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【緊急支援のお願い】能登町支援特別プログラム
東京大学と石川県能登町は、平成29年のフィールドスタディ型政策協働プログラム(FS)創設時より、地域課題解決のための連携を続け、関係を築いてまいりました。
令和6年1月に能登半島地震が発生した際には、過去に能登町でのFSに参加した本学学生が、被災地域となった能登町に対して「自分たちに何かできることはないか」と考え、「FS能登町支援チーム」を立ち上げました。学生たちはこれまでにも様々な支援活動を行ってまいりましたが、さらなる復興支援とその継続のため、その学生の取り組みを東京大学がサポートする特別プログラムを令和6年度に実施します。
震災により能登町でのFSの活動継続は困難になってしまいましたが、東京大学は引き続き能登町と連携し、本特別プログラムの実施を通じて、地域課題解決のための取り組みを継続してまいります。
※別途お知らせするまで、本基金へのご寄付は「能登町支援特別プログラム」に充当させていただきます。令和6年度および7年度にそれぞれ350万円、計700万円を寄付目標金額とし、必要以上に集まった場合は通常の「体験型教育プログラム」に大切に活用させていただきます。
復興の状況や確保された活動資金額によっては、予定より早く特別プログラムを終了する可能性がありますことをご了承ください。
※右に表示される今年度寄付総額のうち、300万円は別プロジェクト指定のため、今年度「能登町支援特別プログラム」は300万円を除く金額が充当されます。引き続き活動を強化するために緊急支援をお願いしています。
(詳しくはこちら)
プロジェクト設置責任者からのメッセージ
能登半島地震からの復興という社会課題に対して、本学では様々な支援の取り組みを行っています。
震災前から本学学生は、フィールドスタディ型政策協働プログラム(FS)の対象地域のひとつとして、能登町の方々と、継続的に地域課題解決に向けて取り組んでまいりました。この特別プログラムを通じて、本学学生が深く思いを寄せる能登町の復興のための活動を検討し、実施してまいります。
より充実した活動を行いたいという学生の熱意を実現するために、皆様からの温かいご支援を、何卒よろしくお願い申し上げます。
理事・副学長
津田 敦
体験型活動とは、授業だけでなく実社会での体験を通じて、多様な考え方や文化、価値観を学び、自らの新しいアイディアや発想力を生み出す力を身につけ、次世代を担う人材を育成するために、本学で行っている教育プログラムです。
体験型活動には、以下の3つのプログラムがあります。
皆様からのご支援は、この3つのプログラムにおける学生の活動のために活用されます。
学生たちの意欲をご理解いただき、温かいお力添えをお願いいたします。
1.概要
「体験活動プログラム」は、東京大学の学部学生及び大学院学生が今までの生活と異なる文化・価値観に触れることができる体験型教育プログラムです。
本学独自のプログラムとして、2012年度から実施しています。
学びと社会を結び直すこのプログラムは、本学が目指す「共感的理解に基づいた対話を通した信頼の構築」のひとつの実践の形であり、さまざまな体験を通じて多様な人々と出会い、未知なるものを知ろうとすることで、知の探究を進める力を身に付けることができます。
フィールドは国内外問わず、内容はボランティアなどの社会貢献活動、国際交流、農林水産業や地域体験、学内研究室体験など、多岐にわたっています。
2.対象者
学部学生・大学院学生
3.参加人数
488名(令和5年度実績)
4.活動期間
数週間~数ヶ月(各プログラムにより異なる)
5.活動の様子
【体験活動】ベンチャー企業での社長の講義(アメリカ・ボストン)
【体験活動】レール車両基地見学(イギリス・ロンドン)
1.概要
社会が大きな転換期にある今、様々な立場の方と協働しながら、政策を立案・実行できる人材の育成は、日本社会の喫緊の課題です。本プログラムを通じ、東京大学は、多様な関係者と協働し社会的課題に果敢にチャレンジするリーダー人材を育成します。
