新世代感染症センター基金

-次のパンデミックから世界を守る-

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プロジェクト設置責任者

国際高等研究所 新世代感染症センター 機構長・特任教授
河岡 義裕

今年度寄付総額
232,383円
今年度寄付件数
6件
現在の継続寄付会員人数
0人
累計寄付総額
232,383円

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東京大学へのご寄付には税法上の優遇措置が適用されます。

プロジェクトについて

2019年末に発生した新型コロナウイルスは、世界中で未曽有のパンデミック(感染症の世界的大流行)を引き起こしました。欧米では、ウイルスの特定からわずか1年以内という驚異的な速さでワクチンが開発・承認され、提供が始まりました。一方、日本発のワクチン承認には約3年半を要し、緊急時の研究開発体制において日本と欧米の間に大きな差があることが明らかになりました。

この状況を受けて、日本医療研究開発機構(AMED)の先進的研究開発戦略センター(SCARDA)が中心となり、「ワクチン開発のための世界トップレベル研究開発拠点の形成事業」が立ち上げられました。そして東京大学・新世代感染症センター(UTOPIA: The University of TOkyo Pandemic Preparedness, Infection and Advanced Research Center)がフラッグシップ拠点として採択されました。

UTOPIAには、感染症、免疫、ワクチンの専門家だけでなく、これまで感染症研究に関わってこなかったAI・構造生物学・社会科学など様々な分野の研究者が集結しています。分野の垣根を越えて知を融合し、感染症対策とワクチン開発を加速するため、国内外の研究機関や産業界との緊密なネットワークを構築しています。

UTOPIAは「100日でワクチンを世界に届ける」ことを目指し、産学界と臨床現場を直接つなぐ体制を整備しています。感染症とパンデミックから人々を守るため、世界トップレベルの研究者が一丸となり、新たな研究開発のフロンティアに挑んでいます。

寄付の必要性

日本がパンデミック対応で欧米に遅れをとった背景には、研究開発基盤の脆弱さがあります。特に重要なのが、GMP施設(人に投与できる基準で治験薬を製造する訓練付きの製造設備)です。アメリカでは大学内にGMP施設が設置されているのに対し、日本の大学ではそのような施設はほとんどなく、そのためワクチンの初期臨床試験への移行が大幅に遅れました。
ここにこそ、海外との決定的な差があります。
さらに、感染症・ワクチン分野では若手研究者や技術者の不足も深刻な問題です。

パンデミックへの対応は、非常時だけでなく平常時の地道な研究活動に支えられています。基礎研究と人材育成を継続する「止まらない基盤」の構築が不可欠なのです。
そこで、UTOPIAでは基金を通じて寄付による長期的・安定的な支援体制を確立し、以下の取り組みを推進します:

  • GMP施設の整備・拡充によるワクチン開発の迅速化
  • 若手研究者・技術者の発掘・育成、キャリア形成支援
  • 感染症・ワクチンに関する基礎研究の継続的な推進
  • 国内外の研究機関・企業との連携強化

いただいたご寄付は、将来のパンデミックに迅速かつ的確に対応し、日本発のワクチンと感染症対策を世界に届けるための基盤強化に活用されます。

寄付の使途

  • 若手研究者の育成と研究活動の支援
  • 安全なワクチンを迅速に開発するための研究開発費
  • アカデミア発の研究成果(シーズ)を臨床へつなげるための、治験薬GMP製造教育施設の整備、機器購入と専門人材の育成
  • 研究推進と情報交換の場となるシンポジウム・会議等の開催
  • 全世界に向けた研究成果等の情報発信
  • 研究者・スタッフの雇用
  • 拠点の管理運営

どのような成果が期待されるか

皆さまからのご寄付は、UTOPIAの研究基盤の強化と人材育成に活用され、次のパンデミックに迅速かつ的確に対応できる体制の整備を後押しします。具体的には、以下のような成果が期待されます。

