
東京大学女子卒業生同窓会の「さつき会」は2021年に発足60周年を迎えました。東京大学に初めて女性が入学したのは1946年のこと。それから約70年が経過しても、なお女子学生比率が低い状況が続いております。
特に、経済的負担が多いと推測される地方出身の女子学生の東大受験を促し、入学後の経済的・精神的なサポートを行うことで、次世代を担う女性をより多く輩出することを目的とした「さつき会奨学金」制度が、2013年度からスタートしました。
この「さつき会奨学金」制度が、様々な理由で、東京大学への進学をあきらめざるを得ない優秀な女子学生にとっての希望の光となることを願ってやみません。
皆様のあたたかいご支援をよろしく御願いいたします。
また、本基金は、2016年8月からスタートした修学支援事業として位置づけられているため、確定申告時における税額控除の対象となっております。
自宅外から通学せざるを得ず、経済的支援を必要としている東京大学を受験する女子学生を対象に、広く募集・選考を行う。入学後4年間(学部学生の標準修業年限の間。6年制の課程では 6年間)にわたり、若干名に月額5万円を給付する。(返済の必要はない) 寄付の状況、奨学金給付の効果等を評価し、必要な時期に本制度の継続や内容を検討する。
東京大学では、世界最高水準の研究・教育のさらなる向上のために、多様な学生が活躍することのできる支援体制の整備の一環として、本学に入学する自宅からの通学が困難な女子学生への支援を推進しています。その意味でさつき会奨学金は、非常に重要な女子学生支援の一つとなっています。
2012年に寄附募集を開始したさつき会奨学金は、皆様から多大なるご支援を頂いたおかげで、従来の入学前予約型の募集に加え、2016年度から本学在学中の学生を対象とする募集も開始いたしました。これまでさつき会奨学金基金にご支援いただいた皆様に、心より御礼申し上げます。
さらに多くの女子学生の進学・修学を後押しし、これまで以上に女性が活躍できるよう、今後も引き続きご支援とご協力のほどお願い申し上げます。
2025年06月12日(木)
6月9日(月)に駒場キャンパスにおいて「東京大学さつき会奨学金受給者証書授与式」を開催し、2025年度に採用された奨学生14人に対して、奨学金担当理事から証書を授与し、理事及びさつき会奨学金委員会委員長からお祝いの挨拶がありました。その後、各奨学生から、将来の目標、東大を選んだ理由、学修の問題意識、これから取り組みたいことなどを含む自己紹介がありました。
さつき会(東大女子の同窓会)は、本奨学金の創設に関与し、運営に協力しており、奨学金委員会の出席者は、社会に貢献できる、志ある後輩を応援していきたいと語っていました。
2025年02月17日(月)
〇さつき会奨学金証書授与式の開催
6月11日(火)に「東京大学さつき会奨学金受給者証書授与式」を開催し、2024年度に採用された奨学生13人(1人欠席)に対して奨学金担当理事から証書を授与しました。その後、各奨学生から現在の修学状況や将来の夢といったことが話されました。 この授与式には、本学OGであるさつき会委員も参加し運営にも協力していただいていますが、特に奨学生の話を聞き、本奨学金が奨学生の将来の夢の実現に有効に活用されていることがわかって大変喜んでおられました。以上のように相互の交流ができて有意義な式典となりました。
〇さつき会による奨学生との面談
毎年度さつき会委員による奨学生との面談を行っており、2024年度は10月5日(土)、12日(土)、26日(土)、11月2日(土)、9日(土)及び16日(土)の6日間に対面形式で行いました。この面談は、さつき会が奨学生の修学状況や将来のことなどを確認するために行っていますが、複数の奨学生によるグループ単位で行っているため、奨学生同士のよき交流の場ともなっています。
なお、本郷キャンパスに来られない奨学生のために、オンライン形式での機会も設け、奨学生が参加しやすい環境を整えています。
〇2025年4月採用奨学生の募集
東京大学の受験を予定している女子高校生を対象とした「さつき会奨学金」及び本学学士課程に在籍する女子学生を対象とした「さつき会奨学金(島村昭治郎記念口)」において、前者は11月1日(金)から15日(金)、後者は11月1日(金)から8日(金)までの期間で奨学生の募集を行い、高校予約型56人及び島村記念口7人の応募がありました(昨年度実績:高校予約型52人、島村記念口15人)。
