One Earth Guardians(地球医)育成プログラム支援基金

教育から社会をかえる ~100年後の地球のために~

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プロジェクト設置責任者

農学生命科学研究科長
堤 伸浩

今年度寄付総額
5,637,006円
今年度寄付件数
16件
現在の継続寄付会員人数
1人
累計寄付総額
45,447,783円

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東京大学へのご寄付には税法上の優遇措置が適用されます。

このプログラムが目指すこと

 人間の活動は、かけがえのない地球(One Earth)に大きなダメージを与えてきました。

 100年後の地球で、人類が地球上のあらゆるものと共存していける未来へつなぐために、社会を巻き込んで行動できる科学者集団 One Earth Guardians(地球医)を育成するプログラムが始まりました。

  私たちは、生物資源の利用を通して人類の衣食住を多方面から支えてきた「農学」の原点に立ち返り、地球の抱える課題に解決法を研究、実践していくための学問One Earthology』 (ワン・アーソロジー)(地球医学を推進します。

 このプログラムは「私たちは、生物として100年後の地球に何ができるか」という課題に正対する研究・教育プログラムなのです。


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育成のためのカリキュラム

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 「持続可能な開発目標(SDGs = Sustainable Development Goals)」の課題を多面的に理解し、社会全体による課題解決につなげるリーダー、すなわちOne Earth Guardians(地球医を、以下の3つに分類される科目の提供を通して育成します。受講生は所定の科目を履修することでOne Earth Guardians(地球医)としての認定を受けることができます。

基礎地球医学       環境・農・生物資源という、互いに密接にかかわる農学の課題を俯瞰し有機的に繋げる基礎力を育む。

応用地球医学I     農学=実学を体現するため、社会との関わりの中で課題発見力と課題解決力を育む。

応用地球医学II    地球医学の研究成果を効果的に社会に還元し、社会全体が課題解決に主体的に参加する仕組みにつなげる発信力を育む。

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SDGsへの貢献

One Earth Guardians(地球医)は、「持続可能な開発目標(SDGs)」に幅広く貢献できる人材です。One Earth Guardians育成プログラムは、東京大学未来社会協創推進本部(FSI)に登録されたプロジェクトです。

東京大学未来社会協創推進本部(FSI)とは:

東京大学では、SDGsを目指したプロジェクトを全学から集めて可視化・発信し、シナジーと社会的価値の創出に繋げるために、「未来社会協創推進本部(FSI, Future Society Initiative)」を設置しました。



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サポートのお願い

 100年後の地球を元気にする人材育成は、一朝一夕に完遂できるものではありません。

 長く、持続的な教育活動を可能にするためには、理念に賛同していただけるたくさんの方のご支援が必要です。

 100年後の地球で、人類が他の生物と共存共生できるように、One Earth Guardians(地球医)育成プログラム支援基金に、ぜひ、継続的なご支援をお願いいたします。

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ヒトは
すべての生物の健康に
生存を支えられている
最も弱い生物です

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2021年活動報告
-実学研修やシンポジウムの実施などに活用しました!-

2022年03月22日(火)

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[第4期生の参加]
2021年4月に第4期受講生の募集を行い、エッセイとオンライン面接による選考を経て、農学部・農学生命科学研究科所属の学生10名が4期生として決定しました。2021年度にプログラムに所属している受講生は1期〜4期までの計37名(学年は学部3年生〜大学院博士課程2年)となりました(2022年1月時点)。
 
[実学研修:産官学協働で課題に取り組むインターンシップ]

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One Earth Guardians認定科目である「ワン・アーソロジー I, II, III」の一環として実施する〈実学研修〉は、2021年度中(2021年4月〜2021年12月)は10件が進行しました。2018年度の始動当初から継続的に実施いただいている企業・団体のほか、新たな企業・団体等の参画も増えてきています。また、昨年度と同じ企業での実学研修に参加してテーマを深堀りする学生もいました。活動終了後の報告会は昨年度につづきオンラインで開催しましたが、状況が許す時には、地方から駆けつけてくださる研修先企業の方もおられ、報告者の学生と直接議論の機会を持つこともできました。持続可能な畜産をテーマとする活動が行われた一方で、新しいタンパク質供給源として培養肉生産に着目する活動も報告されるなど、課題に対する多面的なアプローチを考える機会にもなっています。

OEGs_02 実学研修報告会の配信 DSC03248r - コピー.jpg

 
[学外参加者を交えた対話型セミナーや公開シンポジウムの開催]
・One Earthology Seminar
学生と社会人が交わり、多様な年齢、バックグラウンドの参加者がありたい未来を思い描いてディスカッションを交わすOne Earthology Seminar。2020年度は特別企画のみでしたが、2021年度は3つのテーマに沿って開催する形が復活しました。〈食:100年後の「いただきます」を考える〉〈生物多様性:100年後の多様な命を育む〉〈土:100年後の大地を想う〉の3テーマについて2回ずつ、6月から12月にかけて計6回が開催されました。それぞれのテーマのもと、食のパーソナライズ化と家族で囲む食卓はいかに両立されるのか、ヒトを含めたあらゆる生き物にとっての豊かな暮らしとは何なのか、宇宙空間で持続可能な生活をするために土壌は必要か、など、SFプロトタイピングの手法も取り入れながら想像力をもって議論を交わすとともに、翻っていま私たちが何をすべきなのか対話を行いました
 
・LUC Lecture
学内外の講師による講演と意見交換を行うLUC Lectureは、4月に第6回、5月に第7回を開催しました。第7回では『「人新世」の資本論』の著者として知られる気鋭の経済思想家 斎藤幸平 氏(大阪市立大学 准教授)を講師に迎え、「資本論xバイオエコノミー 豊かな生活ってなんだ?」とのテーマのもと、五十嵐圭日子教授との対談を行いました。斎藤先生には学生からの質問に丁寧に応えていただき、受講生たちの思考に大きなインパクトを与える機会となりました。OEGsのYouTubeでアーカイブ動画をご覧いただけます。
 