  1. 新たな研究成果の創出と迅速なワクチン開発
    ウイルスの早期検出技術や、複数の感染症に対応可能な次世代ワクチン開発プラットフォームを構築し、新興・再興感染症に対してスピーディーに対応できる研究成果を生み出します。
    得られた成果を臨床開発につなげることで、パンデミック発生から100日以内に有効なワクチンを供給できる体制を目指します。

  2. 社会へのインパクト
    ワクチン開発のスピードと精度を飛躍的に高めることで、感染拡大の抑制や重症化・死亡率の低減など、社会全体の安全と健康を守ることが可能になります。
    寄付による支援は、日本発のワクチン・治療法を世界に迅速に届けるための国際的な感染症対策力の強化にもつながります。

  3. 研究ネットワークと情報共有体制の強化
    国内外の研究機関・産業界・臨床現場との連携をさらに発展させ、グローバルな研究ネットワークと情報共有体制を強化します。これにより、感染症に関する最新の知見や技術を素早く共有し、国際的な共同研究を推進します。

  4. 次世代を担う人材の育成
    若手研究者・技術者の発掘と育成を支援し、感染症・ワクチン研究の将来を担う人材基盤を築きます。研究費だけでなく、キャリア形成や国際共同研究への参加機会の提供など、長期的な視点で育成に取り組みます。
    このように、寄付によって研究・開発・人材育成・国際連携が加速し、日本と世界を感染症から守る力を育むことができます。

皆さまのご支援が、未来の感染症危機を乗り越える力となります。

未来の世代を守るための「止まらない研究と人材育成」の実現に、皆さまの温かいご支援をお願いいたします。

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お名前 日付 金額 コメント
******** 2025年12月22日 5,383円 皆さんの情熱と知恵が、未来の安心につながることを願っています。微力ながらお力になれたらと思い、寄付させていただきました。
<新世代感染症センター基金>
******** 2025年12月18日 15,000円 応援しています。
<新世代感染症センター基金>
******** 2025年12月18日 100,000円 SAVE THE WORLD!の一助となれば幸いです。
<新世代感染症センター基金>
******** 2025年12月18日 10,000円 研究が続くこと自体が、希望だと思います。ささやかですが、応援しています。
<新世代感染症センター基金>
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プロジェクト設置責任者

国際高等研究所 新世代感染症センター
機構長・特任教授
河岡 義裕

今年度寄付総額
232,383円
今年度寄付件数
6件
現在の継続寄付会員人数
0人
累計寄付総額
232,383円

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ご寄付の謝意・記念品

「東京大学基金」の謝意・記念品が適用されます。

このプロジェクトの謝意・記念品

一括1万円以上のご寄付

  • UTOPIAロゴ入りグッズ(クリアファイル・付箋)

一括5万円以上のご寄付

  • UTOPIAロゴ入りグッズ(トートバッグ・クリアファイル・付箋)

一括10万円以上のご寄付

  • UTOPIAロゴ入りグッズ(トートバッグ・クリアファイル・付箋)
  • (柏Ⅱキャンパス)治験薬GMP製造教育施設エントランスホールに銘板掲示

一括30万円以上のご寄付

  • UTOPIAロゴ入りグッズ(ボールペン・トートバッグ・クリアファイル)
  • (柏Ⅱキャンパス)治験薬GMP製造教育施設エントランスホールに銘板掲示

一括100万円以上のご寄付

  • UTOPIAロゴ入りグッズ(ボールペン・トートバッグ・クリアファイル)
  • (柏Ⅱキャンパス)治験薬GMP製造教育施設エントランスホールに銘板掲示
  • (柏Ⅱキャンパス)治験薬GMP製造教育施設GMP施設 充填工場見学

一括500万円以上のご寄付

  • UTOPIAロゴ入りグッズ(ボールペン・トートバッグ・クリアファイル)
  • (柏Ⅱキャンパス)治験薬GMP製造教育施設エントランスホールに銘板掲示
  • (柏Ⅱキャンパス)治験薬GMP製造教育施設GMP施設 充填工場見学
  • UTOPIA主催感謝のつどい(寄付者へ感謝状贈呈と河岡機構長との懇談)
    ※交通費・宿泊費などの支給はございません。

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