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東京大学基金 総長主催法人懇談会

写真:東京大学基金 総長主催法人懇談会
「東大130キャンペーン収支の報告と感謝の集い」開催

2008年7月16日水曜日、東京・虎ノ門のホテルオークラにて「東京大学基金 総長主催法人懇談会」が開催されました。会場となったのは6月にオープンしたばかりの新バンケットルーム「曙の間」です。当日は、東京大学基金にご寄付、ご協力いただいた法人の方々をご招待し、約200名の皆様にご来場いただきました。東京大学の役員・教職員ならびに、奨学金を授与された外国人留学生など約100名がお出迎えし、「東大130(ワン・サーティー)」キャンペーン138億円達成のご報告とお礼、これから東大が目指す志と活動内容の発表を行いました。立食パーティーでは名刺交換の場面が多く見受けられるなど、活気あふれる懇談会となりました。今回はその模様をリポートします。

ウエィティングタイム

少し早めに会場に到着され、受付を済まされた皆様がまず足を運ばれたのは、「曙の間」のエントランス付近に設置された研究所やプロジェクトの紹介ブースです。その活動内容やこれまでの実績を担当教員に質問する方々であふれていました。

写真:「史料編纂所」ブース

エントランス左側の「史料編纂所」ブースでは、NHK大河ドラマで話題の天璋院篤姫が登場する幕末の風刺錦絵を公開。

写真:「演習林」ブース

右側の農学部附属「演習林」ブースでは、これまでの活動報告と研究実績、演習林運営の意義などが解説された掲示ボードが展示されました。

写真:千葉県・柏市

千葉県・柏市、千葉大学など公民学連携によるプロジェクト、「柏の葉国際キャンパスタウン構想」ブースでは、竣工が待たれる、「柏キャンパス保育園」、「インターナショナルロッジ」、「柏の葉駅前キャンパス」の完成予想パースが展示されました。

これら3つの研究所・プロジェクトを維持・継続していく意義はとても大きく、今後もそのための支援が必要です。皆様からのご支援をお待ちしております。

開会

懇談会は立食パーティー形式で行われました。18時、来場者全員が会場に入場し、杉山健一副理事がご来場のお礼を述べられ、本日のプログラムを紹介。続いて開会の宣言。初めて法人名義でご寄付、ご協力をいただいた皆様をお招きする、総長主催懇談会が幕を開けました。

まずは、山田興一理事より東京大学基金活動の報告。

写真:山田 興一理事

「東京大学創立130周年という記念すべき年に、目標額130億円を達成することができました。これもひとえに、皆様からのご支援のおかげでございます。今から10年ほど前、卒業生や企業の皆様から『東大発展のために寄付をしたい』というお申し出をいただいた際、わざわざ寄付受け入れのための許可を取り付ける必要があったことを考えると、本当に画期的な前進であると思います。寄付申し込み総数は、2008年3月末時点で7,899件。そのうちの340件が法人からのご寄付です。総額で138億9,575万4,715円となりました。使途といたしましては、76億円が目的指定の寄付、7億円を活動経費、18億円を事業資金引当金とし、残りの37億円を基金として運用していく予定です。そして2020年を目標に、基金残高2,000億円を達成し、年間運用益100億円を実現したいと考えております。これからも引き続き、皆様からのご支援をいただけますようお願いいたします」

次いで、小宮山宏総長が、ご来場いただいた皆様にお礼と今後の展望を述べられました。

写真:小宮山 宏総長

「私は3年5ヶ月前に総長に就任し、まず『アクションプラン』をつくりました。そのプランの中の重点項目のひとつが、東京大学基金の設立です。日本の大学では、寄付された資金を施設費などに使うことが一般的でしたが、海外の大学では基金をつくり、その運用益によって毎年コンスタントに自由な活動費を得ているのです。私たちが基金をつくり130億円の目標を掲げたその当時、マスコミから『本当に大丈夫か?』と揶揄されたものです。しかし、正しいと信じ、勇敢に、精一杯やってきたからこそ、皆様のご協力が得られ、目標額の130億円を達成することができたのだと考えています。一方で、東京大学信託基金の設立により、120億円の運用が始まりました。基金と合わせれば250億円ほどの規模。私の総長としての任期が残り8ヶ月ありますから、それまでに500億円規模を目指したい。熾烈な国際競争が続く21世紀、東大は常に世界を見て戦いたいのです。小さな一歩ですが、踏み出さなければならない一歩を踏み出すことができました。挑戦はまだ始まったばかりであります。皆様には、これからもなお一層のご支援を賜りますよう、あらためてお願い申し上げます。本日は、本当にありがとうございました」

第一部の締めとして、新国立劇場運営財団理事長の遠山敦子氏から来賓挨拶をいただきました。

写真:遠山 敦子氏

「大事な会にお招きいただき光栄でございます。また、本日は企業が中心の懇談会と聞いておりますので、東京大学に成り代わり、お礼を申し上げたいと思います。なぜなら、文部科学大臣として小泉内閣へ入閣し、国立大学の民営化という改革を実現させた張本人が私なのですから。大学が文部科学省のお伺いを立てながら予算を組み立てていくのではなく、強い自主性、自立性をもって、自らの意志で大学の運営をしていかなければ、「知の世紀」といわれる21世紀を生き残ることはできません。そして東大には、国立大学第一号として、率先して自立していく義務があるのです。国家がクリエイティブな人材を育てるために、大学という教育機関は必須です。そして日本国内だけではなく世界にはびこっている問題を「自分の身を挺しても解決したい」という真のリーダーを育てなければなりません。日本にそんな素晴らしい人材をたくさん育てたいなら、まずはトップの大学の志が高くないと全体が持ち上がらないでしょう。そのための資金は今後も必要となります。皆様の変わらぬご支援により、社会貢献の心とリーダーシップをもった東大生がたくさん生まれることを祈っております。これをもって、私からのお礼とお願いに代えさせていただきます」

懇親会

写真:懇談会の様子

西尾茂文理事の乾杯を合図に、18時半過ぎより懇親会が始まりました。教授との会話に花が咲き、小宮山総長を囲んでの談笑、企業同士の新しい出会い、留学生との歓談など、パーティー会場ではたくさんの笑顔が生まれたようです。

取材・文:菊池 徳行

※肩書きはすべて懇談会当時のものです。

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