東京大学 動物医療センター未来基金(東大VMC基金)

~動物にも人にもやさしい世界一の動物病院をめざして~

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プロジェクト設置責任者

農学生命科学研究科 附属動物医療センター長
望月 学

今年度寄付総額
30,000円
今年度寄付件数
1件
現在の継続寄付会員人数
15人
累計寄付総額
139,341,918円

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東京大学へのご寄付には税法上の優遇措置が適用されます。

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※この度、東京大学 動物医療センター未来基金(東大VMC基金)へと基金名称を変更致しました。なお設置主旨、使途を含む内容に変更はございません。

 

オーナーと獣医 - コピー.jpg

東京大学 動物医療センター未来基金の趣旨

犬や猫、さらにエキゾチック動物など、伴侶動物は人の暮らしに潤いを与えてくれます。また動物との触れ合いは人の心を豊かにし、人間ばかりでなく地球上のすべての生き物、そして環境をも思いやる気持ちを育みます。

写真:猫
写真:プードル

動物医療センターは伴侶動物の高度診療を通じて、人と動物の幸せなよりよい関係を構築し、人々の社会生活の平穏と健康を支援しています。
また、優れた技能と豊かな人間性を兼ね備えた次世代を担う獣医師の教育・育成機関として、日本はもとより世界の獣医臨床のトップリーダーとして大きく期待されています。

写真:犬
写真:ボルゾイ
写真:診察中の獣医師
診察中の獣医師
臨床教育を行う教員
臨床教育を行う教員

獣医療の未来を支える人材の育成・教育の推進には、診療施設・設備の充実と職員体制の拡充・待遇向上が必要です。
皆様の温かいご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

*2022年10月1日に「140周年記念基金」より「未来基金」に名称を変更しました。

 

 

動物医療センターの歴史

動物医療センターは駒場農学校家畜病院として1880年11月に開設されました。同年にドイツから来日したヨハネス・ルードヴィッヒ・ヤンソン教師の指導のもと獣医臨床教育の場として活動を開始した、日本最古の獣医教育病院です。

現在は弥生(農学部)キャンパスに立地しています。獣医師53名・看護部職員8名・事務職員7名が所属し、臨床系研究室の大学院・学部生等71名を加えると総勢140名の大所帯です。
年間のべ1万3千頭程度の動物を診療し、症例を用いた教育・研究を行っています。また、広く一般の見学も受け入れています。

また、現在、センターの一部門として活動している獣医病理学研究室では忠犬ハチ公の肺、心臓、肝臓、脾臓の標本を保管管理し、死因の究明を行いました。その結果、ハチ公はこれまで確認されていた死因である「犬糸状虫症(犬フィラリア症)」に加えて、肺と心臓の腫瘍もその死因であったことが明らかになりました。この成果は、東京大学弥生キャンパスに築造された「上野博士と忠犬ハチ公の像」のお披露目(2015年3月)に先駆けて、2011年に発表されました。このように、標本を後世まで保管しておくことで、新たな知見が明らかになることがあります。

動物医療センターは農学部弥生キャンパスにあります
動物医療センターは農学部弥生キャンパスにあります
動物医療センター正面玄関 ヤンソン先生銅像
正面玄関 ヤンソン先生銅像
 

動物と人に優しい未来のために

1880年に、はるか遠いドイツの地から日本へ赴き、日本の獣医学教育の基礎を築き上げたのはヤンソン先生でした。ヤンソン先生は獣医学教育だけでなく、鹿鳴館で社交ダンスのレッスンを行うなど、日本の文化の近代化にも貢献され、奥様と過ごされた鹿児島の地で永眠しました。

動物医療センターは、ヤンソン先生が目指した国際的な獣医師の養成を実現したいと考えています。そして、これからの10年・100年先の未来のために人と動物が幸せに暮らし、ともに共生できる社会の実現に貢献したいと考えています。高度診療と教育・研究という三本の柱の基に、まずは来院するすべての動物と人、そして働くスタッフ全てにやさしい動物病院づくりを行ってまいります。

1912年(明治45年)の農科大学獣医学科卒業生
1912年(明治45年)の農科大学獣医学科卒業生。ヤンソン像前での記念撮影です。 当時、農科大学は駒場にありました(枠内はヤンソン先生の写真)。 東京大学獣医病理学研究室所蔵。
写真
2016年(平成28年)の東京大学農学部獣医学専修の卒業生。 同じく、ヤンソン像前での記念撮影です。 現在、ヤンソン像はセンター正面玄関前に移設されています。 100年前と比べ学生数も教員数も増えています。

設置責任者からのメッセージ

動物医療センターは、これからも永続的に、病気を抱えた動物たちの治療を通して動物とそのご家族を支えていきたいと考えております。ドイツから来日し、我が国の獣医療の礎を築いたヤンソン先生は、当時から国際的な獣医師の養成を視野に入れ、英語による教育を行っていました。

ヤンソン先生が、我が東京大学に託した夢と未来像を実現することが教職員一同の願いです。また、センターを訪れる全ての人にとって、安心して未来を託すことのできる「動物にも人にもやさしい世界一の動物病院」を目指します。

