2018年活動報告

2019年07月09日（火）

東京大学140周年記念事業では、中央食堂のリニューアルを行い、2018年3月末に完成、4月2日にグランドオープンしました。
 

主な活動

東京大学のシンボルである安田講堂の前広場地下に位置する中央食堂は、近年、設備の老朽化が著しく、また留学生の増加等による大学構成員や環境の変化もあり、多様なニーズに応えられるサービスが求められるようになりました。

そうしたなかで、東京大学創設140周年記念事業の一環で、学内の「食」に対する満足度の向上を目的として、「中央食堂リニューアル事業」を立ち上げました。中央食堂は、全面的なリニューアル工事完了後、2018年4月2日にオープンしました。利用される多くの学生教職員および卒業生の方々が快適に過ごせる空間を提供する、これまでにない「中央食堂」が完成しました。

寄付金の使途

中央食堂の厨房内の厨房機器等購入、ホールの什器等購入に活用させていただきました。

寄付の成果（※は利用者からのご感想：一言カードより）

１）リニューアルにより、中央食堂利用者数はOPEN前比で約30％増加しました。
 

２）多様性のあるキャンパス構成員の多彩な要望に対応するため、ハラル対応メニュー、ベジタリアン対応メニュー、健康志向のヘルシーメニュー等を用意し、１階には街で人気のオムライス専門店の出店、ステーキをその場で調理するライブキッチン、２階には落ち着いた雰囲気のカフェを出店し、利用者の多様なニーズに対することができました。

（※「選ぶ楽しみ増えた」「ライブキッチンのメニューが毎日楽しみ」）
 

３）電子マネーに対応したキャッシュレスレジを増やし、精算時の混雑を緩和しました。

（※「とても良い取り組みである。（キャッシュレスレジをもっと増やし）さらにキャッシュレス化を促進してほしい」）
 

４）内装の天井を、創建当時の姿に戻し、復活したトップライトから自然光が入る明るい空間になりました。

（※「以前の暗い雰囲気と一転し、すっかり明るく綺麗になった！」）
 

５）通路の拡幅、ＥＶや多目的トイレを設置し、よりバリアフリーに配慮した空間とすることができ、１階２階ともに、車椅子の方に日々利用していただいています。

（※「EVや多目的トイレ設置がとてもありがたく、利用しやすくなった」）
 

６）情報通信設備充実させることができました。

（※「Wi-Fi、携帯電話の電波が繋がり格段に便利になった」）

　多くの皆様から多大なご寄付を賜りましたことで、厨房機器や、テーブル、椅子等も一新することが可能となり、リニューアル後の中央食堂が居心地のよい空間に生まれ変わりました。誠にありがとうございました。

　利用者の皆様からもお褒めの言葉や励ましをいただいております。今後も「食」を通じて本学の多様な構成員の日常生活の質の向上に資するため、ニーズを反映した新しいメニューの開発や、季節に合わせた安心安全なおいしい食事の提供に一層努めてまいります。
　　
 

ご寄付いただいた方へ

　中央食堂リニューアル事業に一括で3万円以上のご寄付をくださった方のお名前を

食堂ホール内特設銘板に残し、末永く顕彰させていただいております。

（※現在本プロジェクトへのご寄付の受付は終了しております。）

 

中央食堂リニューアル事業　第2期銘板が完成しました

2018年12月03日（月）

東京大学創設140周年記念として実施された中央食堂リニューアル事業の第2期銘板（2018年1月1日～9月30日お申込分）が設置されました。食堂2階の女子トイレ側に位置します（第1期銘板は男子トイレ側）。一括で3万円以上のご寄附をくださった方々のお名前を掲示させていただいています。

4月2日のグランドオープン以降、リニューアル前より約20%も利用者数が増えています。またハラル料理やベジタリアン料理をご用意したことにより、以前より食事をしながら日本人学生と歓談する留学生の姿が多く見受けられます。皆様のおかげでキャンパスライフを益々充実させることができました。

中央食堂リニューアル事業には2017年8月1日から2018年9月30日の募集期間に、1,556件で6,600万円を越える大きなご寄附をお寄せいただきましたことに重ねて御礼申し上げます。

第2期銘板（2階女子トイレ側）


2階のE PRONTOを挟んで第2期銘板


第1期銘板
 

これまでの伝統を継承しつつ、中央食堂が新たに生まれ変わりました！

2018年04月05日（木）

明るくなった店内