社会科学データサイエンスの基盤構築基金

-社会調査データの収集・利活用を通じて、日本社会の実態や課題を明らかにする-

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プロジェクト設置責任者

社会科学研究所 所長/教授
宇野 重規

今年度寄付総額
47,000円
今年度寄付件数
5件
現在の継続寄付会員人数
1人
累計寄付総額
47,000円

このプロジェクトに寄付をする

東京大学へのご寄付には税法上の優遇措置が適用されます。

プロジェクト設置責任者からのメッセージ

ご支援のお願い

日本社会が抱える生活水準の格差、社会的分断、政治、教育、社会保障などの多岐にわたる課題を解決するためには、質の高いデータの収集とその分析が不可欠です。東京大学社会科学研究所附属社会調査・データアーカイブ研究センターでは、皆様のご支援により、信頼性の高い社会調査を継続的に実施し、データの保存・公開を行っています。皆様からのご寄付は、日本社会の現状を正確に把握し、エビデンスに基づく政策立案や社会課題の解決に向けた取り組みを支える重要な資金源となります。ぜひ温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。

社会科学研究所 所長 /教授 宇野 重規

質の高い社会調査とデータ活用で日本社会の課題解決を目指す

現在、東京大学社会科学研究所附属社会調査・データアーカイブ研究センターは、質の高い社会調査を継続的に実施することで日本社会の実態を正確に把握し、そのための資金面での支援が急務となっております。この度、「社会科学データサイエンス基盤構築基金」を立ち上げ、持続可能なデータ収集・分析体制の確立を目指します。

当センターでは、日本で実施された質の高い社会調査のデータをSSJデータアーカイブで保存・公開し、日本社会のデータを用いた研究を促進してきました。また、独自の社会調査を実施して人々の生活や意識の実態を明らかにするとともに、社会調査データを分析するための統計的手法に関するセミナーを定期的に開催し、データの活用を支援しています。

本プロジェクトでは、日本社会が直面する課題の解決に向けてSSJデータアーカイブの機能をさらに充実させるとともに、継続的な社会調査によって現代日本の実態をより深く捉えることを目指します。政府統計やメディアでは見えにくい人々の意識や生活実態を、科学的な方法で丁寧に把握し、そこから得られた知見を広く社会に還元することで、エビデンスに基づく政策立案や社会課題の解決に貢献してまいります。また、次世代の社会科学を担う研究者の育成と、オープンサイエンスの推進を通じて、日本の社会科学研究の基盤強化を進めていきます。

※SSJデータアーカイブは、労働調査、社会調査の個票データ(個々の調査票の記入内容。マイクロデータ)を収集・保管し、その散逸を防ぐとともに、学術目的での二次的な利用のために提供する機関です。

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データ検索・利用システム SSJDA Direct によるデータ検索画面
SSJDAの仕組み_横.png
SSJデータアーカイブ(Social Science Japan Data Archive)の概要

未来を支える社会調査基盤へのご支援の必要性

社会にある様々な問題を総合的にとらえ、その解決策を明らかにするためには、質の高いデータの継続的な収集、整理、公開・共有、そして科学的な分析が不可欠です。これまでこうした調査研究は科学研究費助成事業(科研費)などの国の支援により着実に発展してまいりました。
しかし今日の急速に変化する社会においては、じっくりと練られた研究計画に基づく調査に加えて、社会の変化や突発的な出来事に対する人々の反応をタイムリーに把握する仕組みが必要です。社会の動きに機動的に対応できる調査体制を整備することで、現代社会の実態をより正確に捉え、迅速な知見の提供が可能となります。
このように社会調査の重要性が一層高まる中で、長期的な視点に立って社会の変化を丹念に観察し、その知見を社会に還元していくためには、より多様で安定的な基盤の構築が必要です。また、研究成果を迅速に社会へ還元し、多くの方々に質の高いデータを活用していただくためには、持続可能なデータアーカイブシステムの整備と専門的な人材の育成が急務となっています。このような背景から、附属社会調査・データアーカイブ研究センターでは皆様からのご寄付を通じて、国の支援に加えて新たな展開を可能とする基盤を確立し、社会科学における質の高いデータ基盤の構築と、次世代に向けた継続的な研究環境の整備を目指しております。

