東京大学漕艇部は1886年創部、東京大学のスクールカラーである淡青色は、漕艇部のオールのブレードカラーを由来とするほどの伝統ある運動部であり、これまで18回の全日本選手権エイト制覇、4回の全日本学生選手権エイト制覇を遂げてきました。今日までに5000人を超えるOB・OGを輩出し、現在約1500名の会員が在籍するOB会の「東京大学淡青会(たんせいかい)」は東京大学及び運動会漕艇部の活動を全面的に支援します。
学生に、全日本選手権、全日本大学選手権のタイトルを狙える最高の練習環境を提供すべく、本基金を設置し、財源的支援の拡充を目指します。主な資金使途として以下を想定しています。
・ 造艇、艇の補修、周辺機器の交換・メンテナンス費用の補助
・ トレーニング機器の整備・メンテナンス費用の補助
・ 京大戦(双青戦)などへの遠征費用 等
2024年02月16日(金)
◯戦績
2023年は漕艇部が大きく飛躍した年でした。
春に行われた一橋大学との対校戦「東商戦」では、冬場の練習の成果が存分に発揮され、女子対校種目では昨年に引き続き2年連続の優勝となり、男子については、2年連続のエイト優勝は逃したものの、舵手付きフォアでは13年ぶりに勝利することができました。
この東商戦の勢いに乗り、夏に行われた京都大学との対校戦「京大戦」では、男子エイトと女子フォアともに京都大学に勝利し、新型コロナウイルスによる感染症の影響で、本大会の中核となる2年生の部員数が少ないなか、3年連続の勝利を成し遂げたことは快挙であり、男女ともに成長した東大を体現することができました。
そして2023年の集大成となる夏の全日本大学選手権では、男子エイトは強豪私立大学と競り合い、A決勝進出こそ逃しましたが、全体8位と国公立大学2位の成績をあげました。
代替わりして初めての公式戦となる秋の新人戦では、男子舵手付きフォアで昭和61年以来37年ぶりとなる準優勝の偉業を達成し、下級生も全国レベルの力をつけていることを示すとともに、新体制下における更なる躍進への大きな弾みとなりました。
▲2023年6月 力漕する京大戦対校エイト(於戸田ボートコース。奥から京都大学、東京大学)
◯練習の様子
新型コロナウイルス感染症が5類に引き下げられ、昨年に比して活動制限は緩和されたものの、引き続き、部内の感染症対策に工夫を凝らし、練習の継続を第一に活動を行いました。
また、本年度より新たに、部員を生活、栄養、メンタル、メディカルの4つのチームに分け、乗艇・陸トレ以外の面からも競技力向上を図る取り組みを始めました。
このように、選手・マネージャー双方が立場に関係なく、同じ目標に向かって工夫と努力を重ねてきたことは、今年度の大会結果に大きく貢献したと考えます。
◯2024年度に向けて
2024年度は、トップクルーのみならず全ての選手が全日本大学選手権最終日に進出できるような、厚い選手層を実現するべく、選手・マネージャー・コーチが一丸となって練習と運営の両面から漕艇部を強くする取り組みを進めていきます。
今年度も引き続き、NTT東日本漕艇部での選手経験を有する赤木コーチをはじめ、多数の社会人・学生コーチに参画していただいており、自らの経験を基にした多角的な視座からのアドバイスを通じて、数秒差まで縮まった強豪私立大学との差をもう一歩縮める力強い後押しをしてくださることと思います。
マネージャーを中心に栄養管理・体重増量等の取り組みも進めており、今年度の強化はもちろんのこと、来年、再来年以降にも繋がる取り組みを進め「日本一」という目標に邁進していく所存です。
▲2023年7月 戸田橋花火大会(於東京大学戸田艇庫)
▲2023年9月 全日本大学選手権後 (於東京大学戸田艇庫)
2023年04月24日(月)
◯戦績
2022年は漕艇部が大きく躍進を遂げた年でした。
春に行われた一橋大学との対校戦「東商戦」では、男子エイトは平成20年以来14年ぶり、女子ペアは平成19年以来15年ぶりに勝利しました。新型コロナウイルスによる感染症の影響で部員数が少ないなか、15年ぶりの男女揃っての勝利を成し遂げたことは快挙であり、冬場の練習の成果が存分に発揮された機会となりました。
東商戦の勢いに乗り、夏に行われた京都大学との対校戦「京大戦」では、男子エイトと女子フォアともに京都大学に勝利し、男女ともに成長した東大を体現することができました。
そして2022年の集大成となる夏の全日本大学選手権では、男子エイトは強豪私立大学と競り合い、A決勝こそ逃しましたが、全体8位と国公立大学2位の成績をあげました。
