LEARN基金

~それぞれの個性を発揮できる学びの場~

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プロジェクト設置責任者

東京大学先端科学技術研究センター・個別最適な学び寄附研究部門 シニアリサーチフェロー
中邑賢龍

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東京大学へのご寄付には税法上の優遇措置が適用されます。

ご支援のお願い
~これからの社会を生き抜くための学びを子ども達に提供するために~

急激に変容する社会、その流れの中で生まれる貧困・犯罪・引きこもりなどの社会問題。
その根底には、社会の学力を重視する能力観とそれを支える一斉指導をベースにする学校教育や受験教育があると考えられます。コミュニケーショントラブル、学習の遅れ、自信低下、無気力、ゲーム中毒など不適応を起こした子どもたちの支援は容易ではありません。同時に、一見、現在の今の社会システムに適応したかのように見える子どもたちの能力も、グローバル化する社会の中で生き抜く逞しさが欠け、環境が変われば同じように不適応を起こす可能性が高いと思われます。
教科書や目的がなくても学べる中で自信を取り戻す場、成績には関係なく申請ができるスカラーシップ、文字の学びだけでは得られない知識に気づく場、突き抜けた興味関心のある仲間と会える学びの場、それがLEARN。
これからの社会を生き抜く上で、重要な学びを学校を離れて学ぶ場を東大、先端科学技術センター・中邑研究室が提供します。その教育実践を通しての新しい学びをLEARN基金に寄せられるご支援を活用して東大から社会に発信します。皆様の温かいご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
 

プロジェクト概要

我々の取り組むLEARNは(Learn(学ぶ)、 Enthusiastically(熱心に)、 Actively(積極的に)、 Realistically(現実的に)、 Naturally(自然に)の頭文字を取っています。多様な軸を共存させることによって、今の教育になじめない、あるいは、取りこぼされている子どもたちをも含めて教育する仕組みを構築します。具体的には、以下の2つの実践的活動を行っています。

(1) 子どもの学びプログラム
多様な価値の軸を持つ活動を中心とした学びの環境のもとでは、既存の教育環境に合わない子ども達も例外とせず、全ての子どもがありのまま存在し学び始めます。そこに個別最適な学び方の介入を提供する事で、個々に応じた学びへと発展し、更には、子ども間の相互作用も自然と起こり、流動的で活発な学びの場となります。このようなプログラムを構築し、子どもたちへ提供します。

(2) 成績不問・障害不問のスカラーシップ・プログラム
社会や学校の評価を気にせず、「好きだから」「やりたいから」という内発的動機付けから活動している子どもが、これからの社会をもっと豊かで楽しい活力あるものにしていくと考えます。成績不問、障害不問、コミュニケーション能力不問のスカラーシッププログラムを作り、彼らの活動を支える旅費・研修費・物品費などを援助すると同時に、新しい扉を開こうとしている彼らに共感し、応援しようという人間がこの世界にいることを伝え応援していきます。

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「ロープ1本で馬を捕まえよ」
馬の特性を理解することでやっと馬に近づける

 
図3.jpg
「制限下で目的地へ辿り着け」
歩くことを選択し果てない道を進む

 
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「制限下で目的地へ辿り着け」
最善を尽くして議論し合う

 
図5.png
学びはリアルの中にある


 
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「飛行機が不時着した森で明日の朝まで生き延びろ」
まもなく来る夜の暗さ、寒さ、空腹、寂しさ、さてどうやって生き延びようか
 
 

