インクルーシブ教育実現のための研究教育基金

― すべての子どもが地域の普通学級で友だちと安心して学べる学校をつくる―

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プロジェクト設置責任者

東京大学大学院 教育学研究科附属 バリアフリー教育開発研究センター
センター長 小国 喜弘

今年度寄付総額
968,000円
今年度寄付件数
58件
現在の継続寄付会員人数
9人

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東京大学へのご寄付には税法上の優遇措置が適用されます。

ご支援のお願い    

日本の学校教育において、特別支援教育対象児童・生徒が増加し、ますます学校の中での「隔離」が深刻となる中、インクルーシブ教育を日本の公立学校において実現することは喫緊の課題となっています。最近の10年間で、特別支援学校在籍児童生徒の割合は1.3倍、特別支援学級は2.1倍、通級による指導の対象は2.3倍と急増しています。学校の包摂力が社会的マイノリティに対して低下しており、懸念されています。東京大学バリアフリー教育開発研究センターの使命は、背後にある問題の構造を解明し、同時にフル・インクルージョンを実現するための学校のビジョンと教育方法を明らかにすることです。この度、インクルーシブ教育を実現するための研究と教育を加速させ誰一人取り残さない教育と社会の実現に寄与することを目的として、本基金を設置いたしました。本活動を通じて、子どもたちがインクルーシブな環境で学ぶことができる未来を支えるために、 皆様からの温かいご支援を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。


バリアフリー教育開発研究センター:
知の生産と普及によるインクルーシブな社会形成の促進


バリアフリー教育開発研究センターは、文化や社会が歴史的にその構成員の一部に課してきた「バリア(障壁)」を可視化し、それを打ち破り、「学校も社会も多様な人間により構成されるのが本来の姿である」という市民社会の基礎概念の確立と普及を目指し、教育研究活動を行っています。

現代社会では、異なる背景や特性を持つ人々が共存する際に生じる問題を解決し、多様な人々の生活が尊重されるような包括的な社会に変革するために、適切な知識を生み出して広めることがますます重要になっています。特に教育学では、この課題に立ち向かうための知識と実践に貢献することが要求されています。バリアフリー教育開発研究センターは、この課題に対応するための研究や教育の拠点として、包括的な社会の形成に向けた新しい知識の生成と普及を積極的に進めています。

研究プロジェクト
・ダイバーシティ教育
・インクルーシブ教育

若手研究者育成プロジェクト
・lバリアフリー教育開発研究センターでは、東京大学大学院教育学研究科の大学院生を対象に、バリアフリーやインクルーシブ社会、ダイバーシティ等に関わる意欲的な研究プロジェクトを助成し、研究の支援を行っています。

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研究推進校での授業風景
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教員研修風景

    

国立市およびDPI日本会議との連携協定締結

フルインクルーシブ教育の実現をめざして国立市教育委員会、障害者の当事者団体であるDPI日本会議と連携協定を締結し、活動を加速させています。

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国立市教育委員会との調印式

(2023年5月29日)

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DPI日本会議との調印式

(2023年8月31日)

     

寄付の使途

◆インクルーシブ教育の知識の普及をめざした市民向け公開研究会の開催
◆インクルーシブな社会を築くために、インストラクター養成プログラムのオンライン教材を充実させ、受け入れ人数を増やして、本学学生が無料で参加できる体制構築
◆公立学校におけるインクルージョンを阻害している「バリア」に関する調査研究における学校関係者のヒアリング調査
◆インクルーシブ教育の若手研究者養成プログラムにおける受け入れ人数の増加

インクルーシブ教育定例研究会は、年間延べ参加者が2万人を超えており、市民社会におけるインクルーシブな知性が浸透・共有されることが期待されています。さらに、日本の公立学校ではインクルーシブ教育の理念と技法が共有され、共に学ぶ教育の充実が期待されています。

これにより、全ての子どもに学びの居場所を保障する学校づくりが実現し、日本の子どもたちの自殺率低下や不登校の減少、校内暴力やいじめの認知件数の低下などの結果が期待されます。また、子どもたちがインクルーシブな環境で成長し、市民社会の重要な担い手となることで、インクルーシブな地域社会の実現にも貢献することができます。さらに、教職員にとっても働きやすい職場環境が実現され、教職員の精神疾患による休職者数の低下が期待されます。

みなさまの温かいご支援とご協力をお願いいたします。

 

