東京大学運動会合気道部は、2024年に創部70周年を迎えました。日本で最も歴史のある学生合気道部の一つとして、部員たちは日々研鑽を積み、合気道の伝統を守りながら、その精神と技を未来へとつないでいます。
東大合気道部では試合を行わず、型稽古を中心とした稽古を通して武道的な身体の獲得を目指しています。また、武器術の練習も取り入れ、より深い合気道の理解に努めています。こうした活動を継続し、さらなる発展を遂げるためには、一定の活動資金が不可欠です。
しかし、近年の社会状況の変化により、部員数の減少や物価高騰などの影響を受け、運営費の確保が年々難しくなっています。これまでOB・OGの皆様が支援を続けてくださってきましたが、既存の会費収入だけでは十分な支援が難しい状況です。
そこで、このたび 「合気道部支援基金」 を設立し、OB・OGの皆様をはじめ、多くの方々からご支援を募ることといたしました。皆様からの温かいご寄付は、現役部員が安心して稽古に励み、合気道の伝統を次世代へと引き継いでいくための大きな力となります。
どうか、本基金の趣旨にご賛同いただき、東大合気道部の未来を支えるためにご協力を賜りますようお願い申し上げます。
運動会合気道部 部長 大学院教育学研究科 教授
能智 正博
東京大学運動会合気道部は昭和29年(1954年)、永世師範の故・田中茂穗先生によって創設され、2024年に創部70周年を迎えました。
日本で最も歴史の古い学生合気道部の一つとして、学生合気道のパイオニアであることを意識しながら、多くの部員が日々研鑽を続けています。
当部では試合を行わず、型稽古を中心とした稽古を通じて武道的な身体の獲得を目指しています。また、武器術の練習も取り入れ、より深い合気道の理解に努めています。
合気道部の活動を維持し、充実させるためには一定の活動費用が必要です。
しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大による長期間の活動制限により、現役部員数は大幅に減少し、運営費の確保が一層難しくなっているのが現状です。
また、物価上昇や新入部員募集のための費用増加も重なり、現役部員の自費負担だけでこれらの費用を賄うのは困難な状況です。
これまで、OB・OG会である赤門合気道倶楽部がOB・OGからの会費の一部を使って支援を続けてきましたが、会費収入の増加は見込めず、既存の支援にも限界がきています。このような状況を打開し、現役部員が安心して稽古や交流活動に励むことができる環境を整えるために、新たな寄付の仕組みを設けました。
皆様からのご寄付は、合気道部の運営費用の一部として、以下の項目に活用させていただきます。
皆様のご寄付により、合気道部の活動は大きく充実し、現役部員たちはより質の高い稽古を積むことができます。
また、遠征や他大学との交流を通じて技術を磨き、精神的・肉体的にも大きく成長する機会を得ることができます。
合気道は単なるスポーツではなく、心と体を磨く武道であり、その教えは部員たちの人格形成に深く寄与します。
部活動を通じて養われる礼儀・自己管理・他者への敬意・チームワークは、卒業後の人生においても貴重な財産となります。
また、寄付によって新入生の勧誘活動が充実し、新たな部員が加わることで部全体の活気が増し、活動の継続性が保たれます。
こうして東大合気道部の精神を次世代へと伝え、より発展させていくことが可能になります。
東大合気道部は70年にわたりその伝統を守り続けてきました。
これからもさらに50年、100年と続く合気道部を目指して、皆様のご支援をお願いいたします。
学問、アルバイト、部活それぞれの活動が以前のようにできない時期ですが、
再開にあたっては、思い切り取り組んでください。
<合気道部>