05日(金)
GENG CHENHUA (ゲン チェンファ)
理学系研究科
博士課程3年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
I’m greatly honored to receive this scholarship. As in the post-coronavirus era, this scholarship significantly eases my financial burden and make me to enjoy the study and life in UTokyo.
I’m a doctoral student and majored in condensed matter physics. My study meanly focuses on low-dimensional interaction systems, or more specifically, on the interaction systems with two-dimensional network structures. Such network systems are novel models and tightly related with unconventional superconductors. I hope I can understand the principle of high-Tc superconductors and related novel phenomena by studying the interaction network systems, and eventually helps people to produce practical room temperature superconductors.
The University of Tokyo is an ideal research platform with various of high-level researchers, including my current supervisor. They provide me a lot of helps about living in Japan and researching on my physics problems. Finally, I sincerely appreciate and enjoy the study and life in UTokyo.
2021年02月05日(金)
WANG Lidong (ワン リドン)
理学系研究科
修士課程1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
東京に留学しては1年が経ちました。1年前の私は初めて異国に新生活を始めるから、とても不安でした。幸いにして山内先生はすごく熱心で、いつもお世話になっています。山内研究室の同学とスタッフメンバーたちも優しくて、生活や学業や研究などに助けをたくさんもらいました。その後はだんだんここでの留学生活に慣れてきましたが、COVID-19の流行で、安定した生活を破ったうえに、仕送りも減少しました。その時、私は外国人留学生支援基金に採用されたことで、経済的な負担が軽減しました。東京大学基金への感謝の気持ちが溢れています。
私は理学系研究科化学専攻に所属し、強光子場における分子ダイナミクスをテーマとして、理論計算を研究しています。高度にデザインされたレーザーを使い、分子を制御して多様な応用が期待されていますが、そのメカニズムはまだ未解明である。私は理論計算の方法を発展し、この課題を貢献しようと目指しています。
今後も、一生懸命に研究して、立派な研究者として社会に貢献しようと目指しています。これからも私たちが立ちとまらない限り、道は続く。奨学金をいただいたから、勉強に集中できて、研究の夢の翼を広げることができ、東京大学基金に改めて心より感謝の気持ちを伝えたいです。
2021年02月05日(金)
張 嫣 (チョウ エン)
総合文化研究科
博士課程1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
東京大学外国人留学生支援基金をいただくことは私にとっては光栄であり、寄付者の方々に心から感謝しております。
中国の大学から卒業して、日本に渡ってから4年が経ちました。最初は不安も感じましたが、研究生活の展開につれて解消し、毎日充実な生活を送ることができました。日々の研究では最先端な技術を触れながら、常に新しい刺激を受けている中で、自分のやりたいことや、将来は成し遂げたいことが明確になってきました。
現在の博士課程では、心理物理学の研究手法を用い、シーンの認知に関わる視覚計算とその神経基盤に関する研究に取り組んでおり、具体的にはシーンの全体構図による認識のしやすさ、及び感性的価値に対する評価について研究している。研究の成果として、認知成績や画像統計量に基づいて、シーンのカテゴリ認知成績と構図の良さを予測できるモデルを提案する。
卒業後、研究によって得られた知見を活用し、社会に還元したいと思います。日本の研究機関に働きながら、日中両国間の架け橋になりたいと思います。
最後、指導教員である本吉教授の丁寧な指導と、事務担当部署の迅速な対応をいただき、本当にありがとうございます。言葉で表現できないほど、感謝の気持ちがいっぱいです。今後も皆様の待望に答えるよう、より一層頑張りたいと思います。
2021年02月05日(金)
宋 弘揚 (ソウ コウヨウ)
総合文化研究科
博士課程3年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
私は11年前に来日し、京都で日本語学校、金沢で学士課程と修士課程を過ごした後に、東京大学の博士課程に入学しました。現在、地理学の視点で中国と日本の間の国際人口移動を研究しており、博士論文の執筆に向けて取り組んでいます。これまでの成果として、質問紙調査やインタビュー調査等を通じて、以下のことを明らかにしました。中国と日本を取り巻く社会・経済の状況が日々変化している中で、日本の労働力不足の解消のために「サイドドア」としての技能実習生の来日動機が、出稼ぎという経済的動機に止まらず、日本文化・社会の体験などまで多様化していることや、中国側の送り出し機関が技能実習生の増加鈍化傾向という状況を受け、派遣地域と内容の多角化を図ろうとしていることが挙げられます。また、現在、高校段階から日本語学習歴を持つ留学生の渡日動機とその経緯に関する論文の執筆を行っています。最終的に、この時代における技能実習生と留学生が中国から日本に移動する意味を国際人口移動研究の中で位置づけたいと考えています。
地方に比べ、東京での生計コストは比較的に高いですが、この度、東京大学外国人留学生支援基金をいただくことができて本当に助かりました。将来、博士学位を取得した後に、日本の高等教育機関で就職し、学術の視点で研究のさらなる進歩を目指すとともに、教育上や学術上の交流を通じて、中国と日本の相互理解を深め、両国の学界および社会に貢献したいと思います。
2021年02月05日(金)
Joshi Ratala Dinesh Prasad (ジョシ ラタラ ディネス プラシャド)
総合文化研究科
博士課程3年(留学時)ネパール出身
外国人留学生支援基金奨学生
It was a great pleasure for me to have received this scholarship from the University of Tokyo. Through the financial support, I could devote more time for my studies and research.
