駒場小空間支援基金

—劇場の歴史を守り、学生文化の未来を拓く:駒場小空間 改修支援—

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プロジェクト設置責任者

大学院総合文化研究科・教養学部学生委員会 委員長

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学生の「つくりたい」を、次の世代へ

一つの舞台が生まれるまでには、学生たち自身の手による多くの準備があります。照明を整え、音響を組み、舞台をつくり、その空間で自分たちの表現を形にしていく———。
駒場小空間は、長年にわたり、そうした学生の挑戦を支えてきた場所です。
しかし今、その挑戦を支える照明・音響・舞台設備の老朽化が進んでいます。
学生が設備の制約によって「つくりたい」を諦めることなく、安心して新しい表現に挑み続けられる場所を、次の世代へ。
駒場小空間支援基金は、そのための基金です。

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プロジェクトについて

本学の劇団サークルの活動拠点であった駒場小劇場の流れを汲む多目的ホール(通称『駒場小空間』、以下『駒場小空間』とする)は、1998年に完成し、その後、約四半世紀にわたり教養学部の学生の様々な文化的活動(演劇・音楽・パフォーマンス等)の場となっています。2025年度は約25の学生団体が活動し、稼働率は近年約90%以上を維持しています。

駒場小空間での活動は、学生たちの表現力・団結力・創造力等を養うだけでなく、駒場祭や学外での公演等を通じて、本学の文化的活動の豊かさを広く学外へ伝えることにもつながっています。

長きにわたり本学で行われてきた学生による文化的活動が、今後も安定して引き継がれ、より発展していくために、OB・OGのみなさま、本学の活動に興味を持ってくださるみなさまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。

いま、駒場小空間で起きていること

駒場小空間の備品は、複数団体における長年の利用によって劣化が進んでいます。ホールには備え付けの設備がありますが、照明器具はその約50%が不良であるなど、いずれも極めて劣化しております。学生は公演ごとに、今ある限りの備品を使って、自分たちで舞台を設営しています。
照明・音響・舞台の備品は消耗品が多いものの、いずれも高額です。点検業者の方からも買い替えを推奨されていますが、大学の資金や学生のカンパでは整備が追いついていません。

設備が一つ使えなくなることは、単に「不便になる」ということではありません。
使える照明が少なければ、舞台上で表現できる光や色が限られます。音響設備に不具合があれば、思い描いた演出を実現することが難しくなります。安全に使用できる舞台設備が不足すれば、学生が新たな演出に挑戦することそのものを断念しなければならない場合もあります。

「こういう舞台をつくりたい」という発想があっても、設備がないために実現できない。
現在の駒場小空間では、そうした場面が少しずつ増えています。
大学の予算は年々縮小傾向にあり、その予算についてもまずは学内の教育・研究設備の修繕に充てることが優先されます。今後も学生の文化的活動の場を維持・発展させていくためには、駒場小空間を大切に想ってくださるOB・OGの皆様、そして本学の学生文化を応援してくださる皆様とともに、この場所を支えていく仕組みが必要です。

いただいたご寄付は、こうした課題を解決し、学生の文化的活動の発展を支えるとともに、学外のみなさまにも本学学生の活動の豊かさを知っていただくために活用されます。

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寄付の使途

現在、備品の多くが劣化しており、安全面を鑑みて使用に堪えないと判断される備品が多く、学生の実現したい演出が叶えられないことがままあります。

他の劇場と比較すると、例えばスポットライトの一種である「パーライト」は、駒場小空間の3分の1以下の舞台面積の劇場でさえ10灯ほどあるのに対し、駒場小空間では不良でないものがわずか6灯しかないなど、駒場小空間で行われる公演規模に対して必要な備品数が圧倒的に不足している状況です。

また床の一部が剥がれている、暗幕が破れている、既設のスピーカーの配線が不具合を起こすなど、設備や備品の劣化は激しく、学生のより充実した活動のためには、設備の修繕や備品の更新が不可欠です。

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進む劣化。皆様のご支援により安全で安定した設備が整うことで、新たな表現への挑戦が生まれます。

いただいたご寄付は、照明設備の更新、音響設備の修繕、舞台設備・備品の更新や補修、施設の修繕などに活用します。
照明が増えれば、これまでできなかった光の表現に挑戦できます。
音響設備が安定すれば、より自由な演出を考えることができます。
舞台や施設が安全に整備されれば、学生は設備の不安なく「何を表現したいか」に集中できます。

一つひとつの設備を整えることが、学生の一つひとつの新しい挑戦につながっていきます。

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この基金が目指す未来

私たちが目指しているのは、単に古くなった設備を新しくすることだけではありません。
駒場小空間を、学生が安心して創造に挑戦し、仲間とともに新しい文化を生み出すことのできる場所として、これからも守り、育てていくことです。
ここで舞台に立つ学生の中には、初めて舞台芸術に出会った学生もいれば、照明や音響を初めて操作する学生もいます。そこで得た経験が、その後の人生につながっていくこともあります。そして彼らが卒業したあとには、また新しい学生たちがこの場所にやってきます。
そうして学生から学生へ受け継がれてきた営みが、駒場小空間の歴史をつくってきました。

学生の文化的活動がさらに活性化することは、本学が目指す「安心して活動でき、世界の誰もが来たくなるキャンパス」の実現にもつながります。駒場小空間が、本学内外に開かれた学生文化の拠点として、これまで以上の役割を果たすことを目指します。
かつて駒場で活動した方も、学生の公演をご覧になったことのある方も、そして、これから初めて駒場小空間を知ってくださる方も。
ひとつひとつのご支援が、次の学生たちが安心して挑戦できる環境をつくり、次の舞台へとつながっていきます。

学生の「つくりたい」を、設備の制約によって諦めさせないために。
駒場で受け継がれてきた学生文化の灯を、これからの世代へつないでいくために。
皆様の温かいご支援を、心よりお願い申し上げます。

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