戦災・災害のデジタルアーカイブ基金

テクノロジー×若い世代の力で「災いの記憶」を未来へ

PJ画像

プロジェクト設置責任者

情報学環・学際情報学府 教授
渡邉英徳

今年度寄付総額
1,239,000円
今年度寄付件数
54件
現在の継続寄付会員人数
4人

このプロジェクトに寄付をする

東京大学へのご寄付には税法上の優遇措置が適用されます。

English(英語版へ)

ご支援のお願い

ロシアによるウクライナ侵攻,毎年のように起きる激甚災害など,現代は「災い」の多発する時代です。しかしながら「災いの記憶」は,時間の経過とともに上書きされ,忘却されていきます。

「災いの記憶」と,その経験を次世代に活かすためには,被災者の記憶を社会全体で共有し,引き継いでいく必要があります。しかし,そうした個人の貴重な記憶は,老い・死によっていずれ失われていきます。

「個人の記憶」を共有し,「社会全体の記憶」として残していくために,これまでの災害,そして来たるべき災害の記憶を保存・記録していく仕組みづくりが求められています。「デジタルアーカイブ」は,こうした記憶を保存・共有し,未来に継承する基盤として重要なものです。

渡邉英徳研究室では,広島・長崎原爆,あるいはウクライナ戦争,東日本大震災などをテーマとした「デジタルアーカイブズ・シリーズ」を2010年代から開発・運用してきました。しかし,こうしたアーカイブは,主に年限付きの研究費で開発・運用されており,持続性に不安があります。また,バーチャルリアリティ・人工知能などの先端技術を取り入れ,より使いやすいアーカイブ・システムを開発し,多くの人々の協力のもと成長させていくためには,財源となる寄付金が必要です。

本寄付金によって「デジタルアーカイブ」を構築し,「災いの記憶」を世界に発信することにより,「過去から学び・未来に活かす」モティベーションを社会に作り出します。そして,学生をはじめとした若い世代の参画により,持続可能性の高い活動を実現します。

戦災・災害に立ち向かう,平和で力強い世界の実現に向けて,一人でも多くの皆様に本プロジェクトへのご支援とご協力を賜りたく,よろしくお願い申し上げます。

東京大学大学院 情報学環・学際情報学府
教授 渡邉英徳
 

 

デジタルアーカイブを活用した「記憶の継承」

戦争や激甚災害の多発する時代において,先端テクノロジーと若い世代の力を活かして「災いの記憶」を未来に継承する「デジタルアーカイブ」を開発・運用します。

 

プロジェクトのおもな取り組み

◆新世代のデジタルアーカイブ・システム開発
VR(仮想現実)・AR(拡張現実)・AI(人工知能)などを活用した,新世代のアーカイブ・システムの開発

◆記憶の継承の主体となる担い手の育成
学生を中心とした,記憶の継承の主体となる「若い世代」の教育,被災地など海外の教育・研究機関との連携

◆被災地との連携
デジタルアーカイブを基盤とした国内・海外の被災地との連携,災害によって危機に瀕しているコミュニティの再建支援
 


 

icon-outside01-blue01.png デジタルアーカイブ一覧

icon-outside01-blue01.png 渡邉英徳研究室

 

寄付のご案内(米国の個人・法人のみなさま)

米国在住の個人・法人等の方で税制上の優遇措置を希望される方は、東京大学ニューヨークオフィス(米国内国歳入法第501条 (c)(3) 項団体)を通じてご寄付ください。 

icon-outside01-blue01.png 東京大学ニューヨークオフィス サイト                  
   https://utokyony.adm.u-tokyo.ac.jp/donation_ja.html 

※ご寄付の際には、上記サイトの「銀行振込による寄附」よりお願いいたします。「寄附申込書」をダウンロードし、「2. I wish to support」の「( via UTokyo NY Office)The University of Tokyo」にチェックいただき、Project nameに「digital archive」とご記入ください。 

なお、米国での税制上の優遇措置を必要とされない場合には、本ページの「このプロジェクトに寄付する」ボタンよりお手続きください。 

このプロジェクトに寄付をする

メディア掲載・出演情報

2023年03月23日(木)