本プログラムは、FSにご協力いただける県から学生の皆さんへ、地域における課題を提示していただくことから始まります。投げかけられた課題に対して、チームで協力して、事前調査や活動計画の作成等を行った後、地域の現場に入ります。地域の現場では多様な関係者と対話し、現状について身をもって体験・把握します。大学へ戻った後、引き続き課題解決に向け、自ら主体となってチームの仲間と共に考え、時には学内の教職員等の協力を得つつ、その糸口を探ります。これらの事前調査、現地活動、事後調査を通じて、一年をかけてじっくり課題解決の道筋を探り、地域に提案していきます。
2.対象者
学部学生・大学院学生
3.参加人数
83名(令和5年度実績)
4.活動期間
約1年間
5.活動例
(1)地方創生・社会の仕組み作り
(2)伝統工芸・特産品を活かした地域振興策
(3)地域ブランド発信
6.活動の様子
【FS】現地活動(三重県南伊勢町)
1.概要
FLY Programは、入学した直後の学部学生が、自ら申請して1年間の特別休学期間を取得したうえで、自らの選択に基づき、東京大学以外の場において、ボランティア活動や就業体験活動、国際交流活動など、長期間にわたる社会体験活動を行い、そのことを通じて自らを成長させる、自己教育のための仕組みです。「プログラム」といっても、大学が学習メニューをつくって提供するものではなく、その内容は学生自身の主体的な判断によって決定されます。
欧米の大学では、入学前などの時期に、こうした「寄り道」を認める「ギャップイヤー」と呼ばれる仕組みが普及・定着しています。東京大学の取組は、これに準じた、日本での先導的な試みの一つとなります。「よりグローバルに、よりタフに」学生を育成しようとする東京大学の教育改革の一環として、FLY Programは重要な意義を持つものであり、後援くださる企業・団体をはじめ、各界から大きな期待が寄せられています。
2.対象者
新たに教養学部前期課程に入学する学生
3.参加人数
毎年10名前後
4.活動期間等
1年間
5.活動の様子
【FLY Program】グランドキャニオン訪問(アメリカ・アリゾナ)
【FLY Program】ドイツでの学生生活
東京大学と石川県能登町は、平成29年のフィールドスタディ型政策協働プログラム(FS)創設時より、地域課題解決のための連携を続け、関係を築いてまいりました。
令和6年1月に能登半島地震が発生した際には、過去に能登町でのFSに参加した本学学生が、被災地域となった能登町に対して「自分たちに何かできることはないか」と考え、「FS能登町支援チーム」を立ち上げました。学生たちはこれまでにも様々な支援活動を行ってまいりましたが、さらなる復興支援とその継続のため、その学生の取り組みを東京大学がサポートする特別プログラムを令和6年度に実施します。
震災により能登町でのFSの活動継続は困難になってしまいましたが、東京大学は引き続き能登町と連携し、本特別プログラムの実施を通じて、地域課題解決のための取り組みを継続してまいります。
4.使途
いただいたご寄付は、本学学生および本学卒業生の現地での支援活動にともなう交通費、宿泊費及びイベント実施費用のほか、復興支援を目的とした東京等でのイベント実施費用等のために支出いたします。能登町に寄り添った支援となるよう、現地訪問により状況を適切に把握し、そして能登町としっかりと連携した上で活動を進めてまいります。
令和6年度を期限として、350万円を目標金額としておりますが、もし目標を上回るご寄付をいただけた場合は、令和7年度の活動継続資金へ充当させていただきます。
5.令和6年度活動予定人数
約15名
6.活動期間
令和7年3月31日まで。
※令和7年度以降も、学生メンバー間での引き継ぎを行い、支援を継続予定です。
7.活動の様子
令和6年2月の現地活動
令和5年11月の本学学生考案による地域PRイベント
(詳細)能登町広報への掲載
体験型活動支援基金へのご寄付については、入力画面の寄付目的に「その他」が選択されていることをご確認のうえ、「その他」の欄に「体験型活動支援基金」とご入力ください。
