史料編纂所の研究活動にご支援ください。
史料編纂所が収蔵する国宝島津家文書,17件の重要文化財をはじめとする重要史料などは,国民・人類共通の文化遺産であり,保存・修補のためには安定的で大きな財源を必要としています。さらに史料のデータベース整備充実や撮影・デジタル化費用,そして研究所で行っている様々な研究活動・編纂事業などにみなさまからのご支援を活用させていただくことで,広く日本史研究に寄与することとなります。

島津家文書 国絵図

洛中洛外図屏風(復元模写)

特別収蔵庫
東京大学史料編纂所基金(部局基金)ご協力のお願い
東京大学史料編纂所は、国の内外に残されている古代から明治維新に至る日本の歴史に関係する史料を蒐集、研究するとともに、その成果をふまえて、日本史研究の基礎となる史料集を編纂・出版する研究所です。
本所の事業の淵源は、1793年(寛政5年)、江戸幕府の援助をうけて国学者塙 保己一が開設した和学講談所に遡ります。明治になり、和学講談所の事業を継承して、当初は政府の直轄事業として、そして1888年(明治21年)10月からは帝国大学の事業として、日本史史料の研究・編纂を続けてきました。1901年(明治34年)に『大日本史料』と『大日本古文書』の第一冊目を刊行して以来、『大日本史料』『大日本古文書』『大日本古記録』『大日本近世史料』『大日本維新史料』『日本関係海外史料』『花押かがみ』『日本荘園絵図聚影』『正倉院文書目録』など、1100冊をこえる史料集を刊行しています。
史料編纂所は国宝「島津家文書」、国指定重要文化財「実隆公記」をはじめ、貴重な原本史料を多数所蔵しています。また、編纂の前提として、国内外において広く史料の調査・蒐集を行い、影写・謄写・模写・写真などの方法で、文書・日記・典籍・絵画などの膨大な複製史料を作成してきました。これらは本所の図書室やWebサイトにおいて研究者・市民に公開されています。
私たちは、これまでの研究活動を継承しつつ、全国・世界の研究者との共同によって新たな研究を展開し、また、学界・社会により開かれた研究所としてさらなる発展をめざしていきたいと考えております。一層のご支援をお願い申し上げます。
東京大学史料編纂所長
本郷 恵子
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2022年活動報告
-国民・人類共通の文化遺産の保全・継承-
2023年02月15日(水)
史料編纂所は、国宝『島津家文書』をはじめとする、20万点以上の歴史史料を所蔵しています。
2022年は、あらたに戦国時代の日記『言継卿記』が指定され、重要文化財は20点になりました。いずれも何百年もの時を超えて伝えられてきた貴重なものです。古文書等の素材である、和紙と墨の組み合わせは、非常に堅牢ではありますが、年月の経過による劣化・損傷を避けることはできず、多くの史料が修理を待っている状態です。本基金は、これらの史料を修復・保全し、確実に後世に伝えるために活用させていただいています。
修理を完了した史料の画像は、本所のデータベースから公開しています。歴史史料に関わる多様な情報を、詳細かつできるだけわかりやすくお伝えできるよう、人文情報学の研究にもとづいた最新の情報基盤を維持するよう努めています。2022年は検索画面を刷新して、より使いやすくなりましたので、ぜひアクセスしてみてください。
史料編纂所は、日本前近代史に関わる史料の研究・史料集の編纂事業を150年にわたって続けてきました。日本に関わる、すべての歴史叙述・歴史認識の土台となる史料の保全・研究、そして次世代への継承という事業に、ご支援をお願い申し上げます。
『言継卿記』35冊のうち第34冊。元亀二年(1571)正月~十二月記。
権大納言山科言継(1507~79)による戦国時代を代表する日記。室町幕府の動静や
社会状況に加え、文芸・音楽・医薬などに関わる記事も多く、2022年に重要文化財
に指定された。
■ご寄付の使途
いただいたご寄付は、島津家文書の修理等に活用いたしました。
温かいご支援を賜り、ありがとうございました。
活動報告をYouTubeにて公開しています
2021年11月12日(金)
東京大学基金活動報告会2021 第2部オンライン交流会グループCの冒頭にて行いました、プロジェクト活動報告の動画です。
東京大学史料編纂所基金の活動報告は3:39からです。
開催日:2021年9月29日
録音・録画はお控えください。
交流部分は非公開としています。
保谷徹所長からの御礼メッセージをYouTubeにて公開しています。
2020年10月26日(月)
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<史料編纂所基金>
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始めたばかりで まだまだチンプンカンプンすが
データベース大変参考にさせていただいて降ります
<史料編纂所基金>
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