これらの生徒及び学生に対しさつき会の奨学金選考委員会委員が審査を行い、「さつき会奨学金」奨学生34人・「さつき会奨学金(島村昭治郎記念口)」奨学生3人が採用候補者として認められ、「さつき会奨学金」については本学への入学をもって、「さつき会奨学金(島村昭治郎記念口)」については進学後に前年度の成績の要件をみたすことで正式な奨学生として採用されます。
2024年03月01日(金)
■さつき会奨学金証書授与式の開催
2023年5月30日(火)に「東京大学さつき会奨学金受給者証書授与式」を開催し、2023年度に採用された奨学生21人に対して奨学金担当理事から証書を授与しました。その後、各奨学生から現在の修学状況や将来の夢といったことが話されました。
この授与式には、本学OGであるさつき会委員も参加し運営にも協力していただいていますが、特に奨学生の話を聞き、本奨学金が奨学生の将来の夢の実現に有効に活用されることを確信し、大変喜んでおり有意義な式典となりました。
■東京大学さつき会奨学金10周年記念事業の実施
2013年4月にスタートした東京大学さつき会奨学金が10周年を迎え、10月1日(土)に東京大学駒場キャンパス内の駒場ファカルティハウスセミナールームで10周年記念フォーラムを開催しました。また、さつき会奨学金の記録・制度創設に関わった方々からの寄稿等を「東京大学さつき会奨学金10周年記念事業報告書」として取りまとめました。
■さつき会による奨学生との面談
毎年度さつき会委員による奨学生との面談を行っており、2023年度は10月7日(土)、14日(土)、28日(土)、11月4日(土)及び11日(土)の5日間に対面形式で行いました。この面談は、さつき会が奨学生の修学状況や将来のことなどを確認するために行っていますが、複数の奨学生によるグループ単位で行っているため、奨学生同士のよき交流の場ともなっています。
なお、本郷キャンパスに来られない奨学生のために、オンライン形式での機会も設け、奨学生が参加しやすい環境を整えています。
■2024年4月採用奨学生の募集
東京大学の受験を予定している女子高校生を対象とした「さつき会奨学金」及び本学学士課程に在籍する女子学生を対象とした「さつき会奨学金(島村昭治郎記念口)」において、11月2日(木)から9日(木)までの期間で奨学生の募集を行い、高校予約型52人及び島村記念口15人の応募がありました(昨年度実績:高校予約型39人、島村記念口14人)。
これらの生徒及び学生に対しさつき会の奨学金選考委員会委員が審査を行い、「さつき会奨学金」奨学生29人、「さつき会奨学金(島村昭治郎記念口)」奨学生7人が採用候補者として認められました。「さつき会奨学金」については本学への入学をもって、「さつき会奨学金(島村昭治郎記念口)」については進学後に前年度の成績の要件をみたすことで正式な奨学生として採用されます。
2023年06月01日(木)
2023年5月30日(火)に駒場キャンパスにて2023年度東京大学さつき会奨学金受給者証授与式を開催しました。
2023年度は、高校在学時の応募を対象とする高校予約型で11名、学部2年生以上を対象とする島村昭治郎記念口で10名、合計21名の奨学生を採用しました。採用された奨学生一人ひとりに藤垣裕子理事から受給者証書が授与されました。
藤垣理事は、東京大学では2013年に女子学生比率を30%とするという目標を立てて以降、キャンパス環境の改善や構成員の意識改革をはじめとした取組みに力を入れてきたこと、またUTokyo COMPASSやD&I宣言に基づいて、今後も多様な構成員が活き活きと過ごせる大学づくりを進めていくことを学生たちに伝えました。
さつき会奨学金委員会委員長の大里真理子氏は、さつき会が1961年に設置された、東大で最も古い同窓会の一つであり、その登録者数は1100名に上ることや、この奨学金は地方の女子学生を援助し、彼女たちが社会で活躍するための一助となるために設置したものであることを紹介しました。また、スティーブ・ジョブズ氏の「Connecting the dots」という言葉を引用し、学生時代の様々な経験が「点」となって将来振り返ったときに今の自分につながる「線」になること、また、点と点をつなぐことができるバイタリティーと能力を有する女子学生を奨学生として採用していることを伝え、奨学生たちに力強いエールを送りました。
