メダカ自然集団の保全事業支援基金

このプロジェクトは寄付募集を終了しました。

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プロジェクト設置責任者

新領域創成科学研究科 教授
三谷 啓志

今年度寄付総額
0円
今年度寄付件数
0件
現在の継続寄付会員人数
0人
累計寄付総額
5,955,499円

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東京大学へのご寄付には税法上の優遇措置が適用されます。

【重要なお知らせ】

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*このプロジェクトは2024年3月31日をもって寄付募集を終了しました。

2020年9月に本基金(メダカ自然集団の保全事業支援基金)が設置され、2023年10月19日現在で約560万円ものご支援をいただきました。ご支援により、柏キャンパスに設置しております屋外メダカ飼育場の維持管理(技術補佐員1名の人件費を含む)を継続することができました。

しかし、昨今の猛暑のため柏キャンパス(千葉県柏市)の屋外飼育場においてメダカの飼育を安定して継続することが困難となりつつあります。そこで、令和4年度、令和5年度に、文部科学省によるナショナルバイオリソースプロジェクト(National BioResource Project : NBRP)で野生メダカを担当する宇都宮大学に柏キャンパスの自然集団メダカを譲渡・引っ越しいたしました。メダカたちは、今後は宇都宮大学で継代飼育され、全国の研究者の研究に資することとなります。

それに伴い、本基金へのご寄付の受付は2024年3月末日までとさせていただます。柏キャンパスの屋外メダカ飼育場に一部残るメダカについては殺処分することなくその天寿を全うさせるために、いただいた支援を財源として2024年度いっぱいまでは屋外メダカ飼育場を運用し、その後整理撤収することを予定しています。

皆様からのご支援のおかげで、かけがえのないメダカを絶やすことなく次の世代に引き継ぎ、私たちが多様な⽣物と共存するために必要な⾃然の記録を未来へ伝えることができました。ここに心より御礼を申し上げます。
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ご支援のお願い

童謡「メダカの学校」に歌われるように、メダカは我が国にひろく分布しており、古くから日本人に親しまれた野生生物です。しかし1980年代から自然のメダカは各地で減少し、1999年には絶滅危惧種として指定されています。一方で、観賞用や教育教材用のメダカの遺棄などにより、野生メダカが本来の地域集団と遺伝子的に異なっている地域も多く確認されています。

東京大学大学院新領域創成科学研究科では、1985年からメダカの自然集団を収集・飼育して地域ごとの遺伝的多様性を保存した形で系統維持事業を継続しており、数多くの学術研究に活用してきました。今般、研究科による予算措置が困難となり、かけがえのないこれらのメダカの保全活動を継続するには、基金を設置し広くご支援を求めざるをえない状況になっています。

絶滅危惧種であるメダカを絶やすことなく次の世代に引き継いでいくには、皆様からの長期的かつ継続的なご支援が必要です。私たちが多様な生物と共存する自然の記録を未来へ伝えていく活動に、ご協力をお願いいたします。

新領域創成科学研究科 教授 三谷 啓志
准教授 尾田 正二
 
メダカの頭一覧.jpg

 

背景

東京大学柏キャンパスでは、600㎡にわたるスペースに60Lのプラスチック製コンテナ約300個を設置し、自然集団由来のメダカ80系統および実験用メダカ約20系統の系統維持を行なっています。1985年度より文部省の予算によって、本郷キャンパス理学部2号館屋上にてメダカ自然集団の系統保存が開始されました。

2002年には柏キャンパスに現在の屋外飼育場が設置され、厳重に飼育維持されて現在に至っています。これらの自然メダカが地域固有のメダカ集団であり、自然の状態での遺伝的多様性を維持していることは、DNAレベルでも確認されています。

近年ゲノムプロジェクトが進み、ゲノム編集技術も確立されるなど、メダカのモデル生物としての有効性がますます有望視されているところですが、2020年度からは予算の見直しにより事業継続が困難となりました。これらの系統維持を継続し研究を継続するためには、皆様からの温かいご支援が必要です。

