Life in Green プロジェクト(小石川&日光植物園)

日本が誇る植物園を、世界へ

PJ画像

プロジェクト設置責任者

Life in Greenプロジェクト第3期担当 東京大学大学院理学系研究科附属植物園 教授
川北 篤

今年度寄付総額
3,798,480円
今年度寄付件数
47件
現在の継続寄付会員人数
237人

このプロジェクトに寄付をする

東京大学へのご寄付には税法上の優遇措置が適用されます。

English

Life in Greenプロジェクトとは

life_in_green_1.jpg
こちら↑からフォトアルバムをご覧いただけます

 「Life in Green」プロジェクトとは「小石川植物園」と「日光植物園」を世界に誇る植物多様性の研究施設として整備し、社会に開かれた植物園へと発展させるプロジェクトです。

 

メッセージ

東京大学大学院理学系研究科附属植物園は、牧野富太郎らに代表される日本の植物学の礎を築いた植物学者が活躍した「日本の近代植物学発祥の地」であり、植物多様性研究の世界的拠点の一つです。小石川植物園の本館には、明治期から集められた、多くの基準標本を含む 80 万点を超える植物標本が収蔵されており、植物園の研究者だけでなく世界中の植物学者に日々利用されています。

 しかし、本館の老朽化により建物では雨漏りが進行しており、貴重な植物標本の収蔵環境が憂慮すべき状況にあります。また、収蔵庫がすでに満杯に達しており、標本の収集という本来の機能が果たせていません。本館では外壁の痛みも激しく、歴史的建造物である本館の保存も大きな課題です。

 2027年に150周年を迎える当植物園では、Life in Green Project第 3 期で植物標本の収蔵環境を改善するための施設整備を行い、さらに歴史的建造物である本館の修理を進めます。現在、本館は一般に公開されておりませんが、植物標本を新しい収蔵施設に移すことができれば、本館の一部を公開して講義室や休憩スペースとして活用できます。その実現のため、国等の予算獲得に全力を尽くしますが、皆様のご支援が確実に大きな力になります。

 生物多様性の危機、急激な気候変動、グリーントランスフォーメーション(GX)などが叫ばれる中、植物学が果たすべき役割はますます大きくなっています。海外の有力な植物園は、より強固な財政基盤のもと、絶滅危惧植物の保全や植物の教育普及の場としての高い機能を果たしながら、時代の変化に合った植物研究施設として発展し続けています。150 周年を機に、日本が誇る世界の小石川植物園、日光植物園へと大きく舵を切るために、皆様のご支援を賜わりますようお願い申し上げます。

3期川北先生 - コピー.png

Life in Greenプロジェクト第3期担当
 東京大学大学院理学系研究科附属植物園
 教授 川北 篤


PLANET SOCIAL」(ミュージックセキュリティーズ)より

Life in Green Project 第3期計画

期 間:2023年4月~2028年3月(小石川植物園150周年記念事業)
目標額:3億円

 

貴重な植物標本と老朽化が進む歴史的建造物の保存にご協力ください

01 Central building.jpg

 小石川植物園の本館は現在、一般には公開されていません。内部には研究室、実験室、事務室、図書室の他に、約80万点の植物標本の収蔵庫があります。これらの中には、種を命名した際の証拠となる基準標本や、すでに絶滅種となった植物などの貴重な標本が数多く含まれています。

 しかし、本館の老朽化、狭隘化により標本の管理に大きな問題が生じています。標本を新しい収蔵施設に移すとともに、本館をリニューアルして一部を一般に公開し、セミナー室や休憩スペースなどとして活用していきたいと考えています。
 

本館写真.jpg

小石川植物園本館は、1939 年(昭和 14 年)に完成しました。設計は、安田講堂を手がけ、東京帝国大学総長を務めた内田祥三によるもので、左右対称の独特なフォルムを持つ歴史的な建造物です。

02階段.png

本館のセンターに位置するらせん階段や、採光に適した大きな窓も本館設計の大きな特徴です。こういった建造物の魅力も一般公開することで触れていただけると考えています。

 

