新図書館計画「アカデミック・コモンズ」

このプロジェクトは寄付募集を終了しました。

PJ画像

プロジェクト設置責任者

東京大学附属図書館長
熊野 純彦

今年度寄付総額
0円
今年度寄付件数
0件
現在の継続寄付会員人数
0人

このプロジェクトに寄付をする

東京大学へのご寄付には税法上の優遇措置が適用されます。

 

 本プロジェクトは2020年9月30日で寄付募集を終了いたしました。長い間のご支援ありがとうございました。
なお、引き続き附属図書館へご支援を頂ける場合は、後継の
「東京大学附属図書館支援プロジェクト」よりご寄付のほどお願い申し上げます。

東京大学新図書館計画「アカデミック・コモンズ」

 東京大学は、教育と研究のさらなる充実と発展のために、本郷キャンパス総合図書館を大幅に拡充し、図書館前広場地下に新館を建設し、伝統ある本館は外観を保存したまま内部を全面改修する「アカデミック・コモンズ」計画を推進します。

 

総合図書館の歴史と使命

写真1_大階段-2.jpg
 

 東京大学総合図書館は、明治10 年の開学以来130 年余りの歴史を有しています。現在の図書館は、旧建物が関東大震災で全焼し壊滅したのち、ジョン・ロックフェラー Jr. 氏の寄付により再建されました。書物が並んだようだと評された外観や、大階段を中心にした荘厳な内部空間は、内田祥三(のちの第14 代東大総長)渾身の設計で、建築史に残る傑作です。震災で焼失した膨大な蔵書は、国内や海外からの寄贈によって補われ、今日まで歴史の試練を超えて発展してきました。今では所蔵図書数は、約130万冊に達しています。
 新しい時代の要請に応え、図書館機能を高度化して広く学内外の人びとに活用してもらうこと、貴重な学術資料を保存し次世代に継承していくことは、総合図書館の大きな使命です。その計画実現のため、今後とも皆様の暖かいご理解ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

新図書館がめざすもの

写真2_3階ホール1.jpg

 
1 電子図書館と伝統的図書館の融合
東京大学が有する膨大な学術資産のうち、約300万冊を収容できる巨大な自動書庫を設置しています。また、電子化された学術資産情報を集約し、アーカイブズとして公開します。このことにより、実物の本と電子情報とから成る豊富なコンテンツをベースとして伝統的な図書館とデジタルアーカイブズ双方の機能を活用できる、「ハイブリッド図書館」を目指します。
 
2 世界最高水準のアジア研究図書館
本館4階には、アジア研究のための第一級の学術資料、貴重な蔵書やコレクションを集め、研究機能を持つ新たな「アジア研究図書館」をつくります。内外のアジア研究者が集う世界最高水準のアジア研究環境が実現します。
 
3 教育との連携と国際化への対応
別館の地下1階に、学生たちの学習や自主的・能動的な研究活動をサポートする学びのための交流広場「ライブラリープラザ」が完成しました。東京大学が推進する、教育の改革や国際化の取り組みと連動し、様々な取り組みを行っています。
 
4 日本の学術文化の世界への発信
世界トップレベルの学術資産を擁する東京大学の博物館・文書館や学内の様々なプロジェクト、学術出版社等と緊密に連携して、日本の学術文化を世界に向けて広く発信します。
 

5 出版文化の公共的基盤
電子メディア時代の現在、活字文化は大きな変化を迎えています。新図書館は、学術資産の電子化を進めると同時に、実物の書籍を確実に管理、活用し、学術の発展に役立てていきます。日本の社会に確かな知を保証する公共的な基盤の役割を果たします。

写真3_LP_ゲートから.jpg
 

お問い合わせ先

【事業内容のお問い合わせ】
東京大学附属図書館
〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
電話:03-5841-2615
FAX:03-5841-2636
E-mail:ac-info@lib.u-tokyo.ac.jp
(※電子メール送信の際は、@を半角に直してください)

