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ご挨拶
ミュオグラフィ
なかなか聞き慣れない言葉だと思います。実は東京大学が世界をリードする最先端透視技術なのです。宇宙から降り注ぐ宇宙線が地球大気に衝突するときに発生するミュー粒子(ミュオン)を使って、地球の中を透視する技術です。人間の体を透視するX線が骨で止まるように、ミュオンは岩盤によって透過率が違います。この特性を活かして古墳や火山の中を透視して内部構造を画像化する技術がミュオグラフィです。「地球のレントゲン」であり、様々な応用が期待されています。
本プロジェクトはミュオグラフィをもっと多くの人々に知っていただくための活動の一環です。この高度な技術を多くの人々に知っていただくには、先ずミュオグラフィを絵画などのアートに置き換えて関心をもっていただこうと思いつきました。誰もが親しめるアートを通じて、ミュオグラフィのような先端科学技術から太古の古墳、そして火山のような地球の内部まで、文理にまたがる幅広い関心を喚起することで、リベラルアーツ(教養)教育が可能となります。リベラルアーツはより深く専門分野を探求するための礎になります。
多くの人々に、とりわけ若者たちに、最先端科学や文化遺産等々の魅力に気付きを与えるミュオグラフィリベラルアーツの取り組みにご支援を賜りますようにお願い申し上げます。
東京大学国際ミュオグラフィ連携研究機構
機構長 田中 宏幸
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ミュオグラフィとは?
林武文 関西大学教授らによる3D-CG
桜島の裾野にミュオグラフィ装置を設置し、桜島を通過してくるミュオンの数を測定します。それによって、桜島の内部構造を知ることができます。
ミュオグラフィアートとは?
中島裕司:「火山とミュオン」
プロの画家によるミュオグラフィアートです。 この絵は、ミュオグラフィの装置によって
透視された薩摩硫黄島をモチーフに、作家の感性と絵画技術で制作されました。
ミュオグラフィアートは、ミュオンやその応用をアートで表現し、そのままでは難しく受け取られがちなミュオグラフィについて一般の方々にもわかりやすく面白くお伝えし、ミュオグラフィに関する知識を広く知っていただくことを目標としています。
中島裕司:「ミュオグラフィ・アート・古墳」
同画家による解説「幾何学的な線は科学を、自由に散らばった金箔はアートとミュオンを表現。古墳を貫くシャープな線はミュオグラフィに至る。」
小阪美咲:「透過力」
大学生のミュオグラフィアートです。ミュオンが手のひらサイズに1秒間に1個の割合で透過していることを、モチーフにしています。
プロジェクトの目指すところ
ミュオグラフィをきっかけとして、老若男女問わず多くの人に最先端科学に興味を持っていただき、それが科学への理解や感動へとつながっていくことを目標としています。特に若い世代には、科学やアートをより身近に感じ、将来の選択肢を広げるきっかけにしていただければと思い、活動しています。
グランフロント大阪での展示の様子です。
プロとともに若手アーティストも初期から参加しています。
SDGsの取り組み
■質の高い教育への貢献(目標4) 国連大学で開催されたミュオグラフィに関するシンポジウムを主催するなど、この分野を世界的にリードしています。
■ワークショップの開催(目標4・5) 老若男女問わず多くの人に最先端科学に興味を持っていただくため、ワークショップを多数開催しています。
■文化度の高い都市づくりに貢献(目標11) ミュオグラフィによる古墳内の透視などを行い、新しい視点から文化遺産を理解することで、古代、現代、未来をつなぐサステナブルな都市づくりを目指しています。
ミュオグラフィアートプロジェクトをご支援ください
本プロジェクトにより、ミュオグラフィアートを通して一般の方々が最先端科学に興味を持つことを目指しています。お寄せいただきましたご寄付は、日本有数の古墳地域である大阪や岡山地域での古墳透視のための実験費用並びに同地域における展示会、講演会、冊子作成などの各運営費用に活用させていただきます。