最後に、各奨学生からのスピーチがありました。奨学金のおかげで興味のある研究や活動ができることへの感謝に加え、今力を入れて取り組んでいることや将来の目標などをそれぞれの学生が述べました。
本奨学金は、さつき会奨学金基金へのご寄付を原資として給付されています。皆様からの温かいご支援に心より感謝申し上げます。また、本学の女子学生が未来を切り開いていくために、これからもご支援を賜りますようお願いいたします。
2023年02月08日(水)
さつき会奨学金証書授与式の開催
5月24日(火)に「東京大学さつき会奨学金受給者証書授与式」を開催し、2022年度に採用された奨学生16人(1人欠席)に対して奨学金担当理事から証書を授与した。その後、各奨学生から現在の修学状況や将来の夢といったことが話された。
この授与式には、本学OGであるさつき会委員も参加し運営にも協力していただいているが、特に奨学生の話を聞き、本奨学金が奨学生の将来の夢の実現に有効に活用されることを確信し、大変喜んでおり有意義な式典となった。
2020・2021年度の2年間は、新型コロナウイルス感染症の影響でオンライン開催であったが、2022年度は感染予防対策を徹底し対面で実施できたことは、「交流」という意味において非常に有意義なイベントであった。
さつき会による奨学生との面談
毎年度さつき会委員による奨学生との面談を行っており、2022年度は新型コロナウイルス感染症に対する十分な感染予防対策を講じ、10月1日(土)、8日(土)、22日(土)、29日(土)及び11月5日(土)の5日間に対面形式で行った。この面談は、さつき会が奨学生の修学状況や将来のことなどを確認するために行っているが、複数の奨学生によるグループ単位で行っているため、奨学生同士のよき交流の場ともなっている。
なお、本郷キャンパスに来られない奨学生のために、オンライン形式での機会も設け、奨学生が参加しやすい環境を整えている。
2023年4月採用奨学生の募集
東京大学の受験を予定している女子高校生を対象とした「さつき会奨学金」及び本学学士課程に在籍する女子学生を対象とした「さつき会奨学金(島村昭治郎記念口)」において、11月4日(金)から11月11日(金)までの期間で奨学生の募集を行い、高校予約型39人及び島村記念14人の応募があった(昨年度実績:高校予約型17人、島村記念12人)。
これらの生徒及び学生に対しさつき会の奨学金選考委員会委員が審査を行い、「さつき会奨学金」奨学生27人・「さつき会奨学金(島村昭治郎記念口)」奨学生10人が採用候補者として認められ、「さつき会奨学金」については本学への入学をもって、「さつき会奨学金(島村昭治郎記念口)」については進学後に前年度の成績の要件をみたすことで正式な奨学生として採用される。
2022年08月01日(月)
東京大学さつき会奨学金では、奨学金を受給中の女子学生を卒業校に派遣し、東京大学入学後の経験やさつき会奨学金制度を高校生に紹介しています。
東京大学の学部入学者に占める女子学生の比率は、この20年間、20%近辺で横ばいです。さつき会奨学金は、東京大学女子同窓会であるさつき会がこの状況を変えたいと考え、自宅外通学・経済的困難を要件とした女子学生向けの給付型の奨学金として企画したものです。
東京大学は女性学生比率30%を目指しており、さつき会奨学生の卒業校派遣制度は、女子中高生や中学・高校の教員への働きかけを強化する取組の一つです。
卒業校派遣制度は、2019年度にトライアルを開始し、現在まで、秋田県、富山県、大阪府、宮崎県などにおいて、計8回実施しています。参加した女子生徒たちからは、「年の近い先輩から、東大受験の勉強方法・反省点や、東大の授業、東京での一人暮らしの様子、東大に入ってよかったという体験談を直に聴くことができて、東大女子がリアルにイメージできるようになり、東大受験を考えてみるきっかけになった」などの感想が寄せられ、進路指導の先生には、受験生の励みになると喜ばれています。
さつき会奨学金は、今年度は39名受給しており、東京大学としては、引き続き、卒業校のご協力を得て、奨学生派遣を実施する予定です。
2022年02月01日(火)
さつき会奨学金証書授与式の開催