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プロジェクト概要

1.メダカの保全
当時の採集地の多くではすでにメダカが絶滅しており、本事業の自然メダカ集団のコレクションは、失えば二度と取り戻すことのできない「生物誌」の記録になっています。本プロジェクトでは自然集団メダカ80系統の維持管理を行い、野生生物がもつ遺伝的多様性を次世代に受け渡します。
学術的には、新規遺伝子機能、環境適応能力の解明や進化の原動力に迫る研究に活用されます。また、小中高校からの施設見学受入や出前授業により、生物多様性や環境問題をローカルからグローバルに考える機会を提供します。

2.メダカを使った研究の推進
現状の自然集団メダカ80系統を維持管理し、メダカを使った以下の研究を進めます。
・低線量(率)放射線の長期被ばくが生物に与える影響の研究
1)生殖機能を含めた次世代への影響
2)抗酸化能などの生理的影響
・自然に健康に生きるための研究
1)自律神経と免疫の関連
2)食と運動が動物の健康に与える影響
・進化のメカニズムの研究
1)エピジェネティクスによる表現型の可塑性と自然選択
2)突然変異による適応的表現型のゲノムへの固定

3.自然メダカの遺伝子鑑定による日本列島のメダカ史の解明
メダカは、日本人が日本列島に来たよりもずっと昔から日本列島に住んでいました。今までに氷河期、大津波、毎年の洪水、あるいは日照りによる水不足など、季節の変化が激しい日本列島の自然の中で栄枯盛衰を繰り返しながら現代まで生き抜いてきたことが少しずつわかりつつあります。自然メダカの歴史を解明し、日本列島の大先輩から進化のコツを学んで 社会の皆様に伝えます。

4. 気候変動への警鐘 ―メダカの視点からー
南のインドネシアに起源がある Oryzias 属の中で唯一日本の冬を超える能力をもっているメダカは、冬の間は氷の張ったコンテナの底の泥にもぐってひたすら春を待っています。春になって暖かくなると、水温の上昇と日長とを合図にして産卵の準備を始めます。ですが、例年よりも早く暖かくなったり、4月に寒の戻りがあったりすると、メダカの産卵のサイクルが乱れます。屋外飼育場のメダカの生活は日本の四季と強くリンクしているので、気候変動の影響を敏感に教えてくれます。メダカの暮らしという視点から、気候変動を 情報発信します。

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危機にあるメダカについて

我が国の淡水に生息するメダカは、400万年以上の昔に大陸より日本列島にやってきて、多くの遺伝子が異なる地域集団が各地の水系ごとに生き続けてきた貴重な野生動物です。しかし人為的に遺棄されたブラックバスなど外来種によって捕食されたり、生息場所である用水路などの護岸工事によって繁殖ができる環境が失われるなど、生息環境の急激な悪化によって生息数が激減しました。

同時に、メダカが生息する環境を保全する目的で放流された異なる産地のメダカが、各地域にもともとすんでいたメダカと交配することによって、地域固有の遺伝的背景をもつメダカが次々といなくなる現象も起こり、1999年2月には環境庁(現 環境省)が発表したレッドリストに絶滅危惧Ⅱ類としてに指定されました。

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実験動物としてのメダカ

私たちにとって昔から親しみ深い動物であるメダカは、生命科学における有用な実験動物として国内外で広く活躍しています。実験動物としてのメダカは以下のような特徴が挙げられます。

・人間と同じ、脊椎動物である
・飼育が容易である。実験室において継代的に飼育が可能である
・卵膜が透明なので、体ができる発生の過程を容易に観察できる
・成魚も体躯の透明度が高いので、体の中を容易に観察できる
・交配(かけあわせ)の遺伝学的実験法が確立している
・遺伝子組換えメダカ、遺伝子ノックアウトメダカの作製が容易である
・種内の遺伝的多様性が極めて高い
・表現型の種内多様性が極めて高い

突然変異がどのように生まれるのか、またゲノムがどのように変化=進化していくのかに注目してメダカの研究を進めることで、生物の種分化、進化のメカニズムの解明に至りたいと考えています。

さらに、近年ゲノムプロジェクトが進み、ゲノム編集技術も確立され、モデル生物としての有効性がますます有望視されています。ヒトゲノムプロジェクトは全ゲノムのシークエンスが終了し、 見つかった約 3 万個の遺伝子の個々の機能を生理的に解析する第二段階に入っています。マウスよりも小回りが効くメダカは、ポストゲノムシークエンス時代における次世代モデル生物として非常に有用であると考えています。