本プロジェクトでは古墳の透視に着手しており、装置は準備済みですが、実際に透視をするには、電気代や装置の移動費など、経費が重なります。古墳の透視という新しい取り組みを成功させるためにも、皆様のご支援をお願い申し上げます。
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ミュオグラフィリベラルアーツ基金応援メッセージ
千歳喜弘
マクセルホールディングス株式会社名誉相談役
元日立マクセル株式会社元社長、元会長
ミュオグラフィは巨大物体をレントゲンのように透視できる最先端の科学技術と聞いて、これは世の中のためになると確信しました。
科学技術は日々進歩しており、人間がその時の知識で想像できる以上の進歩をしています。ミュオグラフィもこの例にもれず、これまでの知識では山の内部構造、特に火山のマグマの状態などを直接見ることは想像できななかった領域です。しかし、それが現在可能になっています。ミュオグラフィは宇宙から飛んでくるミュオンを利用するもので、これは21世紀の革新的な科学技術のひとつとなると思います。
一方、この技術はむつかしい最新の物理学をもってして理解できるものですが、一般の人にとってはけっこう難解な分野です。それをアートを使ってだれでも身近に感じ理解できるようにする取り組みはユニークで、これも今後に期待でき、おおいに発展させてもらいたいものです。
栗田裕功
在大阪ハンガリー国名誉総領事
ハンガリーと日本は極めて良好な友好関係にあり、昨年日本・ハンガリー外交関係開設150周年記念を迎えました。科学分野ではこれまで東京大学の国際ミュオグラフィ連携研究機構とハンガリーのウイグナー物理学研究センターと共同でミュオグラフィの科学的研究を進めています。
この度この活動を多くの方に知っていただくためアートを使った活動を進めていると聞いて大いに支援したいと思いました。最先端技術は一般にはなかなか理解しがたいのですが、だれでもわかるアートを使っての取り組みはすばらしいと思います。この分野の発展をおおいに期待しております。
定廣好和
造山古墳蘇生会会長
岡山市北区の造山古墳は、五世紀ごろに作られた日本で第4番目の規模を有す大型古墳です。蘇生会が地域の宝として守ってきましたこの古墳は、学術調査は進めたいものの未来の人類のためありのまま残したいと願っています。
そんな中、田中宏幸先生が研究しておられるミュオグラフィは、非破壊で古墳内部が透視できると伺い、夢のような装置がすでに現実化していると感動しました。この度の東大基金の一部を使って我らの造山古墳の内部透視に挑んでいただけると聞いて、この上ない喜びであります。ミュオグラフィは古代を蘇ることができる夢の科学技術で、大きなロマンを与えていただけるものと期待しております。
岡崎裕夫
公益財団法人フジシール財団 理事長
東京大学国際ミュオグラフィ研究機構を中心とした最近のミュオグラフィの進歩はすばらしいと思います。特に日本の研究が先駆的な役割を果たしていることに感銘を受けています。最近の出来事として、ミュオグラフィの研究が、Time社の「世界の発明ベスト2023」に選出されたこと、ニュースで読ませて頂きました。これまでに寄付をさせて頂いたこと、大変名誉に思っています。
このミュオグラフィアーツプロジェクトは、先端科学をだれもが親しめるアートを通じて多くの人、特に未来のある若者に関心と理解を提供する試みは先駆的な活動と思います。これからの益々の発展を楽しみにしております。
今後も応援コメントを掲載していきます。
キーワード
ミュオン
ミュオンは、宇宙のかなたから飛んできた宇宙線が地球の大気(酸素、窒素など)に触れたときに発生する素粒子です。地上には、手のひらサイズ(10cmx10cm)に1秒間に1個の割合で降り注いでいます。言い換えれば、寝ている間(約8時間)に人の体を100万個突き抜けていますが、人体には悪影響はありません。ミュオンにはキロメートルに及ぶ岩盤を通り抜ける貫通力がありますが、X線が骨で止まるのと同様に、ミュオンも一部の岩盤などを透過しにくいため、その透過率の違いを使って内部構造を画像化できます。