【ご寄付のお問い合わせ】
東京大学基金事務局
〒113-8654 東京都文京区本郷7-3-1
電話:03-5841-1217
FAX:03-5841-1219
お問い合わせフォーム

プロジェクト成果のご報告

2021年04月05日(月)

 新図書館計画は教育と研究のさらなる充実と発展のために、総合図書館を大幅に拡充し、図書館前広場地下に新館を建設し、伝統ある本館は外観を保存したまま内部を全面改修する「アカデミック・コモンズ」計画としてスタートしました。2012年10月から寄付の募集活動を開始しました。
 2012年度~2020年度にかけては、新図書館構想を学内外に広報し、またライブラリープラザ完成後は場としての活用を行うため、トークイベントや企画展示を70回以上行ってきました。
 2020年9月に本館の工事が完了し、10月1日にアジア研究図書館が開館しました。11月26日には総合図書館グランドオープン・アジア研究図書館開館記念式典を実施しました。新型コロナウイルス感染拡大防止のため学内関係者のみでの挙行となってしまいましたが、動画の撮影を行い、2021年3月からYouTubeで配信しております。(セレモニーの様子はこちら
 なお、式典当日に行われました学内関係者の見学会の様子も動画にて公開しております。新しく改修された総合図書館の内部の様子を見ることができますのでこちらもぜひご覧ください。


 以下、皆様からのご支援で実現した本プロジェクトの成果を報告いたします。

●電子図書館と伝統的図書館の融合・日本の学術文化の世界への発信・出版文化の公共的基盤

p3_自動書庫.jpg
地下に広がる巨大な自動書庫

 別館地下46mに、約300万冊を収蔵できる巨大な自動書庫を設置しました。総合図書館の蔵書に加え、人文社会科学系雑誌のバックナンバーやアジア研究図書館の資料も収めます。着実に利用が増加しており、学生・研究者にとって資料を探索・入手する時間と労力の節減を実現できています。また本館の保存書庫は耐震改修を行い、貴重な和漢古書を含めた歴史を伝える資料を未来に向けて保存します。
 一方、五神真総長のビジョン2020の下、附属図書館をハブとして全学で資料のデジタルアーカイブ化を推進しています。後継の寄附プロジェクトでは所蔵する貴重な資料のデジタル化も一層促進していきます。

p3_電動集密書架.png
本館保存書庫

 皆様からのご支援により購入することができた電動集密書架です。

●世界最高水準のアジア研究図書館

p3_アジア研究図書館.jpg
アジア研究図書館の開館

 令和2年10月1日に開館したアジア研究図書館は、東京大学の各部局にあるアジア関係の研究資料を集中させ、より効率的に研究を行う、研究機能を持つ図書館です。
 東京大学附属図書館アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門(U-PARL)は、図書館とアジア研究を結ぶ新たなかたちの研究拠点の構築を目指し、アジア研究図書館の構築支援を行ってきました。今後も図書館の知とアジア研究の知の協働・融合を実現すべく活動していきます。
 令和3年4月には、研究支援と蔵書構築等の図書館運営を行う、サブジェクト・ライブラリアンとなる教員も配置され、アジア研究の拠点としてますますの発展が期待されます。

 
●教育との連携と国際化への対応

p4_ライブラリープラザ.jpg
ライブラリープラザ
p4_ライブラリープラザ風景.jpg
ライブラリープラザでの様子 
大机.jpeg
大閲覧室の修復した大机
プロジェクトボックス内部.jpeg
プロジェクトボックス

