One Earth Guardians(地球医)育成プログラム支援基金

教育から社会をかえる ~100年後の地球のために~

PJ画像

プロジェクト設置責任者

農学生命科学研究科・研究科長 教授
東原 和成

今年度寄付総額
26,100円
今年度寄付件数
9件
現在の継続寄付会員人数
3人
累計寄付総額
297,381,544円

このプロジェクトに寄付をする

東京大学へのご寄付には税法上の優遇措置が適用されます。

このプログラムが目指すこと

 人間の活動は、かけがえのない地球(One Earth)に大きなダメージを与えてきました。

 One Earth Guardians(地球医)育成プログラムは、100年後の地球で人類が地球上のあらゆるものと共存していける未来へつなぐために、社会を巻き込んで行動できる科学者集団 『One Earth Guardians』(地球医)を育成するプログラムです。

  私たちは、生物資源の利用を通して人類の衣食住を多方面から支えてきた「農学」の原点に立ち返り、地球の抱える課題に解決法を研究、実践していくための学問One Earthology』 (ワン・アーソロジー)(地球医学を推進します。

 このプログラムは「私たちは、生物として100年後の地球に何ができるか」という課題に正対する研究・教育プログラムなのです。


農学部OEGs_イラスト_背景輪郭ぼかし.jpg

育成のためのカリキュラム

OEGs2.png

 「持続可能な開発目標(SDGs = Sustainable Development Goals)」の課題を多面的に理解し、社会全体による課題解決につなげるリーダー、すなわちOne Earth Guardians(地球医を、以下の3つに分類される科目の提供を通して育成します。受講生は所定の科目を履修することでOne Earth Guardians(地球医)としての認定を受けることができます。

基礎地球医学       環境・農・生物資源という、互いに密接にかかわる農学の課題を俯瞰し有機的に繋げる基礎力を育む。

応用地球医学I     農学=実学を体現するため、社会との関わりの中で課題発見力と課題解決力を育む。

応用地球医学II    地球医学の研究成果を効果的に社会に還元し、社会全体が課題解決に主体的に参加する仕組みにつなげる発信力を育む。

OEGs1.pngOEGs4.pngOEGs3.png

このプロジェクトに寄付をする

SDGsへの貢献

One Earth Guardians(地球医)は、「持続可能な開発目標(SDGs)」に幅広く貢献できる人材です。One Earth Guardians育成プログラムは、東京大学未来社会協創推進本部(FSI)に登録されたプロジェクトです。

東京大学未来社会協創推進本部(FSI)とは:

東京大学では、SDGsを目指したプロジェクトを全学から集めて可視化・発信し、シナジーと社会的価値の創出に繋げるために、「未来社会協創推進本部(FSI, Future Society Initiative)」を設置しました。



sdgs650.jpg

FSI smn.PNG

サポートのお願い

 100年後の地球を元気にする人材育成は、一朝一夕に完遂できるものではありません。

 長く、持続的な教育活動を可能にするためには、理念に賛同していただけるたくさんの方のご支援が必要です。

 100年後の地球で、人類が他の生物と共存共生できるように、One Earth Guardians(地球医)育成プログラム支援基金に、ぜひ、継続的なご支援をお願いいたします。

4_500.png

 

ヒトは
すべての生物の健康に
生存を支えられている
最も弱い生物です

このプロジェクトに寄付をする

2021年活動報告
-実学研修やシンポジウムの実施などに活用しました!-

2022年03月22日(火)

PJ画像12

[第4期生の参加]
2021年4月に第4期受講生の募集を行い、エッセイとオンライン面接による選考を経て、農学部・農学生命科学研究科所属の学生10名が4期生として決定しました。2021年度にプログラムに所属している受講生は1期〜4期までの計37名(学年は学部3年生〜大学院博士課程2年)となりました(2022年1月時点)。
 
[実学研修:産官学協働で課題に取り組むインターンシップ]

OEGs_01 実学研修の活動風景 DSC00380 - コピー.JPG

One Earth Guardians認定科目である「ワン・アーソロジー I, II, III」の一環として実施する〈実学研修〉は、2021年度中(2021年4月〜2021年12月)は10件が進行しました。2018年度の始動当初から継続的に実施いただいている企業・団体のほか、新たな企業・団体等の参画も増えてきています。また、昨年度と同じ企業での実学研修に参加してテーマを深堀りする学生もいました。活動終了後の報告会は昨年度につづきオンラインで開催しましたが、状況が許す時には、地方から駆けつけてくださる研修先企業の方もおられ、報告者の学生と直接議論の機会を持つこともできました。持続可能な畜産をテーマとする活動が行われた一方で、新しいタンパク質供給源として培養肉生産に着目する活動も報告されるなど、課題に対する多面的なアプローチを考える機会にもなっています。

