
アーチェリー(洋弓)は、一般に大学から競技を始める学生が多く、また、練習方法の工夫や最適な弓具の選択など、各自の創意工夫が生きる場面が多いことから、東京大学の学生が大きな活躍をする可能性を秘めたスポーツです。実際に、東京大学運動会洋弓部は、国公立大学として関東屈指の強豪校であり、49校(2024年3月時点)が加盟する関東学生アーチェリー連盟のリーグ戦(男子3部制、女子2部制)においても、1部・2部リーグの常連であり続けています。
このようなポテンシャルを持っている半面、洋弓部には、学内に洋弓場を持っていないという、練習環境面での大きなハンディキャップがあります(※)。このようなハンディキャップを克服すべく、これまで洋弓部としては、合宿費や七大戦をはじめとする遠征費の補助のほか、練習弓などの備品購入といった支援を、OB会から受けてきました。
本基金設置の趣旨は、こうした洋弓部現役部員への直接的な金銭的支援の拡充を図ると同時に、東京大学スポーツ先端科学研究拠点(UTSSI)との連携を通じた競技力の向上を目指すことにあります。具体的には、計画中の 「駒場FUSIONフィールド」 の建設費に活用し、弓を引き矢を射つ動作などを計測し解析する環境を整備します。
洋弓部がさらなる高みを目指すため、部員たちの練習環境向上とスキルアップにつながるこの取り組みに、どうか温かなご支援をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
※関東学生アーチェリー連盟の男子1部・2部リーグに在籍する加盟校24校のうち、学内に常設の洋弓場を持たず、学外でしか練習できない環境に置かれているのは東京大学ただ1校です(2024年3月末時点)。
・歴史について
東京大学運動会洋弓部は、1973 年の創部以来、関東学生アーチェリー連盟1部リーグに長く所属し、また部員個人としても、過去にはナショナルチーム選手や国体選手の輩出等の優れた戦績を上げてきました。直近の戦績としては、全国七大学総合体育大会において、 2017~2022年の間、4大会連続で優勝を飾っています(2020、2021年はコロナ禍で大会中止)。また、全日本学生選手権にも3年連続で出場者を輩出しているほか、2017年と2020年には全日本選手権にも出場者を出しています。
加えて、関東学生アーチェリー連盟や運動会総務部に多数の役員を送り出すなど、スポーツとしてのアーチェリーの振興、東京大学のスポーツ活動の活性化にも大いに貢献してきたところです。 特に、関東学生アーチェリー連盟委員長については、過去25年間に3名を輩出しており、これは加盟校49校のうち、学習院大学と並んで最多となっています。
・OB会について
洋弓部のOB・OGからなる東京大学運動会洋弓部OB会は、現在約600名の会員を擁しており、毎年100万円程度の支援を現役部員に行っています。OB会員たちは、学問や政治、ビジネスなど各界で活躍しており、責任ある仕事の傍ら、全日本アーチェリー連盟の要職に就いて、東京オリンピックに向けて尽力している会員も複数います。洋弓部を物心ともに支えてきているのも、洋弓部のOB・OGたちです。
・競技の説明、競技人口
アーチェリーは 1972 年のミュンヘンオリンピックから一貫してオリンピッ クの正式種目となっており、強豪国は韓国、中国、米国などです。
大きな大会などでは、一対一で70mを交互に射つ「オリンピックラウンド」 というトーナメント戦も行われますが、長らく大学生のリーグ戦では、50mと30mを36本ずつ射つ「ショートハーフ」が採用されてきました。一方、近年では、70mを72本射つ「70mW(ダブル)」が、学生の競技でも主流となりつつありますので、70mの行射に対応した練習環境の整備が急務となっています。
・現在の部の状況
〇部員数ーーーー27名
〇所属リーグーー男子:関東リーグ1部、女子:2部
〇目標ーーーーー男子:関東リーグ優勝、女子:1部復帰
〇練習内容ーーー・週1回の全体練習
ーーーーーーーー・週1回のグループ練習
ーーーーーーーー・週1回以上の個人練習
ーーーーーーーー※1年生の夏季までは上級生による指導を週3回
〇年間スケジュール
4月~5月 リーグ戦
6月 全日本学生選手権予選(フィールド) 、関東国公立王座戦
8月 全日本学生選手権予選(アウトドア)、 夏季合宿
9月 全国七大学総合体育大会、 全日本学生選手権(アウトドア)、全日本学生選手権(フィールド)
10月 東京六大学戦、関東学生アーチェリー新人個人選手権大会
12月 全日本学生選手権予選(インドア)
2月 全日本学生選手権(インドア)
3月 春季合宿
〇社会貢献活動
・全日本学生アーチェリー連盟に 1 名、関東学生アーチェリ ー連盟に 1 名、それぞれ役員を派遣
