
ロシアによるウクライナ侵攻,毎年のように起きる激甚災害など,現代は「災い」の多発する時代です。しかしながら「災いの記憶」は,時間の経過とともに上書きされ,忘却されていきます。
「災いの記憶」と,その経験を次世代に活かすためには,被災者の記憶を社会全体で共有し,引き継いでいく必要があります。しかし,そうした個人の貴重な記憶は,老い・死によっていずれ失われていきます。
「個人の記憶」を共有し,「社会全体の記憶」として残していくために,これまでの災害,そして来たるべき災害の記憶を保存・記録していく仕組みづくりが求められています。「デジタルアーカイブ」は,こうした記憶を保存・共有し,未来に継承する基盤として重要なものです。
渡邉英徳研究室では,広島・長崎原爆,あるいはウクライナ戦争,東日本大震災などをテーマとした「デジタルアーカイブズ・シリーズ」を2010年代から開発・運用してきました。しかし,こうしたアーカイブは,主に年限付きの研究費で開発・運用されており,持続性に不安があります。また,バーチャルリアリティ・人工知能などの先端技術を取り入れ,より使いやすいアーカイブ・システムを開発し,多くの人々の協力のもと成長させていくためには,財源となる寄付金が必要です。
本寄付金によって「デジタルアーカイブ」を構築し,「災いの記憶」を世界に発信することにより,「過去から学び・未来に活かす」モティベーションを社会に作り出します。そして,学生をはじめとした若い世代の参画により,持続可能性の高い活動を実現します。
戦災・災害に立ち向かう,平和で力強い世界の実現に向けて,一人でも多くの皆様に本プロジェクトへのご支援とご協力を賜りたく,よろしくお願い申し上げます。
東京大学大学院 情報学環・学際情報学府
教授 渡邉英徳
戦争や激甚災害の多発する時代において,先端テクノロジーと若い世代の力を活かして「災いの記憶」を未来に継承する「デジタルアーカイブ」を開発・運用します。
◆新世代のデジタルアーカイブ・システム開発
VR(仮想現実)・AR(拡張現実)・AI(人工知能)などを活用した,新世代のアーカイブ・システムの開発
◆記憶の継承の主体となる担い手の育成
学生を中心とした,記憶の継承の主体となる「若い世代」の教育,被災地など海外の教育・研究機関との連携
◆被災地との連携
デジタルアーカイブを基盤とした国内・海外の被災地との連携,災害によって危機に瀕しているコミュニティの再建支援
米国在住の個人・法人等の方で税制上の優遇措置を希望される方は、東京大学ニューヨークオフィス(米国内国歳入法第501条 (c)(3) 項団体)を通じてご寄付ください。
東京大学ニューヨークオフィス サイト
https://utokyony.adm.u-tokyo.ac.jp/donation_ja.html
※ご寄付の際には、上記サイトの「銀行振込による寄附」よりお願いいたします。「寄附申込書」をダウンロードし、「2. I wish to support」の「( via UTokyo NY Office)The University of Tokyo」にチェックいただき、Project nameに「digital archive」とご記入ください。
なお、米国での税制上の優遇措置を必要とされない場合には、本ページの「このプロジェクトに寄付する」ボタンよりお手続きください。
2023年05月22日(月)
UTokyo Future TV ~東大と世界のミライが見える~Vol.10は、Tokyo Future TV始まって以来初めてのリアル対談です。
ゲストの渡邉教授とナビゲーターの渋澤健氏が渡邉研究室の大画面の前で、デジタルアーカイブが私たちに、世界に、そしてミライに何を伝えられるのか、対話を深めていきます。ぜひ、みなさまご参加ください!