5月31日(月)に、オンラインにて「東京大学さつき会奨学金受給者証書授与式」を開催し、2021年度に採用された奨学生11名(1名欠席)に対して理事から証書を授与しました。授与式には本学OGである、さつき会委員も参加し、盛況でした。
新型コロナウイルス感染状況を踏まえ、2020年度に引き続きオンラインでの開催となりましたが、奨学生らもこのような環境に戸惑うことなく、さつき会委員と奨学生の交流を深めることができました。
2022年4月採用奨学生の募集
東京大学の受験を予定している女子生徒を対象とした「高校予約型」及び学士課程に在籍する女子学生を対象とした「島村記念口」(在学採用)について、11月4日(木)から11月12日(金)の間募集を行い、高校予約型17名及び島村記念口12名の応募がありました(昨年度実績:高校予約型15名、島村記念口5名)。
その内、要件を満たした高校予約型14名及び島村記念口12名に対し、さつき会における奨学金選考委員会委員が審査(高校予約型は作文評価、島村記念口は作文及び面接評価)を行い、高校予約型14名、島村記念口10名を採用候補者として認めました。
高校予約型は本学への入学後、島村記念口は進学後に成績の要件を満たすことで正式な奨学生として認められます。
奨学生の面談
10月2日(土)、10月9日(土)、10月23日(土)および10月30日(土)の4日間の対面形式およびオンライン形式にて、さつき会委員が奨学生の面談を行いました。この面談については年1回、毎年同時期に行っており、奨学生の修学状況等について確認しています。
新型コロナウイルスに対する十分な感染予防対策をとりつつ本郷キャンパス内学生支援センターにて対面形式で行うとともに、オンライン形式での面談の機会を設け、遠隔地においても対応が可能となるよう配慮をしました。
広報活動
さつき会奨学金を広く周知するため、奨学金の募集期間等を記載したチラシを制作し、本学におけるウェブサイトに掲載しました。
新型コロナウイルスの影響により、全国各地で開催が予定されていた入試説明会が一部中止となったものの、開催ができた会場においてはチラシの配布を行い、オンラインで開催される各種イベントでは、パソコン上でチラシの内容が閲覧できる形で情報提供を行いました。
また、本学への入学を検討されている方からの資料請求があった場合は、さつき会奨学金に関する資料を同封することにより広く周知を行いました。
さらに、奨学生が母校で奨学金の制度や自身の受験から大学生活までの経験などを現役高校生に紹介する「卒業校派遣制度」を、新型コロナウイルスの感染予防対策をとりつつ対面方式で実施しました。
本制度開始初年度の2019年は2名、2020年は1名、2021年は3名の奨学生に協力を得ました。
ご寄付の使途(「さつき会奨学金」奨学生への奨学金支給)
「さつき会奨学金」奨学生のうち、休学者と留年者を除く在籍者に対して、5月と11月に月額5万円の6か月分(30万円)を支給しました。
高校予約 2021年5月 15名 690万円(※1)
11月 15名 450万円
島村記念口 2021年5月 13名 390万円
11月 12名 360万円(※2)
※1 15名450万円に加えて、高校予約採用奨学生の入学一時金30万円×8名分を支給。
※2 1名9月に辞退。
皆さまのあたたかいご支援に、心より厚く感謝申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
2021年02月17日(水)
さつき会応援奨学金の実施
新型コロナウイルスの影響によって家計が急変した学部または大学院に在学する自宅外から通学をしている日本人女子学生に対し、修学の機会を確保するための学資を支援することを目的に緊急奨学金の支給を行いました。
さつき会奨学金証書授与式の開催
9月29日(火)に、オンラインにて「東京大学さつき会奨学金受給者証書授与式」を開催し、2020年度に採用された奨学生4名に対して理事から証書を授与しました。授与式には本学OGであるさつき会委員も参加し、盛況でした。
新型コロナウイルス感染状況を踏まえ、本来5月頃の開催を予定していたものを遅らせ、オンラインでの開催となりましたが、さつき会委員と奨学生の交流を深めることができました。
2021年4月採用奨学生の募集