▼第7回LUC Lecture アーカイブ動画
https://www.youtube.com/watch?v=3m09vkJzfhQ
 
・公開シンポジウム
12月には、One Earth Guardians公開シンポジウム2021「農学が示す、暮らしのなかのGX(グリーントランスフォーメーション)」を開催しました。人間の衣食住に根ざした学問である農学の立場から、一人ひとりの日常生活から取り組むGXの重要性について参加者の皆さまと考える場を目指し、異常気象と気候変動について気象予報士・キャスターの井田寛子 氏から、次世代のサステナブルファッションについてhap株式会社の鈴木素 氏から、食品ロスについて株式会社office 3.11の井出留美 氏からそれぞれ話題提供をいただき、OEGs受講生らを交えたディスカションを行いました。また、農学生命科学研究科附属演習林の蔵治光一郎教授からは、「人の暮らしと森林とGX 〜演習林の挑戦〜」とのタイトルで講演が行われました。
 
公開シンポジウム等のオンラインイベントでは、無料の参加チケットに加えて有料の「応援チケット」を導入し、視聴者の方からのご支援をいただきました。なお両イベントは、未来社会協創推進シンポジウム(FSIシンポジウム)として登録されています。
 
[企業・団体等との協働企画]
個別の企業・団体等と共に特定のテーマに取り組む協働企画も複数実施されました。
 
・協賛事業:地球の未来を編むワークショップ「SFプロトタイピングワークショップ」
横河電機株式会社による協賛のもと、「人と地球の関係を考える」をテーマに、同社の若手社員とOEGs受講生が参加するSFプロトタイピングワークショップを開催しました。SF作家やスペキュラティブ・デザインを実践するアーティストの方にも協力いただいた全4日のワークショップのレポートは以下よりご覧いただけます。
 
▼ SFプロトタイピングワークショップ レポート
https://www.one-earth-g.a.u-tokyo.ac.jp/report/futureworkshop/vol1/01/
 
・「Beeat!!八重洲」学生たちが描く未来の食プロジェクト
食の未来につながるものがたりを発信するイベントとして、東京駅八重洲口前のスペースで開催されている「Beeat!!八重洲」に、「学生たちが描く未来の食プロジェクト」として参画しました。宮城大学食産業学群 石川伸一研究室の皆さんとコラボレーションし、OEGs受講生たちが現在の食がかかえる課題を見つめ、ありたい未来の食の姿を提案する発信コンテンツを制作しました。
 
▼ Beeat!!八重洲 学生たちが描く未来の食プロジェクト
https://beeatyaesu.com/student
 
・アイカサ X 丸井グループ X 価値創造デザイン推進基盤 X OEGs コラボレーションワークショップ「100年後の地球を見すえて考える、アイカサへの事業提案」
傘のシェアリングサービス「アイカサ」、株式会社丸井グループ、東京大学生産技術研究所 価値創造デザイン推進基盤とのコラボレーションで、地球の未来を見すえながら「アイカサ」が社会に提供する価値を考えるというテーマのもと、OEGs受講生が事業提案を考えるワークショップを開催しました。

OEGs_03 アイカサ、丸井グループとのコラボレーションワークショップ DSC02894 - コピー.JPG

 
[新しい講義の開講]
学部1、2年生(前期教養課程)対象の講義として、「地球医のすすめ(前 農学入門)」に加えて、「Agric Scientists Studio Interview」が新たに開講されました。農学生命科学研究科の教員にインタビューを行い、履修学生が記事を執筆しました。これらの記事は今後公開が予定されています。
 
[新たなご寄附の形を展開]
・メルカリ寄付
2021年9月、One Earth Guardians 育成プログラムの活動をもって、東京⼤学がメルカリ寄付プログラムの寄付先団体(「サーキュラー・エコノミー・リーダー」枠)として選ばれたことにより、フリマアプリ「メルカリ」の売上⾦などのメルペイ残⾼を寄付できる「メルカリ寄付」機能を通じて、OEGsにご寄付をいただくことが可能になりました。
 
・みずほSDGsリース
2021年6月よりみずほリース株式会社、みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社が取扱いを開始した「みずほSDGsリース」の寄付先団体の一つとしてOne Earth Guardians育成プログラムが設定されました。
 
[広報・発信活動]
・2019-2020年度 OEGs活動報告書の制作
2019-2020年度の活動をまとめた活動報告書を制作しました。OEGsが目指す社会の姿、今後の構想についてもご紹介しています。印刷版をご支援・ご参画者の皆さまにお送りしたほか、PDFをプログラムのウェブサイトで公開していますのでぜひご覧ください。
 
▼ 2019-2020年度 OEGs活動報告書
https://www.one-earth-g.a.u-tokyo.ac.jp/assets/pdf/report_2019-2020.pdf
 
・農学部リレーインタビュー記事の公開
OEGsアドミニストレーターがつづけてきた農学部教員たちのインタビューの様子を記事としてnoteで公開しました。研究内容はもちろん、個性豊かな教員たちの人となりや熱量も垣間見ていただけるような記事を心がけながら、随時更新しています。

▼OEGs note
https://note.com/oegs_utokyo/
 
・OEGs竹のお箸の制作
日々の食事シーンで用いられる「お箸」を通じ、日常使う道具が何からできていていかに環境とつながっているのかを考えていただくためのメッセージツールとして、国産の竹を用いた箸づくりによって環境保全に取り組む企業に依頼してOEGsオリジナル竹箸を制作し、ご寄附者や実学研修協力企業・団体などのみなさまにお贈りしました。

OEGs_04 OEGsオリジナル竹箸 DSC_3533 - コピー.JPG

 
・OEGs NEWS LETTER刊行
プログラムの近況をお伝えするニュースレターを刊行しました。今後は春と秋の年2回、活動の様子やニュースをお届けする予定です。
 
▼ OEGs NEWS LETTER vol.1 2021 Autumn
https://www.one-earth-g.a.u-tokyo.ac.jp/assets/pdf/OEGs_NewsLetter_vol1_2021Autumn_211117.pdf
 