OEGs_02 実学研修報告会の配信 DSC03248r - コピー.jpg

 
[学外参加者を交えた対話型セミナーや公開シンポジウムの開催]
・One Earthology Seminar
学生と社会人が交わり、多様な年齢、バックグラウンドの参加者がありたい未来を思い描いてディスカッションを交わすOne Earthology Seminar。2020年度は特別企画のみでしたが、2021年度は3つのテーマに沿って開催する形が復活しました。〈食:100年後の「いただきます」を考える〉〈生物多様性:100年後の多様な命を育む〉〈土:100年後の大地を想う〉の3テーマについて2回ずつ、6月から12月にかけて計6回が開催されました。それぞれのテーマのもと、食のパーソナライズ化と家族で囲む食卓はいかに両立されるのか、ヒトを含めたあらゆる生き物にとっての豊かな暮らしとは何なのか、宇宙空間で持続可能な生活をするために土壌は必要か、など、SFプロトタイピングの手法も取り入れながら想像力をもって議論を交わすとともに、翻っていま私たちが何をすべきなのか対話を行いました
 
・LUC Lecture
学内外の講師による講演と意見交換を行うLUC Lectureは、4月に第6回、5月に第7回を開催しました。第7回では『「人新世」の資本論』の著者として知られる気鋭の経済思想家 斎藤幸平 氏(大阪市立大学 准教授)を講師に迎え、「資本論xバイオエコノミー 豊かな生活ってなんだ?」とのテーマのもと、五十嵐圭日子教授との対談を行いました。斎藤先生には学生からの質問に丁寧に応えていただき、受講生たちの思考に大きなインパクトを与える機会となりました。OEGsのYouTubeでアーカイブ動画をご覧いただけます。
 
▼第7回LUC Lecture アーカイブ動画
https://www.youtube.com/watch?v=3m09vkJzfhQ
 
・公開シンポジウム
12月には、One Earth Guardians公開シンポジウム2021「農学が示す、暮らしのなかのGX(グリーントランスフォーメーション)」を開催しました。人間の衣食住に根ざした学問である農学の立場から、一人ひとりの日常生活から取り組むGXの重要性について参加者の皆さまと考える場を目指し、異常気象と気候変動について気象予報士・キャスターの井田寛子 氏から、次世代のサステナブルファッションについてhap株式会社の鈴木素 氏から、食品ロスについて株式会社office 3.11の井出留美 氏からそれぞれ話題提供をいただき、OEGs受講生らを交えたディスカションを行いました。また、農学生命科学研究科附属演習林の蔵治光一郎教授からは、「人の暮らしと森林とGX 〜演習林の挑戦〜」とのタイトルで講演が行われました。
 
公開シンポジウム等のオンラインイベントでは、無料の参加チケットに加えて有料の「応援チケット」を導入し、視聴者の方からのご支援をいただきました。なお両イベントは、未来社会協創推進シンポジウム(FSIシンポジウム)として登録されています。
 
[企業・団体等との協働企画]
個別の企業・団体等と共に特定のテーマに取り組む協働企画も複数実施されました。
 
・協賛事業:地球の未来を編むワークショップ「SFプロトタイピングワークショップ」
横河電機株式会社による協賛のもと、「人と地球の関係を考える」をテーマに、同社の若手社員とOEGs受講生が参加するSFプロトタイピングワークショップを開催しました。SF作家やスペキュラティブ・デザインを実践するアーティストの方にも協力いただいた全4日のワークショップのレポートは以下よりご覧いただけます。
 
▼ SFプロトタイピングワークショップ レポート
https://www.one-earth-g.a.u-tokyo.ac.jp/report/futureworkshop/vol1/01/
 
・「Beeat!!八重洲」学生たちが描く未来の食プロジェクト
食の未来につながるものがたりを発信するイベントとして、東京駅八重洲口前のスペースで開催されている「Beeat!!八重洲」に、「学生たちが描く未来の食プロジェクト」として参画しました。宮城大学食産業学群 石川伸一研究室の皆さんとコラボレーションし、OEGs受講生たちが現在の食がかかえる課題を見つめ、ありたい未来の食の姿を提案する発信コンテンツを制作しました。
 