2024年11月05日(火)
東大FS能登町支援チームの活動は、能登町での活動にとどまりません。8月には東京都内にて、ふたつの能登町をPRするイベントに参加しました。
<RakutenOptimisim2024>
8月1日から4日まで、東京ビッグサイトで開催された「RakutenOptimism」の能登町ブースのスタッフとして、チームの学生が参加しました。学生は、能登町定住促進協議会の方が中心となり出店した特産品販売のブースをお手伝いしました。ブースを訪れた方と会話をする短い時間の中でも、能登の現状や魅力を伝えられるように意識し、活動することができました。
能登町の応援になるようにと訪れた方から、試飲や試食のおいしさに惹かれて立ち寄ったら初めて能登町だと知った方まで、様々なお客様との出会いがありました。それぞれの出会いを通じて、能登町は人々を魅了する場所なのだと改めて実感することができました。チームはこれからも、その魅力をもっと多くの人に伝えるために、活動してまいります。
<代官山爽涼祭>
8月24日から25日まで、代官山T-SITEで開催された「代官山爽涼祭」にて能登町ブースのスタッフとしてチームの学生が参加しました。学生は、能登町定住促進協議会及びごいた保存会のみなさまと協力し、能登町の魅力発信、特産品の販売や寄付の呼びかけを行いました。
「東京の人々に能登の現状を知ってもらう」ことをチームの大きな目標として設定し、ブースでは能登町の特産である寒ブリや船凍イカを模した釣りのゲームを実施し、夏祭りに来場した子どもに向けて、能登町の魅力を楽しみながら知ってもらう機会を用意しました。また、大人の方々に向けて、能登町の美しい里山・里海の風景や元旦の地震後の様子を収めたハンドブックを手渡し、イベント終了後も継続して能登町とのつながりを感じていただけるよう、活動しました。
イベントで集まった寄付金は能登町へ正式に引き渡しが完了し、災害義援金として活用される予定です。イベントの様子については、学生が主体的に運営するnoteでご紹介していますので、ぜひご覧ください。
今後も能登町とともに復興支援をはじめ、関係人口の創出など継続的に活動してまいります。
2024年10月17日(木)
10月20日(日)まで開催の、日本最大級の“学生による”資金調達イベント「Giving Campaign 2024」に「FS能登町支援チーム」が参加しています。
こちらの画面から、「FS能登町支援チーム」に投票いただけます。
このキャンペーンは、SNSや口コミを通じてインターネット上の投票を集め、票数に応じてチームへ活動資金の寄付が集まる、チャリティーイベントです。
本キャンペーンにていただいた寄付金につきましては、チームの能登町での現地活動資金等に活用させていただいております。今後も継続して活動し能登町を支援していくためにも、引き続きご支援のほどをよろしくお願いいたします。
チームの活動の詳細については学生が主体的に運営するinstagramでも発信しておりますので、そちらもぜひご確認ください。
2024年10月17日(木)
2024年7月5日から7月7日まで、本年度初の現地訪問を行いました。チームから9名の学生が参加し、能登町役場でのミーティングの後、被災地の現状の視察を行いました。
ミーティングでは町役場の方々から町に対する想いを伺い、意見交換を通じて本学学生としてこれまでお世話になった能登町に何ができるか、改めて検討を深める機会となりました。
訪れた能登では、地震の影響が町にも人々にも色濃く残っていました。発災後半年が経過したにも関わらず、未だに残存している瓦礫や傾いた家屋を見ると、復興の難しさや震災がもたらす影響の大きさを実感し、言葉に表せないような無念さを感じずにはいられませんでした。
しかし、その中でも変わらず美しく力強い能登の自然に感動し、畏敬の念を抱きました。そして、能登町で出会った人々の「やっぞ!」という前向きな精神には大きな勇気をもらい、人々のたくましさと美しさを感じました。