この他、Facebookでの発信や、活動内容の広がりに合わせてプログラムウェブサイトのコンテンツを随時アップデートして充実させています。
 
寄附の使途
皆様からのご支援は主に下記のような用途に活用いたしました。
○シンポジウム、セミナー、企業とのコラボレーションワークショップの企画・運営費
登壇者謝金、ワークショップの企画運営に係る業務委託費、スタッフ学生への謝金など
○リレーインタビュー記事化
上記「農学部リレーインタビュー」記事化にかかる文字起こし、原稿執筆協力の謝金など
○OEGs竹箸の製作費
上記、オリジナル竹箸およびメッセージカード等の制作に係る費用
○実学研修の実施にかかる費用
プログラム受講生を対象に実学研修の実施に必要とされる費用を補助する「実学研修補助費制度」に基づく支出。具体的には、研修先企業や調査地への交通費、調査のための消耗品費等

公開シンポジウム「農学が示す、暮らしのなかのGX(グリーントランスフォーメーション)」 12/26開催のお知らせ

2021年12月02日(木)

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One Earth Guardians育成プログラムでは、12/26(日)に公開シンポジウムをオンライン開催いたします。参加登録の上、どなたでもご参加可能なシンポジウムです。ぜひたくさんの皆さまにご参加いただければ幸いです。

【One Earth Guardians 公開シンポジウム2021】
農学が示す、暮らしのなかのGX(グリーントランスフォーメーション)

[日時] 2021年12月26日(日) 15:00~17:15
[会場] オンライン(Zoomウェビナー)

▼イベント詳細&参加登録はこちらから▼
https://one-earth-guardians-symposium2021.peatix.com/
・上記Peatixイベントページの「チケットを申し込む」より参加登録ください。
・Peatixを初めてお使いになる場合は、お手数ですがアカウント登録をお願いいたします。

参加登録いただいた方に、前日までにご参加用のURLをお送りいたします。

[内容]
●話題提供 | 暮らしに根ざすGX
「近年の異常気象と気候変動」
井田 寛子 氏 /気象予報士・キャスター
「次世代のサステナブルファッション」
鈴木 素 氏 /hap株式会社 代表取締役社長
「食品ロスを減らすためにわたしたちにできること」
井出 留美 氏 /株式会社 office 3.11 代表取締役

●講演 | 人の暮らしと森林とGX ~演習林の挑戦~
蔵治 光一郎 /東京大学大学院農学生命科学研究科 附属演習林 教授

●パネルディスカッション
話題提供のお三方のほか、OEGs受講生など学生がパネリストとして登壇します。
(モデレーター:髙橋 伸一郎 /東京大学大学院農学生命科学研究科 教授)

[開催趣旨]
GX=Green Transformation(グリーントランスフォーメーション)とはなんでしょうか?
CO2排出ゼロや脱炭素の文脈で語られるGXは、たとえば再生可能エネルギー利用への転換という形で、企業などでの取り組みが始まっています。日本では今、GXは経済成長につながるもの、との側面に光があてられがちです。しかし果たして、気候変動をはじめとする数々の危機に直面する私たちが取り組むべきGXとは本来なんなのか、考えてみる必要があるのではないでしょうか。

より本質的には、GXとは、ただ一つの地球の資源を一方的に使い続けてきた人類が、いかにこれをペイバックして持続可能にするかを目指す社会の変革であるはずです。そのためには、産業政策や企業の経営課題としてのGXだけでなく、私たち一人ひとりの日々の暮らしにおけるGXにもっと目を向ける必要があると考えています。
人間の衣食住を支えてきた学問分野であり、さまざまな生き物が暮らす自然環境と人類活動との調和を目指す農学には、暮らしのなかのGXを実現していくミッションがあります。環境負荷を抑えた低炭素農業や、バイオマス由来の素材や燃料、森林管理を通じた物質循環をはじめとする研究成果に根ざした取り組みを模索しています。

本シンポジウムでは、食や天気、衣服といった日常生活にあるものを着眼点に、暮らしに根ざしたGXの必要性について考えます。そして、それが地球全体の持続可能性にどうつながるのか、農学の観点から思いを巡らせるとともに、ヒトを含むあらゆる生物が共生できる未来を目指すOne Earth Guardiansとして何ができるのかを対話する機会にしたいと思います。

皆さまのご参加を心よりお待ちしております。


本イベントに関する問い合わせ先:
東京大学 大学院農学生命科学研究科
One Earth Guardians育成プログラム事務局
office@one-earth-g.a.u-tokyo.ac.jp

 

活動報告をYouTubeにて公開しています

2021年11月12日(金)

東京大学基金活動報告会2021 第2部オンライン交流会グループAの冒頭にて行いました、プロジェクト活動報告の動画です。


One Earth Guardians 育成プログラム支援基金の活動報告は33:15からです。
 
開催日:2021年9月29日
録音・録画はお控えください。
交流部分は非公開としています。

2020年度活動報告
ーご寄付による支援のもと、多様な実学研修を展開していますー

2021年04月01日(木)

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実学研修の様子

主な活動
[第3期生の参加]
2020年4月に第3期受講生の募集を行いました。2020年度は面接も含めすべてオンラインとなりましたが、選考を経て12名の3期生を決定しました。2020年度に所属する受講生は1期〜3期までの計31名(農学部3年生〜大学院農学生命科学研究科博士課程1年)となりました。

[実学研修:産官学協働で課題に取り組むインターンシップ]
One Earth Guardians認定科目である「ワン・アーソロジー I, II, III」の一環として実施する「実学研修」は、2020年中は8件が進行しました。COVID-19の影響もありましたが、オンラインでのディスカッションに切り替えるなどそれぞれに工夫しながら、新規に参画いただいた企業・団体もあって、より多彩なテーマでの研修が行われました。アドバイザーとして参加する教員のもつ知見や研究力、そして学生のもつ新たな視点を活かしながら、社会や産業界における課題の解決に向けた産官学協働のベースが生まれつつあります。
また、研修終了後にはプログラム受講生、教員、参画企業等が参加する報告会を開催していますが、2020年度はオンライン開催となりました。オンライン開催の機動性の高さを活かし、それぞれの研修の終了タイミングに合わせて開催する方針とした結果、1件1件の研修に対しこれまでよりも時間をかけられることから、より深い意見交換が交わされるようになり多くのフィードバックをいただいています。