・FC東京のイベントにて開催されたアーチェリー体験会にスタッフとして参加
2025年01月06日(月)
学内における洋弓場の整備を含めた洋弓部員の練習環境整備に向けて、OB総会の場や、OB・OGの多くが加入するメーリングリストを通じて、継続的に寄付の呼び掛けを行ってきました。募金は極めて順調に進行し、2024年9月には、累計寄付総額が当初目標の800万円を上回る980万円に達しました。
現在、UTSSIによる駒場fusion計画と連携・協同し、洋弓の練習にも利用できる研究施設整備計画を進めているところですが、折からの資材価格高騰のあおりもあって、資金不足が顕在化しています。このため、目標を見直し、さらに1,200万円の積み増しを目指すこととしました。
これを踏まえ、12月上旬に改めて寄付を呼び掛けた結果、新たに約400万円が集まり、累計寄付総額は1,400万2,000円となりました(2024年12月末時点)。あと一歩で洋弓場の整備という長年の悲願に届く状況ですので、引き続き寄付の呼び掛けを行ってまいります。
<洋弓部>
<洋弓部>
<洋弓部>
<洋弓部>
射場建設により,効率良く時間を使って上達していただき,活躍していただきたいと思います。
UTSSIの研究により,最先端の科学を取り入れた練習ができ,点数が伸びることにも期待します。
<洋弓部>
<洋弓部>
<洋弓部>
<洋弓部>
<洋弓部>
<洋弓部>
宮本 芳明
2020年12月29日
10,000円
コロナで運動会の活動も様々な制約条件がある中ですが、頑張ってください。 <洋弓部>
加星 光子
2020年12月29日
50,000円
学外での練習には時間も体力も使っていたことを思い出します。多くの学生がのびのびとアーチェリーの楽しさと競技の奥深さに触れ、仲間と切磋琢磨できることを願っております。さらにUTSSIの研究の進展も期待しております。 <洋弓部>
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2020年12月28日
10,000円
ささやかながら現役部員の支援につながり、より高いレベルでの活動に貢献できればと考えております。 <洋弓部>
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2020年12月27日
100,000円
洋弓部のさらなるご活躍と、UTSSIの研究への貢献を通じて、オリンピック・パラリンピック競技であるアーチェリーの普及・発展に少しでもお役に立てれば幸いです。 <洋弓部>
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2020年12月26日
300,000円
自転車にボウケースを積んで三宿の射場へ行っていた日々が懐かしいです。 射場建設により,効率良く時間を使って上達していただき,活躍していただきたいと思います。 UTSSIの研究により,最先端の科学を取り入れた練習ができ,点数が伸びることにも期待します。 <洋弓部>
大西 雅之
2020年12月24日
50,000円
洋弓部は他校と比較して経験者が少ないと言うハンデを負いながら、科学的・頭脳的トレーニングを取り入れることでこれまで何十年も活躍してきました。射場の建設によってますますの活躍とともに、UTSSIの研究への貢献にも期待しております。 <洋弓部>
上垣内 茂樹
2020年12月23日
100,000円
アーチェリーは原始人類の生活に始まり、全世界に普及している。競技者の精神と肉体の鍛錬が求められるだけでなく、最新の科学技術にも支えられている競技である。また、障害者が健常者と互角に戦える可能性を持つ優れた競技である。その競技の普及に東京大学が貢献することを望みます。 <洋弓部>
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2020年12月22日
50,000円
他運動部が運動場やコートで活動に励む様子を横目で見ながら、自転車で三宿の射場に通ったことが思い出されます。(それはそれで楽しかったのですが)時間もお金もかかるので、億劫でさぼったこともありました。ぜひ射場建設し、効率良い練習環境を整備頂きたく、お願い致します。 <洋弓部>
与野 晶彦
2020年12月21日
50,000円
ご無沙汰ばかりで申し訳なく思っています。今後益々のご発展を祈念しております。 <洋弓部>
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2020年12月20日
100,000円
洋弓部の活躍、期待しています。 <洋弓部>