◆◆◆イベント概要◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
UTokyo Future TV ~東大と世界のミライが見える~
「デジタルアーカイブはミライに何を伝えられるのか?」
Vol.10 ゲスト渡邉英徳教授
日時 2023年5月26日 17:00-18:00
開催方法 オンライン(ウェビナー&YouTube配信)・参加無料
参加方法 ウェビナー:要事前申込/YouTube:申込不要
対象 一般・卒業生・教職員
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
ウェビナー申し込みは コチラ
※モデレーターやゲストへ質問やコメントができます。
※ご登録後、ウェビナー参加に関する確認メールが届きます。
YouTube配信は コチラ
※リマインダーを設定できます。
詳細はコチラ(↓)もご参照ください。
【デジタルアーカイブはミライに何を伝えられるのか?】UTokyo Future TV
2023年04月17日(月)
ハーバード大学デザイン大学院(GSD)の丹下健三パビリオンで開催された『Front Door』展(2023/04/12~04/15 )に協賛・出展しました。
本イベントのテーマは「地球市民と未来への対話」。
「ヒロシマ・アーカイブ」「
ナガサキ・アーカイブ」「
ウクライナ衛星画像マップ」「
ウクライナ 戦時下の復興」などを展示しました。展示の様子を動画でご覧ください。
2023年04月11日(火)
株式会社パソナ主催のオンラインセミナー「最先端デジタルツイン技術で実現するスマートシティ ~記憶を未来へ~」(2023年4月11日開催)に渡邉教授が登壇しました。
ノーコードのデジタルアーカイブ・プラットフォーム「Re:Earth」を開発する東大発ベンチャー・株式会社ユーカリア代表の田村賢哉さんとの講演で、太平洋戦争・東日本大震災,そしてウクライナ戦争とトルコ・シリア地震のデジタルアーカイブについて解説しました。
同セミナーにて、プロジェクトの維持運営・進化,コミュニティ形成の持続性を高めるための基金の重要さについてもお話し,寄付の呼びかけを行ないました。120名を超える参加者を得て,盛況となりました。
●参照情報●
デジタルアーカイブ・プラットフォーム「Re:Earth」について
東京大学大学院情報学環・学際情報学府ニュース(July 26, 2021)より
「最新Web技術による「デジタルツイン」構築プラットフォーム『Re:Earth』をオープンソースソフトウェアとして開発」
2023年04月10日(月)
岩手日報の3月30日朝刊・社会面に本基金が紹介されました。
世界各地で災禍が続く今、戦災や災害を記録するデジタルアーカイブの重要性が増す一方で、維持管理や資金面による困難から国内外のデジタルアーカイブの閉鎖が相次いでいる状況について、ぜひ、本記事をご一読ください。
※岩手日報社と渡邉研究室が共同開発し2021年3月11日に公開した、デジタルアーカイブ「忘れない:震災遺族10年の軌跡」もあわせてご覧ください。
関連リンク:渡邉研究室サイト「デジタルアーカイブ「忘れない:震災遺族10年の軌跡」を公開しました」
※岩手日報2023年3月30日付
※この記事は岩手日報社の許諾を得て転載しています。
2023年06月08日(木)
本基金プロジェクトに関するメディア掲載や渡邉英徳教授、渡邉研究室メンバーのメディア出演情報等を紹介いたします。
【メディア出演】
●2023/06/08 ノバカホフカ・ダム決壊の衛星画像について
・(予定)06/10(土): 読売テレビ(日本テレビ)「ウェークアップ」(8:00~)
・(予定)06/11(日): TBS「サンデー・ジャポン」(9:54~)
・(済)06/07(水):TBS「News23」(23:00~)
※渡邉教授によるTweet
※TBS NEWS DIG Powered by JNN
・(済)06/08(木):TBS「ひるおび」(10:25~)
【受賞等】
●2023/05/29 第17回日本地図学会学会賞(特別賞)受賞
「ウクライナ衛星画像マップ」の取り組みが、第17回日本地図学会学会賞(特別賞)を受賞しました。
日本地図学会学会賞
●2023/05/17 Cesium Ecosystem Grantに採択されました。
米Cesium社は、本基金のデジタルアーカイブの基盤となっている、デジタルアースの開発企業です。Cesium Ecosystem Grantsは、Cesiumのエコシステムをサポートし、多様化するための助成金です。今回、初の採択事業の一つとして「戦災・災害のデジタルアーカイブ」が選ばれました。
Cesium Ecosystem Grantsについて
【イベント】
●<イベント終了>2023/05/26(金)オンライン対談 UTokyo Future TVに渡邉教授がゲスト出演。