[新しい教育活動の取り組み]
One Earth Guardians(OEGs)育成プログラムのジュニア版的位置付けとして、学部1・2年生を対象とした駒場教養課程「農学入門」が開講されました。
また、アムジェン財団と東京大学のパートナーシッププログラムである「アムジェン・バイオテック・エクスペリエンス(ABE)」(高校生物学教師および生徒向け体験型科学教育支援プログラム)が開始されました。OEGs育成プログラムの発起人のひとりである農学生命科学研究科 高橋伸一郎教授がABEのプログラムディレクターを務め、OEGs育成プログラムにおけるアーリーエクポジャーの拡充の一環として連携を行っています。

(参考)https://www.amgen.co.jp/media/news-releases/20200923

[学生・教員・企業等が参加するセミナーの開催]

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After COVID-19 Workshopの様子

 

緊急事態宣言下のステイホーム期間だった2020年5月、新型コロナウイルスで変容した後の社会を予測してOEGs として提案できることを考えるという趣旨で、「OEGs After COVID-19 Workshop」をオンライン開催しました。ティーチングアシスタントの学生たちによる企画で、「医療・公衆衛生系」、「食・農業系」、「働き方、もの・エネルギー消費系」の3テーマで、学生と社会人がディスカッションを交わしました。

2018年度に開始した「One Earthology Seminar」は、2020年度は特別企画2回のオンライン開催を行いました。7月に気候変動をテーマに公開開催しました(後述)。また秋には、バイオエコノミーをテーマに、受講生たちが今はない技術や制度を想像し、架空の雑誌に掲載する記事を執筆するという新たな企画「OESeminar_SPINOFF : Visionary Future Magazine OEGs_バイオエコノミーを特集する架空雑誌の記事をつくろう」にチャレンジして、11月に参画企業や省庁などの方に参加いただく講評会を開催しました。

学内外の講師による講演企画「LUC Lecture」では、受講生の発案、企画による「LUC Lecture_Spotlight」という新たな企画枠を開始し、第1回として、9月に栗田工業株式会社の飯泉太郎氏を講師に迎えてオンライン開催を行いました。

[公開イベントのオンライン開催]
 

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皆さまに参加いただける公開イベントもオンライン開催しました。

7月には、One Earthology Seminar 特別企画「ポストコロナの気候変動対策 〜気候危機を生きる私たちのnew normalとは〜」(登壇者:江守 正多 氏/国立環境研究所 地球環境研究センター 副センター長、堅達 京子 氏/NHKエンタープライズ エグゼクティブ・プロデューサー、五十嵐 圭日子/東京大学大学院農学生命科学研究科 准教授)を開催しました。YouTubeでアーカイブ動画をご覧いただけます。

ショートバージョン:https://youtu.be/TaMXBUAVu_8

フルバージョンはこちら(YouTube)

また10月には、OEGs公開シンポジウム「地球の経営を考える ~農学がつなぐローカルとグローバルの両輪~」を開催しました。(登壇者:青井 浩 氏/株式会社丸井グループ 代表取締役社長 CEO、生源寺 眞一 氏/福島大学 食農学類長、大谷 智一 氏/みずほ情報総研株式会社 グローバルイノベーション&エネルギー部 グローバルイノベーションチーム次長、石井 菜穂子 /東京大学 理事, 未来ビジョン研究センター 教授, グローバル・コモンズ・センター ダイレクター モデレーター:髙橋 伸一郎/東京大学大学院農学生命科学研究科 教授)

ダイジェスト版アーカイブ動画:https://youtu.be/KMPw0NjByR4

なお両イベントは、未来社会協創推進シンポジウム(FSIシンポジウム)として登録されています。

9月の東京大学オープンキャンパス2020の農学部コースでは、受講生による企画運営でOEGs育成プログラムのガイダンスを開催し、高校生たちを対象にプログラムの紹介を行いました。

[広報・発信活動]
プログラムのパンフレットが完成しました。理念や受講生たちの活動の様子を伝えるこだわりの冊子となっています。

パンフレットをご入用の方は、プログラム事務局までご連絡ください。
OEGs育成プログラム事務局:office@one-earth-g.a.u-tokyo.ac.jp

また、オンラインでの発信、コミュニケーションを充実させるため、Facebookページを開設しました。イベント告知や活動報告の他、受講生や教員の生の声を投稿していますのでぜひフォローしてください。

OEGs Facebook:https://www.facebook.com/OneEarthGuardians

オンライン開催したイベントの多くについてはYouTubeでアーカイブ動画を公開しています。

OEGs YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCtSTlFu_q1W1Prq9qcfb4LA/videos

その他、プログラム設立3周年特設サイトを新設した他(2021年春まで公開の予定)、プログラムのウェブサイトも充実させています。

OEGs育成プログラムウェブサイト:https://www.one-earth-g.a.u-tokyo.ac.jp/

ご寄付の使途
皆さまにいただきましたご寄付は大切に活用させていただきました。主な使途をご紹介します。

○実学研修補助費:実学研修の実施に必要とされる費用(交通費、宿泊費、調査費等)について、プログラム受講生を対象に補助しています

○セミナー等の開催費

○プログラムパンフレット、寄付ご案内PDF製作費などの広報費


皆さまのご支援にあらためて感謝申し上げます。

新型コロナウイルスで活動の方法が制限されるなかではありましたが、オンラインイベント等の場で知り合う方にも興味を持っていただいたほか、これまでのご参画者からの紹介により新たなご縁をいただくケースもあり、皆さまとの関係がさらに広がり、充実していることを大変心強く感じています。

今後とも継続的な関係を築き、輪を広げていけましたら幸甚でございます。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 

公開シンポジウム「地球の経営を考える ~農学がつなぐローカルとグローバルの両輪~」開催のお知らせ

2020年10月12日(月)

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One Earth Guardians育成プログラムでは、10/31(土)に公開シンポジウムをオンライン開催することとなりました。
ご関心のある方は、ぜひ参加ご登録ください。

[東京大学 One Earth Guardians育成プログラム 公開シンポジウム]
地球の経営を考える ~農学がつなぐローカルとグローバルの両輪~
[日時]2020年10月31日(土) 14:00~18:00(予定)
[会場]オンライン
要参加登録・参加費無料