東京大学の受験を予定している女子生徒を対象とした「高校予約型」及び学士課程に在籍する女子学生を対象とした「島村昭治郎記念口」(在学採用)について、11月4日(水)から11月13日(金)の間募集を行い、高校予約型15名及び島村昭治郎記念口5名の応募がありました。(昨年度実績:高校予約型20名、島村昭治郎記念口3名)
その内、要件を満たした高校予約型12名及び島村昭治郎記念口5名に対し、さつき会における奨学金選考委員会委員が審査(高校予約型は作文評価、島村昭治郎記念口は作文及び面接評価)を行い、高校予約型12名、島村昭治郎記念口5名を採用候補者として認めました。なお、高校予約型は本学への入学後、島村昭治郎記念口は進学後に成績の要件を満たすことで正式な奨学生として認められます。
奨学生の面談
10月3日(土)、10月10日(土)、10月24日(土)および10月31日(土)の4日間、さつき会委員が奨学生の面談を行いました。この面談については年一回、毎年同時期に行っており、奨学生の修学状況等について確認しています。
新型コロナウイルスに対する十分な感染予防対策をとりつつ本郷キャンパス内学生支援センターにて対面形式で行うとともに、10月31日(土)はオンライン開催として、帰省したままの奨学生にも参加ができるよう配慮しました。
広報活動
さつき会奨学金を広く周知するため、奨学金の募集期間等を記載したチラシを制作し、本学におけるウェブサイトに掲載しました。新型コロナウイルスの影響により、全国各地で開催が予定されていた入試説明会が中止となったものの、オンラインで開催されるオープンキャンパスでは、パソコン上でチラシの内容が閲覧できる形で情報提供を行いました。
また、奨学生が母校で奨学金の制度や自身の受験から大学生活までの経験などを現役高校生に紹介する「卒業校派遣制度」を、新型コロナウイルスの感染予防対策をとりつつ対面方式で実施しました。
奨学金募集要項の見直し
2021年度の募集に先立ち、各奨学金の月額支給額を3万円から5万円に増額変更しました。また、島村昭治郎記念口に係る奨学金については、これまで応募資格を教養学部前期課程1年生に限定していましたが、学士課程に在籍するすべての女子学生に拡充しました。
学部4年生は本学修士課程に進学することが前提となり、採択されれば修士課程における標準修業年限内で奨学金を受給できることとなりました。
ご寄付の使途
「さつき会奨学金」奨学生のうち、休学者と留年者を除く在籍者に対して、5月と11月に月額3万円の6か月分(18万円)を支給しました。高校予約採用奨学生に対して、入学一時金30万円×2名分を支給しました。
また、1人当たり10万円の応援奨学金を19名の学生に支給しました。
皆さまのあたたかいご支援に、心より厚く感謝申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
2020年03月18日(水)
今年度も地方から東京大学に入学した女子学生の修学支援のため、いただいた寄附金から奨学金を支給いたしました。また、東京大学への入学を希望する女子学生にさつき会奨学金制度を広く知ってもらうため、現役の奨学生が母校を訪問し、自身の経験や奨学金制度などについて紹介する「卒業校派遣制度」を試験的に実施し、みなさまからいただいたさつき会奨学金基金をより有効に活用できるように活動を進めています。
●さつき会奨学金証書授与式の開催
5月28日(火)に、駒場ファカルティハウスにおいて「東京大学さつき会奨学金受給者証書授与式」を開催し、2019年度に採用された奨学生4名に対して理事から証書を授与しました。授与式にはさつき会委員や現奨学生も参加し、盛況となりました。また、授与式の後に懇親会が行われ、さつき会委員や現奨学生、新奨学生が交流を深めました。
●令和2年4月採用奨学生の募集
東京大学の受験を予定している女子生徒を対象とした「高校予約」及び教養学部前期課程1年次に在籍する女子学生を対象とした「島村記念口」(在学採用)について、11月5日(火)から11月15日(金)の間募集を行い、高校予約20名及び島村記念口3名の応募がありました。(昨年度実績:高校予約21名、島村記念口4名)
その内、日本学生支援機構第一種奨学金の家計基準を満たした高校予約13名及び島村記念口2名に対してさつき会委員が選考(高校予約は作文評価、島村記念口は作文及び面接評価)を行い、15名全員を採用候補者として認めました。なお、高校予約は入試合格を採用の条件としております。