宇宙のかなたで超新星ができるとき、各種の宇宙線が発生します。
それが地球の大気圏に届くと空気に衝突し、ミュオンが発生します。
プログラムに関するお問い合わせ
東京大学国際ミュオグラフィ連携研究機構
〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1
Email:ht@virtual-muography-institute.org
sumiya@virtual-muography-institute.org
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2024年活動報告・経過報告
2024年12月24日(火)
(1)市民活動
専門的な知識を持たない一般人にでも理解可能な活動を市民とともに行ってきました。その活動の代表例が展覧会です。新しいアート 作品は、150 点にも及びます。各展覧会では、ミュオグラフィアート集を発行し、多くのアート作品を記録に残しました。最も多く開催した場所は、大阪駅に隣接する商業施設であるグランフロント大阪ナレッジキャピタルです。その他、関西大学博物館(大阪)、 今城塚古代博物館(大阪)、多摩美術大学美術館(東京)、リスト・ハンガリー文化 センター(東京)、JST 主催のサイエンスアゴラ(東京)、 国際美術研究所(岡山)等があります。
(2)高校生のリベラルアーツ
2023 年には、高校生を対象とした宇宙線学の教育活動との連携を開始しました。「高校生によるミュオグラフィ測定装置を活用した宇宙線フラックス変動解析」チームに造山古墳の計測データを提供しました。これを元に研究を行った高校生が東海学院大学の発表会で奨励賞を受賞しました。一方、岡山国際塾主催の「こくさいこどもフォーラム岡山」でミュオグラフィの講義を行いました。このフォ-ラムでは、1995 年創立以来 25 年間にわたり主として岡山県内の青少年を対象に国際的理解の学習推進のボランティア活動を行っています。
(3)小中学生のミュオグラフィリベラルアーツ
グランフロント大阪のナレッジキャピタルの主催するワークショップに参加してミュオンならびにミュオグラフィの勉強会を開催しました。 対象は小中学生で、ミュオンやミュオグラフィの話を分かりやすく行い、実際にその話から生まれたインスピレーションを絵画にしてもらいました。話を聞くだけでなく、体を動かして絵を描くことは極めて効果的でした。この活動は、子供たちに幼少のころからサイエンスに興味を抱いてもらいたいと願っての活動です。
(4)市民と共に
ミュオメトリーmuPS を題材とした人形劇を制作しました。グランフロント大阪のアクティブスタジオでこの作品の上映会を開催しました。 一般市民、子供など多くの方が参加し、感動を得ることができました。古墳の内部には、考古学者に限らず多くの市民に関心が寄せられています。そこで、地元自治体や地元市民と共同で、大阪府高槻市の今城塚古墳や岡山の造山古墳においてミュオグラフィ透視実験を行ってきました。今城塚古墳では、古墳フェス「はにコット」に参加し、多くの参加者と共にミュオグラフィ装置の見学会 を行いました。岡山市の造山古墳関係では、岡山大学のシンポジウムや岡山市高松公民館での講演会などでミュオグラフィの成果物を公開しました。関係機関の研究者、一般市民の参加に加えて、地元大学の学生たちの参加もあり、盛り上がりました。
(5)今後の活動に向けて
本活動を刺激として夢のある科学の世界に進んでいきたいと考える若い世代が発生しつつあります。ミュオグラフィアート展による市民アウトリーチ活動のさらなる展開により、このようなアウトリーチ活動が今後様々な分野の研究、教育、地域振興に貢献できることを願っております。
【新作公開】人形劇ミークシ(Miikshi)シリーズ「ミークシとコスモキャット」
2023年11月22日(水)