I am towards the completion of my Doctoral thesis from the Human Security Program of the Graduate School of Arts and Sciences. I look forward to the next chapter of my life. My dream is to be an educator. Having had a chance to receive my higher education in Japan, I believe that I have been bestowed with a lot of new skills and knowledge that I would otherwise have been deprived of back in my home country. I hope to establish my own educational institution and provide a learning opportunity for many underprivileged students in the future. I have realized that while creating an enabling academic environment is a must, designing economic support mechanisms for the needy is equally important to help them realize their true potentials. To this end, cherishing the learnings I have had at this university, I would like to pay forward what I was rewarded for to the people of the next generation.
2021年02月05日(金)
張 寒時 (チョウ カンジ)
法学政治学研究科
博士課程1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
私が日本に来たのは2012年の4月で、あっという間に10年近い月日が経とうとしています。正直来日した当初は、研究者に成ることは視野に入っておらず、また異国でここまで長期滞在をするつもりはありませんでした。しかし、いつのまにか研究者に成るという夢を見つけることができ、日本での研究生活が次第に新たな日常になっていました。
私の研究テーマは、「留日経験者と中国の近代化」です。現段階では、修士論文で取り扱った熊式輝という人物をさらに深掘りをしている最中ですが、他の留日経験者との比較研究も視野に入れています。決してホットなテーマではありませんが、同じ留日経験者としてこのテーマに強い関心を持っており、比較的マイナスなテーマだからこそ、まだ発表されていない公文書や資料を地道に集めていけば、後に必ず意義のある研究成果を出せると信じ、日々努力を重ねています。
博士課程に進学した2020年は、新型コロナウイルスの蔓延により、今迄の生活が一変した特別な一年になってしまいました。このとりわけ大変な年に、奨学生として選ばれたことに、心から感謝をしております。お陰様で負担が軽減され、研究により専念できるようになりました。研究者への道は決して楽な道ではありませんが、今後は引き続き困難に立ち向かいながら、夢に向かって努力をして行きたいと思います。
2020年09月04日(金)
趙 凡 (チョウ ハン)
薬学系研究科 薬科学専攻
修士課程1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
私は2年前日本に来ました、あの時の私にとって、不案内な土地で新生活を始めることは大きな挑戦でした。最初は不安な気持ちでいっぱいでしたが、東京大学に入学した後、学生から先生まで私に優しくしてくれたお陰で、孤独感と不安感がだんだん解消されました。
私は薬学系研究科に所属し、放線菌由来の新規二次代謝産物の探索研究を行っていました。放線菌は種の多様性に富んで、主に土壌や海洋環境中に生育しています。これまでに数多くの生物活性物質が放線菌より単離されてきています。また、合成低分子と比較する場合、天然由来の二次代謝産物は極めて複雑な 3 次元構造を有している場合が多く、合成低分子では実現が困難な生理活性メカニズムを有する創薬シードとなることが期待できます。私は新規二次代謝産物の研究の為、一生懸命に頑張っていました。この二年間、様々な既知の天然化合物ではなく、抗生剤のような生物活性を持っている新規天然化合物も解析されました。
私はこの分野に深い興味があって、出来る事がたくさんあると信じていますので、博士課程に進学することを決めました。将来は人の健康に関わる分野で研究者として働きたいと思います。
最後になりますが、東京大学基金は、いつも夢や目標に向かって努力する私を応援してくれて、心から感謝しています。これからも、これまで以上に努力していきたいと思います。
2020年09月04日(金)
呉 明星 (ゴ メイセイ)
新領域創成科学研究科 物質系専攻
修士課程1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
Times fly since I entered the University of Tokyo. The two-year master course is unforgettable for me. Under the supervision of my professor, I was very enjoying my research activities. With the help of UTokyo Foundation scholarship, I can concentrate more on the research without any worries.
