理学部2号館を救え!

—基礎生物学の次の100年へバトンをつなぐ—

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プロジェクト設置責任者

理学系研究科 生物科学専攻 教授
東山 哲也

今年度寄付総額
490,000円
今年度寄付件数
11件
現在の継続寄付会員人数
1人
累計寄付総額
490,000円

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東京大学へのご寄付には税法上の優遇措置が適用されます。

理学部2号館の存続の危機:皆様のご支援が必要です。

老朽化が進む理学部2号館が今、存続の危機にあります。東京大学の象徴的な建物であり、多くの生物学の革新が生まれたこの場所。しかし、冷房設備の不備や外壁の損傷、漏水などの問題が進行しており、研究活動に支障をきたしています。これ以上の悪化を防ぎ、次世代の生物学研究を支えるために、皆様のご支援が不可欠です。理学部2号館は、これからも次世代の生物学研究を支える重要な拠点であり続けます。老朽化が進む建物の修繕・整備を行うため、皆様のご支援が必要です。これまで培ってきた生物科学の伝統を守り、次世代の革新を生み出すために、みなさまの温かいご支援とご協力をお願いいたします。

プロジェクト設置責任者
理学系研究科 生物科学専攻
教授 東山 哲也

生物学の未来を拓く

生物学の根本的な問い

「生命とはなにか」。生物学はこの根本的な不思議に正面から向き合い、生命の基本原理を追究する学問です。日本における生物学は、1877年(明治10年)の東京大学の設立時に理学部生物学科が設置されたことに始まると言われています。以来、生物学科は、150年近くにわたって日本の生物科学を牽引してきました。生物学の発展とともに組織や名称は変遷しましたが、現在は理学系研究科生物科学専攻として続いています。

幅広い研究対象と教育

理学系研究科生物科学専攻では現代生物学の基礎領域のほぼ全てを網羅する研究が遂行されており、それを基盤に生物科学専攻の大学院生および理学部生物学科の学部学生に対し、生物学の総合的教育が実施されています。扱う生物種は、肉眼では見えないバクテリアや微細藻類から、植物、昆虫などの各種動物、ヒトに至るまで多岐に亘ります。また、研究対象は分子や細胞から、組織、個体、生態系まで様々な階層に跨ります。対象のサイズもナノメーターから地球規模まで、時間スケールはナノ秒から億年まで、何桁もの広がりをもちます。研究の場も実験室、海洋や森林などのフィールド、さらには仮想空間にまで及びます。

研究テーマは多様であり、花の咲く仕組みやヒトの二足歩行、脳の機能、タンパク質の構造と機能の関係、睡眠の存在理由などが含まれています。生物学の進歩は著しく、つい最近まで不可能だった技術によって新しい研究の潮流が次々と生まれています。生命現象へのアプローチの自由度が高まり、個々の独創的なアイディアによって様々な研究が展開可能となっています。

研究の強みと社会的意義

理学系研究科生物科学専攻は、このような流れを主導し、今後も「生命とはなにか」の謎に挑み続けます。近年、基礎研究に基づいた迅速なCOVID-19ワクチン開発の例が示すように、生物科学と関連する研究は社会的な付加価値が高まっています。生物科学専攻は、基礎研究から生み出された「知の産物」を社会活動に活用するために、社会との連携を一層深めてまいります。

理学部2号館と生物学の未来

歴史的背景

理学部2号館は、1934年に完成した歴史的建造物です。安田講堂を設計し、東京帝国大学総長も務めた内田祥三による設計で、当時の最新鋭の研究施設でした。竣工時には、生物科学専攻につながる動物学教室や植物学教室、さらに地質学、鉱物学、地理学の教室が入り、世界トップクラスの研究が行われていました。著名な植物学者である牧野富太郎博士も理学部植物学教室に関わり、また、ノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典博士も、この場所でオートファジー(細胞が自身の成分を分解・再利用するプロセス)研究の基礎となる酵母の液胞研究を始めました。現在も若手研究者がこの場所で生物科学の新たな発見に挑んでいます。

現在の課題

理学部2号館は、完成から90年を迎え、老朽化が進んでいます。建物内部は何度も修繕を重ねてきましたが、冷房設備の不備、外壁の損傷、窓の開閉不良、漏水、床面の浮きなどの問題が深刻化しています。特に外壁の傷みは一部のエリアへの立ち入りを制限するほどです。今後、基礎生物学(生命の基本的な仕組みを解明する学問)の研究教育の場として、また東京大学の歴史的建造物として、この建物をどのように保存・活用していくかが大きな課題となっています。

これまでの修繕や整備では限界があり、従来の予算では対応が困難な状況にあります。財源を多様化し、柔軟に対応できる皆様のご寄付が不可欠です。基礎生物学の未来をつなぐために、研究活動を支えるためのご支援をお願いしています。