世界に羽ばたく有為な人材を育成するというトップリーダーとしての使命を果たすには、多くの方々の支援が必要です。

皆様の温かいご支援をお待ちしております。

動物医療センター2F 待合での受付スタッフと飼い主
2F 待合での受付スタッフと飼い主様
動物医療センター待合室の様子
待合室の様子

ご寄付の活用方法

皆様からのご寄付は、下記のために大切に活用させていただきます。

・診療施設の整備:院内施設のバリアフリー化など動物と飼い主様にやさしい動物病院環境をめざします

・低侵襲治療の導入:最新の医療機器の導入により、的確で動物の体への負担が少ない診断・治療を実現します

・獣医師の教育と育成:夜間診療の充実や適切な獣医療サービスの実現をめざします

・疾患研究の推進:研究機器の導入や研究者育成などにより動物疾患の治療成績の向上をめざします

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基金担当者からのコメント

私の友人の愛猫も定期的に動物医療センターに通院しています。
幅広い知見と経験に基づき、人と動物分け隔てなく動物目線に立って真剣に治療くださった甲斐もあり、その猫は徐々に回復に向かっているそうです。
友人は、大切な家族の命を救ってくださった先生方に感謝しています。

動物にも人にもやさしい世界一の動物病院の実現のため、日々、研究、治療にエネルギッシュに取り組んでいらっしゃる先生方のお姿を拝見しております。

みなさまより、温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。

応援メッセージ

寄付者の方、東京大学の卒業生、在校生などから応援メッセージをいただいております。
 

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2024年活動報告
-賜ったご支援を検査機器や獣医師教育機器などの購入につかわせていただきました-

2025年01月23日(木)

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 皆様から賜るご支援の使途は、① 診療施設の整備、② 低侵襲治療の導入、③ 獣医師の教育と育成、④ 疾患研究の推進です。2024年度は検査機器の購入や獣医師教育機器などに充当しました。基金に寄せられる皆様からのご厚志により、動物と飼い主様に優しい動物病院の環境整備とともに、これまで以上に的確な診断・治療を実現できるよう、努めてまいります。

① 診療施設の整備
・電子カルテ端末の整備(写真A)
電子カルテシステムは現在の診療記録の根幹であり、全ての診療の品質に直結します。今年度は十数年来使用して老朽化した電子カルテ端末の刷新を行いました。カルテ情報の整理は、④疾患研究の推進にもつながります。

A.jpg

・動物用ケージ(写真B)
経年劣化した入院室の動物用ケージを刷新しました。

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② 低侵襲治療の導入
・ビデオ気管支鏡(写真C)
気管支鏡は気管や気管支、肺などの呼吸器の病気の診断・治療に用いられます。獣医療では尿道から膀胱内を観察するためにも用いることがあります。

C.jpg

・コードレス超音波凝固切開装置(写真D)
超音波凝固切開装置は、超音波の振動を利用して組織を凝固/切断する手術機器です。血管や神経などの弾力性に富んだ組織を破砕せず、安全に切開することができる点がメリットです。

D.jpg

・オゾン水内視鏡洗浄装置(写真E)
内視鏡は繊細な機械であるため、洗浄には細心の注意が必要です。手作業だけでは難しいですが、洗浄装置と組み合わせることで、内視鏡を細部まできれいに洗浄することができます。

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③ 獣医師の教育と育成
・マーゲンモデル(写真F)による教育
マーゲンモデルとは、消化管内視鏡の挿入練習や操作法を学ぶために用いられる模型です。動物の消化管の形を模したもので、食道や胃、十二指腸などへの挿入方法や観察ポイントを学ぶことができます。

F.jpg

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応援メッセージをいただきました

中嶋 康博

2025年03月31日

100,000円

動物医療センターのご発展を祈念しております。 <東京大学動物医療センター未来基金(東大VMC基金)>

八田 亜紀子

2025年01月20日

1,000円

今後の動物医療にお役立ていただければと思います。 <東京大学動物医療センター未来基金(東大VMC基金)>

高田 佳樹

2025年01月03日

50,000円

獣医学は人間と比べてあまり進んでいるとは思えず、人間のパートナーとして重要な立ち位置にいるため、さらなる獣医学の発展を望みます。 <東京大学動物医療センター未来基金(東大VMC基金)>

小石 祐介

2024年12月16日

30,000円

動物の時代です。チームの皆様の臨床、研究活動のために微力ながらの力添えをさせていただきます。 <東京大学動物医療センター未来基金(東大VMC基金)>

山下 綾子

2024年12月10日

10,000円

さくら <東京大学動物医療センター未来基金(東大VMC基金)>

松本 繁季

2024年10月14日

1,140,000円

消化器内科の阪本先生、今尾先生、浅野先生並びに多くの先生、看護師やスタッフの皆様方に、ぷりん(娘)の診療に多大なるご尽力を賜り、有難うございました。我々家族の気持ちや意向に親身に誠実に寄り添って頂き、とても助けられました。先生方の医療への諦めない姿勢に大変勇気付けられました。 <東京大学動物医療センター未来基金(東大VMC基金)>

