工学の発展と生命科学の発展により、生物と非生物の距離が次第に近づき、その境界の曖昧化が進展しています。これによって、生物と非生物が概念上統合するだけではなく、物理的にも人工システムと生命システムを融合化する変革が起こるでしょう。このような動きは、学術だけではなく我々の実生活にも大きな変革をもたらし、医療や健康に対する考え方にも変化をもたらすことが予想されます。
このような環境下UT7(次世代生命概念創出研究グループ)では、『新しい「生命の概念」をつくる』をコンセプトとし、部局を横断する7名の研究者が連携することによって研究活動を推進してまいります。
こちらのUT7ホームページも是非ご覧ください。
医学・工学・薬学等従来の特定の分野の中にとどまっていては、『新しい「生命の概念」をつくる』ことはできません。そこで、UT7基金にて寄附を募ることで研究テーマや研究期間に係る制約を下げ自由度を高め、また分野を横断し柔軟に活動を進めていくために、国からの予算や助成金に対する依存度を極限まで下げることを目的としております。
また、多様なバックグラウンドを持つ第一線の研究者が協働することにより、生命科学・医学・薬学・農学・情報科学および工学の広い分野においてブレークスルーとなるような新たな研究成果を生み出すことを目指します。加えて、このプロジェクトから生み出される様々なシーズを、国や企業、大学の予算や助成金の拠出による実践的な研究 へとつなげていくことも目標としております。
更に我々は学界に留まることなく、我々の研究に賛同し興味を持っていただける学生、社会人の方々とのつながりを積極的に構築して行きたいと考えており、今後様々な提案や呼びかけを行っていく方針です。ご期待ください。
UT7では、『新しい「生命の概念」をつくる』ための研究資金、科学者のポテンシャルを最大化する「研究機関の未来のモデル」を実現するための寄付を募っています。
支援者の皆様に対しては、セミナー、シンポジウム、座談会等を通じ活発な発信と意見交換を行ってまいりたいと考えております。
テーマや期間が限定されない寄附金を裏付けとした研究プロジェクトという、我が国における研究の在り方に一石を投ずるこの試みの成功には皆様のご理解とご支援が必要です。何卒よろしくお願いいたします。
2024年03月01日(金)
本年度は、東京カレッジにおいてUT7メンバーとのインタビュー記事を掲載していただきました。UT7メンバーの個々の研究に関する話や社会科学的なコメントなど興味深い内容になっています。また、今回の公開に合わせ、UT7メンバーの研究を表すイラストも作成し、東京カレッジで公開しております。お時間あるときにご覧になって頂けますと幸いです。
https://www.tc.u-tokyo.ac.jp/ai1ec_event/10791/
https://www.tc.u-tokyo.ac.jp/weblog/11286/
https://www.tc.u-tokyo.ac.jp/weblog/11299/
【東大対談:UT7次世代生命概念創出研究グループ 新しい「生命の概念」をつくり出す研究とは?】の動画も東京カレッジYouTubeチャンネルにてご視聴いただけます。
2023年11月08日(水)
現在 東京カレッジYouTubeチャンネル にて、【東大対談:UT7次世代生命概念創出研究グループ 新しい「生命の概念」をつくり出す研究とは?】を順次公開中です。
好奇心を原動力にした研究はどのように行われ、研究成果は私たちの「生命」の理解にどのように貢献しているのでしょうか?東京カレッジのポストドクトラル・フェローたちが、東京大学UT7教授たちにインタビューを行い、大学における最先端の研究を探ります。
この機会にぜひご覧ください!
<UT7(次世代生命概念創出研究グループ)基金>
<UT7(次世代生命概念創出研究グループ)基金>
<UT7(次世代生命概念創出研究グループ)基金>