先進科学研究機構基金

プロジェクトについて

東京大学先進科学研究機構は、学問の垣根を越えて挑戦する新進気鋭の若手研究者を世界中から駒場に集め、既存の枠にとらわれない先進的な研究を推進する組織です。基礎と応用、理論と実験、そして異分野融合を通じて、未来の科学を切り拓くことを目指しています。

また私たちは、最先端の研究を取り入れた教育活動を学部1年生の段階から届けることを重視しています。大学での学びの出発点に立つ学生たちに、本物の研究の面白さや科学の本質に触れる機会を、少人数体制の教育を通じて提供すること、それが、次世代の科学を担う人材を育てる第一歩であると私たちは考えています。

寄付の必要性

私たちが展開する教育・研究活動の主な対象は、学部1年生および2年生です。そのため、通常の競争的研究資金や助成金の多くが想定する対象とは異なり、既存の研究費の枠組みを適用することが困難です。こうした背景から、本寄付は極めて重要な意味を持ちます。

皆さまからのご支援により、学部1年生であっても、学内外での研究活動や成果発表の機会を得ることが可能となります。若い世代が早い段階から本格的な研究に触れ、自らの関心を深めていく環境を整えるために、寄付によるご協力が必要です。

寄付の使途

ご寄付は次の用途で有効に活用させていただきます。

先進科学研究機構が提供する教育プログラムの受講生が、学内外で行う研究活動の経費

毎年、受講生が取り組んだ研究成果を発表するための発表会の開催費

特に優れた成果を学術論文として学術雑誌に掲載する際の掲載料

国内外の学会において受講生が発表を行う際の参加費や旅費

このように、皆さまからのご支援は、学生の学術的成長と研究発信の機会を広げるうえで、極めて重要な役割を果たしています。

どのような成果が期待されるか

ご寄付により活動が充実・加速することで、受講生は自らのアイディアに基づき、学部1年生の段階から主体的に研究活動に取り組むことが可能になります。また、成果を発表する場として、毎年学内での発表会を継続的に開催できるようになります。こうした経験を通じて、学生はプレゼンテーション技術を磨き、学外の場でも自信を持って研究成果を発信できる力を養います。さらに、英語での学術論文執筆や、国内外での学会発表（日本語・英語）へとつなげることが期待されます。

未来の研究者を育む教育と環境整備に、力強いご支援を心よりお願い申し上げます。