東大射撃部は1914(大正3)年に設立された、100年以上の歴史を有する部活動です。競技用のライフル銃・ピストル銃を用いて、固定された標的に向かって射撃を行う「ライフル射撃」という競技に取り組んでいます。
第二次世界大戦後、部活動は中断していましたが、塚田三麿氏を赤門射撃会員として迎え、1968(昭和43)年に、本田善健氏ら有志が、戦前の東大射撃部OBの子弟らに呼びかけて銃の購入資金を貸し与えて復活させ、現在に至っています。
2022(令和4)年には、念願の東京大学運動会運動部再昇格を果たしました。また、東大が主管した国公立戦(東大・千葉大・阪大・名大・名工大・北大)においては、AR個人4位・BR個人優勝に加え、総合団体優勝という最高の栄誉を勝ち取ることもできました。近年では部員も増加傾向にあります。
一方で、最新鋭の銃や学内射場といった充実の練環境を有し、五輪選手をも輩出する私大にはなかなか歯が立たず、東京六大学戦や関東大会、インカレといった大会では、彼らとの実力差を見せつけられている現状です。
射撃用品は非常に高価であり、例えばエアライフル銃の新銃は一丁50万円程度、射撃コートは一着15万円程度の費用がかかります。このような高価な物品を学生個人で調達すのは困難なため、部で保有する銃やコートを部員に貸し出しています。しかしながら、大幅な部員数増加と資金不足により、部員全員分の物品調達ができていないうえ、保有している物品も長年にわたり使用してきたものが多く、劣化が激しいため、新規購入・買い替えが必要になっています。
また、弾を発射する練習ができる場所は指定射撃場に限られていますが、本学には学内射撃場がなく、ビームライフルなどの模擬練習設備もないため、外部の射撃場を借りて練習せざるを得ません。都内には、小規模な射撃場を備えた体育館が複数ありますが、曜日や時間の制約があるため、部の都合に応じた柔軟な練習計画を組むことができないことに加え、それらの施設・設備を借りる費用が部の財政を圧迫しています。
国公立大学射撃部の中での「最強」の座を確立し、将来的に私大射撃部の強豪と互角に渡り合っていくためには、これらの課題を解決することが不可欠です。部員たちの練習環境の改善と技術力向上のために、どうか温かいご支援をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
皆様からいただいたご寄付は、以下の目的のために大切に遣わせていただきます。
・射撃競技のために必要な物品・備品の購入(競技用ライフル、弾薬、装置、装備等)
・練習に必要な経費
・大会参加費
・部の活動に必要な施設・設備の整備費用 等
<射撃部>
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