ご寄付の使途

1.社会調査データの保存・共有で研究・政策を支援

  • SSJデータアーカイブは、日本最大の社会調査データアーカイブとして、20年以上にわたり社会科学研究の基盤を支えてきました。皆さまからのご支援をもとに、さらに利便性を高めるとともにデータサイエンスの基盤を整備し、社会科学のオープンサイエンス化を推進します。これにより社会科学の実証研究の発展や政策への提言に貢献します。

2.独自の社会調査で人々の生活や価値観を解明

  • 政府統計やメディア、SNSだけでは捉えきれない人々の意見や生活実態を丁寧に把握します。そこで得られた知見をもとに、現代日本社会の課題を浮き彫りにし、その解決策を提案していきます。

3.次世代の研究者・データ専門家を育成

  • 社会調査の設計・実施から、データの整備・保存・公開、さらに高度な統計分析に至るまで、専門スキルを総合的に学べる環境を提供します。将来の社会科学研究をリードする人材を育て、継続的な研究環境を整備していきます。
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計量分析セミナーの様子
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東大社研パネルシンポジウムの様子

ご寄付によって実現できること

1.日本社会の変化をより深く捉える基盤が確立します。

  • 質の高い独自調査を継続的に行うことで、政府統計やメディアでは見えにくい社会の実態を早期に把握できます。
  • 現代社会の課題をいち早く浮き彫りにし、その解決に向けた具体的な示唆を提供します。

2.最新のデータ管理技術の導入で、研究データの長期保存と効率的な活用が可能に。

  • 次世代のデータキュレーション専門家を育成することで、データの品質向上とさらなる利活用を促進します。
  • 研究データを適切に保管・共有できる体制が、社会科学全体の研究水準を引き上げます。

3.オープンサイエンスの実践が加速し、新たな研究が生まれます。

  • 次世代のデータキュレーション専門家を育成することで、データの品質向上とさらなる利活用を促進します。
  • 研究データを適切に保管・共有できる体制が、社会科学全体の研究水準を引き上げます。

4.研究成果を広く社会へ発信し、政策立案や社会課題の解決に貢献します。

  • データに基づく客観的な議論を活性化し、より良い社会づくりを後押しします。
  • 科学的根拠に基づいた政策提言が可能になり、社会課題の解決をさらに加速させます。

 

皆さまのご支援によって、社会調査の質と研究環境が大きく向上し、
日本社会全体の発展に寄与することが期待できます。
ぜひ温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。

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プロジェクト設置責任者

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所長/教授
宇野 重規

今年度寄付総額
47,000円
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ご寄付の謝意・記念品

「東京大学基金」の謝意・記念品が適用されます。

このプロジェクトの謝意・記念品

ご寄付くださったすべての方

・成果報告会へのご招待
・活動報告書のご送付

個人の方

・一括5万円以上のご寄付
計量分析セミナー1講座分ご招待します。
※2日間にわたる講座については2講座分とカウントいたします。
10万円のご寄付をいただくと、通常の1日の講座2回分、もしくは2日間の講座1回分にご参加いただけることになります。

法人の方

・一括25万円以上のご寄付
計量分析セミナー1講座分ご招待します。(最大5名様まで)
※2日間のセミナーの場合は2講座分としてカウントさせていただきます。
50万円のご寄付で、通常の1日の講座2回分、あるいは2日間の講座1回分に、毎回最大5名様までご参加いただけます。

セミナー参加について

  • 開催時期:年2回(2月〜3月、8月〜9月)
  • 講座選択:各種講座からお好きなものをお選びいただけます。
    ご寄付金額に応じた講座数の範囲内で、都合の良い日程を自由に組み合わせてご参加可能
  • 参加特典:ご寄付いただいた年度から3年間有効

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