現在の教育機関が提供できる学習機会には、学ぶ必要性を感じている人や、学ぶのが好きな人、得意な人のための選択肢は充実していますが、従来の方法では学べない人や学びから離れてしまった人たちの学びや成長には充分に寄与できていません。
東京大学藤本徹研究室では、人の学びや成長につながる「楽しい経験(Ludic Experience)」を創り出す学習コンテンツの開発や教育プログラムのデザイン方法論を研究してきました。多様なニーズを抱える人々の学びや成長のきっかけづくりや、従来の教育の場を楽しくする仕組み整備、従来の学びの場の外での遊びを通した学びの場づくりに取り組んでいます。
しかし、こうした研究は、主に年限付きの研究費で開発・運用されており、継続的な活動を行うための人材育成と雇用の体制が十分に整備できていません。バーチャルリアリティや人工知能などの先端技術を活用した学習コンテンツや教育プログラムを開発し、多くの人々に届けるためには、さらなる活動財源の拡充が必要です。
皆様から寄せられるご支援により、これまでの教育研究活動により培った、ゲーミフィケーションなどの遊びと学びに関する理論を応用し「遊ぶように働く・学ぶ」ことを可能にするプレイフル社会の実現を目ざします。ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
東京大学 大学院情報学環
准教授 藤本 徹
ゲーミフィケーションなどの遊びと学びに関する理論を応用して社会に実装し、誰もが「遊ぶように働く・学ぶ」ことを可能にするプレイフル社会の実現、個人の多様性に応じた成長支援のための理論研究や実践研究を行います。具体的な取り組みとして、次のような活動を行い、プレイフルな学びが豊かな社会を支える知識の創造、普及を推進します。
1.就学支援の充実
ゲームの遊びと学びを研究する大学院生の就学支援を充実し、プレイフルな社会を創造できる人材を育成します。シリアスゲーム開発やゲーミフィケーションの方法論を研究する学生が学業に専念できる環境を整え、リサーチアシスタントやティーチングアシスタントとして教育研究に参加する機会を充実させるための費用として活用し、優秀な若手研究者・開発者を育成します。
2.教育・研究の基盤的環境の整備
研究スペース確保、施設・設備の環境整備経費として活用し、このプロジェクトの研究に取り組む研究者が、活発な研究を行うことができる場づくりを推進します。
3.社会実装の加速
ゲーミフィケーションデザインワークショップの開催、ゲーム学習研究の成果をもとにしたデザイン支援ツールの提供など、この分野の知的リソースの公開や情報発信により広く社会に成果を還元します。
1.プレイフル社会の実現:多様な人々が「遊ぶように働く・学ぶ」ための条件や支援要素を組み合わせる理論やモデルを整備し、それぞれの立場で活躍できる機会を自ら作るための学びの機会を提供します。
2.国際連携の促進:本プロジェクトの成果を国内だけでなく海外に発信し、国際的なコミュニティを形成し、国際的な研究拠点としての活動を行います。
3.産業界等への還元:ゲーミフィケーションを取り入れた学習コンテンツ開発、技術開発、調査研究のスキルを身につけた次世代の学生・研究者を社会に送り出します。
米国在住の個人・法人等の方で税制上の優遇措置を希望される方は、東京大学ニューヨークオフィス(米国内国歳入法第501条 (c)(3) 項団体)を通じてご寄付ください。
※ご寄付の際には、上記サイトの「銀行振込による寄附」よりお願いいたします。「寄附申込書」をダウンロードし、「2. I wish to support」の「( via UTokyo NY Office)The University of Tokyo」にチェックいただき、Project nameに「playful society」とご記入ください。
なお、米国での税制上の優遇措置を必要とされない場合には、本ページの「このプロジェクトに寄付する」ボタンよりお手続きください。
<プレイフル社会の理論構築と社会実装プロジェクト基金>
<プレイフル社会の理論構築と社会実装プロジェクト基金>
<プレイフル社会の理論構築と社会実装プロジェクト基金>