Now I am very happy to enter RIKEN for my PhD course. After graduation from doctoral program, I will work as an international physics researcher. High-speed, small, portable electronic equipment is the tendency for our smart society. To realize that, the development of memories is one the most important steps. My research on the ultrafast memory could promote the development of data storage technique. I hope what I learnt in the University of Tokyo could contribute for the promotion of the human world.
2020年09月04日(金)
張 凱鹏 (チョウ ガイホウ)
情報理工学系研究科 電子情報学専攻
博士課程1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
It's my great honor to receive the scholarship. It helps me to concentrate on my researches about Artificial Intelligence (AI).
My research topic is about making a machine learning continually in the real world like a human, for example, using our daily life video log (Vlog) continually to upgrade a model to recognize what is happening in this world. I want to extend my researches to more and more applications to make our life more intelligent.
At the University of Tokyo, I meet many talented and friendly students and enjoy studying with them. Also, thanks to my supervisor always give me a lot of help and guidance in my researches. In the future, I will devote myself to more challenging researches.
I enjoy life in Japan. There are many places to relax and many beautiful natural and cultural landscapes. Japanese culture and customs are also very interesting. I hope to learn more about Japan in the future.
2020年09月04日(金)
ZHOU Yaxing (ゾウ ヤーシン)
公共政策学教育部 公共政策学専攻
専門職学位課程1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
I am honored to be one of the recipients of the scholarship and deeply appreciative of the support from Utokyo. The financial assistance provided is a great help to me to concentrate more of my time for studying.
The course at GraSPP has provided me with theories and practical tools to deepen and broaden my professional knowledge. With excellent research resources and valuable advice from professors, my research knowledge and skills have developed noticeably too. Utokyo also organized various activities for students to enjoy and gain new experiences. Life in school is wonderful.
Thanks to you, I am one step closer to reaching my education and career goals. Support from donors, professors, the staff of Utokyo make life brighter for me I hope that one day I will also be able to help students achieve their goal in the same way.
2020年09月04日(金)
周 ショウ (シュウ ショウ)
総合文化研究科 広域科学専攻
博士課程2年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
今、日本に来て四年半が経ち、茨の生えている道ですが、楽しい道になります。来日したら、日本語を日本語学校で一年間半ほど勉強して、この間、JASSO留学支援奨学金を受けました。そして、目白大学大学院で生涯福祉分野の研究生として勉強しました。研究生の一年間は、英語及び日本語の試験を受けて、博士課程の入学試験も合格しました。充実で懐かしく、忘れられない一年間です。
私自身の状況ですが,経済的には私費留学にして,アルバイトを余儀なくされました。東京大学外国人留学生支援奨学金を給付していただけたことで、アルバイトをする時間を減らし、精神的に余裕をもつことができ、研究に集中する環境を整えていただけたと感じております。現階段、スポーツ医学分野で勉強して、バドミントンに関連するスポーツ損傷調査及びスポーツ損傷予防に関する研究をしています。今井教授のご指導のおかげで、英語論文は2篇を発表して、第3、4篇は採用されて、第5篇は投稿中です。
将来、恩返しするつもりで、私は日中両国の橋渡しとなりたい、力を尽くして、スポーツ医学分野だけじゃなくて、体育教育などの分野の学術を積極に促進して、日中のスポーツ分野協力強化を模索したいです。
2020年09月04日(金)
張 秉超 (チョウ ヘイチョウ)
工学系研究科 建築学専攻
博士課程2年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
東京大学外国人留学生支援基金をいただいたことは本当に光栄であり、私の研究へのご支援に心から感謝しています。
自分の研究分野は都市の複雑な風環境の形成解析についてです。風環境問題は人間にとって歩行活動の妨げ、風で吹っ飛ばれた物による傷害などの被害をもたらす上、世界中では都市化と工業化が進んでいく中、風環境は建物の立ち位置設計、工業排気の排気排煙設計などにも、現在抱えている重要な課題の一つである。私は日常生活や以前の業務上の経験などから、このような風環境問題に興味を持ち、その解決策を提案する環境政策について学ぶことを目的として、偶然に日本を留学先にし、大学院博士課程へ進学をするように成りました。2年間の勉強、研究を通して、このような目に見えない風環境の複雑さ、非定常性などの魅力に引かれまして、今後は風環境の研究職を目指すことへ決意をしました。
今後も、立派な研究者を目指して努力して行きたいです。人類は不断の努力と叡知をもって知識や経験を蓄積させてきましたが、現在の豊かな社会の実現はまさに研究行為が基礎となって成し得た業であり、自分も微力なりともそれに参与してみたいと強く感じます。
奨学生になってから、経済の負担が軽減することができて、研究に集中できた上、日本での研究生活、日本文化も楽しく味わえました。改めて大学の支援に心厚く感謝いたします。
2020年09月04日(金)
農 一鑫 (ノウ イチシン)
農学生命科学研究科 農学国際専攻
博士課程2年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
I am really grateful for the opportunity of receiving the “University of Tokyo international student scholarship”, that it helps me get through the difficult times during my research.
