プラネタリーヘルス研究機構(RIPH)基金

―立地を生かした知の掛け算―

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プロジェクト設置責任者

プラネタリーヘルス研究機構 機構長 農学生命科学研究科 教授
五十嵐 圭日子

今年度寄付総額
50,000円
今年度寄付件数
1件
現在の継続寄付会員人数
0人
累計寄付総額
50,000円

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東京大学へのご寄付には税法上の優遇措置が適用されます。

100年先への未来へ向けて

今の地球環境を俯瞰すると、地球温暖化とそれに伴う干ばつや豪雨に人類は苦しみながら日々温室効果ガスを排出し、作りすぎた食品を廃棄しながら一方で飢餓に苦しみ、物理的にも経済的にも戦争をしているという世界に私達は暮らしています。 このような社会が続き、環境負荷が蓄積されれば、やがて私達自身が地球で健康的に暮らすことができなくなります。しかし、それを誰もが分かっていながら、未来の地球および人類の健康に向けて何もアクションができないというのが現状ではないでしょうか。

この課題に対応するため、東京大学は東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)と100年間の産学協創協定を結び、高輪ゲートウェイシティに「東京大学GATEWAY Campus」を開設しました。同時に、地球と人類の健康を目指す「プラネタリーヘルス」をテーマとした「Planetary Health Design Laboratory(PHD Lab.)」を立ち上げました。
「プラネタリーヘルス」とは、ヒトの健康だけでなく地球における生物圏全体の健康を目指す概念ですが、プラネタリーヘルスを達成するためには時間的に長いビジョンが必要となります。

「東京大学プラネタリーヘルス研究機構(UTokyo RIPH)」は、このようなプラネタリーヘルスに関わる活動全般を東京大学が支える仕組みで、異なる研究科に所属する教員が分野横断的に共同研究を行いながら、多様性(Diversity)と包摂性(Inclusion) さらに国際性(internationality)を重視し、プラネタリーヘルスを達成するために様々な活動に取り組んでいます。

東京大学プラネタリーヘルス研究機構 機構長 五十嵐 圭日子

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五十嵐機構長と田端副機構長

「東京大学GATEWAY Campus」から生まれる人・街・地球にやさしい未来のくらし

私たちが目指す未来の暮らしは、単なる技術革新だけでは実現できません。気候や食、生活環境に関わる多様な課題に取り組むには、分野を超えた研究と継続的な資金が欠かせません。
東京大学GATEWAY Campusでは、TAKANAWA GATEWAYCITYを実験の場として、人・街・地球に優しい未来の暮らしを生み出します。
具体的な取り組みは以下のとおりです:

人にも地球にもスマートな街づくり
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データを活用して一人ひとりに最適な食事を提案しながら、街全体の食品廃棄を減らします

世界一緑豊かな街の実現
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約2.7ヘクタールの日本在来種を中心とした緑地で先進的な都市型緑化を行い、そこで育てた植物を材料にした商品開発から販売までの循環型経済を作ります​

持続可能な未来の食を体験できる街
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東京大学で開発した培養肉などの環境に優しい食材をオフィスワーカー向け食堂で提供し、利用者の意見を取り入れた新しい食材開発を進めます​

人と地球の健康を支える街
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最新の睡眠分析技術や体の動きを非接触で分析するシステムを活用した健康サービスを提供します​

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プラネタリーヘルスダイエット​
マルハニチロとJR東日本との協創プロジェクト

これらの新しい取り組みには、安定した研究資金が欠かせません。短期間の研究助成だけでは対応できない長期的な課題に取り組むため、皆様のご支援が必要です。

ご寄付の使途

いただいたご寄付は、以下の活動に活用させていただきます:

  1. 持続的で柔軟な研究基盤の整備
  2. プラネタリーヘルスという新しい学問分野の普及・情報発信
  3. 未来を導く次世代のリーダー、研究者、イノベーション人材の育成

プラネタリーヘルスは比較的新しい学問分野です。これを社会に根付かせ、地球規模の課題解決につなげるには、研究活動の充実とともに、積極的な情報発信や人材育成が欠かせません。皆様のご支援により、長期的かつ安定した取り組みが可能になります。

ご寄付によって実現できること

皆様からのご支援により、地球と人類の健康が共に守られる未来に向けた研究と社会実装が進み、次のような成果が期待できます:

  • 気候変動、感染症、食料問題などに対する具体的な解決策の提案
  • 環境・健康政策に役立つ政策提言の発信
  • 新しい都市・生活様式モデルの構築と世界への発信
  • 100年後の地球における「人と自然の共生」の実現
  • 誰もが健康に暮らせる持続可能な社会の構築
  • 日本発の学術的・社会的リーダーシップの発揮

ご寄付は、単なる研究支援にとどまらず、地球規模の課題解決と持続可能な未来の創出に直接つながります。
東京大学プラネタリーヘルス研究機構へのご支援を、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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五十嵐機構長と田端副機構長
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酵素の模型と機構長。​実は机の上は片付けられない。​
が、しかし、脳みそはクリアに整理されていますのでご安心ください。

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お名前 日付 金額 コメント
******** 2025年10月06日 50,000円 高輪ゲートウェイという新しい実験の場における、真の interdisciplinary な研究教育活動を応援しています!
<プラネタリーヘルス研究機構(RIPH)基金>
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プラネタリーヘルス研究機構 機構長
農学生命科学研究科 教授
五十嵐 圭日子

今年度寄付総額
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今年度寄付件数
1件
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東京大学GATEWAY Campus内に設置する銘板にお名前を掲示させていただきます。

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