YouTubeチャンネル「MUOGRAPHIX 」に人形劇ミークシ(Miikshi)シリーズの最新作「ミークシとコスモキャット」が公開されました。
噴火間近の火山島に閉じ込められた天才科学者ミークシは、ミュオグラフィ技術を利用して脱出を試みます。ミュオグラフィ技術の活用法については、動画後半のサイエンストーク(9:53~)にて、Prof. Dogwyn Tanaka(田中 宏幸教授)が解説します。
ぜひ、ご家族とご一緒にご覧いただき、周囲の方々にもご紹介ください。
【ミークシとコスモキャット(日本語吹き替え版)】
VIDEO
【ミークシとコスモキャット(英語版)】
VIDEO
ミュオグラフィ リベラルアーツ基金では最新の宇宙線技術をわかりやすくお伝えするために、アートで表現する取り組みを続けており、人形劇ミークシ・シリーズの動画公開もその活動の一環です。
本プロジェクトをより広く知っていただくために、科学と社会を考えるイベント「サイエンスアゴラ2023」にて、オンラインプログラム「人形劇ミークシを通じて最先端科学ミュオグラフィを学ぼう! 」(10月27日)を開催いたしました。
ミュオグラフィの魅力を多くの方々にお伝えするために、本プロジェクトでは今後も精力的に活動を続けてまいりますので、これからも応援をお願いいたします。
米タイム誌「世界の発明ベスト2023」に選出されました
2023年10月26日(木)
米TIME誌が選ぶ「世界の発明ベスト2023」 に、本基金設置責任者の田中宏幸教授が発明したGPSに代わるナビゲーション技術「muPS」(muometric positioning system or muon positioning system)が選出されました。
田中教授よりコメントが届きましたので、ご紹介します。
HPの最速スパコン「Frontier」、NASAの火星大気から酸素を生成する装置「MOXIE」、空飛ぶ自動車「Alef Model A」、チューリッヒ工科大学の最速電気自動車「mythen」などExperimentalカテゴリーの17の大発明と並んで表彰されたことは、誠に恐縮であり、たいへん光栄なことと感じております。皆様のご寄付による応援が大きな励みになっています。引き続き応援をよろしくお願いします。
muPS技術は、2020年に田中教授が発表して以降、急速に改良が進められてきました。2022年には、MuWNS(muometric wireles navigation system)により、システムの無線化が実現し、2023年にはMuWNS-Vへと進化して、メートルからセンチメートルにナビゲーション精度が向上しました。GPS が使えない地下空間等におけるナビゲーション技術であるため、GPS に変わる新たなグローバルナビゲーション技術として期待されます。
世界に誇る、東大発の技術としてご注目いただき、これからも皆様からのご支援・応援をお願いいたします。
東京大学プレスリリース「TIME selects novel muon navigation system as one of year’s best inventions」
YouTubeチャンネル「MUOGRAPHIX」開設のお知らせ ~『ミークシ:宇宙線編』(人形劇)等公開~
2023年09月12日(火)
東京大学国際ミュオグラフィ連携研究機構では、最新の宇宙線技術を皆様にわかりやすくお伝えすることを目的として、YouTubeチャンネル「MUOGRAPHIX 」を開設しました。今後、ミュオグラフィに関する動画を紹介していきますので、ぜひ登録をお願いいたします。
本チャンネルでご紹介している、人形劇ミークシ(Miikshi )の動画シリーズは本プロジェクトとカナダ・人形劇制作チームのリー夫妻とのコラボレーションにより実現しました。
「ミークシ・宇宙線編」では、天才科学者ミークシがミュオグラフィを利用して活躍します。また、新たに公開した「ミークシ・宇宙線編2」では、ミュオグラフィによる火山の内部透視について、分かりやすく説明しています。
ぜひ、お子様やご家族とご一緒ご覧いただき、これからも本プロジェクトの応援をお願いいたします!