植物園と研究者たち
1897 年に初代植物園長となり、ソメイヨシノに学名をつけた松村任三や、在野の研究者でありながら植物学教室への出入りを許され、後に講師になった牧野富太郎など、植物園では日本の植物学の黎明期を作り上げた多くの植物学者が活躍しました。当時からの標本や貴重な歴史資料などの保存のためにも、ご寄付にご協力ください。

牧野・木扁.png

① 37年間を小石川植物園で過ごし、「日本植物学の父」と呼ばれる牧野富太郎
② 画工・加藤竹斎の製作 による木材扁額


 

貴重な標本の収蔵環境の改善が必要です

小石川植物園の本館には植物標本を収蔵した標本庫があります。標本は湿度や温度を管理して保存する必要があり、庫内は空調設備によって守られています。しかし、建物の老朽化による壁の劣化や雨漏りなどにより、年々管理が難しくなっています。

04資料保存.jpg
収蔵されている標本は、1800 年代に採取されたものもあり、その保存には設備の整った施設が必要です。
05標本メモ.jpg
時代を越え、研究者たちのメモが添えられている標本。
06標本室.jpg
現在、80万点以上を納める標本庫。その拡充のためのスペースも大きな課題となっています。
 

Life in Green Project これまでの歩み

「Life in Green」プロジェクトとは「小石川植物園」と「日光植物園」を世界に誇る植物多様性の研究施設として整備し、社会に開かれた植物園へと発展させるプロジェクトです。2010 年に第1期がスタート、引き続き 2018 年からは第 2 期計画を展開しました。

第1期< 2010 年~2018 年 6 月末>
小石川植物園の公開温室改築、日光植物園の越冬温室の改修を目的にスタート。約 5 億円の寄付をいただき、これを大きな力に 2019 年 5 月に現在の小石川植物園新温室が完成しました。また、日光植物園への 2 億円のご寄付により 2018 年 12 月に日光植物園フィールドステーションが完成した他、公用車の買い替えや園内の整備が実現しました。

07公開温室.jpg
小石川植物園 : 公開温室
08日光FS.jpg
日光植物園 : フィールドステーション


第2期< 2018 年 7 月~2023 年 3 月末>
植物多様性研究の推進、絶滅危惧植物の保全、そして社会に開かれた植物園を目指してスタートし、2億円の目標額を達成。キュレーターの採用による標本室の安定的な運営、企画展やニュースレターなどのアウトリーチ活動の充実、栽培環境の改善などを行い、Web サイトもリニューアルしました。また、日光植物園のシカ柵を改修し、山地植物を保護しています。

植物画教室2.png
植物画教室
植物観察会2.png
植物観察会

このプロジェクトに寄付をする

植物園近況

2017年04月05日(水)

PJ画像17

新年度を迎え、4月1日(月)には小石川植物園お花見特別解放が、4月22日(月)には日光植物園フィールドステーション棟竣工式が行われました。理学系研究科のホームページで当日の様子が報告されています。

