LEARN基金

~それぞれの個性を発揮できる学びの場~

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プロジェクト設置責任者

東京大学先端科学技術研究センター・ 人間支援工学分野 教授
中邑賢龍

今年度寄付総額
7,208,000円
今年度寄付件数
12件
現在の継続寄付会員人数
4人
累計寄付総額
7,386,200円

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東京大学へのご寄付には税法上の優遇措置が適用されます。

ご支援のお願い
~これからの社会を生き抜くための学びを子ども達に提供するために~

急激に変容する社会、その流れの中で生まれる貧困・犯罪・引きこもりなどの社会問題。
その根底には、社会の学力を重視する能力観とそれを支える一斉指導をベースにする学校教育や受験教育があると考えられます。コミュニケーショントラブル、学習の遅れ、自信低下、無気力、ゲーム中毒など不適応を起こした子どもたちの支援は容易ではありません。同時に、一見、現在の今の社会システムに適応したかのように見える子どもたちの能力も、グローバル化する社会の中で生き抜く逞しさが欠け、環境が変われば同じように不適応を起こす可能性が高いと思われます。
教科書や目的がなくても学べる中で自信を取り戻す場、成績には関係なく申請ができるスカラーシップ、文字の学びだけでは得られない知識に気づく場、突き抜けた興味関心のある仲間と会える学びの場、それがLEARN。
これからの社会を生き抜く上で、重要な学びを学校を離れて学ぶ場を東大、先端科学技術センター・中邑研究室が提供します。その教育実践を通しての新しい学びをLEARN基金に寄せられるご支援を活用して東大から社会に発信します。皆様の温かいご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
 

プロジェクト概要

我々の取り組むLEARNは(Learn(学ぶ)、 Enthusiastically(熱心に)、 Actively(積極的に)、 Realistically(現実的に)、 Naturally(自然に)の頭文字を取っています。多様な軸を共存させることによって、今の教育になじめない、あるいは、取りこぼされている子どもたちをも含めて教育する仕組みを構築します。具体的には、以下の2つの実践的活動を行っています。

(1) 子どもの学びプログラム
多様な価値の軸を持つ活動を中心とした学びの環境のもとでは、既存の教育環境に合わない子ども達も例外とせず、全ての子どもがありのまま存在し学び始めます。そこに個別最適な学び方の介入を提供する事で、個々に応じた学びへと発展し、更には、子ども間の相互作用も自然と起こり、流動的で活発な学びの場となります。このようなプログラムを構築し、子どもたちへ提供します。

(2) 成績不問・障害不問のスカラーシップ・プログラム
社会や学校の評価を気にせず、「好きだから」「やりたいから」という内発的動機付けから活動している子どもが、これからの社会をもっと豊かで楽しい活力あるものにしていくと考えます。成績不問、障害不問、コミュニケーション能力不問のスカラーシッププログラムを作り、彼らの活動を支える旅費・研修費・物品費などを援助すると同時に、新しい扉を開こうとしている彼らに共感し、応援しようという人間がこの世界にいることを伝え応援していきます。

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「ロープ1本で馬を捕まえよ」
馬の特性を理解することでやっと馬に近づける

 
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「制限下で目的地へ辿り着け」
歩くことを選択し果てない道を進む

 
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「制限下で目的地へ辿り着け」
最善を尽くして議論し合う

 
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学びはリアルの中にある


 
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「飛行機が不時着した森で明日の朝まで生き延びろ」
まもなく来る夜の暗さ、寒さ、空腹、寂しさ、さてどうやって生き延びようか
 
 