●奨学生の面談
10月5日(土)、10月26日(土)、11月9日(土)の3日間、さつき会委員が奨学生の面談を行いました。この面談については年一回、毎年同時期に行っており、奨学生の修学状況等について確認しています。
●広報活動
さつき会奨学金を広く周知するため、奨学金の募集期間等を記載したチラシを制作しました。これらは、全国各地で開催される入試説明会の際や、オープンキャンパス等で配布しております。また、今年度から奨学生が母校で奨学金の制度や自身の受験から大学生活までの経験などを現役高校生に紹介する「卒業校派遣制度」を試験的に実施し、今回は奨学生2名が母校に訪問しました。
●奨学金募集要項の見直し
今年度の募集に先立ち、高校予約に係る奨学金の応募書類について、過去に奨学金の採用候補者となった者が入試に合格できなかった場合に、その採用通知の写しをもって作文等の提出書類を省略できるよう見直しを行いました。今回は2名の生徒からこの取扱いによる応募がありました。
2019年06月04日 (火)
2019年5月28日(火)に、「東京大学さつき会奨学金受給者証書授与式」が、駒場キャンパスファカルティハウスにて開催されました。
本奨学金は、本学へ入学する高い意欲を持ち、入学後は自宅外通学をせざるを得ない、経済的支援を必要とする女子学生を対象として、平成24年度に奨学金設立のための原資となる寄付募集を開始し、平成25年度から奨学生の採用を行っています。
また、島村昭治郎様による本奨学金への多額のご寄付を原資として、平成27年度に在学生向けの「東京大学さつき会奨学金(島村昭治郎記念口)」が設立され、平成28年度から奨学生の採用が始まりました。
今年度は、4名(うち3名は島村昭治郎記念口)の奨学生を迎えました。授与式には、来賓のさつき会(東京大学女子卒業生・女子学生同窓会)代表の方々、松木則夫理事・副学長等が出席し、奨学生には松木理事・副学長より受給者証書が手渡されました。
その後、松木理事からは、大学には学習のための多くのプログラムがあるので、それらを大いに活用して学びに励んでほしいというエールが送られました。また、さつき会奨学金委員長の大里様からも奨学生へのメッセージをいただきました。
奨学生からは、本奨学金のおかげで学業に専念できることへの謝意や大学で学びたいこととそれを将来どのように活かしていきたいかなどについての意欲的な抱負が述べられました。
今年度も奨学生を迎えるにあたり、本奨学金基金へご支援をいただいた皆様に厚く御礼申し上げます。なお、平成28年度の税制改正により、本学の「さつき会奨学金基金」(本学の修学支援事業として位置づけられています)を寄付目的としたご寄付については、確定申告の際、所得控除または税額控除、いずれか有利な方式を選択いただけるようになりました。一人でも多くの意欲ある女子学生を継続的にサポートできるよう、今後ともご支援のほどお願い申し上げます。
2018年06月29日(金)
平成30年5月30日(水)に、「東京大学さつき会奨学金受給者証書授与式」が、駒場キャンパスファカルティハウスにて開催されました。
本奨学金は、本学へ入学する高い意欲を持ち、入学後は自宅外通学をせざるを得ない、経済的支援を必要とする女子学生を対象として、平成24年度に奨学金設立のための原資となる寄付募集を開始し、平成25年度から奨学生の採用を行っています。
また、島村昭治郎様による本奨学金への多額のご寄付を原資として、平成27年度に在学生向けの「東京大学さつき会奨学金(島村昭治郎記念口)」が設立され、平成28年度から奨学生の採用が始まりました。
今年度は、9名(うち5名は島村昭治郎記念口)の奨学生を迎えました。授与式には、来賓のさつき会(東京大学女子卒業生・女子学生同窓会)代表の方々、石井洋二郎理事・副学長等が出席し、奨学生には石井理事・副学長より受給者証書が手渡されました。
奨学生からは、本奨学金のおかげで学業に専念できることへの謝意、送り出してくれた両親への感謝の言葉があり、さらに部活など新しい事へチャレンジしたり将来は後輩女性の支援ができるようになりたいという意欲的な抱負が述べられました。