 ▼イベント詳細・参加登録はこちらから (Peatix)▼
https://one-earth-guardians-symposium2020.peatix.com/
・上記Peatixイベントページの「チケットを申し込む」より参加ご登録ください。
・Peatixを初めてお使いになる場合は、お手数ですがアカウント登録をお願いいたします。
・参加登録いただいた方に、前日までにご参加用のURLをお送りいたします。

[ご講演/ディスカッサント]
青井 浩 様(株式会社丸井グループ 代表取締役社長 CEO)
生源寺 眞一 様(福島大学 食農学類長)
石井 菜穂子 (東京大学 理事 / 未来ビジョン研究センター 教授 / グローバル・コモンズ・センター ダイレクター)

[ディスカッサント]
大谷 智一 様(みずほ情報総研株式会社 グローバルイノベーション&エネルギー部 グローバルイノベーションチーム次長)

[モデレーター]
髙橋 伸一郎(東京大学大学院農学生命科学研究科 教授)

[開催趣旨]
経済性や効率を優先した人間活動によって、生活基盤である地球環境そのものの持続可能性が脅かされています。
人間や他の生物が暮らす地球上の資源をいかに上手に使い、マネジメントしていくのか、地球全体の”経営”を考えるべき時にきています。

COVID-19によって、日本の一次産業や二次産業の脆弱性が明らかとなりました。
地域における生産活動は社会構造の基礎ですが、経済的価値を偏重した急速な画一化がロコシステムを弱体化させた側面がある一方、グローバル化を支えるためには強固なロコシステムが必須となります。
今回のシンポジウムでは、本当の意味のグローバル化を地球全体をシステムとして考えることと捉え、ロコシステムとグローバルシステムをいかに連携させ、地球全体を経営していくかの道筋を構想する機会にしたいと考えています。
日本のフードシステム、世界の経済システムに精通したお二人、そして産業や金融を通してサステナビリティの実現に挑戦しつづける企業経営者のお三方を講演者にお迎えし、参加者の皆さまとともに考えたいと思います。

また本シンポジウムでは、2020年12月に設立から3年を迎える、
One Earth Guardians育成プログラムのこれまでの歩みもご紹介いたします。

どなたでもご参加いただける公開シンポジウムとなっております。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。


 

One Earthology Seminar 特別企画「ポストコロナの気候変動対策 ー気候危機を生きる私たちのnew normalとはー」 開催報告

2020年08月21日(金)

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One Earth Guardians育成プログラムでは、100年後のありたい姿を描きながら、学び、話し、考える One Earthology 協創の場としてOne Earthogy Seminarを開催しています。7月14日(水)、気候変動をテーマとしたOne Earthogy Seminar特別版をオンライン開催しました。
ポストコロナの時代のnew normalをどう形づくっていくべきか?新型コロナウイルスの問題が与える示唆にも目を向けつつ、気候危機のさなかにある私たちができること、すべきことをスピーカーや参加者の皆さまと考える機会となりました。

 

▼当日の様子をまとめたショート動画を公開しましたのでぜひご覧ください (1分51秒)
https://youtu.be/TaMXBUAVu_8
▼セミナー全編をご覧いただけるフルバージョンも公開しています。
https://www.youtube.com/watch?v=iw9Tr09SK8s


■講演
・江守 正多 (国立環境研究所) / 気候危機・コロナ危機と社会の大転換
・堅達 京子 (NHKエンタープライズ) / Withコロナの今こそ、真のパラダイムシフトを!
・五十嵐 圭日子(東京大学大学院農学生命科学研究科) / バイオマス研究者から見た気候変動

▼当日のプログラムやスピーカーの詳細はこちらをご覧ください。
https://one-earthology-seminar-20200714.peatix.com/

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  ■参加者の声
当日は、参加者の方からのチャットや質問が活発に発信され、「聴講者の皆さんとも意識がつながるような不思議な感覚があり対話型のセミナーとして楽しく参加できた」との感想もいただきました。
開催後にお寄せいただいた参加者の声を一部ご紹介します。

- 我慢しない価値観の変⾰を⽣み出す「何か」。歓迎されないコロナ禍ではありますが、そのきっかけになればと思いました。苦難から学び・克服してその先へ⾏ける、私たちはそれができると信じています。

- 1⼈が声を上げても何もならないと諦めていては永久に何も変わらないので、1⼈1⼈が⾏動に移す→団結して大きなエネルギーにする→政治が無視できない状況を作る→資本の流れを変えることが重要かと思いました。

- 私は来年度から環境コンサルタントとして働く予定ですが、⾃分の進路に対して、この道を選んでよかったと改めて思いました。気候変動対策の緊急性を再認識するとともに、今後世界はどうなると考えるか、その中で⾃分はどのようなアクターになるか、どういう⼈たちにアプローチして世の中を動かしていきたかったのか、思い出しました。江守さんの締めの⾔葉で、「環境問題への感受性が高く、⼈⽣のテーマになるひとが⼀定数いる」というお話は、まさに⾃分のことだと思いました。

- 普段は声を上げない多くの層が同調しやすいのはニュートラルでシンプルなファクトではないのかと思っているのですが、どう発信すればそういった層に刺さるのか、拡散され多くの⼈の関⼼事になるのか、科学コミュニケーションやSNSの発信において模索が必要だと感じています。また、本⽇の内容をお聞きして、社会システムの変⾰が起こりにくい⽇本で変化への合意形成のポイントになりうるのは、やはり災害(≒気候危機)と絡めたリスク分散・回避の視点ではないかと感じました。貴重な機会をありがとうございました。

- 気象災害が現実に起こり始めている今、そのおおもとの原因として気候変動があることに⽬を向けないまま、防災対応の出来不出来に関⼼が向いてしまっているように感じます。気候変動問題は「緩和」と「適応」の両輪が⼤事なはず。本セミナーの講演者の皆さんはそれぞれ、⼤変わかりやすく、気候変動の科学を提⽰していただけました。

- ⽇本国⺠(ひいては地球⼈)として⼀⼈⼀⼈が小さなことから⾏動しなければならない部分と、そういうことだけでは到底地球規模では変えられずシステムの変化が必要な部分があり、⼀⽅でシステムを変えるにしてもトップダウンコントロールでは動かせず、国⺠の意識の変⾰が必要で、ボトムアップでなければならないことがよくわかりました。