LEARNのホームページはこちら


東大先端研人間支援工学分野においては、現代の教育課題を解決すべく2005年から実践的な教育研究を行ってきました。社会は不適応を起こした子どもに治療教育を行うことで、標準的だと考える子どもに近づくことを期待します。しかし、我々は、ICTを活用して「障害学生の入試の壁」、「学習障害の読み書きの壁」、「不登校児童・生徒の学びの壁」、「重度重複障害児のコミュニケーションの壁」など様々な教育課題の壁を壊す研究を行ってきました。しかし、残念ながら、未だICTで能力をエンハンスできたとしても社会の高い壁を超えられず苦悩する子どもが大勢います。すでに自信を失い、課題に挑むことに困難を重ねてきた子どもが、積極的に自分を変えて壁を超えることは相当ハードルが高いと感じることなのかもしれません。そもそも彼らが変わる必要があるのでしょうか?自分を変えてまで組織に属す必要があるのでしょうか?
DX(デジタルトランスフォーメーション; 進化したIT技術を浸透させることで、人々の生活をより良いものへと変革させること)時代に突入し学校や会社の壁が低くなり、時間空間を超えた組織が生まれつつあります。これは、彼らが既存の社会に無理に適応しなくても、新しい環境を容易に構築でき、さらに既存の環境とも繋がれることを意味しています。課題設定の自由度も高まっており、好きなことから学べる環境の中で彼らの能力を伸ばすことが可能です。その個別最適な環境の中では、彼らが自分を好きになり、自信を取り戻し、意欲を高めていくことが今までよりは容易になってくるでしょう。
LEARNは、様々な壁にぶつかった子どもを既存の組織から離して、新しい環境の中で学ぶことを実現すると同時に、多様な研究者が集い未来型のダイナミックな教育のモデルを議論し、提案し、実証するフィールドです。
プログラムは一見拡散しているように見えるかもしれません。LEARNの中に「Enthusiastically(熱心に)」、「Actively(積極的に)」と「Realistically(現実的に)」、「Naturally(自然に)」の全く違うベクトルの言葉が共存していることからも分かるように、このプログラムは多様な軸を有する活動が共存しています。しかし、異なるニーズのある様々な能力のある子どもがすれ違える場を作ることで、 新しい多様な学びの方向性が見えてくると確信しています。
「自分の特性に合った道を堂々と進ませようではありませんか」
「そんな子どもたちを見守り、応援しようではありませんか」
家の周りには応援する人が少なくても、世界中には応援してくれる大勢の人がいることを教えてあげようではありませんか」
そんな個々の子どもに合った学びの入口がLEARNです。

 

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LEARN 報告会 2021-2022「子どもが変える未来の学び」を開催しました。

2022年05月30日(月)

2021年4月より新たにLEARNという新しい教育を始めることができました。
2021年度の活動報告ならびに、ご支援のお礼をお伝えすべく、2022年3月26日(土)にオンラインにて報告会を開催いたしましたので、収録映像とともに報告させていただきます。

 


コロナ禍でのスタートとなり、思うように開催できないことも多くありましたが、その分、子ども達と一緒に「自分たちのプログラム」をどう進めるべきかを考えるまたとない機会になりました。多様な子ども達と少しずつ未来につながる教育が動き出しております。

皆様のお力に支えられて活動が進んでおりますこと、心より感謝申し上げます。
子どもたちの「やってみたい」という思いが突き動かすエネルギーを今後ともどうぞ一緒に楽しんで見守っていただけたら幸いです。

 

第一回 LEARN ONEスカラーシップ 募集開始

2022年01月26日(水)

<第一回 LEARN ONE 2022 @個別申請スカラーシップ>
『第一回 LEARN ONEスカラーシップ 募集開始』
■■ 成績不問・障害不問のスカラーシップ・プログラム ■■
社会や学校の評価を気にせず、「好きだから」「やりたいから」という内発的動機付けから活動している子どもが、これからの社会をもっと豊かで楽しい活力あるものにしていくと考えています。そこで、成績不問、障害不問、コミュニケーション能力不問のスカラーシッププログラムを始めます。現在は第一回目の募集を受付中。
新しい扉を開こうとしている彼らに共感し、応援しようという人間が、この世界にいることを彼らに伝えたいと思います。