My research focuses on understanding the smallholder farmers’ decision-making of the sustainable soil management (SSM) practice in China. The SSM is promoted as an important integral component of the Sustainable Development Goals of food security (SDG-2) and climate resilience and mitigation (SDG-13). In the highest soil erosion regions of arid and semiarid northwest China, water resource deficits and farmland misuse have further exacerbated soil degradation. Therefore, understanding how farmers in diverse agro climatic zones perceive and respond to different SSM practices is important to the sustainable agricultural development in developing countries.
The University of Tokyo is such a great school that provides us with many opportunities including diverse courses, academic seminars and discussion forums. Also, I am really appreciate help from my supervisor and friends in here. My experiences in school not only broaden our vision, but also change my way of thinking. Changing our thinking pattern and minds is hard, but it’s important within growing divisions of the academic disciplines and society.
2020年09月04日(金)
黄 秋源 (コウ シュウゲン)
農学生命科学研究科 生物材料科学専攻
博士課程1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
私は、農学生命科学研究科生物材料科学専攻に属し、環境で分解できるような生分解性プラスチックの研究開発をやっております。2014年から日本留学しにきました。学部、修士のとき、プラスチックの化学合成について研究しましたが、ほとんどのプラスチックは石油資源から作られ、いつまでたっても分解しないことは大きな問題となっている。そこで、博士課程では研究方向を調整し、原料が再生産可能な植物や、微生物がつくる、使用後は海洋や土の中の微生物によって完全に分解される生分解性プラスチックの研究にしました。
博士期間内、コンポストという特殊な条件でしか分解しないポリ乳酸に、耐熱化した分解酵素を熱混錬することにより、水環境でも分解する酵素内包生分解性プラスチックの作製に成功しました。今回開発した方法は、他の生分解性プラスチックと分解酵素にも応用可能で、海洋マイクロプラスチック問題を含む、プラスチックごみによる環境汚染問題の解決に向け大きく貢献できると期待されています。
博士進学後に経済面の不安を少なくし、研究に打ち込みたいと思い、東京大学留学生支援基金に応募させていただきました。この度は、東京大学留学生支援基金奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。寄付者の方々には言葉に表せないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。こうして支えてくださるすべての方への感謝を忘れずに、これからも高分子合成と生分解に関する知識を活かし、新しい技術や環境にやさしいプラスチック材料を世界に普及させることにも積極的に努めたいと考えています。
2020年09月04日(金)
劉 沛江 (リュウ ハイコウ)
数理科学研究科 数理科学専攻
修士課程1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
2019年4月に留学生として日本にきたとき、新しい生活への期待と興奮を強く感じていた。しかしながら、出身国の中国より、日本の物価が高くて、生活費は以前より大幅に高くなった。その後、中米関係の悪化の影響で、経済についてのことだけでなく、未来の不確定性も精神的な圧力になった。
そのとき、留学生向けの東大支援金をいたたいたことは、経済についてのストレスを解消した。教務の先生から支援金の情報いただけただけで、ありがたかったと思って、大学から経済的な支援をいただけたことにも、感謝の気持ちでいっぱいである。