2年生中心のクルーで挑んだ秋の新人戦では、準決勝で6分6秒の好記録を出しており、来年度以降に向け下級生も勢いを増しています。
◯練習の様子
昨年度に引き続き、新型コロナウイルスによる感染症の脅威と向き合わざるを得ない状況ではありましたが、パーテーションの設置や練習のグループ分けなど、部内の感染症対策に工夫を凝らし、練習の継続を第一に活動を行いました。
部員の工夫と努力により、練習日程に大きな穴を開けることなく活動を継続できたことは、今年度の大会結果に大きく尽力したことと思います。
また8月には山中湖での避暑合宿を実施しました。涼しい気候と、波が少なくコンディションの良い恵まれた環境の中、夏の全日本大学選手権に向け集中的に練習を積むことができました。
◯2023年度に向けて
2023年度は、トップクルーのみならず全ての選手がインカレ最終日に進出できるような、厚い選手層を実現するべく、選手・マネージャー・コーチが一丸となって練習と運営の両面から漕艇部を強くする取り組みを進めていきます。
さらに今年度からは、東北大OBで昨年までNTT東日本漕艇部で選手として活躍された赤木貴昭さんが東大漕艇部コーチとして参画してくださっています。数秒差まで縮まった強豪私立大学との差をもう一歩縮める力強い後押しをしてくださることと思います。
マネージャーを中心に栄養改善・艇庫修繕の取り組みも進めており、今年度の強化はもちろんのこと、来年、再来年以降にも繋がる取り組みを進め「日本一」という目標に邁進していく所存です。
2022年9月全日本大学選手権大会男子エイトB決勝(於戸田ボートコース。奥から神戸大学、一橋大学、早稲田大学、東京大学、富山国際大学、日本体育大学(枠外))
2022年9月全日本大学選手権後(於東京大学戸田艇庫)
2022年05月09日(月)
5月1日に戸田ボートコースで東京大学と一橋大学の対校競漕大会(ボート東商戦)が開催されました。東商戦はその起源を明治20年代の第一高等学校対東京高等商業学校の対校戦にまで遡ることができ、昭和24年から数えて今年で第74回目を迎える伝統の競漕大会です。今大会で、女子対校種目は15年ぶり、対校エイトは14年ぶりに優勝を果たしました。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、一昨年の2020年度の大会は前代未聞の中止となり、また昨年の2021年度は無観客での開催となりましたが、今年度の第74回大会は、感染対策を徹底しながら、有観客で開催される運びとなりました。
試合では、困難な状況のなかでも必死に鍛錬を続けてきた東大の選手たちの実力が十分に発揮され、みごと、対校女子舵手なしペア、対校エイトの二種目において優勝を果たすことができました。女子対校種目は2007年以来、対校エイトは2008年以来の優勝ということもあり、勝利の瞬間には会場が大きな歓声に包まれました。
本学では新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ観点から、2020年7月末まで課外活動を一律自粛とし、8月以降も健康管理や感染予防体制の徹底等を条件に、感染状況に応じて制限レベルを定め活動を行っております。このような中での快挙は、限られた練習機会と今ある環境を最大限に生かし、他部員と共に切磋琢磨を続けてきたことの成果と言えるでしょう。
皆様から多大なご支援を頂戴し、感謝申し上げます。今後ともご支援・ご声援をよろしくお願いいたします。
2021年12月01日(水)
漕艇部からのコメント
今年度は「常識の更新」というスローガンの下、乗艇練習、筋力トレーニング、新人勧誘 にいたるまで様々な新しい取り組みを行ってきました。こうした取り組みに加え、高い性 能を誇る新艇「大志」の力を借りて、6年ぶりにエイト入賞という結果を残すことができました。しかし、メダルを獲得するには6秒以上の記録短縮が必要です。来年度、さらに上を目指せるよう全力で取り組んでいきます。引き続き、ご支援、ご声援のほどよろしくお願いいたします。
2021年11月16日(火)
東京大学基金活動報告会2021 第2部オンライン交流会グループDの冒頭にて行いました、プロジェクト活動報告の動画です。
2020年12月22日(火)
漕艇部の主な活動について
【冬】
●体制