①     個別申請スカラーシップ
  第一回 LEARN ONE 2022 @個別申請スカラーシップ 募集中


② LEARNプログラム参加スカラーシップ
LEARN ONE プログラム 2022 @日本旅『1週間の家出をしてアルバイト体験をする旅』 
プログラム間も無く実施


 

2021年活動報告

2022年01月26日(水)

これからの社会を生き抜く上で、重要な学びを子どもたちへ
さまざまな学びの場と機会を東大より届け始めています。


■■ 子どもの学びプログラム ■■
2021年8月27日〜31日
LEARN with Porsch 『夢に向かう力を引き出すプログラム』


東京大学先端科学技術研究センター人間支援工学分野は、ポルシェジャパン株式会社(以下、ポルシェジャパン)とともに夢に向かう力を引き出すプログラム「LEARN with Porsche」を実施しました。ポルシェジャパンは、若者が意欲と創造性を持ち、夢を叶え、日本の未来を担う人材へと成長することを願いご支援をいただいております。

このプログラムは、未来の壁に立ち向かっていくスカラーシップ生を選考し、これからの学びに必要な心構えと夢をプレゼントする独自のイノベーティブなスカラーシッププログラムです。これからは、自然災害やコロナ禍など不確定・不安定な状況下にも、リアルな生活の中に社会の現実を直視し、そこで得た経験、教科書やネットで学んだ知識を結びつけていく必要があります。それと同時に、非日常な体験を通して課題に立ち向かう突き抜けた力を養うことも大事だと考えます。このプログラムでは、情報機器を使わず経験や体験、人との関わりを通して答えを導き出すようなカリキュラムを用意し、4泊5日の合宿を通じて子どもたちが学びを深めました。
 

 

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2021年09月17日
LEARNメッセージ #001「違いを楽しみながら生きる」


LEARNメッセージでは、様々な視点において、子どもたちに紹介したい大人の声を届けていきます。第一回目の講師は、漫画家・文筆家のヤマザキマリ氏でした。

人と一緒にいることは必ずしも「通じる、通じない」が重要ではなく、「今を共に生きている」ただそれだけでいいのかもしれません。生きにくさを感じている子どもや、育てにくい子どもを理解しようと奮闘されている親御さんに、評価をすることよりも、ただありのままを受け入れながら生きることの豊かさを、ヤマザキさんの子育て経験も踏まえながら伝えていただきました。そして、これからの社会を面白く生き抜くための新しい視点を教えていただきました。

参加者からの感想(一部抜粋)
・みんなと一緒じゃなくていいんだと、わかりました。(小学生)

・「大気圏内にいたらいい」 というのが、スケールが大きくて「こういう考えもあるんだな」と思いました。(小学生)

・自分とは全然違う世界観を感じられてよかった。(中学生)

・自分にぴったり合うことがあって思わず笑ってしまいました。失敗しても良いから、「やりたいことやろう」と思いました。(中学生)

・ずっと大笑いしながら過ごせました。(保護者)

・ちょうど今私が、子供の行動や考えを理解できない、ついて行けない状態をどう整理しようか悩んでいる所でした。親だからわかって当然だとか、親なのにわからないのはおかしいとか周囲に言われることが度々あり、悩んで落ち込みを通り越して、考えても、考えてもさっぱりわからない自分が笑えてくる状況に、行き詰まっていました。(中略)今日は子供と一緒に楽しんでお話を聞くことができました。力強く熱い語りが心に響きました。(保護者)


2022年01月20日
LEARNメッセージ #002「社会も少し変わればいいのに 〜社会と向き合い続ける大人に子どもの意見を届けよう〜」


LEARNメッセージでは、様々な視点において、子どもたちに紹介したい大人の声を届けています。第二回目の講師は、社会活動家の湯浅誠氏と、LEARNディレクターの中邑賢龍氏による対談でした。

