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ウッズホール海洋生物学研究所にて国際学会に参加しました!(マリン・フロンティア・サイエンス・プロジェクト(三崎臨海実験所)活動報告)

ウニを実験材料として普遍的な生命現象である発生と進化の謎を追求します!

私は10月24日から28日にかけてアメリカのウッズホール海洋生物学研究所で行われた国際学会に参加して参りました。今回の旅費および宿泊費には支援者の皆様からの寄附を活用させていただきました。学会参加の報告をもってお礼にかえさせていただきます。

ウッズホール海洋生物学研究所はアメリカ最古の海洋生物学の研究所で、海産生物を用いた革新的な研究を多数世に送り出してきた歴史を持ちます。今回開かれた学会はウニを実験材料として普遍的な生命現象である発生と進化の謎を追求する目的で組織され、世界中からウニの専門家が訪れていました。ウニは昔から発生の研究が進んでいる生き物で、豊富な知見に加え遺伝情報等のデータベースも揃っており、複雑な生命現象に多角的なアプローチを可能にする絶好の研究材料です。学会では第一線で活躍する多くの研究者が最新の知見を報告し活発な議論がなされました。私は自分の研究をポスターとして発表し、多くの助言とともに自分の研究に興味を示してくれた方との有意義なディスカッションの機会を得ることができました。

研究の国際化に伴い今後ますます自分の研究内容を世界に向けて発信する必要が生じてくることと思います。国際的な雰囲気のなかで多くの刺激を受け貴重な経験を積むことができました。支援者のみなさまに厚く御礼申し上げます。

東京大学大学院附属三崎臨海実験所 博士課程2年(当時) 菊池摩仁

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 【ウッズホール海洋生物学研究所】(上図写真)
 設立は1888年で、当初は少数の有志によって設立された。50名近くの通年研究者が研究しているが、避暑地である土地柄もあり、夏季には世界中から科学者・学生が研究に訪れる。
 単一の研究所としては、最多のノーベル賞受賞者を輩出している。遺伝学のトーマス・ハント・モーガンをはじめとして、近代発生生物学の開祖 アーネスト・E・ジャストやジャック・レーブ、カブトガニを用いた視覚研究のハルダン・ケファー・ハートライン、ハマグリからサイクリンを発見したJoan Rudermanとティモシー・ハントなどの研究はいずれも生物学に革命的な進歩をもたらした。
 日本人ではこれまで、團勝磨(三崎臨海実験所とのエピソード)、井上信也、下村脩(ノーベル化学賞受賞)など世界的な研究者が在籍している。

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