今年度も奨学生を迎えるにあたり、本奨学金基金へご支援をいただいた皆様に厚く御礼申し上げます。なお、平成28年度の税制改正により、本学の「さつき会奨学金基金」(本学の修学支援事業として位置づけられています)を寄付目的としたご寄付については、確定申告の際、所得控除または税額控除、いずれか有利な方式を選択いただけるようになりました。一人でも多くの意欲ある女子学生を継続的にサポートできるよう、今後ともご支援のほどお願い申し上げます。
2017年06月27日(火)
平成29年5月30日(火)に、「東京大学さつき会奨学金受給者証書授与式」が、本郷キャンパス学生支援センターにて開催されました。
本奨学金は、本学へ入学する高い意欲を持ち、入学後は自宅外通学をせざるを得ない、経済的支援を必要とする女子学生を対象として、平成24年度に奨学金設立のための原資となる寄付募集を開始し、平成25年度から奨学生の採用を行っています。
また、島村昭治郎様による本奨学金への多額のご寄付を原資として、平成27年度に在学生向けの「東京大学さつき会奨学金(島村昭治郎記念口)」が設立され、平成28年度から奨学生の採用が始まりました。
今年度は、4名(うち1名は島村昭治郎記念口)の奨学生を迎えました。授与式には、来賓のさつき会(東京大学女子卒業生・女子学生同窓会)代表の方々、松木則夫理事・副学長等が出席し、奨学生には松木理事・副学長より受給者証書が手渡されました。
奨学生からは、社会に貢献できる人材になりたい、世界で活躍する研究者になりたいとの前向きな思いや、本奨学金のおかげで学業に専念できることへの感謝、送り出してくれた家族への感謝の気持ちなどが述べられました。
今年度も奨学生を迎えるにあたり、本奨学金基金へご支援をいただいた皆様に厚く御礼申し上げます。なお、昨年度の税制改正により、本学の「さつき会奨学金基金」(本学の修学支援事業として位置づけられています)を寄付目的としたご寄付については、確定申告の際、所得控除または税額控除、いずれか有利な方式を選択いただけるようになりました。一人でも多くの意欲ある女子学生を継続的にサポートできるよう、今後ともご支援のほどお願い申し上げます。
2016年05月27日(金)
平成28年5月25日(水)に、「東京大学さつき会奨学金受給者証書授与式」が、駒場キャンパスアドミニストレーション棟3階中会議室にて開催されました。
本奨学金は、本学へ入学する高い意欲を持ち、入学後は自宅外通学をせざるを得ない、経済的支援を必要とする女子学生を対象として、平成24年度に奨学金設立のための原資となる寄付募集を開始しました。平成25年度からは奨学生の採用を行い、平成27年度までに8名の奨学生が受給しています。
また、島村昭治郎様による本奨学金への多額のご寄付を原資として、平成27年度に在学生向けの「東京大学さつき会奨学金(島村昭治郎記念口)」が設立され、平成28年度から奨学生の採用が始まりました。
今年度は、7名(うち3名は島村昭治郎記念口)の奨学生を迎えました。授与式には、多大なるご支援をいただいた
島村昭治郎様を来賓に迎え、さつき会(東京大学女子卒業生・女子学生同窓会)代表の方々、本学の南風原朝和理事・副学長、および第二期、第三期奨学生2名等が出席し、奨学生には南風原理事・副学長より受給者証書が手渡されました。
奨学生からは、本奨学金を受給できたことで、学業はもちろん課外活動にも力を入れられることについての感謝の言葉や、さらに大学生活を充実させ様々な体験を積み重ねていきたいとの前向きな思いが述べられました。
授与式後には懇談会が行われ、奨学生同士、また来賓の島村様やさつき会代表の方々との交流が深まりました。
今年度も奨学生を迎えるにあたり、本奨学金基金へご支援をいただいた皆様に厚く御礼申し上げます。さらに多くの意欲ある女子学生を継続的にサポートできるよう、今後とも、ご支援のほどお願い申し上げます。
ささやかな寄付ですが、東京大学が、ひいてはこの社会がより良くなることを切に願っております。
<さつき会奨学金>
<さつき会奨学金>
<さつき会奨学金>
(東京銀杏会・岡田幸村)
<さつき会奨学金>
<さつき会奨学金>
東大に、もっと多くの女子学生を。
地方の志ある若者の背中を押せる社会の実現を。
<さつき会奨学金>
<さつき会奨学金>
<さつき会奨学金>
<さつき会奨学金>
<さつき会奨学金>
<さつき会奨学金>
(東京銀杏会・岡田幸村)
<さつき会奨学金>
<さつき会奨学金>
<さつき会奨学金>
<さつき会奨学金>
<さつき会奨学金>
<さつき会奨学金>
<さつき会奨学金>