LEARNのホームページはこちら


東大先端研個別最適な学び寄附研究部門においては、現代の教育課題を解決すべく2005年から実践的な教育研究を行ってきました。社会は不適応を起こした子どもに治療教育を行うことで、標準的だと考える子どもに近づくことを期待します。しかし、我々は、ICTを活用して「障害学生の入試の壁」、「学習障害の読み書きの壁」、「不登校児童・生徒の学びの壁」、「重度重複障害児のコミュニケーションの壁」など様々な教育課題の壁を壊す研究を行ってきました。しかし、残念ながら、未だICTで能力をエンハンスできたとしても社会の高い壁を超えられず苦悩する子どもが大勢います。すでに自信を失い、課題に挑むことに困難を重ねてきた子どもが、積極的に自分を変えて壁を超えることは相当ハードルが高いと感じることなのかもしれません。そもそも彼らが変わる必要があるのでしょうか?自分を変えてまで組織に属す必要があるのでしょうか?
DX(デジタルトランスフォーメーション; 進化したIT技術を浸透させることで、人々の生活をより良いものへと変革させること)時代に突入し学校や会社の壁が低くなり、時間空間を超えた組織が生まれつつあります。これは、彼らが既存の社会に無理に適応しなくても、新しい環境を容易に構築でき、さらに既存の環境とも繋がれることを意味しています。課題設定の自由度も高まっており、好きなことから学べる環境の中で彼らの能力を伸ばすことが可能です。その個別最適な環境の中では、彼らが自分を好きになり、自信を取り戻し、意欲を高めていくことが今までよりは容易になってくるでしょう。
LEARNは、様々な壁にぶつかった子どもを既存の組織から離して、新しい環境の中で学ぶことを実現すると同時に、多様な研究者が集い未来型のダイナミックな教育のモデルを議論し、提案し、実証するフィールドです。
プログラムは一見拡散しているように見えるかもしれません。LEARNの中に「Enthusiastically(熱心に)」、「Actively(積極的に)」と「Realistically(現実的に)」、「Naturally(自然に)」の全く違うベクトルの言葉が共存していることからも分かるように、このプログラムは多様な軸を有する活動が共存しています。しかし、異なるニーズのある様々な能力のある子どもがすれ違える場を作ることで、 新しい多様な学びの方向性が見えてくると確信しています。
「自分の特性に合った道を堂々と進ませようではありませんか」
「そんな子どもたちを見守り、応援しようではありませんか」
家の周りには応援する人が少なくても、世界中には応援してくれる大勢の人がいることを教えてあげようではありませんか」
そんな個々の子どもに合った学びの入口がLEARNです。
 

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プログラム参加者募集・申請受付情報

2025年05月08日(木)

いつも、あらゆる子どもたちの未来の教育のために温かいご支援を賜り、心より御礼申し上げます。
このたび、「LEARN with Porsche」および「LEARN ONE 個別申請型スカラーシップ」につきまして、参加者の募集および申請受付を開始いたしました。
詳細につきましては、以下よりご覧いただけます。

「LEARN with Porsche 2025」一般公募開始

東大先端研LEARNは、ポルシェジャパン株式会社と共に、中高生を対象とした夏休みの期間を利用する5日間のスカラーシッププログラム「LEARN with Porsche(ラーン ウィズ ポルシェ)2025」(「サマープログラム」と「ものづくりプログラム」)を今年も開催します。
どちらのプログラムも、2025年5月1日より全国の学生を対象に一般公募を開始しました。

1. 君の学びを変えるサマープログラム
未来を駆け抜ける君へ「君の学びはこのままで十分か?」

30年後、君はどこにいるだろう?自然は? 街は? 君のまわりの人たちは?そして、君自身は「生き残れて」いるだろうか?このプログラムは、どこに行くかも、何をするかも、事前にはわからない。でも、たった一つ確かなのは、これまで君たちが出会ったことのない人、環境、動物、歴史、文化、情報、機械、感情などと向き合う時間が生まれること。それは、君自身の視点や視野を大きく変えるに違いない。今の学びに違和感を覚えている君、ぜひ一緒に旅に出よう!