- 環境問題が「意識の高い」話題ではなく当然解決を図るべき話だ、という認識が浸透することが重要な気がする。

- 「『しかたがない』とは考えない」という考え⽅に⾮常に感銘を受けました。「コロナだから」を⾔い訳にするのではなく、「コロナだから」社会を変えるきっかけにするべきだなと実感しました。

- 資本主義を諸悪の根源として非難するのではなく、環境への配慮を評価する枠組みを内包した資本主義経済を構築することが重要なのだと再認識しました。また、3.5%の⼈が⾏動を起こせば社会が変わるという考え⽅が興味深かったです。⾃分⼀⼈が○○したところで変化するCO2の量は少ないということではなく、3.5%の⼈が動きを起こすようにするためのメッセージとして個々⼈の努⼒が必要になるという考え⽅が新鮮で、⼤変納得しました。


(いただいたコメントを一部抜粋、編集して掲載しています)


このような活動も、皆さまのご寄付によって支えられています。引き続き、One Earth Guardians育成プログラムの応援をよろしくお願いいたします。
 

One Earthogy Seminar特別企画「ポストコロナの気候変動対策 ー気候危機を生きる私たちのnew normalとはー」開催のお知らせ

2020年07月02日(木)

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2020年度、One Earth Guardians育成プログラムでは第3期生を新たに迎えました。
また、公式Facebookページを開設し、プログラムの近況や受講生の声をお届けしておりますので、ぜひご覧いただければ幸いです。
https://www.facebook.com/OneEarthGuardians

さてこの度、7/14(火)に下記のセミナーをオンライン開催することとなりました。
ご関心のある方は、ぜひ参加ご登録ください。

【One Earthology Seminar 特別企画】
ポストコロナの気候変動対策 ー気候危機を生きる私たちのnew normalとはー

[日時]2020年7月14日(火) 17:00~19:20(予定)
[会場]オンライン(Zoom Webinar)
 要参加登録・参加費無料

 ▼イベント詳細・参加登録はこちらから (Peatix)▼
https://one-earthology-seminar-20200714.peatix.com/
☆参加登録いただいた方にZoom Webinar参加用のURLをお送りいたします。

・上記Peatixイベントページの「チケットを申し込む」より参加ご登録ください。
・Peatixを初めてお使いになる場合は、お手数ですがアカウント登録をお願いいたします。

[Speaker]
江守 正多 先生(国立環境研究所 地球環境研究センター / 副センター長)
堅達 京子 様(NHKエンタープライズ / エグゼクティブ・プロデューサー)
五十嵐 圭日子(東京大学大学院農学生命科学研究科 / 准教授)

[開催趣旨]
新型コロナウイルスによって私たちの生活は大きく変わりました。大きな危機が身近に迫っていることを感じ、これまでは変わることがないと思われていたような前提を取り払って行動を変容させることとなりました。
一方で、気候変動の問題は、これまで何年も待ったなしの危機的状況であると認識されてきたにもかかわらず、実際にアクションを起こすとなると及び腰であったことが否めません。新型コロナウイルスに対する警戒はつづきますが、そうしている間にも、気候変動の問題は着実に進んでいます。
このセミナーでは、気候変動などの環境問題に精通する様々な分野のエキスパートである3名の講師とともに、新型コロナウイルスの出現によって気候変動問題が受けた影響や示唆を検証しながら、私たちがポストコロナの時代のnew normalをどう形づくっていくべきかを考えたいと思います。

 

2019年度活動報告
-第2期生の参加、実学研修の実施など-

2020年05月22日(金)

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2期生オリエンテーション

○プログラム受講生(第2期生)の参加
プログラムの2期生が新たに参加しました。2018年度から受講している1期生とあわせ、さらに多様な学年、幅広い専門分野をもつ学生が活動をつづけています。

○「実学研修」の実施

実学研修
実学研修

One Earth Guardians認定のための必修科目である「ワン・アーソロジー I, II, III」の一環として、参画企業等の協力のもと「実学研修」(インターンシップ)を実施しました。2019年は、昨年を上回る9つの企業・団体等において、より多彩な内容、課題の研修が実施されました。また、2019年10月7日、8日に実学研修報告会を開催しました。

実学研修報告会
実学研修報告会

○新たに開始した教育活動
グローバルな農学の観点を持つ人材育成の一環として、英語での科学コミュニケーションの基礎力を養うための集中講座「Basics for Science Communication in English」を新たに実施しました。英語ネイティブの講師を迎え、グループワークを含めてすべて英語でコミュニケーションを行いながら、生命科学の知識や現象について学び、伝えるトレーニングを行いました。また、小・中学生を対象とした実験講座なども開催しました。

英語講座
Basics for Science Communication in English

○産官学協働での学びの場の開催
学外からの参加者に加え、学生、教員が同じテーブルについてディスカッションを行う「One Earthology Seminar」を昨年度に引き続き計6回開催しました。また、学内外の講師による講義「LUC Lecture」は計4回開催しました。2019年11月の回は拡大版として開催し、高校生やメディア関係者など、学内外から様々な参加者が集まりました。

第4回 LUC Lecture
第4回 LUC Lecture

○広報、発信活動
2018年度の活動をまとめた報告書を作成しました。
・プログラムwebサイト(https://www.one-earth-g.a.u-tokyo.ac.jp/)では、活動レポートなどを随時更新しています。また、英語ページ(https://www.one-earth-g.a.u-tokyo.ac.jp/en/)を新たに開設しました。
・その他、受講生によるプログラムの紹介記事の科学雑誌への掲載(「実験医学」2019年12月号, 羊土社)、農学部公開セミナーでの講演など、様々な層に向けたプログラムの情報発信と“巻き込み”に努めています。

○ご寄付の使途
皆さまからのご寄付は大切に活用させていただきました。主な用途をご紹介します。

・実学研修を行う学生のサポート
実学研修補助費制度を設け、プログラム受講生に対し実学研修に必要な費用を支援しました。
・セミナー等の開催
セミナー等の開催に必要な費用の一部に使わせていただきました。
・パンフレットやリーフレットの制作
プログラムを紹介するパンフレット等の制作に必要な費用の一部に使わせていただきました。