 

関連ウェブサイト

2021年活動報告
-気候の変化とコンテナ飼育のリスク-

2022年02月21日(月)

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(1)80系統の自然メダカ集団の系統維持を継続し、2021年度において断絶した系統はありませんでした。ただし、韓国由来の1系統(新坪)がオス3匹のみとなり、断絶が確定しています。新坪系統は以前より個体数がなかなか増えないことから絶滅危惧系統でしたが、最近の2年間で個体数が急減し、また産卵数の減少、稚魚が成長しないことにより群勢を回復できませんでした。

本事業が開始された当初は81の系統を維持していました。そのうち2020年夏に1系統(壬生)が断絶しました。繁殖群である2年目の個体群が、飼育していたコンテナ丸ごと全滅したことにより、群の個体数が急減したことが原因でした。コンテナのメダカが全て一度に死滅する事態が2020年夏より発生するようになり、2021年初夏~夏にも頻発する状況となりました。2020年度のシーズンでは原因を解明できなかったのですが、2021年度の夏期においてメダカが死にかけたコンテナについてアンモニア、亜硝酸、硝酸各イオンの濃度を検査し、硝酸イオン濃度が異常に高い(約20ppm)ことに気がつきました。そこで、すぐに新しいコンテナに水を張ってメダカを引っ越しさせ、大量死を防ぐことができました。屋外飼育場では60Lのコンテナ1個にホテイアオイを入れて30-50匹のメダカを飼育しています。メダカがアンモニアとして排泄した窒素は水中のバクテリアの働きで亜硝酸イオンを経て硝酸イオンに代謝されます。その硝酸をホテイアオイが養分として吸収して成長し、水質が維持されています。夏期にはホテイアオイが盛んに光合成をして成長するので、水中の硝酸イオン濃度が高値になることは起こりません。ところが2021年は日照不足の夏となり、ホテイアオイの活動が弱くメダカの健康を害するまでに硝酸イオンが蓄積したものと考えられます。2020年と2021年の春には例年よりも1ヶ月早く3月20日頃よりメダカが産卵を開始しています。2021年にはそれに合わせて1ヶ月早目にメダカの餌を与え始めたのですが、それも水質悪化を後押ししていると思われます。これらの条件が重なって、小さなビオトープとして安定維持されてきたコンテナの環境が不安定になっていると考えています。気候をはじめとする状況の変化に気づけず対策をとることが遅れてしまったために、貴重な系統を2つ失ってしまいました。対策として、柏キャンパスにおいて自然集団を維持しつつ、柏キャンパス以外の場所に分家群を維持して系統が断絶するリスクを分散させる計画を進めています。National Bio Resource Project への寄託と広く里親の募集を進め、2022年度の産卵シーズンにおいて配布を開始するべく準備を進めています。最近の気候の変化により、柏キャンパスの飼育場において60Lの小さなコンテナで飼育を行うことにリスクが生じつつあります。これを教訓として、引き続きコンテナのメダカと気候の変化とに目を光らせてまいります。

(2)小田原市内で採取された野生メダカの遺伝子鑑定を行い、ミトコンドリアゲノムに含まれるチトクロムb遺伝子の塩基配列から関東地方に地産する自然集団である可能性が高いことを確認しました。

(3)メダカのコンテナの水温の測定を継続しています。ホームページで水温データを公開しています(https://webpark1015.sakura.ne.jp/Egami_Collection/newpage8.html)。

写真:メダカのコンテナ

(4)2021年10月9日に寄付者限定報告会をオンラインで開催しました。研究室から研究の進捗をご報告し、その後屋外の飼育場に移動して生中継しました。研究室に戻って皆様の質問にお答えするなど、充実した会となりました。

写真:2021年10月9日報告会の様子
中央左:三谷教授、中央右:尾田准教授
飼育場から中継しながらチャットを使ってQ&A

皆様からいただきましたご寄付は、小田原市内で採取された野生メダカ16匹の遺伝子鑑定(PCRしたDNA断片のDNAシークエンスを外部企業に委託)などに活用させていただきました。心温まるご支援に深く感謝申し上げます。今後とも、ご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

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2024年02月16日

3,000円

アップしてくださる報告の記事をうれしく読みました。大量に死んでしまったメダカさんたちを見て、心痛めたのでしょうね。前を向いて、希望をもって進めていた引っ越しお疲れさまでした。励まされました。 <メダカ自然集団の保全事業支援基金>