小石川植物園お花見特別解放

日光植物園フィールドステーション棟竣工式

公開温室もいよいよ完成が近づいてきました。大温室の工事はほぼ終わり、現在はバックヤード等の工事が行われています。

5月11日の温室の様子です。温室手前には、旧温室のレンガ基礎やボイラー室の遺構が展示されています。

植物園近況(2019年5月11日)-1.jpg

温室内部の様子です。これから、展示棚や展示植物が導入され、公開へ向けた準備が始まります。

大温室に併設される冷温室です。屋外では栽培が難しい冷温帯の植物を展示する予定です。

植物園近況(2019年5月11日)-3.jpg

このプロジェクトに寄付をする

********

2025年04月11日

4,000円

お花見、楽しみです

寺井 友秀

2025年04月01日

10,000円

植物学は地味に見える学問ですが、これからの地球の存続に大きな役割も果たしていくと思います。頑張ってください。

北里 紀子

2025年03月20日

100,000円

小石川植物園の豊かな自然がいつまでも楽しめることを願っています。

前田 洋明

2025年03月13日

3,000円

Life in Green プロジェクトの成功を応援します。 少ないのですが、植物園の維持やプロジェクトの費用としてお役立てください

岡村 由利子

2025年02月07日

10,000円

写真が趣味で、花を撮るのに頻繁に利用する為。

********

2025年02月01日

20,000円

植物に関連する貴重な過去からの遺産を大切に守っていくために微力ながら応援しています。

********

2024年12月30日

10,000円

貴重な環境と資料を末長く残したく応援します。

平野 康彦

2024年12月30日

10,000円

些少ですが、何かに使っていただけると幸いです。

********

2024年12月28日

30,000円

訪れるたびに、植物園の新たな姿にふれ、惚れなおしております。維持・管理など、日々大変なことと存じます。ご活動に感謝しています。

********

2024年12月26日

10,000円

【12月は寄付月間】

********

2024年12月21日

50,000円

小石川植物園を拝見し、大変素晴らしく、是非未来に残して頂きたいと思いました。微力ながら応援させて頂きます。

********

2024年12月15日

10,000円

研究に欠かせない植物標本の収蔵環境の改善を応援いたします。 安心して研究出来る一助となれば幸いです。

横田 宏夫

2024年12月10日

1,000円

皆様方の頑張りを応援します。

永田 光美

2024年12月09日

10,000円

小石川植物園と日光植物園が変わらず美しく、動植物に優しく維持継承されていきますように。 数年前に亡くなった父と、天国でスキーやゴルフや旅行をしてはお酒を酌み交わしているに違いない父の仲間達の卒業校でもあり、ご縁も感じでおります。仲間で日光植物園に行った話を聞いたのも懐かしいです。

加藤 慎也

2024年12月08日

10,000円

微力ながら今後の発展を応援しています。

********

2024年12月05日

100,000円

3月に伺って、とても良いところだと思いました。地方で暮らしていますが、あれほど間近でヒヨドリを見たのは初めてです。そして自分もここに居場所が欲しいと思いました。今後は少しずつでも続けて協力できればと思っています。

********

2024年12月04日

10,000円

頑張って下さい

********

2024年12月03日

1,000円

今後の活躍を期待しています

このプロジェクトに寄付をする

PJ画像

プロジェクト設置責任者

Life in Greenプロジェクト第3期担当
東京大学大学院理学系研究科附属植物園 教授
川北 篤

今年度寄付総額
3,798,480円
今年度寄付件数
47件
現在の継続寄付会員人数
237人

このプロジェクトに寄付をする

東京大学へのご寄付には税法上の優遇措置が適用されます。

ご寄付の謝意・記念品

「東京大学基金」の謝意・記念品が適用されます。

このプロジェクトの謝意・記念品

小石川植物園のお花見へのご招待(1万円以上のご寄付)

休園日に特別開園し、園長らが園内の植物や史跡をご案内します。

◆1年間(1月から12月末までの累計)に1万円以上10万円未満のご寄付をいただい方
⇒翌年のお花見にご招待いたします。

◆期間に関わらず累計10万円以上のご寄付をいただいた方
⇒今後長くお花見にご招待いたします。
 
※ ご本人と同伴者 2 名様の計3名様まで無料で入園いただけます(人数超過分は当日入園券をお求めいただくことで入園いただけます)
※ ご招待状は3月上旬に発送いたします。
お花見.JPG

継続寄付(アニュアルギフト)の方

毎月、年 2 回、毎年から少額より寄付できます。ご寄付いただいた方には小石川植物園復刻ポストカード(非売品)を贈呈します。昭和初期に販売していたものを復刻したポストカード6枚組です(ケース入り)。