 2017年竣工・2018年10月にリニューアルオープンした別館地下1階のライブラリープラザでは学生たちが自主的・能動的な学習を行っているほか、各種イベントが実施される場所として定着しました。
 新図書館計画により連携を開始した、大学総合教育研究センターが行う東京大学フューチャー・ファカルティ・プログラム(東大FFP)のミニレクチャプログラムは16回を重ね、大学院生・若手教員の学びと実践の場となっています。
 本館は、静かに学習するためのスペースとしての閲覧室に加えて、集中的な作業を必要とする小中規模のグループに貸し出すプロジェクトボックスや、語学学習などの声を出す活動ができる防音ブースなど、多様な閲覧環境を備えており、様々な学習スタイルに応える場となることが期待されます。また大閲覧室の大机は創建当時のものを現代の利用に合わせ照明・コンセント等を整備し、学生から好評を博しています。

●日本の学術文化の世界への発信

p4_オープンエリア.JPG
オープンエリア

 本館に展示が行えるオープンエリアを設け、今後東京大学の研究成果を公開、発信していきます。

p4_3階ホール.jpg
3階ホール部分

 3階ホールの周辺には書架を並べ、UTokyo BiblioPlazaとも連携して本学の知の象徴的な空間としました。ライブラリープラザでは、教員によるトークイベントや、東京大学出版会との連携による南原繁記念出版賞授賞式の開催など、知の発信が行われています。

●出版文化の公共的基盤
 自動書庫により、東京大学が所蔵する学術資産を確実に管理・運用することで、日本の社会に確かな知を保証する公共的な基盤の役割を果たすことを目指しています。それに加えて、電子メディア時代の現在では、学術情報を誰もがインターネット上で閲覧できるようにするオープンアクセスを進めることも図書館の重要な役割であり、啓発活動(イベントの実施やハンドブックの作成)を積極的に行いました。

鈴木 敏道

2020年10月04日

300,000円

長女のご主人(吉田直人)が卒業生です。 <新図書館計画「アカデミック・コモンズ」>

********

2020年09月27日

300,000円

在学中はお世話になりました。勉学に励む学生の方々のために、より良い施設になることを願っています。 <新図書館計画「アカデミック・コモンズ」>

仲山 徳音

2020年09月26日

100,000円

在学中は総合図書館で勉学に励みました。素晴らしい施設が次世代に継承されるよう、応援します。 <新図書館計画「アカデミック・コモンズ」>

角尾 弘

2020年09月17日

300,000円

あまり認知されていませんが、大学院情報学環教育部は、設置審査をへて、文部科学省に認可された東京大学の正規の教育機関です。ここで学ぶ機会を頂き感謝します。 <新図書館計画「アカデミック・コモンズ」>

湯池 宏明

2020年09月03日

300,000円

困難な時期ではありますが、皆様の日々の研究や学びの一助になれば幸いです。 <新図書館計画「アカデミック・コモンズ」>

********

2020年09月02日

20,000円

在学中も現在も大いに利用させていただいています。さらなる発展を願っています。 <新図書館計画「アカデミック・コモンズ」>

角尾 弘

2020年08月27日

300,000円

素敵なキャンバスを維持してくださり有難うございます。 <新図書館計画「アカデミック・コモンズ」>

********

2020年08月23日

300,000円

図書館は、大学生活の基本ですから、すばらしい図書館を創ってください。 <新図書館計画「アカデミック・コモンズ」>

田中 翔一朗

2020年06月22日

10,000円

楽しい大学生活でした。現在クラスメイトとつくった会社も楽しく経営しております。 <新図書館計画「アカデミック・コモンズ」>

********

2020年03月08日

10,000円

学部・大学院時代に総合図書館には大変お世話になりました。 幼少時、大金が手に入ったら何したい?アンケートで、素敵な図書館を作りたいと書きました。こちらに寄付させていただくことで、夢の小さな欠片が成就します。学生の皆さんには、新しい素敵な図書館で知の冒険を味わっていただきたいです。 <新図書館計画「アカデミック・コモンズ」>