100年後の地球のための長く、持続的な教育活動を可能にするためには、理念に賛同いただけるたくさんの方のご支援が必要です。今後もプログラムの取り組みや成果を皆さまに知っていただけるよう発信してまいります。引き続きご支援の程よろしくお願いいたします。

第4回LUC Lecture「わたしは何を知り、何ができるのか ― いま地球で起きていることを自分ごととして捉え、行動する ―」

2019年11月16日(土)

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*LUC: Learn and Unveil through Conversation

One Earth Guardians(地球医)育成プログラムでは、学内外の講師の話を聞き、対話することで、これまで見えていなかったこと、知らなかったことに目を向け考える「=光をあてる」ための学びの場としてLUC Lectureを開催しています。11月16日(土)、本郷キャンパスの福武ラーニングシアターで、拡大スペシャル版として第4回を開催しました。

特別講演1
地球市民として ―難民問題から地球を考える
UNHCR(国連難民高等弁務官)駐日事務所 副代表(渉外担当)
河原 直美 氏

特別講演2
一企業人になって分かったこと:SDGs達成のための『巻き込み力』と『多様性』
富士通株式会社 サステナビリティ推進本部 環境統括部 環境デザイン部
博士(環境科学)
永野 友子 氏


特別講演に先立ち、開会挨拶として、本プログラムの発起人である大学院農学生命科学研究科の髙橋伸一郎教授より、「私たちはこのままの生活を続けていて大丈夫なのか?経済資本主義から地球資本主義へのパラダイムシフトが必要ではないか」と問題提起がなされました。

続いて、特別講演1ではUNHCRの河原氏より、「難民」の定義(人種、宗教、国籍、特定の社会的集団の構成員であることや政治的意見などを理由に、迫害を受けるおそれがあるために自分の国を逃れた人)に始まり、UNHCRの歴史、国内避難民支援などを含むUNHCRの援助活動について説明されました。気候変動などの影響を受けて限られた資源を奪い合うことによる紛争から逃れてきた難民がいる一方で、難民が大量に押し寄せることに起因する環境への負荷など、難民問題と環境問題の関連性についても語られました。そして、「難民グローバルコンパクト」について触れられ、これからは社会全体として問題にアプローチすることが重要であるとお話しされました。

写真:講演する河原さん
講演する河原さん


特別講演2では、永野氏が、長崎大学およびオランダのライデン大学で学び、研究機関(官民)を経由して今のキャリアを歩んでこられた経緯や、研究者としてこれまで環境課題へ取り組んできたことをどのように社会実装に繋げようとされてきたかについてお話しになりました。大学院、国の研究所、民間企業と働く環境や立場は変わっても、情熱をもってひとつひとつ目の前の課題に向き合うことの大切さについてエピソードを豊富に交えてお話しされ、最後に、自分とは異なる多様な価値観に触れ、共感する仲間の輪を広げて巻き込んでいくためには「質問すること」が重要であると強調されました。

写真:講演する永野さん
講演する永野さん


交流会では、参加者が講演者と熱心に話し込んでいる姿が見受けられました。また、アンケートでは以下のようなコメントが寄せられました。「大きな課題を前にすると何ができるのだろうかと足が止まってしまうことが多いが、今日のお二人の話を聞いて、目の前にあるやれることをやっていくのが大切だと実感した」「SDGsの誰一人取り残さない世界を考えると難民問題を自分事として考えていくことが大前提であると感じた」「永野さんのお話は自分の今後のキャリアを考えるうえで糧となった」。

「難民問題」も「環境問題」も共通して、地球上に起こる大事なことなのに、なかなか自分事として考えにくいテーマかもしれません。参加者の皆さんが「自ら課題を見つけ、行動し、仲間を巻き込む」・・・ そんな一助となるLUC Lectureとなりました。

写真:左から、高橋教授、河原さん、永野さん、丹下教授(前OEG機構長)
左から、高橋教授、河原さん、永野さん、丹下教授(前OEG機構長)


このようなLUC Lectureの開催も、皆様のご寄付によって支えられています。引き続き、応援、よろしくお願いします。

(報告者:社会連携本部 井上)

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「ワン・アーソロジー」実学研修報告会 2019(10月7-8日)

2019年10月24日(木)

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宮崎県の茶園で考えたことを発表する農業資源・経済学専修の3年生

One Earth Guardians(地球医)育成プログラムでは、必修科目のひとつ「ワン・アーソロジー」の中で、【実学研修】を行うことになっています。授業や教科書で学ぶことも大事ですが、「実学」である農学の原点に立ち返り、「現場」に赴いて実社会における課題に向き合うのが【実学研修】です。企業やNPOなどの現場に学生が一定期間参加させていただき、今ある課題を見つけ、その解決策を提案することを目指します。

このたび、主に昨年度末から今年度夏季にかけて、企業やNPOで実学研修を経験してきたプログラム受講生による報告会を10月7日と8日の2日間にわたり開催しました。実学研修にご協力くださった方々をはじめ、実学研修の受け入れを検討してくださっている方々、教員、学生が2日間でのべ120人近くが参加しました。

茶園
実学研修で訪問した茶園


今回、報告を行った11人の学生が所属する専修・専攻は、農業・資源経済学、応用生物学、緑地環境学、生命科学・工学、生物素材化学、応用生命化学、水圏生物科学と多岐にわたり、内容や視点も様々でした。宮崎県の茶園においてお茶の現在と今後を考察。アグリベンチャー企業の技術をもとにした乾燥環境におけるダイズの収量増加に向けた研究。岩手県の畜産農家に泊り込みで肉牛飼育の現場を体験しつつ、地方に生活する農家の方の声を聞く。食品工場での食品残渣対策。グローバルなファーストフードチェーンにおける品質管理と消費者行動。NPO法人による環境行動につなげる若者のネットワークの構築。富山県や沖縄県の海でのフィールド調査にもとづく海洋資源の枯渇対策。それぞれの視点から現場で気付いたこと、考えたことを報告しました。研修先のご担当者も交え、会場からの質疑応答を通し、100年後の地球について参加者全員で考える機会となりました。