はがきセット.jpg

10万円以上のご寄付

第3期の期間中(2023年4月〜2028年3月を予定)に10万円以上のご寄付をいただいた方は、お名前を銘板に刻印し、小石川植物園の公開温室に掲示させていただきます。
※第1期、第2期の寄付額が10万円未満で銘板の対象とならなかった方は、第1期(2010 年〜)からの通算で10万円以上

glasshouse.jpg

100万円以上のご寄付

2023年4月から2028年3月までに100万円以上のご寄付をいただいた方は、お名前を刻印した銘板付きのベンチを植物園内に設置させていただきます(ベンチの仕様および設置場所はお任せください)。
※第2期の寄付額が100万円未満でベンチ設置の対象とならなかった方は、第2期(2018年7月〜)からの通算で100万円以上

DSC08255 寄附者ベンチ (1).JPG
(イメージ図)

近く設置目標を達成しますので、こちらの謝意・記念品は終了予定です。終了時期については当ホームページでお知らせいたします。

東京大学へのご寄付には税法上の優遇措置が適用されます。

----------お知らせ-----------
2023年4月にお配りしたパンフレット「Life in Green Project ご寄付のお願い」(第3期分)において、内容に誤りがありましたので、訂正いたします。
皆さまにご迷惑をお掛けしましたことをお詫び申し上げます。

詳細はこちらをご覧ください。
Life in Green Project第3期「ご寄付のお願い」パンフレットの訂正について
---------------------------------

関連プロジェクト

PJ画像

三崎から世界へ!奇跡の海の研究を支える

マリン・フロンティア・サイエンス・プロジェクト

PJ画像

― 環境に優しいクリーンな資源 ―

南鳥島レアアース泥・マンガンノジュールを開発して
日本の未来を拓く

PJ画像

最先端の物理、天文、数学の連携で宇宙の謎に迫る

日本発アインシュタイン:カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)

PJ画像

三陸の水産業の復興をめざして

沿岸センター活動支援プロジェクト(大気海洋研究所)

PJ画像

~生命現象の完全な理解に向けて~

東京大学定量生命科学研究所-カロリンスカ研究所国際活動支援基金

PJ画像

教育から社会をかえる ~100年後の地球のために~

One Earth Guardians(地球医)育成プログラム支援基金

PJ画像

目指せリーグ優勝!頑張れ洋弓部!!

東京大学運動会洋弓部支援プロジェクト

PJ画像

ヒトの知性はどのように生じるか?

ニューロインテリジェンス国際研究機構(IRCN)基金

PJ画像

日本と世界の変革を駆動する未来の人材育成へご支援を

変革を駆動する先端物理・数学プログラム(FoPM)支援基金

PJ画像

分子科学で未来をつくる。

統合分子構造解析拠点「FS CREATION」における研究と教育の支援基金

PJ画像

―「捕雷役電」 受け継ぎ育み、飛躍する―

東大電気系教育発信交流支援基金 ー捕雷役電150ー

PJ画像

新しい「生命の概念」をつくる

UT7(次世代生命概念創出研究グループ)基金

PJ画像

― 人間とは何か、ともに考えるために ―

社会と未来を開くオープンヒューマニティーズ基金

PJ画像

次世代につなぐ長期生物多様性観測

ネイチャーポジティブ基金
(東京大学先端科学技術研究センター生物多様性・生態系サービス分野)

PJ画像

このプロジェクトは寄付募集を終了しました。

新図書館計画「アカデミック・コモンズ」

詳細をみる

募集終了

PJ画像

このプロジェクトは寄付募集を終了しました

小型模擬人工衛星CanSatプロジェクトへの挑戦基金

詳細をみる

募集終了

PJ画像

このプロジェクトは寄付募集を終了しました。

東大病院メディカルタウン基金(2022年12月31日終了)

詳細をみる

募集終了

PJ画像

このプロジェクトは寄付募集を終了しました。

新社会を創造する化学人材育成基金

詳細をみる

募集終了

PJ画像

このプロジェクトは寄付募集を終了しました。

東日本大震災救援・復興支援プロジェクト

詳細をみる

募集終了

PJ画像

このプロジェクトは寄付募集を終了しました。

「スーパー酵母2024」プロジェクト

詳細をみる

募集終了

PJ画像

このプロジェクトは寄付募集を終了しました。

メダカ自然集団の保全事業支援基金

詳細をみる

募集終了