また、大学だけでなく、日本の社会では、人と人の差別への尊重を強く感じていた。そして、誰でも自分の夢を叶えるように努力できる。このことを知れば知るほど、未来の不確定性についてのストレスはなくなる。ところで、差別への尊重の重要性を深く理解しながら、自分の生活にはこれについてのことをもっと注意するべきだと思う。
大学院生として専攻科目は数学である。数学の理論は研究者の出身や言語によらず、人間共通の考え方である。数理の学生や研究者は、この共通の考え方を基準にして、様々なアイディアをシェアして、数学の世界を築いている。現在コロナの時代には、数学の世界だけでなく、人間の世界でも、共通の論理を基準にして、差別を尊重して、様々なアイディアをシェアして、もっと良い世界を築けると思っている。
2018年12月21日(金)
李 蘭青 (リ ランセイ)
経済学研究科 経済専攻
修士課程2年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
2017年の9月、私は両親と母国を後にして、海を渡ってきた。成田空港からバスに乗って、東京に向かっていた途中の、窓の外の退く風景を見ながら、そのワクワクしていた気持ちを、今でもはっきり覚えている。そして、荷物を家に置いて、早速本郷キャンパスに訪れた。三四郎池、図書館、安田講堂…キャンパスは美しさだけではなく、また歴史の重みと学問の厳粛さを帯びている。1年間通い続けたキャンパスだが、今でもその中での散歩が大好きで、毎日楽しんでいる。
東大生になったことに対して、光栄に思っていながら、また責任を感じている。修士として、授業を受ける他にも、自分の研究も始める。これはまさに、学者の道にむかっての第一歩と言えよう。学術に専念し、納得できる成果を出す。これは周りの人々の期待でありながら、私自身の目標でもある。そのために、毎日努力するよう心掛けている。うまくいく時があるが、全然進まない時もある。そういう状況であっても、諦めずにもう少し頑張ろう、と私はいつも自分を励ましている。
私は学者の道を目指している。それは決して容易なことではないとよくわかっている。そして、私の心の中で全く迷いがないというわけでもない。未来はどうなるか、だれも分からない。私ができるのは、ただ今の一分一秒を掴むことである。幸い、東大の留学生支援基金の援助があって、経済的負担が軽くなり、日常生活がだいぶ楽になった。これで私も、もっと勉強に専念することができる。
今の私はまさに小舟のように、茫々たる海を渡ろうとしている。難しいと知りながら、迷いながら、失敗し続けながらも、前へ進む。
今は帆を立て、学問の海に出航する!
2018年12月21日(金)
金 賢九 (キム ヒョング)
総合文化研究科 地域文化研究専攻
博士課程2年(留学時)韓国出身
外国人留学生支援基金奨学生
私は、総合文化研究科地域文化研究専攻に属し、今は政治学の観点から朝鮮半島の政治と日本の政治を比較する研究をやっております。このような研究は、母国でもできるように考えられます。しかし、私は今日本でこのような研究をしており、そこには、私なりの理由と目的があります。
朝鮮半島に関する研究をわざわざ日本にまで来て研究する理由は日本と韓国、北朝鮮の豊かな未来関係を望みつつ、それが実現できるかを探るためです。相手がどのような人であるかを知る方法の中で最もいい方法が直接付き合ってみることです。相手を知らずに、関係がよくなることはないからです。未来の関係をよくするためには、日本と日本人を知る必要があると思いました。これが留学の目的であり、また研究のテーマでもあります。
幸い、日本に来て、国際協力というお互いを理解する機会を得て、さまざまなことを学ぶことができました。将来は、このような貴重な経験を生かし、研究としても活用しつつ、相互理解を深めるためにも生かしたいと思っております。このように思いつつ、私費留学生として苦労していた際、東京大学外国人留学生支援基金をいただくことができ、自分の目的や研究に大変役に立ったと思います。また、このような基金をいただくようになるまで、私を支えてくださった教職員の皆様に、心から感謝いたします。
2018年12月21日(金)
王 儒 (オン ル)
理学系研究科 物理学専攻
修士課程2年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
It’s a great honor for me to receive this scholarship which significantly lighten my financial burden. Thanks for this scholarship sincerely.
I’m a master student majors in physics and my research area is data analysis. Generally speaking, what I do is to use deep learning and machine learning to improve the sensitivity in neutrino mass hierarchy analysis.
