大正14年に開設された山中寮は、富士山麓のふもとにある農学部の付属施設、富士癒しの森研究所内に位置し自然豊かなロケーションを誇り、また有数のレジャースポットであり、首都圏からもアクセスの良い富士五湖の立地を背景に、数多くの利用者にご愛用頂いています。
昭和4年に建てられた旧寮を80年近く利用した後、リンナイ株式会社会長 内藤進様のご厚志により、平成21年に現在の山中寮内藤セミナーハウスとして全面改築されました。
かつての山中寮。惜しまれつつ平成20年に解体
富士癒やしの森研究所に佇む山中寮
従来の保健体育寮としての宿泊設備(90余名収容)はもとより、プロジェクターを完備した大小セミナールームで研究会やセミナー、学会などを開くことができます。また、食堂内の自奏機能付きピアノ、セミナールームのグランドピアノなど、豊かな感性を育むことのできる環境が整っており、音楽団体の練習合宿や演奏会の開催にも好適です。更には、富士癒やしの森研究所の芝のグラウンドを、サッカー、ラグビー、野球など、様々なスポーツの目的に利用することもできます。
広々としたテラス
80名収容可能な食堂。奥には自奏ピアノを設備(無暦会寄贈)
寮から歩いて5分の湖畔のプライベートビーチには、夏期には桟橋が設置され、ヨットやウィンドサーフィンといったマリンスポーツを楽しむことができます。また桟橋には現役のヨット部員が常駐し、本格的なヨット体験を楽しむことができます。
東大桟橋から望む夕暮れ
卒業生有志により寄贈されたカタマラン号
特に、夏に実施される「特別開寮期間」においては、運動部所属の本学学生が運営を担っています。この活動は、学生が人格を陶冶する貴重な教育の場です。活動を通じて培われた友情は学生個々人の一生の財産にもなっています。
このように開設から90年近くの歴史を持ち、平成21年には、規模の面、設備の面ともに飛躍的に向上した寮へと生まれ変わった山中寮ですが、その一方では、寮の維持・運営費用も格段に増加している現状があります。
現役学生、卒業生、研究者、留学生、そして教職員といった様々な利用者が、豊かな自然の中で充実したコミュニケーションを通わせる拠点として、更には、夏期特別開寮期間中の寮運営活動を通じた、本学学生の人格陶冶等の場として、今後より一層の機能・設備の充実を果たしながら、本施設を安定的に運営していけるよう、皆さまの温かいご支援をお願い申し上げます。
<山中寮>
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山中寮の今後の更なる発展を祈ります。
<山中寮>