東洋文化研究所基金

アジアの知恵を世界に開くため最高水準のアジア研究環境を整備します

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プロジェクト設置責任者

東京大学東洋文化研究所 所長
中島 隆博

今年度寄付総額
980,000円
今年度寄付件数
7件
現在の継続寄付会員人数
0人
累計寄付総額
1,135,000円

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東京大学へのご寄付には税法上の優遇措置が適用されます。

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ご支援のお願い

現在、アジアは世界人口の6割以上を占め、世界の過半の資源を消費しているといわれています。人類の存続を脅かす様々な危機が噴出している現代世界において、西洋中心主義的な諸概念のみならず、アジアに根差した不確実性に対応する知恵をアジアの経験から体系化、普遍化して世界に開くことは社会的要請となっています。 ​
東洋文化研究所は、最高水準のアジア研究環境を整備し、世界に開くことで、国際的ハブ拠点機能をさらに強化します。そして、SDGs達成に資する最先端のアジア研究を推進するとともに、国際的な視座を持ったアジア研究者を育成することで、アジア研究の新しい知的展開を促進させるため、このたび特定基金を設置しました。 ​
皆様の温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。

東京大学東洋文化研究所​
所長 中島 隆博​

 

東京大学東洋文化研究所とは​

東洋文化研究所は、「東洋文化に関する綜合的研究」実施のために1941年に創設された東京大学の附置研究所で、80年以上の歴史があります。 ​
研究の主な対象地域はアジア諸言語を用いる地域で、西は北アフリカを含むアラビア語圏から東は日本まで、北はロシア連邦を含むアルタイ諸語圏から南はインドネシアまで、ユーラシア大陸を中心に広大な範囲が含まれます。同時に、学問のグローバル化の中、研究の連携地域はユーラシア大陸を超えて、その他の大陸にも及んでいます。 ​
学問分野としては政治、社会、法律、経済、宗教、思想、文化、人類、歴史、考古、文学、美術など多岐にわたっています。

多岐にわたるアジア研究資料の維持

東洋文化研究所図書室はアジア地域に関する図書70万冊の所蔵を誇ります。特に、24万冊の漢籍を中心とする東アジア関係資料はアジア研究のための第一級資料です。正平本「論語」(14世紀前半、日本で仏教経典以外では最初の木版印刷の書籍)や「哲学の導き」注解書の写本(13世紀、アラビア語)など、国内外機関でも所蔵していない、今日では収集困難な貴重書、コレクションも数多く所蔵します。​
これらの資料は、現在、貴重書庫において適正に管理された環境のもとで保管されていますが、その空調の維持や更新には多大な費用がかかります。 ​
また、戦前、戦後の現地調査の写真も数多く保存しています。これらの調査写真に収められた建築等については、現存しないものも多く、その資料価値は世界的にも高い評価を得ています。これらの貴重な資料や漢籍を国内外の多くの方が閲覧できるようにするため 、目録作成といった資料化に併せて高画質なデジタルアーカイブ化をすすめます。​

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論語(正平版、単跋早印本)​
正平十九年(1364)

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世界観望の書 キャーティプ・チェレビ
イスタンブル(1732)
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東京大学インド史跡調査団​
シェイフ=シハーブッディーン=タージ​=ハーン墓、デリー

Global Asian Studies(GAS)​

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The 1st GAS Joint Workshop(南洋理工大学/シンガポール)
 

世界が「分裂」の危機にあふれている今、「分裂」の当事者として歴史を歩んできたアジアの地域研究者は、地域や学界の枠組みを超えて「アジアの経験」に根ざした新しい視点の研究を世界へ発信することが求められています。 ​

本研究所は、これまで培ってきたアジア研究・教育連携ネットワークを活用してアジア研究のアジア化、普遍化を推進する、Global Asian Studies(GAS)プロジェクトを2022年度に独自に立ち上げました。​
地球規模の諸課題をテーマに世界の研究者らとの対話の場を創出して、アジアの相互理解やあたらしい発見を促していきます。また、その成果をブックレットとして刊行していきます。​
特に国際交流基金と共同運営しているJF-GJSフェローシッププログラムでは、アジアの日本研究者と日本のアジア研究者の対話を促進すべく、毎年数名のポストドクターを訪問研究員として受入れています。 GAS活動を通じて世界のアジア研究者との交流をさらに活性化します。​

詳細はこちら↓
GAS

 

