第I部 活動報告会@安田講堂
東京大学基金活動報告会2022 開催
2022年7月25日(月)、「東京大学基金活動報告会2022」を本郷キャンパスの安田講堂にて開催いたしました。
なお、当日の配信の内容は、YouTubeにてご覧いただくことができます。
今年は3年ぶりに対面で実施することとなり、全国各地から多くの方にご来場いただきました。開会までの時間は、安田講堂にて銘板や安田講堂改修プロジェクトの寄付特典である椅子ネームプレートをご覧になってお過ごしいただきました。
東京大学公式グッズの販売ブース
総長挨拶
プログラムの初めに、藤井 輝夫総長より挨拶がありました。
皆さまから東京大学緊急人道支援基金へ多大なるご寄付を賜りましたことへのお礼の後、東京大学の新しいビジョン UTokyo COMPASS の概要について説明がありました。
2021年度活動報告
続いて、津田 敦執行役・副学長/社会連携本部長より、2021年度の東京大学基金活動報告を行いました。皆さまから寄せられたご寄付の年度別申込金額・件数の推移や、資産運用のご報告の後、プロジェクト活動状況・遺贈によるご寄付・UTokyo FutureTV・新規に立ち上げたプロジェクトといった基金をもとにした活動をご紹介しました。
また、東京大学動物医療センター140周年記念基金(東大VMC基金)設置責任者の西村亮平センター長、歴史的木造建築の工学研究国際拠点形成基金設置責任者の藤田香織教授、iGEM UTokyoチームメンバーの学生からお礼のメッセージをお伝えしました。
特別講演「インクルーシブな組織の条件:当事者性・研究文化・共同創造」
今年度は、小児科学・当事者研究を専門分野とするバリアフリー支援室・先端科学技術研究センターの熊谷 晋一郎准教授より「インクルーシブな組織の条件:当事者性・研究文化・共同創造」と題した講演を行いました。講演では、当事者研究の概要、新人医師時代のエピソード、内外からの信頼性が高い組織の特徴、組織のパーパスはどこから来るのかについて話があり、当事者研究を軸に組織の在り方について考える機会となりました。
特別鼎談
最後に、津田 敦執行役・副学長 / 社会連携本部長がファシリテーターとなり、藤井 輝夫総長とバリアフリー支援室 熊谷 晋一郎准教授、男女共同参画室 吉江 尚子教授の対談を行いました。藤井総長の挨拶や熊谷准教授の講演を踏まえ、今後の東京大学について、「誰もが来たくなるキャンパスをつくるために」というテーマで話がされました。
第Ⅱ部 プロジェクト体験ツアー2022
続いて、プロジェクトにかかわる施設や資料などを実際にご覧いただける、プロジェクト体験ツアーを開催しました。
「経済学部資料室支援プロジェクト」「東京大学史料編纂所基金」「歴史的木造建築の工学研究国際拠点形成基金・キャンパスマネジメント研究基金」「東京大学コレクション未来基金」「グッゲンハイム美術館ビルバオ展示支援基金」「南鳥島レアアース泥を開発して日本の未来を拓く基金」「附属図書館支援プロジェクト」それぞれに対応するの7つのツアーを用意し、寄付者の皆様にはいずれか1つのツアーにご参加いただきました。
各ツアーでは、プロジェクト関連施設の見学及び担当教職員・学生からの説明と質疑応答を実施しました。「先生のお話が大変面白く、本当に来てよかった。」等のご感想もいただき、盛会となりました。
お知らせ
今後とも、東京大学基金へのより一層のご理解、ご協力の程よろしくお願いいたします。
※本学関係者所属、肩書きはすべて開催当時のものです。