********

2024年07月19日

10,000円

いつも親切にしてくださってありがとうございます。猫だけではなく、人間も助かっています。 <東京大学動物医療センター未来基金(東大VMC基金)>

********

2024年07月02日

10,000円

我が家の猫たちが今元気で暮らしているのは先生方の治療のおかげです。本当にありがとうございました。 高齢だから、もう助からないからと治療を諦めざるをえない動物たちが一頭でも少なくなるようにこれからも治療に研究に頑張ってください。 <東京大学動物医療センター未来基金(東大VMC基金)>

櫻井 妙子

2024年04月29日

100,000円

移行上皮癌の愛犬が晩年、前田先生と小川先生にお世話になりました。とても良くしていただき、ありがとうございました。 <東京大学動物医療センター未来基金(東大VMC基金)>

三慶商事株式会社 髙野覚

2024年04月26日

300,000円

動物医療センター様の理念に強く共感しており益々の発展を祈念しております。 <東京大学動物医療センター未来基金(東大VMC基金)>

林 晃

2024年03月26日

30,000円

これからも良い医療を提供してください <東京大学動物医療センター未来基金(東大VMC基金)>

西村 慶介

2024年03月03日

1,000,000円

動物医療センターの発展を願っております。 <東京大学動物医療センター未来基金(東大VMC基金)>

宍戸 さゆり

2024年01月16日

2,000円

家族同様の動物たちのために、頑張ってください。 <東京大学動物医療センター未来基金(東大VMC基金)>

一圓 千雪

2024年01月01日

50,000円

福岡玲先生に免疫疾患のミニチュアダックスを診察戴きました。じっくりと御時間かけて診てくださり、的確なご診断を賜りました。免疫抑制剤の選択に五里霧中の私達に指針を示してくださり新たに頑張る勇気を戴きました。こころよりお禮申し上げます。今後ともご指導よろしくお願い申し上げます。 <東京大学動物医療センター未来基金(東大VMC基金)>

********

2023年09月27日

10,000円

飼い犬の門脈体循環シャントを無事治して頂きました。本当にありがとうございました。 この病気は手術後に低確率で起きる発作がいまだに原因不明と聞いております。寄付がこのような病気の解明の一助になればと思います。 頑張ってください! <東京大学動物医療センター未来基金(東大VMC基金)>

岡田 慎太郎

2023年09月18日

5,000円

VMC皆様  日々有難うございます。これからも頑張って下さい。 <東京大学動物医療センター未来基金(東大VMC基金)>

佐野 慎一

2023年09月10日

100,000円

愛犬がお世話になりまして、言葉では言い尽くせないほど、感謝しています。今後の動物医療センターの発展にお役立て頂ければ幸いです。 <東京大学動物医療センター未来基金(東大VMC基金)>

重松 珠美

2023年07月03日

100,000円

動物とのより良い未来のために研究頑張ってください。 <東京大学動物医療センター未来基金(東大VMC基金)>

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プロジェクト設置責任者

農学生命科学研究科
附属動物医療センター長
望月 学

今年度寄付総額
30,000円
今年度寄付件数
1件
現在の継続寄付会員人数
15人
累計寄付総額
139,341,918円

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東京大学へのご寄付には税法上の優遇措置が適用されます。

ご寄付の謝意・記念品

「東京大学基金」の謝意・記念品が適用されます。

東京大学 動物医療センター未来基金(東大VMC基金)へのご寄付には、東京大学基金謝意・記念品に加え、下記が適用されます。

〈本基金からの謝意・記念品〉
ご支援額の累積に応じ、下記をご用意しております。

3万円以上のご寄付
-オリジナルグッズ進呈
-動物医療センターHPでのお名前の掲載

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VMC ホームページ上に銘板掲載およびお散歩バック、てぬぐいを進呈

30万円以上のご寄付
-動物医療センター内に銘板設置
-動物医療センター見学会ご招待

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センター見学会ご招待およびセンター入り口に銘板設置
*写真はイメージです

100万円以上のご寄付

センター入り口に銘板設置(30万円の銘板より大きなもの)

特別記念品

累計1,000万円以上のご寄付をいただいた方に、特別記念品を贈呈いたします。
※謝意・記念品の詳細につきましては、ご寄付の翌月末以降に個別にご連絡申し上げます。

謝意・記念品のご連絡について

謝意・記念品は、年2回(8月と2月)集計し、個別にご連絡差し上げています。
該当しているにもかかわらず、こちらからご連絡のない場合、お手数ですが下記にご連絡賜れますと幸いです。

連絡先について:

東京大学大学院農学生命科学研究科附属動物医療センター事務室1階
住所:〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1
電話:03-5841-5421
FAX:03-5841-8012
E-mail:vmc-jimu.a@gs.mail.u-tokyo.ac.jp(電子メール送信の際は@を半角に直してください)

遺贈によるご寄付について

遺贈による動物医療センターへのご支援をご検討の方はこちらをご覧ください。
https://utf.u-tokyo.ac.jp/kind  

東京大学へのご寄付には税法上の優遇措置が適用されます。

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