As is known to all, the mass of neutrino is one thing that goes beyond standard model of particle physics which will reveal a more fantastic law than standard model. While we can not tell whether it is normal hierarchy or invert hierarchy because of the limitation of data volumes and sensitivity of analysis. I desire to make some progress in this area and extend human’s knowledge horizon in awesome subject which contain both macro and micro secretes.
Last but not least, Tokyo is a brilliant place with excellent people and dazzling landscape. Also, I’ve got a lot of help from my supervisor, lecture, classmates and friends in Tokyo. I can’t adopt to the life in Tokyo smoothly without their help. I’ve kept thousands of unforgettable experiences here. Wherever I will be in the future, I will deeply appreciate the splendid life in the University of Tokyo.
2018年12月21日(金)
張 庭栄 (チョウ テイエイ)
工学系研究科 システム創成学専攻
修士課程1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
この度、東京大学外国人留学生支援基金の奨学生として採用していただき、誠にありがとうございます。
実は、東京大学大学院に入ったとたん、家に思いがけないことが生じてしまいました。その時、本当に学業すら続けられなかった状態です。経済はともかく、精神的に不安定になり、学業を続ける心が揺らぎました。やめようかと、今勉強するというより仕事を見つけて家計を支えるべきだと心の中に何回も浮かびました。しかし、あんなに頑張って東京大学にやっと入って、こんな形で辞めると気が済まない、何か方法はないだろうかと考えました。その時に、大学から経済的に学業が続けられるようにできるだけ支えると支援基金を出してもらいました。このことを聞いた瞬間、誠に涙が流れ止まりませんでした。本当にありがとうと感謝の気持ちで胸がいっぱいです。私は、絶対大学からの恩情を負けないよう、より精一杯に頑張っていきます。将来、東京大学に恩返しできる人物になることを志しています。
最後に、再び東京大学に感謝いたします。
2018年12月21日(金)
XIONG JING (ユウ セイ)
農学生命科学研究科 農学国際専攻
修士課程1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
私は中国武漢市に生まれ、小さい頃に、テレビでは日本のアニメ動画が流されていたのです。日本への好奇心はその頃からです。そして、中学校2年生の時、初めて日本に来ました。武漢市の学生向けサマーキャンプで、東京、大阪、京都など様々なところを見学でき、私にとって、初めての海外経験だったので、とても印象深いです。それから日本に留学する夢を持つようになりました。
努力を重ねてきて、今は東京大学農学生命科学研究科の修士1年として、勉強しています。現在の研究テーマは「武漢料理の特性である混合性に関する考察」です。出身地である武漢およびその近郊の食文化、とりわけ外食が主体となる朝食文化に関するフィールドワーク研究を実施しています。中国の食文化が長年にわたる歴史を有し、また中日両国の食文化が互いに影響を及ぼし合っていることはよく知られているところですが、中国の特に地方都市の食文化の多様性が学術的に十分に研究されているとは言い難く、今後の研究の進展に大きく期待されています。
この度、東京大学外国人留学生支援基金をいただくことができ、これまでアルバイトに割いていた時間を、自身の研究に費やすことができるようになってとても嬉しく思います。これから、支えてくださっている皆様の期待に応え、将来は東京大学の発展および母国と日本の国際交流や国際協力などに少しでも貢献できるように、日々努力していきたいと思います。
2018年12月21日(金)
郭 詩怡 (カク シイ)
新領域創成科学研究科 自然環境学専攻
博士課程2年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
過去20年以来、中国において急速な都市開発と建設がデザイン産業の発展を促し、 その流れの中で学校教育でも図像表現及び実践的なスキルの育成に重点が置かれてきました。私は修士課程でいくつもの大型デザインプロジェクトを携わり、都市計画を描く嬉しさを味わったとともに、徐々に都市建設の過程で緑地空間が無視・破壊されたことに気付きました。都市公園などの緑地空間は人間活動のための場所だけではなく、生物多様性の担い手としての生物種の生息地であるべきと思い始めました。実際に、多くの先進国でも、都市緑地の保護が計画の最優先の考慮事項と位置づけられ、都市緑地の生態保護機能も学者の注目を集めています。それでは、中国の緑地計画の道のりはどうあるべきかと常に考え、日本でこの答えを探したいと思います。
日本に着いた時、私は家庭教師のアルバイトをいただいたほどの幸運がありましたが、東京は物価が高いので節約生活をしなければなりませんでした。自分の生活に困った際に、東京大学外国人留学生支援奨学金は私の人生の負担を軽減させました。一方、研究においても東京大学の学問に対する厳しい姿勢と多様で活発的な学術の雰囲気が常に私に刺激を与えてきました。斎藤馨教授の指導の下で、私は博士課程で早く研究の分野を決定し、博士初年に学術論文を発表する事を実現しました。今後とも自分の初心と感謝を忘れずに、学術の道で精進してまいりたいと思っております。
2018年12月21日(金)
張 偉陽 (チョウ イヨウ)
情報理工学系研究科 創造情報学専攻
修士課程1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
I felt extremely honored and excited to be able to receive the scholarship from the Support Fund for International Students, which reduced my financial burden greatly. With a better financial situation, I am able to focus more on my study and research.