2019年年初において、漕艇部は、部員数は63名(うち選手41名、他大学マネージャー14名)、監督・コーチ陣は部長以下19名(漕艇部OB・OGの淡青会員。うち学生8名)の体制でした。1限授業前の早朝練習は夜明け前に始まります。最高学年の3年生(新4年生)は部員数が12名(うち選手4名、他大学マネージャー4名)と層が薄かったのですが、率先して漕艇部をまとめ、単調になりがちなシーズンオフの時期を通じて士気高く練習に取り組みました。
【春】
●新入部員
この数年漕艇部は30人を目標とする新人勧誘を行っており、2017年男子27年女子2人、2018年男子21人女子3人と、多くの新人が入部する年が続いています。2019年も、途中入部を含め、男子18人女子6人が入部しました。前二年より人数は少ないものの、情熱にあふれた結束の固い代で、1人の退部者も出しませんでした。連年多くの新人が入部したことで、選手層が厚く、スタッフの充実した体制となりました。(いずれも漕手数ベース)。
●東商戦
一橋大学との伝統の対校レース、東商戦、は71回目を数えます。一橋大学端艇部は長年のライバルですが、近年一橋の優勢が続いており、2019年の男子エイトレースは3秒差(一艇身差)で一橋が勝利し、東京大学漕艇部は2020年に雪辱を期すこととなりました。
【夏】
●海外招待レースへの参加
2018年に続き2019年も中国で開催された海外大学招待レースに参加しました。6月27日から8日間の日程でジュニア選手の2年生10人が遠征し、海外14大学-中国(北京、清華ほか)、台湾(暨南国際)、米国(ハーバード、MIT)、英国(ケンブリッジ、オックスフォード)、ニュージーランド(オタゴ)-のクルーとともに、南昌と揚州においてレースに出漕しました。海外クルーとの交流、英語でのプレゼンテーションの機会などもあり、ボート競技を通じて有意義な海外経験を得ました。
●避暑合宿
主要な全日本大学選手権クルーは、2019年8月8日から12日間の日程で、ホームである戸田ボートコース及び荒川(戸田公園)を離れ、岩手県の山中の田瀬湖で避暑合宿を行いました。直線2000mコースをほぼ貸切状態とする最高の練習環境であり、9月のインカレに向けて漕ぎこみました。
【秋】
●戦績
9月の全日本大学選手権は、男子エイトの最終日進出を目標に臨んだがこれを果たせず涙を飲みました。東京大学の予選タイムは2000メートル6分2秒であったところ、最終日進出には6秒、決勝進出には12秒、優勝には18秒、艇速を伸ばす必要があります。
一念発起した最高学年幹部の「革命」のコンセプトのもと、質量ともにトレーニングを大幅に強化し、2020年全日本大学選手権での男子エイト優勝・総合優勝の目標に向けてリスタートしました。乗艇練習は漕艇距離を1.5倍とし、陸上トレーニングも新たに招へいしたストレングスコーチのもと大幅に強化し、猛練習を続けています。
●台風被害
10月の大型台風で戸田ボートコースが氾濫しました。漕艇部艇庫(ボートハウス)も、床上浸水により大きな被害にあいましたが、部員の尽力、大学当局の支援とOBOGを中心とした寄付などにより早期に復旧することができました。
主なご寄付の使途について
コックスボックス(舵手のマイク)、スピードコーチ(ストロークレートや艇速の測定器)、艇備え付けのシューズ等、艇の備品購入のために大切に活用いたしました。
皆さまのご支援が、部員一同の力になっております。心より御礼申し上げます。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。
2017年03月15日(水)
「日頃より漕艇部の活動を支援していただきありがとうございます。漕艇部ではイタリアFilippi社製のシングルスカルを購入することができました。シングルのレースはエイトなどのクルーボートのレースよりも早い時間に行われること、また他のどの艇よりも速くゴールするという意味を込めて"魁(さきがけ)"と命名されました。この艇は非常に性能が良く、東日本選手権3位、全日本大学選手権では4位といった戦績を収めることができました。漕艇部は日本一という目標を持ってこれからも活動してまいります。引き続きご支援ご厚情を賜りますようよろしくお願いいたします。」
2016年08月05日(金)
皆様からのご支援により、2015年2月にオールの購入、3月に戸田艇庫屋根の修繕することができました。学生からの感謝の声をお届けします。
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在学中以上にボート部のご縁のありがたさを社会人になって感じ続けています。
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