VIDEO
VIDEO
以下に、本プロジェクト設置責任者の田中宏幸教授とリー夫妻からのコメントを紹介します。
ミークシは既にカナダの教育放送局であるTVOkidsで大きな成功を収めていました。特にリー夫妻がクリエートした独特ではあるが、温かみのあるキャラクターたちと、彼らが操作するレトロ感あふれる装置は現代のデジタル技術の紹介というよりは、よりレトロではあるが近未来かつサスステーナブルな技術(※)であるミュオグラフィの紹介にふさわしいと即感じました。更に科学の原理を人形劇を通して紹介する企画は世界を見ても存在せず、是非実現したいと思うようになりました。このような思いとクリエーターであるリー夫妻の思いとが合致して今回のコラボレーションが実現いたしました。
(※)宇宙線は1912年ごろにヴィクトール・フランツ・ヘスによって発見された深宇宙に由来する粒子ですが、数字の通り今から100年以上も前の話です。宇宙線が盛んに研究された時代は1950年ごろから1970年ごろにかけてであり、これまたかなりレトロな時代であります。ところが、ミュオンをはじめとした宇宙線の応用が世界的に広まったのは東京大学が火山内部の透視に成功した2007年以降であります。ピラミッドに新たな玄室が発見されたのは2017年、宇宙線ミュオンによる測位技術が発明されたのは2020年、宇宙線ミュオンによる時刻同期技術が発明されたのが2022年、宇宙線ミュオンによる暗号通信が発明されたのが2023年などと続々と近未来の技術が創出されつつあります。ミュオグラフィはおそらく太陽系の外をエネルギー源とする唯一の技術と思われ、太陽エネルギーと組み合わせるとオペレーションそのものに地球上で発生させたものを一切使わない極めてサステーナブルな技術と考えられます。
リー夫妻へのインタビューより「田中宏幸教授とのコラボレーションについて」
~How did the idea for the new “Miikshi: Cosmic Rays” mini movie came about? Please describe your collaboration with Hiroyuki Tanaka on this project.~
We find Professor Hiroyuki Tanaka’s work in the field of muography extremely fascinating. After reading his papers about large-scale 3D imaging, new methods of implementing global positioning technology and improvements to clock synchronization, we were very excited about telling a Miikshi story to inspire viewers and get them just as excited about these real-world applications of muography. For “Miikshi: Cosmic Rays”, we began with the muometric technique we’d be incorporating (in this case, µPS) and crafted a story around it. We knew certain aspects of the science would need to be simplified for the film (especially as the characters are barnyard animals), so we worked closely with Professor Tanaka to ensure he was happy with how these elements were portrayed. We also really wanted him to perform the voice of Professor Dogwyn Tanaka, who ends the movie by explaining which part of the story used real-world science, and how muography is being explored today.
リー夫妻への取材(詳細)
創エネ・あかりパーク2022にて「ミュオグラフィとアート」を展示
2022年11月10日(木)
夕方には色鮮やかに光が飛び交い多くの人が訪れた会場風景
