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大学院理学系研究科物理学専攻は物理学科教員のほか、物性研究所、宇宙線研究所、カブリ数物連携宇宙研究機構など14の学内組織、さらには外部機関である高エネルギー加速器研究機構(KEK)、理化学研究所、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の教員より成り立ち、講師以上の教員数が130名を超える世界でも最大規模の物理学の教育・研究拠点となっています。
理学部物理学科には約40名の教授・准教授・講師が在籍し、学部・大学院教育において広大な物理学のあらゆる領域をカバーする組織であり、素粒子理論・実験、原子核理論・実験、加速器実験、物性理論・実験、宇宙物理学理論・実験、宇宙素粒子実験、生物物理、非平衡・プラズマ、量子情報、レーザー科学、機械学習といった幅広い分野により構成されています。
江崎玲於奈氏をはじめとして、小柴昌俊氏、南部陽一郎氏、梶田隆章氏といった多数のノーベル賞受賞者を輩出しており、自然界の成り立ちや仕組みを理解するだけでなく、自然科学の新しい地平を切り拓き、また社会の課題解決に【物理学を役立てるべく】日々探求し、発展を目指しています。
物理学専攻及び物理学科では、先端的な研究を基礎から学ぶ教育プログラムに基づいたカリキュラムを実践し、多角的な分野における世界的なレベルでの研究が日々行われています。本専攻での教育・研究の充実化を図り、広く社会への還元を目指す目的で理学部物理支援基金の設置を行います。
自然科学の新しい地平を切り拓き、新たな知を広く社会へ還元するため、世界最高水準の研究・教育環境を整備するとともに社会との連携機能を新たに加え、未来のノーベル賞へとたすきをつなげていきたいと考えています。
(1) 研究・教育環境の整備
ご支援をもとに、RA(リサーチアシスタント)・TA(ティーチアシスタント)制度の拡充を含む奨学金の充実、空調整備を含む講義室の施設改修、在学生への研究機器の手配を含む専攻内研究室の研究支援を行うことによって、学生が最高かつ最先端の環境で安全・快適に物理学の学修に取り組めるようになります。また、学生が国際学会へ参加するための支援、幅広い研究分野に触れ、新たな知を生み出すきっかけとなるコロキウムや学外講師による講義の開催支援、海外大学とのパートナーシップ強化による学術交流の活発化支援により、国際的に活躍できる人材育成の場としての環境が整います。
(2)社会との連携機能の実装
ご支援をもとに、社会で活躍している卒業生とのネットワークを強化し、これまで連携がなかった企業やスタートアップ企業との連携を推進することにより、これまで以上に社会との連携機会が増え、社会課題の解決への貢献が期待されます。
(3)多様な人材が共存する環境づくりの実現
女性教員の拡充、民間企業との共創、地域の方々とのコミュニケーション機会増を実現することによって、これまで以上に多様な人材が交じり合う場としての環境整備が可能となります。
本専攻における学術研究は、物理学のみならず様々な分野へとつながり、あらゆる世界への応用、展開が可能になるという波及効果を持ちます。基金による教育環境・研究施設の充実により幅広い分野で活躍する人材の育成・輩出が進みます。
また、還元される研究成果による恒久的な社会貢献や教育の質の向上が可能になります。本基金は、公的資金に加え、本専攻の運営を支える重要な活動資金となり、大きな力になっていきます。また、卒業生とのつながりも、今以上に深まることを期待しています。
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