▼ Beeat!!八重洲 学生たちが描く未来の食プロジェクト
https://beeatyaesu.com/student
 
・アイカサ X 丸井グループ X 価値創造デザイン推進基盤 X OEGs コラボレーションワークショップ「100年後の地球を見すえて考える、アイカサへの事業提案」
傘のシェアリングサービス「アイカサ」、株式会社丸井グループ、東京大学生産技術研究所 価値創造デザイン推進基盤とのコラボレーションで、地球の未来を見すえながら「アイカサ」が社会に提供する価値を考えるというテーマのもと、OEGs受講生が事業提案を考えるワークショップを開催しました。

OEGs_03 アイカサ、丸井グループとのコラボレーションワークショップ DSC02894 - コピー.JPG

 
[新しい講義の開講]
学部1、2年生(前期教養課程)対象の講義として、「地球医のすすめ(前 農学入門)」に加えて、「Agric Scientists Studio Interview」が新たに開講されました。農学生命科学研究科の教員にインタビューを行い、履修学生が記事を執筆しました。これらの記事は今後公開が予定されています。
 
[新たなご寄附の形を展開]
・メルカリ寄付
2021年9月、One Earth Guardians 育成プログラムの活動をもって、東京⼤学がメルカリ寄付プログラムの寄付先団体(「サーキュラー・エコノミー・リーダー」枠)として選ばれたことにより、フリマアプリ「メルカリ」の売上⾦などのメルペイ残⾼を寄付できる「メルカリ寄付」機能を通じて、OEGsにご寄付をいただくことが可能になりました。
 
・みずほSDGsリース
2021年6月よりみずほリース株式会社、みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社が取扱いを開始した「みずほSDGsリース」の寄付先団体の一つとしてOne Earth Guardians育成プログラムが設定されました。
 
[広報・発信活動]
・2019-2020年度 OEGs活動報告書の制作
2019-2020年度の活動をまとめた活動報告書を制作しました。OEGsが目指す社会の姿、今後の構想についてもご紹介しています。印刷版をご支援・ご参画者の皆さまにお送りしたほか、PDFをプログラムのウェブサイトで公開していますのでぜひご覧ください。
 
▼ 2019-2020年度 OEGs活動報告書
https://www.one-earth-g.a.u-tokyo.ac.jp/assets/pdf/report_2019-2020.pdf
 
・農学部リレーインタビュー記事の公開
OEGsアドミニストレーターがつづけてきた農学部教員たちのインタビューの様子を記事としてnoteで公開しました。研究内容はもちろん、個性豊かな教員たちの人となりや熱量も垣間見ていただけるような記事を心がけながら、随時更新しています。

▼OEGs note
https://note.com/oegs_utokyo/
 
・OEGs竹のお箸の制作
日々の食事シーンで用いられる「お箸」を通じ、日常使う道具が何からできていていかに環境とつながっているのかを考えていただくためのメッセージツールとして、国産の竹を用いた箸づくりによって環境保全に取り組む企業に依頼してOEGsオリジナル竹箸を制作し、ご寄附者や実学研修協力企業・団体などのみなさまにお贈りしました。

OEGs_04 OEGsオリジナル竹箸 DSC_3533 - コピー.JPG

 
・OEGs NEWS LETTER刊行
プログラムの近況をお伝えするニュースレターを刊行しました。今後は春と秋の年2回、活動の様子やニュースをお届けする予定です。
 
▼ OEGs NEWS LETTER vol.1 2021 Autumn
https://www.one-earth-g.a.u-tokyo.ac.jp/assets/pdf/OEGs_NewsLetter_vol1_2021Autumn_211117.pdf
 
この他、Facebookでの発信や、活動内容の広がりに合わせてプログラムウェブサイトのコンテンツを随時アップデートして充実させています。
 
寄附の使途
皆様からのご支援は主に下記のような用途に活用いたしました。
○シンポジウム、セミナー、企業とのコラボレーションワークショップの企画・運営費
登壇者謝金、ワークショップの企画運営に係る業務委託費、スタッフ学生への謝金など
○リレーインタビュー記事化
上記「農学部リレーインタビュー」記事化にかかる文字起こし、原稿執筆協力の謝金など
○OEGs竹箸の製作費
上記、オリジナル竹箸およびメッセージカード等の制作に係る費用
○実学研修の実施にかかる費用
プログラム受講生を対象に実学研修の実施に必要とされる費用を補助する「実学研修補助費制度」に基づく支出。具体的には、研修先企業や調査地への交通費、調査のための消耗品費等