参加者からの感想(一部抜粋)
・全国に同じ気持ちの仲間がいてうれしかった。不登校だけど、学校に行っていた頃を思い出すとしんどかったなぁ。と今も思う。わかりきった事を学ぶのはつまらなかったけど、わからない人もいるだろうからみんなで教え合えたらいいと思う。家出企画は小学生でもやってほしい。(小学生)

・僕の知らない世界、路上でたくさんの人が暮らしている事を知れてよかった。(小学生)

・「いつも深く考えすぎていたなぁ。」と思いました。最近は色々(入試など)があり笑う暇もなかったのですが、久々に笑えた気がします。本当にありがとうございました!(中学生)

・とてもリアリティのある話、ありがとうございました。ホームレスの方が救急車にも乗せてもらえなかったというような、世の中が人を差別し、区別することに対して自分も嫌な気持ちになります。たとえ自分が直接関係していなくとも、人がランク付けされたりするのを見ると、モヤっとすることもありますし。その意味でも、とても共感できる話でした。(高校生)

・あまりにも気付きの多い実のある時間でした。自分が浮いている自覚があっても飄々とご機嫌に生きるのは嫌いじゃない。自分で何かをおこすことは苦手だけど、正しいと思った事についていく勇気はあると思う。周りから見たら変わった子育てだけど、興味を持ってくれる人がいる(娘の担任先生も)。楽しんで踊っていたら1人、また1人と大きな輪になっていく。世の中を良くしていく為に自分が出来ることをする。(中略)私も社会活動家の端くれのおばちゃんになれるようにこれからも子供をサポートし、少しずつ声をあげていこうと思います。(保護者)

・不登校気味の息子と拝聴しました。画面オフで手は上げられませんでしたが、チャットを送信したり、頷きながら参加していました。学校や習い事以外のコミュニティとして、またいろいろな考え方がある事を感じたと思います。学校では同調意見や一律の行動が評価され、息子の様に空気を読まない発言はマイナス意見としての評価しかありません。安心して発言できる場として認識したようなので、また開催して欲しいです。(保護者)
 

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お名前 日付 金額 コメント
松田 一宏 2022年05月26日 12,000円 本日は、家族の誕生日です。寄付はお祝いの日に。
LEARNの活動に幸あれ!!
<LEARN基金>
******** 2021年12月15日 10,000円 その理念に救われる大人も多いと思います。
活動の理念も広がっていきますように。
応援しています!
<LEARN基金>
安田 聡美 2021年11月15日 10,000円 うちの子供は高校生です。一般的には少し生きにくい個性の持ち主です。息子と同じ様な子供達の未来の為に少しでも支援出来たらと思いました。頑張って下さい。
<LEARN基金>
******** 2021年10月24日 1,200円 子ども達を応援するLEARNを 応援しております!
<LEARN基金>
******** 2021年10月20日 10,000円 どんな子供も輝ける未来を!
<LEARN基金>
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PJ画像

プロジェクト設置責任者

東京大学先端科学技術研究センター・ 人間支援工学分野
教授
中邑賢龍

今年度寄付総額
7,208,000円
今年度寄付件数
12件
現在の継続寄付会員人数
4人
累計寄付総額
7,386,200円

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東京大学へのご寄付には税法上の優遇措置が適用されます。

ご寄付の特典

「東京大学基金」の特典が適用されます。

このプロジェクトの特典

累計10万円以上のご寄付

年度末に実施予定のシンポジウムにご招待させていただきます。
 

累計100万円以上のご寄付

教育プログラムの見学会にご招待、および、年度末に実施予定のシンポジウムにご招待させていただきます。

特典の金額は累計とさせていただきます。
12月末の累計額に基づき、特典のご案内をさせていただきます。

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東京大学へのご寄付には税法上の優遇措置が適用されます。

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