出版事業

本研究所は2つの大きな出版事業を展開しています。1つめは平成16年度から刊行開始している『International Journal of Asian Studies』。アジアに関する人文・社会科学研究成果を世界から募集し、東洋文化研究所が編集してCambridge Univ. Pressより英語で出版しています。優れたアジア研究の到達点を英語圏の研究者に紹介する役割も果たしています。
2つめは日本の優良なアジア研究成果を英訳し、一流英文出版社であるSpringer社から出版する『The University of Tokyo Studies on Asia』。現在、出版準備をすすめており、第1刊は近日中に発行予定です。
どちらの出版事業もオープンアクセス出版となっており、世界中の研究者と知識が共有され、東京大学発の最先端リベラルアーツを全世界の若者へ国際発信することで平等な学びの経験を提供しています。


詳細はこちら↓
IJAS 
UTSA

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世界各国からの研究者受入


本研究所は、図書資料の利用や所員との研究交流を目的とした数多くの海外の大学院生や若手研究者を訪問研究員として長期、短期で受け入れています。新型コロナウィルス感染症の流行前である2015年度~2019年度の5年間に受け入れた研究者は43ヶ国459名にものぼりました。2023年度からは徐々に受け入れも再開され、今ではかつてと変わらず活発な人材交流が行われています。そのために必要な図書資料の整備や受け入れ環境の改善など、共同利用体制の整備を行います。(写真は過去の研究員報告会の様子です。)
 


 

ご寄付の活用方法

皆様からいただいたご寄付は大切に活用させていただきます。

・アジア研究資料の保全、デジタル化
・国際連携活動の促進
・研究成果国際発信の促進
・研究人材の育成 など

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お名前 日付 金額 コメント
八十川 紀夫 2024年08月13日 300,000円 現在進行している事でも現場にいなければ本当のことはわからない。
現場にいても局部しかわからない。
その上政治的・感情的バイアスがかかる。
文化も統制を受けていましたが、時がたつと
文化的なことはバイアスが弱まるように感じますが?
文化の現地・現物・現実の記録は宝と思います。
<東洋文化研究所基金>
山本 学 2024年05月02日 500,000円 経済学部では低開発経済ゼミに所属していました。卒業後、日本の銀行で東南アジア駐在6年、中国系投資会社に約7年勤務しました。「アジアから学ぶ」がモットーです。グローバルサウス諸国の台頭が著しい昨今、東洋文化研究所がインド・太平洋で活躍されることをお祈り申し上げます。
<東洋文化研究所基金>
******** 2024年02月16日 10,000円 もっと読む(背景にある文脈を読む力)をつけないといけないと思いました。ありがとうございました。
<東洋文化研究所基金>
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プロジェクト設置責任者

東京大学東洋文化研究所 所長
中島 隆博

今年度寄付総額
980,000円
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7件
現在の継続寄付会員人数
0人
累計寄付総額
1,135,000円

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ご寄付の謝意・記念品

「東京大学基金」の謝意・記念品が適用されます。

このプロジェクトの謝意・記念品

*毎月継続寄附の方への謝意として、東文研特別サポーターの認定書をお送りいたします

*毎月継続寄附の方へは寄付額が各謝意・記念品の金額に達した都度、お送りいたします

*発送は日本国内に限らせていただきます

一括3000円以上のご寄付

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オリジナルのクリアケース・ボールペンを贈呈

一括1万円以上のご寄付

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上記に加えてオリジナルのマイクロファイバーをお一つ贈呈

※ご希望の番号①~④を、東大基金ウェブサイトからのご寄付の場合には申込フォームの「ご意見欄」に、銀行振込の場合には払込取扱票の「寄付目的欄」に記入してください。記入がない場合はこちらから選んでお送りいたします。

(左上)
 ①『諸儒校正東漢詳節』
(右上)
 ②『世界観望の書』(世界)
(左下)
 ③『世界観望の書』(動物)
(右下)
 ④ 獅子像
 

一括10万円以上のご寄付

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上記に加えてオリジナルのマウスパッドを贈呈(金沢金箔の技法を用いて製作されたもので、飾ることもできます ※洋金箔使用)

一括50万円以上のご寄付

上記に加えて公開講座招待席をご用意し、公開講座の講師との昼食懇談会にご参加いただけます(10名程度/1時間)

一括100万円以上のご寄付

上記に加えて東文研サロン・東文研ツアーにご参加いただけます(10名程度/3時間)
また、銘板を掲示いたします

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