◯プログラム実施期間:
2025年8月18日(月)から8月22日(金)

◯募集対象/人数:
中学生、高校生/10名程度

◯実施場所:
日本を移動しながら

◯募集期間:
2025年6月29日(日)17:00まで
詳細はこちら

2. ものづくりが好きな若者向けのプログラム
森や機械に興味のある高校生あつまれ
「ポルシェで森に入る 〜60年代のポルシェトラクターを整備して森の生活を知る5日間〜」

現代の機械はブラックボックス化されている。エンジニアが長い年月をかけて開発したエンジンには、学ぶべきものがたくさんある。自然の中の暮らしは、現代文明の中で生活する若者にとっては遠い世界だ。
そこで長く生活する人々の持つ知恵からは、学ぶことがたくさんある。このプログラムに教科書はない。古いトラクターや、森に生きる人々と、共に過ごす5日間。そこで君は何を得るだろうか。

◯プログラム実施期間:
2025年7月28日(月)から8月1日(金)

◯募集対象/人数:
高校生・高等専門学校生/10名程度

◯実施場所:
北海道十勝地方

◯募集期間:
2025年6月15 日(日)17:00まで
詳細はこちら

▼LEARN with Porscheの詳細やこれまでの活動報告については、下記よりご覧いただけます。
https://learn-project.com/pj/

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LEARN ONE 個別申請型スカラーシップ 第4期生 募集開始

何かをやり続けている、考え続けている、思い続けているような、他者から評価を得にくいことでも懸命に取り組んでいる子どもたちが、その先へ自信を持って挑戦するために、自分のやりたいことを申請する「LEARN ONE 個別申請型スカラーシップ」。LEARNでは、これまでに20名のスカラーシップ生を応援してまいりました。
そしてこの度、第4期生のスカラーシップ申請受付を開始いたしました。

第4回 LEARN ONE 2025 @個別申請型スカラーシップ
◯スカラーシップの種類:
物品・サービス費、参加費、講習費、旅費など
*スカラーシップの上限は、原則10万円までです。
*現金支給ではありません。

◯募集対象・人数:
小学校就学児から原則18歳未満
(物品送付など国内でのやりとりが可能な方)
5名程度

◯募集締切:
2025年6月8日(日)24:00まで
詳細はこちら

▼LEARN ONEの詳細やこれまでの活動報告については、下記URLよりご覧いただけます。
https://learn-project.com/children/learn-one/

改めまして、皆様からの温かいご支援に、心より御礼申し上げます。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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伊藤 都久絵

2022年11月10日

10,000円

子どもたちの未来が、より明るいものとなりますように。

鳳凰 敦

2022年09月01日

********

子どもが自由に伸び伸びと自身のその才能、能力を存分に自由に発揮でき、与え貢献し、子どもの頃からお金を得られ自立できる社会、日本、世界、地球へ (子どもはお金を得ることで、大きな自信となり、その才能、能力が自然と伸びてゆく) 与え、貢献してゆく

********

2022年08月13日

100,000円

個性を尊重できる社会になるといいですね。

松田 一宏

2022年05月26日

12,000円

本日は、家族の誕生日です。寄付はお祝いの日に。 LEARNの活動に幸あれ!!

********

2021年12月15日

10,000円

その理念に救われる大人も多いと思います。 活動の理念も広がっていきますように。 応援しています!

安田 聡美

2021年11月15日

10,000円

うちの子供は高校生です。一般的には少し生きにくい個性の持ち主です。息子と同じ様な子供達の未来の為に少しでも支援出来たらと思いました。頑張って下さい。

********

2021年10月24日

1,200円

子ども達を応援するLEARNを 応援しております!

********

2021年10月20日

10,000円

どんな子供も輝ける未来を!

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プロジェクト設置責任者

東京大学先端科学技術研究センター・個別最適な学び寄附研究部門
シニアリサーチフェロー
中邑賢龍

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東京大学へのご寄付には税法上の優遇措置が適用されます。

ご寄付の謝意・記念品

「東京大学基金」の謝意・記念品が適用されます。

このプロジェクトの謝意・記念品

累計10万円以上のご寄付

年度末に実施予定のシンポジウムにご招待させていただきます。
 

累計100万円以上のご寄付

教育プログラムの見学会にご招待、および、年度末に実施予定のシンポジウムにご招待させていただきます。

謝意・記念品の金額は累計とさせていただきます。
12月末の累計額に基づき、謝意・記念品のご案内をさせていただきます。

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