このプロジェクトに寄付をする

********

2023年12月29日

10,000円

素晴らしい取り組みです。応援しています。

********

2021年12月31日

10,000円

地球医の一層のご活躍を祈念して、些少ながら支援させていただきます。

********

2020年12月13日

3,000円

小額ですが、地球環境や学問のために使って下さい。

********

2020年06月28日

2,000円

素晴らしいお考えです。わずかですがお役立てください。

安藤 晴夫

2019年08月03日

10,000円

成果報告会をお聞きしました。 着実な歩みを拝聴して嬉しく思います。 益々のご発展をお祈りいたします。

清水 謙多郎

2019年08月01日

30,000円

重要なプロジェクトの発展を願っています。

********

2019年07月30日

100,000円

定年退職して11年経ちました。年金の0.5~1%を社会貢献に使うことが広まれば社会が変革していくのではないかと農学部公開セミナーに参加して思いました。教育はあらゆることの基盤をなすことから、まずは人材育成プログラム支援基金に10年分を一括寄付させていただきます。

黒田 浩介

2017年12月14日

5,000円

応援&期待してます!がんばってください!

********

2017年12月14日

100,000円

ぜひ未来の地球のために、素晴らしいプログラムをお願いします。

このプロジェクトに寄付をする

PJ画像

プロジェクト設置責任者

農学生命科学研究科・研究科長
教授
東原 和成

今年度寄付総額
26,100円
今年度寄付件数
9件
現在の継続寄付会員人数
3人
累計寄付総額
297,381,544円

このプロジェクトに寄付をする

東京大学へのご寄付には税法上の優遇措置が適用されます。

ご寄付の謝意・記念品

「東京大学基金」の謝意・記念品が適用されます。

関連プロジェクト

PJ画像

日本が誇る植物園を、世界へ

Life in Green プロジェクト(小石川&日光植物園)

PJ画像

― 環境に優しいクリーンな資源 ―

南鳥島レアアース泥・マンガンノジュールを開発して
日本の未来を拓く

PJ画像

最先端の物理、天文、数学の連携で宇宙の謎に迫る

日本発アインシュタイン:カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)

PJ画像

三崎から世界へ!奇跡の海の研究を支える

マリン・フロンティア・サイエンス・プロジェクト

PJ画像

次世代につなぐ長期生物多様性観測

ネイチャーポジティブ基金
(東京大学先端科学技術研究センター生物多様性・生態系サービス分野)

PJ画像

~遊ぶように学ぶ プレイフル社会の実現に向けて~

プレイフル社会の理論構築と社会実装プロジェクト基金

PJ画像

日本と世界の変革を駆動する未来の人材育成へご支援を

変革を駆動する先端物理・数学プログラム(FoPM)支援基金

PJ画像

―「捕雷役電」 受け継ぎ育み、飛躍する―

東大電気系教育発信交流支援基金 ー捕雷役電150ー

PJ画像

東京大学から世界へ 飛び立つ学生を応援する

Go Global 奨学基金(東京大学在学学生留学支援・海外派遣事業)

PJ画像

国際舞台で活躍する優秀な人材を社会へ輩出

PEAK奨学金制度(東京大学総合文化研究科・教養学部基金)

PJ画像

― 人間とは何か、ともに考えるために ―

社会と未来を開くオープンヒューマニティーズ基金

PJ画像

分子科学で未来をつくる。

統合分子構造解析拠点「FS CREATION」における研究と教育の支援基金

PJ画像

このプロジェクトは寄付募集を終了しました。

「スーパー酵母2024」プロジェクト

詳細をみる

募集終了

PJ画像

このプロジェクトは寄付募集を終了しました。

教育学部・教育学研究科教育研究創発基金「教育学部創立70周年記念基金」

詳細をみる

募集終了

PJ画像

このプロジェクトは寄付募集を終了しました。

メダカ自然集団の保全事業支援基金

詳細をみる

募集終了

PJ画像

このプロジェクトは寄付募集を終了しました。

異才発掘プロジェクトROCKET基金

詳細をみる

募集終了

PJ画像

このプロジェクトは寄付募集を終了しました。

未来構想ビヨンド2020プロジェクト

詳細をみる

募集終了

PJ画像

このプロジェクトは寄付募集を終了しました。

新社会を創造する化学人材育成基金

詳細をみる

募集終了