「あかりパーク」という名のイベントは、上野恩賜公園噴水広場で毎年開催されています。今年のテーマは、「カーボンニュートラルと光」でした。ミュオンは、光の性質があり、宇宙エネルギーでもあります。東京大学ミュオグラフィリベラルアーツプロジェクトは、そのミュオンを使ったミュオグラフィに関する基礎、応用、そしてアートについて展示しました。東京大学は、ミュオグラフィの分野でハンガリーのウイグナー物理学研究センターと共同研究体制にあります。そのため今回の展示は駐日ハンガリー大使館が全面的に支援してくださいました。また、アートの実例として、画家の中島裕司氏ならびに関西大学の学生の作品をパネルにして展示しました。
点灯式では、駐日ハンガリー大使館の特命全権大使であるパラノビチ・ノルバート氏によるミュオグラフィとアートについてのすばらしい挨拶がありました。また、我々の展示ブースには子供から高齢者、海外からの旅行者など極めて多くの方々が訪れました。今までミュオグラフィのことを知らなかった方々が、今回の展示を見、説明を聞くことによってミュオグラフィのことを少しでも知り、人類への有用性を理解していただければこれに勝る喜びはありません。
駐日ハンガリー大使館のブースにミュオグラフィとアートを展示
点灯式にて特にミュオグラフィとアートについて挨拶する駐日ハンガリー大使館の
特命全権大使パラノビチ・ノルバート氏
【リンク】
(1)展示の訪問者などの説明ホームページ
https://wps.itc.kansai-u.ac.jp/ku-map/?p=4530
(2)展示を解説したYouTubeビデオ(1:03)
https://www.youtube.com/watch?v=U2Ad17qmzss
(3)駐日ハンガリー大使館特命全権大使パラノビチ・ノルバートのスピーチと会場風景のYouTubeビデオ(8:13)
https://www.youtube.com/watch?v=JaoDSu1Cpr8
(4)会場での展示の前にサイエンスアゴラオンライン講座で解説したYouTubeビデオ(1:06:47)
https://youtu.be/VynDmbeBgKw
2021年度活動報告-ミュオグラフィアート展を開催しました-
2022年07月01日(金)
(1)「ミュオグラフィアート展2021」
「ミュオグラフィアート展2021」をグランフロント大阪で2021年8月に予定しておりましたが、新型コロナウイルスの影響で延期しました。
この展示会にはアーティスト30人が参加しており、完成した作品はホームページで公開しております。ぜひご覧ください。
作品はこちら
その後、延期した「ミュオグラフィアート展2021」を「リベンジ・ミュオグラフィアート展2021」として2022年3月16日(木)から3月21日(月)まで開催しました。
開催の様子はこちら
また、それらの作品をまとめたアート集(冊子) 発行しました。
(2)ハンガリー大使館ホッスー様、ミュオグラフィアート展見学とアーティストとの交流
ハンガリーのウイグナー物理学センターと東京大学国際ミュオグラフィ連携研究機構はミュオグラフィの共同研究を推進しています。
今回、ハンガリー大使館の科学・技術の参事官ホッスー・ホルテンズィア女史が来阪し、展示会の視察とアーティストなどとの交流を行いました。また、関係者とのミーティングでは、これまでの日本とハンガリーの交流、今後の我々との交流の推進など和やかに話し合いました。
詳細はこちら
(3)ミュオグラフィ講座の開催
参加アーティストにミュオグラフィを理解してもらうためのZoom講座を2021年3月7日から2021年12月6日までに計6回開催しました。
聴講者:各15名x6回=のべ90名参加
詳細はこちら
(4)ナレッジキャピタル主催 講座開催(2021年11月21日)
テーマ「火山やピラミッドの中も透視できる!ミュオグラフィを学ぼう}
聴講者:小学生親子15組x2回
詳細はこちら
(5)ミュオグラフィアート展「宇宙からの贈り物」の開催
ミュオグラフィアート展「宇宙からの贈り物」を開催しました。
また、このミュオグラフィアート展の3D画像と動画を作成しました。
日時:2021年5月13日~6月4日
開催場所:ハンガリー文化センター
詳細はこちら
3D画像・動画はこちら
(6)岡山の造山古墳のミュオグラフィ透視の実施
2021年4月24日から継続測定中
詳細はこちら
関西大学による造山古墳のドローンによる空撮 ①
造山古墳のドローンによる空撮 ②
造山古墳のドローンによる空撮③
(7)最先端ミュオグラフィの原理と応用のYouTubeビデオ製作
最近のミュオグラフィは、大きな発展をしています。このビデオは最近の我々の研究および広報活動を約13分にまとめました。ミュオンの生成、ミュオグラフィならびにミュオメトリックの原理から応用、そしてこれらをアートで表現した作品が含まれています。
詳細はこちら
活動報告をYouTubeにて公開しています
2021年11月12日(金)
東京大学基金活動報告会2021 第2部オンライン交流会グループCの冒頭にて行いました、プロジェクト活動報告の動画です。
ミュオグラフィリベラルアーツ基金は30:27からです。
開催日:2021年9月29日
録音・録画はお控えください。
交流部分は非公開としています。