UTokyo Future TV ~東大と世界のミライが見える~Vol.10【デジタルアーカイブはミライに何を伝えられるのか?】にて、渡邉教授がナビゲーターの渋澤健氏と対談します。お申し込みと詳細はコチラ(↓)。
【デジタルアーカイブはミライに何を伝えられるのか?】UTokyo Future TV
●2023/04/25・26
渡邉教授がトルコ大統領府からの招待を受け,4月25・26日に首都のアンカラにて開催される国際会議「Stratcom Disaster Communication Forum」で講演・パネルディスカッションに参加します。
2月に公開した「トルコ・シリア地震 衛星画像マップ」が,トルコ国内で広く活用されたことが評価され,招待されることになりました。
●2023/04/12~04/15
ハーバード大学デザイン大学院(GSD)の丹下健三パビリオンで開催の『Front Door』展に協賛・出展します。
「地球市民と未来への対話」がテーマ。「ヒロシマ・アーカイブ」「ナガサキ・アーカイブ」「ウクライナ衛星画像マップ」「ウクライナ 戦時下の復興」などを展示します。
※本イベントに関する渡邉教授によるTweet
【メディア掲載】
●2023/04/04
デジタル地図で記憶継承 被爆地 被災地 ウクライナ 「社会で共有」寄付募る(毎日新聞)
に本基金が紹介されました。
●2023/03/30
震災や戦禍を記録、伝承 アーカイブ持続へ基金(岩手日報)
岩手日報の3月30日朝刊・社会面に本基金が紹介されました。
※岩手日報社と渡邉研究室が共同開発し2021年3月11日に公開した、デジタルアーカイブ「忘れない:震災遺族10年の軌跡」もあわせてご覧ください。
関連リンク:渡邉研究室サイト「デジタルアーカイブ「忘れない:震災遺族10年の軌跡」を公開しました」
●2023/03/23
デジタル地図で「世界を小さく」 市民の手で記憶・記録の継承を(毎日新聞)
に本基金が紹介されました。
●2023/03/15
震災の記憶を後世につなぐデジタルアーカイブの今 「犠牲者の行動記録」マッピングも(週刊朝日)
に「忘れない震災遺族10年の軌跡(東京大学大学院 渡邉英徳研究室 × 岩手日報社)」などのデジタルアーカイブや本基金設立が紹介されました。
●2023/03/14
東京大学、「戦災・災害のデジタルアーカイブ基金」を設置(カレントアウェアネス・ポータル 国会図書館)
に、本基金設立に関する記事が掲載されました。
●2023/03/13
戦災や災害の記録継承、東京大学がデジタルアーカイブ基金を設立(大学ジャーナルONLINE)
に、本基金設立に関する記事が掲載されました。
●2023/03/11
「製作・育成に寄付を」東大教授が呼びかけ(日本経済新聞社)
に、3/10掲載記事から、本基金に関する部分のみ切り出した記事が掲載されました。
●2023/03/10
「震災アーカイブ」閉鎖相次ぐ 災禍の記録どう残す(日本経済新聞社)
に、本基金に関する紹介が掲載されました。
【メディア出演】
●2023/03/10
ニュースウォッチ9(NHK総合1:21時~22時)にて、東日本大地震ツイートマッピングと本基金を紹介予定です。放映時間は21時~22時内のいずれかですので、ぜひご覧ください。
【メディア掲載】
●2023/03/08
「災いの記憶」あえて残す理由 ロシア軍に監禁された子どもの落書き
デジタルアーカイブが語りかけるもの(withnews.jp)
<戦災・災害のデジタルアーカイブ基金>
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応援しています。
<戦災・災害のデジタルアーカイブ基金>
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<戦災・災害のデジタルアーカイブ基金>
<戦災・災害のデジタルアーカイブ基金>
<戦災・災害のデジタルアーカイブ基金>
<戦災・災害のデジタルアーカイブ基金>
未来永劫、歴史から学んだ経験を改善、対策に変えていけるように残せるのも、私たちに課せられた課題だと思っております。少しでもお力になれたらとの思いから寄付させていただきます。感謝。
<戦災・災害のデジタルアーカイブ基金>
<戦災・災害のデジタルアーカイブ基金>
<戦災・災害のデジタルアーカイブ基金>
<戦災・災害のデジタルアーカイブ基金>
渡邉君が頑張っている姿に感銘を受けました。彼の活躍する姿は地元にいる僕たちの誇りです。そんな彼を応援したくなりました。
佐伯に帰ったら、一緒に飲もうね❗️
<戦災・災害のデジタルアーカイブ基金>
<戦災・災害のデジタルアーカイブ基金>
<戦災・災害のデジタルアーカイブ基金>
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