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お名前 日付 金額 コメント
八十川 紀夫 2023年11月07日 300,000円 私は、東京商工会議所「健康経営エキスパートアドバイザー」です。
現在、発達障害児「激増」の方が問題では?
「結果」への対応だけで、激増の「真因」を追求しないのでは社会崩壊となります。
出版物「脳にも悪い違反食品」等で指摘している、食事内容の改善で立ち直る例は多数報告あり。
<インクルーシブ教育実現のための研究教育基金>
矢野 真沙代 2023年11月04日 10,000円 微力ながら寄付させて頂きました。少しでもこれからの包摂社会の実現に貢献できれば幸いです。今後も学び多き企画をどうぞよろしくお願いいたします。
<インクルーシブ教育実現のための研究教育基金>
本柳 孝子 2023年10月28日 3,000円 より良い日本のフルインクルーシブ教育の実現に向けた一歩となる事を願っております。
<インクルーシブ教育実現のための研究教育基金>
島田 久弥 2023年10月27日 50,000円 海外、特にカナダにおけるインクルーシブな教育環境、社会環境には大いに驚かされました。是非、日本もそのような社会になっていくことを願います。
<インクルーシブ教育実現のための研究教育基金>
清水 智子 2023年10月26日 10,000円 息子が東大経済学部でお世話になりました。
その後、インクルーシブ教育の研修会に何回も参加させていただき、保育教諭の仕事にも活かせています。ありがとうございます。
最近は、自分が通信制大学に編入した為、あまり参加できていませんが、またZoomで参加したいと思っています。
<インクルーシブ教育実現のための研究教育基金>
藤原 友晴 2023年10月22日 10,000円 日本国内における真のインクルーシブ教育を推進していくために、今後もお力添えをいただけますよう、お願いします。
<インクルーシブ教育実現のための研究教育基金>
小林 恵子 2023年10月20日 10,000円 多様な人々が共に育ち共に生きる社会となるように、インクルーシブ教育の研究と実践を応援しています。小林恵子
<インクルーシブ教育実現のための研究教育基金>
******** 2023年10月19日 10,000円 いつも講演会のご連絡をどうもありがとうございます。興味深いお話で嬉しいです。
<インクルーシブ教育実現のための研究教育基金>
******** 2023年10月17日 1,000円 今後も継続して学習会を開催していただきたいと思います。
<インクルーシブ教育実現のための研究教育基金>
今井 美栄子 2023年10月16日 5,000円 とても得るところの大きいオンライン研究会です。広く一般に参加の機会を広げ、国立大学として大きな役割を果していると感じます。小国喜弘先生の尽力に感謝いたします。日本の特別支援教育の前進のため、ぜひこれからも続けてください。
<インクルーシブ教育実現のための研究教育基金>
******** 2023年10月15日 10,000円 当初は少人数で始まっていたと思われるインクルーシブ教育定例研究会。参加数が多すぎて複雑な気持ちになっていますが、素直に「今後の発展」を期待します。
<インクルーシブ教育実現のための研究教育基金>
佐々木サミュエルズ 純子 2023年10月14日 10,000円 分離・分断が進みつつある社会において、研究機関だからこそ出来る非常に貴重な取り組みをみなさまがしてくださっていることに希望を感じます。心より応援いたします。
<インクルーシブ教育実現のための研究教育基金>
南 幾一郎 2023年10月14日 20,000円 小国先生の温かな視点による講座の方向性がが素晴らしい。今後のプロジェクトの継続的な活動を期待しています。
<インクルーシブ教育実現のための研究教育基金>
******** 2023年10月13日 5,000円 インクルーシブ教育は日本ではまだまだですが、みんなで頑張っていきたいと思います。広めていきたいです。
<インクルーシブ教育実現のための研究教育基金>
******** 2023年10月13日 10,000円 少しですが、寄付させて頂きます。
ぜひこのような学びの場、またインクルーシブを日本全国に広げていく活動を続けて頂きたいと思っております。
いつもありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。
<インクルーシブ教育実現のための研究教育基金>
藤山 節子 2023年10月13日 10,000円 大きな学びの機会をありがとうございます。孤立しがちな保護者たちと力は小さいですが、がんばらねば日本の教育が取り残されると危機感をもっています。
<インクルーシブ教育実現のための研究教育基金>
朴 善子 2023年10月06日 50,000円 インクルーシブ社会を共に実現しましょう!
<インクルーシブ教育実現のための研究教育基金>
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プロジェクト設置責任者

東京大学大学院 教育学研究科附属
バリアフリー教育開発研究センター
センター長 小国 喜弘

今年度寄付総額
968,000円
今年度寄付件数
58件
現在の継続寄付会員人数
9人

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ご寄付の特典

「東京大学基金」の特典が適用されます。

このプロジェクトの特典

ご寄付いただいた皆様に各種シンポジウムや公開講座、研究会などをご案内し、優先的に参加URLをお送りします。

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