2023年7月31日(月)、「東京大学基金活動報告会2023」を本郷キャンパスの安田講堂にて開催いたしました。なお、当日の模様は、YouTubeにてご覧いただくことができます。
第Ⅰ部 東大基金プロジェクトツアー
活動報告会開会の前に、プロジェクトにかかわる施設や資料などを実際にご覧いただける、東大基金プロジェクトツアーを開催しました。
「東京大学附属図書館支援プロジェクト」「南鳥島レアアース泥を開発して日本の未来を拓く基金」「東京大学コレクション未来基金」それぞれに対応するの3つのツアーを用意し、寄付者の皆様にはいずれか1つのツアーにご参加いただきました。
各ツアーでは、プロジェクト関連施設の見学及び担当教職員・学生からの説明と質疑応答を実施しました。「普段はみられないエリアまで見ることができ、楽しかった。」等のご感想もいただき、盛会となりました。
第Ⅱ部 活動報告会@安田講堂
今年も昨年に引き続き、全国各地から多くの方にご来場いただきました。開会までの時間は、安田講堂にて寄付者銘板や安田講堂改修プロジェクトの寄付特典である椅子プレートをご覧になってお過ごしいただきました。また、各プロジェクトをご紹介するチラシコーナーや東大グッズの販売ブースも設置し、たくさんの方で賑わいました
UTokyo NEXT150寄付者の方への感謝状贈呈(対象者のみ)
開会に先立って、UTokyo NEXT150へ一定額以上のご寄付をいただいた方へ感謝状の贈呈式を行いました。
総長挨拶
プログラムの初めに、藤井 輝夫総長より挨拶がありました。
平素より皆さまから多大なるご支援をいただいておりますことへのお礼の後、UTokyo COMPASS の概要とこれまでの進捗・成果について説明がありました。また、2027年に創立150周年を迎えることを機に、安定的な財務基盤を支える基金の充実を目指していくことへの決意を表明しました。
2022年度活動報告
続いて、津田 敦理事・副学長/社会連携本部長より、2022年度の東京大学基金活動報告を行いました。皆さまから寄せられたご寄付の年度別申込金額・件数の推移や、昨年始動したUTokyo NEXT150の紹介のあと、プロジェクト活動状況・UTokyo Giving Campaignをはじめとしたキャンペーン・新規に立ち上げたプロジェクトといった、東京大学基金の昨年度の取り組みについてお話ししました。
特別講演「スポーツを通じた東大のインクルーシブネスの実践」
今年度は、スポーツをテーマに、2つの特別講演を行いました。
最初に先端科学技術センター副所長・身体情報学分野の稲見昌彦教授より、「超人をつくる、スポーツをつくる」と題した講演を行いました。講演では、研究中のプロジェクトを例に、新たな身体の可能性についてお話がありました。また、テクノロジーを用いた新たなスポーツについても紹介があり、東京大学がどのようなかたちでスポーツに関わっていくことができるのかについて改めて考えることができました。
続いて、東京大学医学部付属病院リハビリテーション部副部長の藤原清香准教授より、「挑戦からうまれるできること~パラスポーツの現場から」と題した講演を行いました。オリンピック・パラリンピックでのサポート経験や、障がいを持つ子供たちを対象としたイベント運営でのエピソードの紹介を通して、パラスポーツの持つ可能性とその先にある未来について考える機会となりました。
運動部学生による事例発表「東大生のスポーツへの挑戦~スポーツの戦略」
続いて、陸上運動部・スケート部フィギュア部門・ア式蹴球部の学生を招き、発表を行いました。「東大生のスポーツへの挑戦~スポーツの戦略」というテーマで、実際に競技を行っている学生から、研究内容や科学技術を活用したスポーツへのアプローチについて紹介がありました。
パネルディスカッション
最後に、津田 敦理事・副学長 / 社会連携本部長がモデレーターとなり、稲見教授と藤原准教授にもご参加いただいてパネルディスカッションを行いました。スポーツを通じて東大が社会に提供できる価値や、東大のミッションにおけるスポーツの位置づけについて考えました。
お知らせ
当日の模様は、YouTubeにてご覧いただくことができます。
ぜひご覧ください。
今後とも、東京大学基金へのより一層のご理解、ご協力の程よろしくお願いいたします。
※本学関係者所属、肩書きはすべて開催当時のものです。