5日、6日の夜には、震災前から交流のある地域の方からお誘いを受け、能登町宇出津の伝統的な祭りであるあばれ祭りに参加させていただきました。あばれ祭りでは、祭りのために一時帰郷した方や、ボランティアとして参加している大学生など、多様な人々と交流することができました。これほど多くの人々が1つのキリコを担ぎ、能登町を盛り上げたいという熱い思いを共有している姿に、心から感動しました。また、都内の祭りでは体験できないような祭りへの情熱と激しさを実感することもできました。
しかし、キリコを担ぎながら街を巡ると、未だに残存する震災の跡も目にしました。町役場の方のお話によると、今年のあばれ祭りの開催にあたっては、祭りへのリソースを他の用途に回すべきだとの反対の声もあったそうです。復興のゴールをどこに設定し、そしてそれに向かってどのような方法を取るのか、合意形成の難しさを感じました。このような困難な状況でも、様々なお話をしてくださったり、祭りに受け入れていただいたりと、貴重な体験を提供してくださった能登町の方々には深く感謝しております。
7月14日、8月11日は、能登町からの依頼を受け、「のと未来カイギ」に運営補助スタッフ兼ファシリテーターとして5名の本学学生が参加をしました。
第1回では、中高生と大人のグループに分かれ、「今の素直な思い」と「ほしい未来」をテーマに、率直な考えを聞かせていただき、本学学生も町の力になりたいという思いを強くしました。前述のあばれ祭りについても、参加した中高生にとって重要なものであることを理解することができました。 第2回では、「つくりたい10年後のまち」について幅広い年齢の参加者がグループに分かれ話し合い、最後に能登の青空の下で参加者に共有する時間が設けられました。いかに能登町の人々が身体的、精神的な「居場所」を求めているかが伝わってくるように感じられました。
会議での議論の内容は町の復興計画策定にも活かされる予定とのことで、このような貴重な場に携わることに責任を感じながら、今後も多くの能登町の方々との交流を通して、能登町の未来ために一学生として何ができるか、何をするべきかを考え、活動を継続していきたいと思っています。
以上の活動の詳細は学生が主体的に運営するnoteにて紹介していますので、ぜひご覧ください。
2024年10月10日(木)
FS能登町支援チームでは8期のメンバーが6名が新たに加わり、活動が始まりました。
FSとは「フィールドスタディ型政策協働プログラム」の略称であり、多くの本学学生がこれまで石川県能登町で活動してきました。地域住民の方からのヒアリングや現地視察を通じて得た情報から地域課題解決策を考え実行まで行うこの活動も、今年で8期目になります。
今年元日の能登半島地震によって能登町が大きな被害に見舞われたことで、能登での学生の活動は存続の危機にありましたが、能登町の方々やFSを過去に経験した本学学生・卒業生の方々のご尽力により、今年度は体験活動プログラムという形で始動することができました。
8期のメンバーは、学年は学部1年生から修士2年生まで、学科は文系理系がちょうど半分に分かれ、多種多様で個性豊かな学生が集まりました。それぞれの知識や経験・長所をかけあわせ、能登町の明るい未来をともに創っていこうと決意しています。
学生が主体的に運営するnoteにて、メンバーそれぞれの紹介を記載しておりますので、こちらからぜひご覧ください。
2024年06月21日(金)
元旦に発生した能登半島地震からの復興に向けて、過去に能登町でのフィールドスタディ型政策協働プログラム(FS)に参加した東京大学の現役学生とOBOGが中心となり、特別支援プログラムを実施します。
本プログラムを通じて、東京大学は①能登の関係人口となる創造的復興に寄与する人材の育成、および②災害からの地域復興という普遍的な課題解決に貢献する人材の育成を目指します。
ご寄付は主に交通費や宿泊費、復興支援を目的としたイベント実施費用等に活用します。
皆様からの温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。
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