本基金プロジェクトに関するメディア掲載や渡邉英徳教授、渡邉研究室メンバーのメディア出演情報等を紹介いたします。

【メディア掲載】
●2023/03/23
デジタル地図で「世界を小さく」 市民の手で記憶・記録の継承をicon-outside01-blue01.png毎日新聞)​​​​
に本基金が紹介されました。
●2023/03/15
震災の記憶を後世につなぐデジタルアーカイブの今 「犠牲者の行動記録」マッピングもicon-outside01-blue01.png週刊朝日
に「icon-outside01-blue01.png忘れない震災遺族10年の軌跡(東京大学大学院 渡邉英徳研究室 × 岩手日報社)」などのデジタルアーカイブや本基金設立が紹介されました。
●2023/03/14
東京大学、「戦災・災害のデジタルアーカイブ基金」を設置icon-outside01-blue01.pngカレントアウェアネス・ポータル 国会図書館
に、本基金設立に関する記事が掲載されました。
●2023/03/13
戦災や災害の記録継承、東京大学がデジタルアーカイブ基金を設立icon-outside01-blue01.png大学ジャーナルONLINE
に、本基金設立に関する記事が掲載されました。
●2023/03/11
「製作・育成に寄付を」東大教授が呼びかけicon-outside01-blue01.png日本経済新聞社
に、3/10掲載記事から、本基金に関する部分のみ切り出した記事が掲載されました。
●2023/03/10
「震災アーカイブ」閉鎖相次ぐ 災禍の記録どう残すicon-outside01-blue01.png日本経済新聞社
に、本基金に関する紹介が掲載されました。

【メディア出演】
●2023/03/10
ニュースウォッチ9(NHK総合1:21時~22時)にて、東日本大地震ツイートマッピングと本基金を紹介予定です。放映時間は21時~22時内のいずれかですので、ぜひご覧ください。

【メディア掲載】
●2023/03/08
「災いの記憶」あえて残す理由 ロシア軍に監禁された子どもの落書き
デジタルアーカイブが語りかけるもの
icon-outside01-blue01.pngwithnews.jp

 

このプロジェクトに寄付をする

寄付目的・支援先を指定できます
お名前 日付 金額 コメント
依田 啓吾 2023年03月23日 10,000円 「記憶」を伝えていくことの大切さを、この10数年で改めて実感しました。ぜひ寄付させてください!
<戦災・災害のデジタルアーカイブ基金>
根本 かおる 2023年03月17日 100,000円 時間と世代と地域を超えて、記憶をつなげるプロジェクト、応援しています! 国際的な発信にも期待しています。
<戦災・災害のデジタルアーカイブ基金>
岩本 初恵 2023年03月16日 300,000円 日本は水に恵まれた土地。それでも水害、地震などの災害を繰り返しては天災の怖さを経験した歴史があります。
未来永劫、歴史から学んだ経験を改善、対策に変えていけるように残せるのも、私たちに課せられた課題だと思っております。少しでもお力になれたらとの思いから寄付させていただきます。感謝。
<戦災・災害のデジタルアーカイブ基金>
******** 2023年03月16日 10,000円 渡邉先生の研究のおかげでウクライナ紛争やトルコ地震の『事実を見る』ことが可能となり、物事を考える際の有益なインプットをいただいています。Twitter などでの研究成果の発信も素晴らしいです。些少ですが、ご支援させていただきます。応援しています。
<戦災・災害のデジタルアーカイブ基金>
有山 裕美子 2023年03月09日 10,000円 戦災、災害の記憶が受け継がれていくことを願っています。これからも活動を続けてください。応援しています。
<戦災・災害のデジタルアーカイブ基金>
******** 2023年03月09日 10,000円 被爆者の高齢化が進み直接お話を伺えない時期が迫るなか、被爆者の記憶を可視化し、後世に伝え続ける活動は非常に重要となります。更に技術が進み、可視化から仮想体験にまで発展できると国内の子ども達、国外の方々にも被爆の恐ろしさをより訴えていくことができると思います。応援しています。
<戦災・災害のデジタルアーカイブ基金>
松下 永吉 2023年03月09日 5,000円 渡邉教授の地元大分県佐伯市在住で、教授の高校時代の同級生、松下永吉です。
渡邉君が頑張っている姿に感銘を受けました。彼の活躍する姿は地元にいる僕たちの誇りです。そんな彼を応援したくなりました。
佐伯に帰ったら、一緒に飲もうね❗️
<戦災・災害のデジタルアーカイブ基金>
******** 2023年03月08日 10,000円 デジタル化の遅れが指摘されている日本で後世にデジタルデータで事実を残す活動に共感します。デジタル技術にかかわる仕事を36年間続けてきました。現在は定年後の再雇用社員の立場で自分に出来ることは激減していますが、次の世代を担う方々の活躍を祈念します。
<戦災・災害のデジタルアーカイブ基金>
八十川 紀夫 2023年03月08日 300,000円 現在と将来への判断・知恵を出すには自分の脳内DATABASEが基盤となる。 こういう映像を見るのも脳内DATA拡大の効率的方法でしょう。
<戦災・災害のデジタルアーカイブ基金>
山本 みづほ 2023年03月06日 5,000円 デジタルアーカイブで、未来に繋ぐ記憶を残してください。応援しています。
<戦災・災害のデジタルアーカイブ基金>
******** 2023年03月06日 5,000円 将来記録が必要になってくるかと思います。頑張ってください。
<戦災・災害のデジタルアーカイブ基金>
******** 2023年03月05日 20,000円 貴重な取り組みが継続しますよう,応援しております.
<戦災・災害のデジタルアーカイブ基金>
******** 2023年03月04日 10,000円 貴重な取組みだと思います。今後のますますのご発展をお祈りいたしております。
<戦災・災害のデジタルアーカイブ基金>
茂垣 達也 2023年03月04日 10,000円 応援しています。
<戦災・災害のデジタルアーカイブ基金>
片桐 みちよ 2023年03月03日 10,000円 応援しています!!
<戦災・災害のデジタルアーカイブ基金>
田村 賢哉 2023年03月03日 10,000円 戦災や災害の記憶は、時間とともに風化してしまうものです。しかし、渡邉英徳研究室では、そうした情報が風化する前に、テクノロジーを活用して、戦災や災害の出来事を後世に継承していくために、さまざまな取り組みを行っています。この研究が発展することを願い、研究室の一員として寄付をします!
<戦災・災害のデジタルアーカイブ基金>
渡邉 英徳 2023年03月03日 50,000円 これからも頑張りましょう
<戦災・災害のデジタルアーカイブ基金>
高橋 麻子 2023年03月03日 5,000円 戦災・災害の記録と記憶を未来に繋ぐデジタルアーカイブの取り組みを応援します!
<戦災・災害のデジタルアーカイブ基金>
1