小島 一浩

2020年02月22日

300,000円

東京大学大学院の学術研究に資することを期待します。 <新図書館計画「アカデミック・コモンズ」>

山本 正孝

2020年02月15日

100,000円

娘が大変お世話になりました。初めての一人暮らし、オーストラリアへの留学など親としての心配はつきませんでしたが、本人の頑張りにより、いよいよ卒業です。大学へのお礼と発展を願い寄付させていただきます。 <新図書館計画「アカデミック・コモンズ」>

葉 暁健

2019年10月23日

300,000円

母校の建設に微力ながらお力添えさせていただければ、幸いです。 <新図書館計画「アカデミック・コモンズ」>

駒谷 剛志

2019年09月22日

50,000円

向こう数世紀にわたって実際に使用される学びの場となることを祈って。 <新図書館計画「アカデミック・コモンズ」>

瀬端 和男

2019年08月20日

100,000円

図書館は大学の”へそ”なので立派な施設にして下さい <新図書館計画「アカデミック・コモンズ」>

********

2019年06月29日

300,000円

世界中が不安定な今、新図書館で多くの事を学んだ学生の中から、世界を平和にする救世主が現れて欲しいと思います。 <新図書館計画「アカデミック・コモンズ」>

中山 祐子

2019年04月23日

100,000円

亡夫中山和巳が受けた図書館の恩恵が、学生さんはじめ必要な方々がこれからも豊かに与えられますように。 <新図書館計画「アカデミック・コモンズ」>

********

2019年03月18日

300,000円

学生時代に素晴らしい環境で学ばせていただき、今があると思い、また、己の更なる研鑽の覚悟を胸にし、寄付をさせていただきます。 <新図書館計画「アカデミック・コモンズ」>

PJ画像

プロジェクト設置責任者

東京大学附属図書館長
熊野 純彦

今年度寄付総額
0円
今年度寄付件数
0件
現在の継続寄付会員人数
0人

このプロジェクトは終了いたしました

東京大学へのご寄付には税法上の優遇措置が適用されます。

 

ご寄付の特典

「東京大学基金」の特典が適用されます。

このプロジェクトの特典

10万円以上のご寄付

総合図書館玄関への銘板設置

特典の選択にかかわらず、累計10万円以上ご寄付いただいたすべての個人・法人の方は、総合図書館玄関の銘板にお名前を記して末永く掲示いたします。

玄関銘板

30万円以上のご寄付

大閲覧室大机への銘板設置

1口30万円のご寄付をいただいた個人・法人の方のお名前を記した銘板プレートを、大机前面の仕切り板に設置いたします。

写真5_3F大机.JPG
創建当時から使われている大机

30万円以上のご寄付

大閲覧室書架への銘板設置

1口30万円のご寄付をいただいた個人・法人の方のお名前を記した銘板プレートを、書架両側にある側板上部に設置いたします。

写真6_3F大閲覧室書架-1.jpg

30万円以上のご寄付

総合図書館特別利用証 3年間有効
 

大机または書架を選ばれなかった累計30万円以上ご寄付の個人の方には、総合図書館の書庫入庫や開架図書の貸出ができる「総合図書館特別利用証」を発行いたします。
※3年間の有効期間中、改修工事等の事情で長期にわたりご利用が制限された場合は、有効期間を延長します。

300万円以上のご寄付

総合図書館特別利用証 終身有効

特別利用証ゴールド画像.jpg

大机または書架を選ばれなかった累計300万円以上ご寄付の個人の方には、総合図書館の書庫入庫や開架図書の貸出ができる「総合図書館特別利用証」を発行いたします。

東京大学へのご寄付には税法上の優遇措置が適用されます。

関連プロジェクト

PJ画像

日本が誇る植物園を、世界へ

Life in Green プロジェクト(小石川&日光植物園)

PJ画像

三陸の水産業の復興をめざして

沿岸センター活動支援プロジェクト(大気海洋研究所)

PJ画像

このプロジェクトは寄付募集を終了しました。

東大病院メディカルタウン基金(2022年12月31日終了)

詳細をみる

募集終了