福田 直彦

2023年12月14日

10,000円

直彦 福田 <メダカ自然集団の保全事業支援基金>

北浦 雪帆

2023年10月10日

3,000円

改良メダカの大祖先、頑張って! <メダカ自然集団の保全事業支援基金>

シン・ヨウキヒプロジェクト 運営委員会

2023年08月24日

100,000円

命を繋ぎ続けるという活動は一度途切れたら取返しがつきません。小さな事でもコツコツと続けるのはとても大変です。先生がたのお陰で未来に繋がるものがあると思います。応援しております。 <メダカ自然集団の保全事業支援基金>

井戸 タマキ

2023年08月22日

30,000円

絶滅危惧種であるとか学術的価値とか、それはそれとして、シンプルにメダカが好きです。ささやかな応援で申し訳ないですが、がんばってください <メダカ自然集団の保全事業支援基金>

中野 桃子

2023年05月21日

30,000円

少しですが研究の役に立ちますように。 <メダカ自然集団の保全事業支援基金>

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2023年04月13日

1,000円

メダカが長生きしますように。 <メダカ自然集団の保全事業支援基金>

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2022年12月11日

3,000円

以前、猫の腎臓病の薬の件で寄付させて頂きました。 これからも色々なプロジェクトを応援したいと思います。 <メダカ自然集団の保全事業支援基金>

西村 亮平

2022年12月09日

5,000円

以前に教えてもらった餌をメダカに与えています <メダカ自然集団の保全事業支援基金>

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2022年12月02日

1,000円

めだかが大好きで、このような活動をしているプロジェクトがあることを知って、大変うれしいです。応援しています。 <メダカ自然集団の保全事業支援基金>

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2022年11月30日

1,000円

日本がメダカで溢れる美しい国に戻りますよう応援しています。 <メダカ自然集団の保全事業支援基金>

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2022年09月20日

200,000円

メダカのアルバムを初めて拝見し、それぞれ面貌の個性に気づかされました。長年続けてこられた先生方の多大な御努力を思い、プロジェクトの成功を祈念し、些少ですが寄付いたします。 <メダカ自然集団の保全事業支援基金>

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2022年06月15日

1,000円

ご研究応援しています! <メダカ自然集団の保全事業支援基金>

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2022年04月21日

3,000円

未来のメダカたちの為に頑張ってください <メダカ自然集団の保全事業支援基金>

西村 亮平

2021年06月19日

5,000円

メダカ飼ってます。研究成果に期待! <メダカ自然集団の保全事業支援基金>

上田 智延

2021年04月10日

10,000円

事業の趣旨に賛同します。 メダカの保全と研究の推進にお役立て下さい。 <メダカ自然集団の保全事業支援基金>

********

2021年02月02日

100,000円

末永く本プロジェクトが続きますことを。 <メダカ自然集団の保全事業支援基金>

島田 久弥

2020年12月10日

10,000円

毎日メダカに癒されています。 メダカ研究の発展をお祈りします! <メダカ自然集団の保全事業支援基金>

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プロジェクト設置責任者

新領域創成科学研究科
教授
三谷 啓志

今年度寄付総額
0円
今年度寄付件数
0件
現在の継続寄付会員人数
0人
累計寄付総額
5,955,499円

このプロジェクトは終了いたしました

東京大学へのご寄付には税法上の優遇措置が適用されます。

ご寄付の謝意・記念品

「東京大学基金」の謝意・記念品が適用されます。

このプロジェクトの謝意・記念品

すべてのご寄付

限定ステッカーを進呈します。
あわせて、年一度の屋外飼育場の見学・研究報告会にご招待いたします。

累計3万円以上のご寄付

最先端の技術を駆使して撮影された美しいメダカの映像が楽しめるDVD を進呈いたします。

累計5万円以上のご寄付

柏キャンパスの屋外飼育場内に銘板を設置いたします。

※原則として、ご入金時のお名前で作成いたします。

※謝意・記念品は「メダカ自然集団の保全事業支援基金」へのご寄付の累計金額に応じてお贈りいたします。

 

東京大学へのご寄付には税法上の優遇措置が適用されます。

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