このプロジェクトに寄付をする

PJ画像

プロジェクト設置責任者

情報学環・学際情報学府 教授
渡邉英徳

今年度寄付総額
1,239,000円
今年度寄付件数
54件
現在の継続寄付会員人数
4人

このプロジェクトに寄付をする

東京大学へのご寄付には税法上の優遇措置が適用されます。

ご寄付の特典

「東京大学基金」の特典が適用されます。

このプロジェクトの特典

ご寄付いただいた方全員

・渡邉研究室ウェブサイト等における寄付者の氏名掲載(東大基金芳名録への掲載可としてくださった方のみ)

・寄付者限定イベント(セミナー等)のご案内

「東京大学基金」の特典が適用されます。

関連プロジェクト

PJ画像

― 環境に優しいクリーンな資源 ―

南鳥島レアアース泥を開発して日本の未来を拓く

PJ画像

最先端の物理、天文、数学の連携で宇宙の謎に迫る

日本発アインシュタイン:カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)

PJ画像

~動物にも人にもやさしい世界一の動物病院を目指して~

東京大学附属動物医療センター未来基金(東大VMC基金)

PJ画像

新しい日常「ニューノーマル」の追求

新型コロナウイルス感染症緊急対策基金

PJ画像

三陸の水産業の復興をめざして

沿岸センター活動支援プロジェクト(大気海洋研究所)

PJ画像

三崎から世界へ!奇跡の海の研究を支える

マリン・フロンティア・サイエンス・プロジェクト

PJ画像

目指せリーグ優勝!頑張れ洋弓部!!

東京大学運動会洋弓部支援プロジェクト

PJ画像

日本と世界の変革を駆動する未来の人材育成へご支援を

変革を駆動する先端物理・数学プログラム(FoPM)支援基金

PJ画像

ヒトの知性はどのように生じるか?

ニューロインテリジェンス国際研究機構(IRCN)基金

PJ画像

新しい「生命の概念」をつくる

UT7(次世代生命概念創出研究グループ)基金

PJ画像

分子の仕事人が世界を変える

統合分子構造解析拠点「FS CREATION」における研究と教育の支援基金

PJ画像

― 人間とは何か、ともに考えるために ―

社会と未来を開くオープンヒューマニティーズ基金