理学部2号館と生物学の未来.jpg



屋上から見下ろす中庭(竣工当時)。町並みは大きく変わりましたが、理学部2号館のたたずまいは変わりません。
東京大学本部施設部旧蔵写真資料より

寄付の使途

1.研究・教育環境の整備:

  • 老朽化した理学部2号館の設備を改修・更新します。
  • 学生が安全・快適に生物学実験や学修に取り組めるよう、実習室・実験室や学生居室の設備を改修・更新します。
  • 外壁の改修を行い、立ち入り困難エリアを解消するとともに、歴史的建造物としての美観を保持します。
  • 最先端の研究機器の設置に対応できるよう、冷暖房・電気・ガス・水道・高速通信ネットワークなどの建物内インフラを整備します。
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今も使われる講堂(竣工当時)

2.社会との連携機能の実装:

  • 地域とのコミュニケーションの活性化、異分野との連携も含めた人材育成の場を整備します。
  • 企業やスタートアップ企業との連携を推進するための基盤整備を進めます。
  • サイエンスカフェや公開講座を開催できるよう、冷暖房環境整備や一般の方への安全な動線確保を行います。
  • 理学部2号館の中庭のリニューアル案募集による新たな共創を行い、地域の方々とのコミュニケーション機会を増やします。
寄付の使途②.jpg
今も残る、石製の手すりの螺旋階段(竣工当時)

寄付によって実現できること

  • 研究環境の整備により、若手研究者が研究に集中でき、学生の学習環境も改善されます。これにより、基礎生物科学分野が大きく躍進し、展開されている研究活動を地域の方々や学外の方にも知っていただく機会が増えます。
  • 支援者様とのネットワークを活用したイベント等を通じて、企業やスタートアップ企業との連携の基盤づくりが進みます。
  • 社会的ニーズの大きい研究成果が、より円滑に実社会での活用につながるようになることが期待されます。
  • 建築など異分野との連携により、支援の輪が広がり、基礎生物科学の研究を知っていただく新たな機会を創出できます。例えば、理学部2号館の中庭のリニューアル時の設計を若手建築家に依頼し、異分野連携による人材育成の場とすることができます。

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お名前 日付 金額 コメント
三浦 麗理 2024年11月06日 30,000円 朝から晩まで過ごした2号館、大好きな場所でした。
<理学部2号館を救え!>
長谷川 誠 2024年11月05日 30,000円 次の100年へ、お世話になった感謝を込めて
<理学部2号館を救え!>
******** 2024年11月03日 100,000円 2号館で研究者を目指す後輩を応援したいです。
<理学部2号館を救え!>
駒木 加奈子 2024年11月02日 10,000円 理学系2号館は、独特な雰囲気が素晴らしく、私の心の故郷です。あの歴史が感じられる重厚感と、そこに生きる研究者と学生の日常がいつまでも続いて欲しいと願います。改修によって、最新の設備も備えた最先端の研究成果の発信にふさわしい唯一無二の拠点に生まれ変わってください。
<理学部2号館を救え!>
早田 匡芳 2024年11月02日 30,000円 二年間と、短い期間でしたが、ここで、昼夜問わず、実習や研究に熱中していました。当時は、歴史ある古い感じが好きでしたが、補修していただいて、古き良き2号館を後世に残していってほしいと思います。
<理学部2号館を救え!>
若林 憲一 2024年11月01日 10,000円 2号館の皆さんが安全に研究できますように。
<理学部2号館を救え!>
堀 沙耶香 2024年11月01日 10,000円 基礎研究に幸あれ
<理学部2号館を救え!>
足立 由布子 2024年10月31日 100,000円 2号館で学ぶ学生と研究者のみなさんを応援します!
<理学部2号館を救え!>
坂内 博子 2024年10月31日 10,000円 震災の経験を活かして作られた歴史的建物であり、ぜひ次世代にも受け継いでいただきたいと思います。
<理学部2号館を救え!>
******** 2024年10月30日 10,000円 理学部2号館でより良い環境のもとで教育研究が行われ、ワクワクする発見と学びの場であり続けることを期待します。
<理学部2号館を救え!>
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理学系研究科 生物科学専攻
教授
東山 哲也

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11件
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累計寄付総額
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ご寄付の謝意・記念品

「東京大学基金」の謝意・記念品が適用されます。

このプロジェクトの謝意・記念品

一括3万円以上のご寄付

理学部2号館見学+研究者トークイベントへご招待いたします。

一括10万円以上のご寄付

中庭リニューアル特別イベントへご招待いたします。

一括30万円以上のご寄付

お名前を銘板に刻印し理学部2号館内に顕彰いたします。

※原則、お申込時のお名前で作成いたします。お申込時のお名前と異なる名義をご希望の場合や銘板作成をご希望されない場合は、寄付申込画面の「ご意見欄」欄にその旨をご記入ください。

一括100万円以上のご寄付

研究の現場の様子をご覧いただく研究室見学へご招待いたします。

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