野菜畑
実学研修で訪問した野菜畑の前で意見交換
 

企業の参加者からは、受講生の発表に対して、「真摯な姿勢に触れ、応援したい気持ちになりました」「やったことの報告だけではなく、それによって自分がどう変わったかの報告を聞きたい」「優秀な学生は課題を与えたら上手く解決するだろう。難しいのは自分で本当の課題を見つけること」などのコメントが寄せられました。受講生からは様々なご協力への感謝と共に、「学生が企業の方々のご協力にもっと応えなければと感じた」などのコメントが寄せられました。

実学研修にご協力くださった企業・NPOの皆様に、重ねて御礼申し上げます。
 株式会社伊藤園
 アクプランタ株式会社
 株式会社重次郎
 東洋水産株式会社
 日本マクドナルド株式会社
 公益財団法人日本環境協会/一般財団法人ユースエコネット
 公益財団法人損保ジャパン日本興亜環境財団
 横河電機株式会社
  (発表順)

実学研修の交通費や滞在費等々は皆様のご寄附によって支えられています。ご寄附くださった皆様にあらためて御礼申し上げます。引き続きのご支援をよろしくお願い申し上げます。

(報告者:社会連携本部 井上)

2019年7月までの主な活動

2019年07月31日(水)

【プログラム受講生の参加】

 20184月に、プログラム1期生となる学生が活動を開始しました。2019年度も新たに2期生を迎え、より層の厚い、様々な専門分野の学生がOne Earth Guardians(地球医)を目指して活動しています。

【プログラム関連科目の新設】

 本プログラム開始にあたっての新規設置科目として、社会との協働によるアクティブラーニング科目「ワン・アーソロジーIIIIII」のほか、基礎科学教育のため「農学現象の数理科学的理解」を開講しました。これらはいずれも、One Earth Guardians(地球医)認定を受けるための必修科目となっています。

【実学研修】

畜産農家での実学研修.JPG

 科目「ワン・アーソロジー」で行う活動として、社会との関わりのなかで学ぶ「実学研修」を実施しています。プログラムの趣旨に賛同する企業・団体等のご協力のもと、プログラム受講生が、企業やNPO、農家等の現場に赴き、一定期間、実体験をもって課題に向き合います。この活動を通し、多様な視点を育むとともに、社会における課題を発見し、解決策を考え行動できる力をつけることを目指しています。

各実学研修のレポートはこちらをご覧ください。

【キックオフ公開シンポジウム】

キックオフ公開シンポジウム.jpg

 2018518日に、「One Earth Guardians育成プログラムキックオフ公開シンポジウム ~私たちは、100年後の地球に何ができるか~」を開催しました。プログラムのお披露目と広く社会へ発信する場として、発起人である教員からプログラムの趣旨の説明をしたほか、賛同企業の方などによる講演やパネルディスカッションを行いました。企業・省庁の方の他、高校生や大学生、メディア関係者など幅広くご来場いただきました。

開催報告の詳細はこちらをご覧ください。

【産官学協働での学びの場として開催するセミナーやワークショップ】

産官学の参加者によるディスカッション型セミナー.jpg

One Earthology Seminar

 企業などの学外の方、プログラム受講生、教員などがフラットな立場で行うディスカッションを通し、100年後にどんな地球に生きていたいかを思い描きながら、そこに向かって私たちは何をしていくかを、学び、話し、考えるOne Earthology 協創の場として開催。

LUC Lecture

 産業界から講師を招くなど学内外の講師によるレクチャーを受け、意見を交換することで、これまで見えていなかったこと・知らなかったことに目を向ける学びの場として開催

0 to 1 Workshop

 起業家などの方の実体験を活かしたワークショップを通し、ゼロからイチを創りだす営みに触れる場として開催

【寄附金の使途】

 みなさまからのご寄附をもとに、プログラム受講生が各現場で実学研修を行う際の経済的支援、シンポジウム、セミナーの開催、リーフレットの制作などを行わせていただいています。

継続支援のお願い

 100年後の地球を元気にする人材育成は、一朝一夕に完遂できるものではありません。

 長く、持続的な教育活動を可能にするためには、理念に賛同していただけるたくさんの方のご支援が必要です。

 100年後の地球で、人類が他の生物と共存共生できるように、One Earth Guardians(地球医)育成プログラム支援基金に、ぜひ、継続的なご支援をお願いいたします。

(2019.07時点)

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寄付目的・支援先を指定できます
お名前 日付 金額 コメント
******** 2021年12月31日 10,000円 地球医の一層のご活躍を祈念して、些少ながら支援させていただきます。
<One Earth Guardians(地球医)育成プログラム支援基金>
******** 2020年12月13日 3,000円 小額ですが、地球環境や学問のために使って下さい。
<One Earth Guardians(地球医)育成プログラム支援基金>
******** 2020年06月28日 2,000円 素晴らしいお考えです。わずかですがお役立てください。
<One Earth Guardians(地球医)育成プログラム支援基金>
安藤 晴夫 2019年08月03日 10,000円 成果報告会をお聞きしました。
着実な歩みを拝聴して嬉しく思います。
益々のご発展をお祈りいたします。
<One Earth Guardians(地球医)育成プログラム支援基金>
清水 謙多郎 2019年08月01日 30,000円 重要なプロジェクトの発展を願っています。
<One Earth Guardians(地球医)育成プログラム支援基金>
******** 2019年07月30日 100,000円 定年退職して11年経ちました。年金の0.5~1%を社会貢献に使うことが広まれば社会が変革していくのではないかと農学部公開セミナーに参加して思いました。教育はあらゆることの基盤をなすことから、まずは人材育成プログラム支援基金に10年分を一括寄付させていただきます。
<One Earth Guardians(地球医)育成プログラム支援基金>
黒田 浩介 2017年12月14日 5,000円 応援&期待してます!がんばってください!
<One Earth Guardians(地球医)育成プログラム支援基金>
******** 2017年12月14日 100,000円 ぜひ未来の地球のために、素晴らしいプログラムをお願いします。
<One Earth Guardians(地球医)育成プログラム支援基金>
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プロジェクト設置責任者

農学生命科学研究科長
堤 伸浩

今年度寄付総額
5,637,006円
今年度寄付件数
16件
現在の継続寄付会員人数
1人
累計寄付総額
45,447,783円

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ご寄付の特典

「東京大学基金」の特典が適用されます。

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