Study at the University of Tokyo was definitely one of the best choices I've made in my life. With the interest of the culture of Japan, I came to study here after my graduation from university in China, becoming a first-year's master student in the Graduate School of Information Science and Technology. Currently, my research topic is to use knowledge graph to improve the performance of Question Answering task. i really appreciate that we have choices to choose whatever interests us to research. I would like to cherish this opportunity to challenge myself and to make more progress.
Once again, thank you for the scholarship from the Support Fund for International Students. I am committed to my education, and one step closer to my dream.
2018年12月21日(金)
楊 貝貝 (ヨウ ベイベイ)
学際情報学府 学際情報学専攻
修士課程2年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
私は日本に留学する前に、中国から派遣された社会人として、大阪では、1年の出張経験があります。そのときは、日本人の同僚の真面目な仕事ぶりに感心していたので、日本に来て勉強するという考えが生まれました。
現在は次世代の通信技術として「アプリケーション毎のトラフィック異常検知」の研究を進めています。本研究はインターネットサービスプロバイダとの共同研究の一環の研究として遂行しており社会的な意義は高い研究と思います。特に今は多くのIoTデバイスが存在し、以前より、ネットワーク異常検知が難しくなります。私の研究はその問題に対して、新しい手法を提案します。その後、異常検出の確率の向上のため、アルゴリズムの最適化の調整が必要であり、これは今から卒業までの一番大切なことです。
でも、日本では生計のコストが高く、東京大学の研究生の間、入学料や授業料や生活費などを支払って、自分の貯金のほぼすべてを使い果たしました。今年4月から修士2年生になって、研究と就職活動もたくさんあり、アルバイトの時間はほとんどなくなると思います。東京大学基金の援助を受け、本当に大変助かっています。心から感謝します。そして、これからは毎日もっと頑張って、将来は卒業して必ず社会に貢献します。
2018年12月21日(金)
崔 璇 (サイ セン)
公共政策学教育部 公共政策学専攻
専門職学位課程1年(留学時)中国出身
外国人留学生支援基金奨学生
私は学部時代、中国の中山大学で日本語や、英語など語学を中心に学習しました。また、個人的には積極的に経済学を学びました。大学3年時には交換留学で日本に半年間留学し、語学に加え日本人の仕事に対する意識調査や諸制度についても調べました。
私は学部時代に書いた卒業論文では、日本と中国の少子高齢化に着目し、現状分析を始め日本の社会保障や福祉、年金制度、介護システムを調査しました。この課題は今まさに高齢社会に突入しつつある中国に対してはとても現実的な意義を持つものだと思います。これらを踏まえ、現在公共政策大学院で学んだミクロ経済学やマクロ経済学や計量経済学などの知識を活用し、様々な学問を通して多角な視点から眺め、高齢社会の関連問題について更に勉強や研究を続けています。公共政策大学院では、経済学だけではなく、国際法、政治法も含め、授業を中心に、幅広く学んでいます。今回の外国人留学生支援基金奨学金をいただいて本当に感謝しております。これからも更に勉強や研究に集中し、自分の強みを最大限に発揮し、社会に貢献していきたいと思っています。
先進的な学問を身につけて、経済公共政策についての応用能力を発揮し、国際交流機関において貢献していきたいと思っています。大学院で学んだことを実務に活かし、私の将来の夢である国と国の架け橋になり、より高度な人材として国際社会に貢献したいです。
<留学生支援基金>
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