2020年活動報告 -ミュオグラフィアート展開催-
2021年01月21日(木)
ミュオグラフィアート展 会場写真
ミュオグラフィアート展2020を、2020年8月25日から8月31日までグランフロント大阪「The Lab.みんなで世界一研究所」内アクティブスタジオで開催しました。アーティスト27人の新作品を展示しました。これらの作品は、ミュオンやミュオグラフィに関するアートです。さらに、会期中にYouTubeライブで科学者および参加アーティストのインタビューを流しました。それらのすべてを下記のYouTubeに登録しています。
https://wps.itc.kansai-u.ac.jp/ku-map/?p=3244
新型コロナの影響下で参加者は数百人と少なかったのですが、新たにYouTubeライブ以外にも3Dバーチャルミュージアムなどをホームページ上で公開するなど新しい広報手段を取り入れました。
https://wps.itc.kansai-u.ac.jp/ku-map/?p=3270
その結果、新型コロナ下で規制の多い会場でしたが、評判の良い展示会となりました。
3Dのバーチャルミュージアム
会場でのアーティストインタビュー
お寄せいただきましたご寄付は、インタビュー用マイク購入に活用させていただいたほか、今後は東大岡山地区社会連携センター、ハンガリー文化センターにおける3Dバーチャル画像の撮影、ミュオグラフィ装置の移動、電源工事、特殊ガスの購入などに活用させていただく予定です。引き続きご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
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<ミュオグラフィ リベラルアーツ基金>
<ミュオグラフィ リベラルアーツ基金>
<ミュオグラフィ リベラルアーツ基金>
<ミュオグラフィ リベラルアーツ基金>
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<ミュオグラフィ リベラルアーツ基金>
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<ミュオグラフィ リベラルアーツ基金>
<ミュオグラフィ リベラルアーツ基金>
<ミュオグラフィ リベラルアーツ基金>
<ミュオグラフィ リベラルアーツ基金>
<ミュオグラフィ リベラルアーツ基金>
<ミュオグラフィ リベラルアーツ基金>
<ミュオグラフィ リベラルアーツ基金>
<ミュオグラフィ リベラルアーツ基金>
<ミュオグラフィ リベラルアーツ基金>
谷口 公太
2025年04月01日
1,000円
ミュオグラフィアート展に初めて参加。今まで知らなかったミュオンの存在、これらの可能性を強く感じました。また、このアートと科学の可能性に感動しました。微力ながら画家としてミュオンの存在を広く知っていただく動きができたらと存じます。 <ミュオグラフィ リベラルアーツ基金>
堀井 陽子
2025年03月27日
5,000円
今年の私のミュオグラフィアートは、「宇宙、永遠の空間」をテーマに宇宙線を創造してみました。絵画を通して私たちの気持ちがミュオグラフィの発展につながることを願っています。 <ミュオグラフィ リベラルアーツ基金>
堀井 文夫
2025年03月27日
5,000円
ミュオグラフィアートPJに参加して、ミュオン夢飛行の絵を数点描いてきました。ミュオンの世界は知れば知るほど夢があることを実感しています。 <ミュオグラフィ リベラルアーツ基金>
金沢 明彦
2025年03月25日
3,000円
ミュオグラフィアート展にはじめて出品します。このようなアート展は他に類を見たことがありません。科学と芸術の融合はなんと素晴らしいことかと思い、興味を持ち待ちました。また、ミュオンを知れば知るほど奥が深く、素晴らしい科学・技術だと思います。更なる発展を期待しています。 <ミュオグラフィ リベラルアーツ基金>
加藤 陽康
2025年03月23日
5,000円
ミュオンが巨大物体の透視に役立つことがわかって以来、いろいろの応用が科学的に解明されてきたように思います。我々のミュオグラフィアートプロジェクトがミュオンの応用分野の発展に少しでも役に立つことを望んでいます。 <ミュオグラフィ リベラルアーツ基金>
松田 美津雄
2025年03月23日
5,000円
ミュオグラフィアートプロジェクトの初期2018年ごろから京の鹿の子絞りをベースに作品を作ってこのプロジェクトに参加しています。最近では大きく発展してきていると思っていますが、今後もさらに発展することを期待しています。 <ミュオグラフィ リベラルアーツ基金>
剱持 彰宏
2025年03月19日
1,000円
ミュオグラフィは年々どんどん進歩していますね。今後もますます発展されますように頑張ってください。 <ミュオグラフィ リベラルアーツ基金>
谷村 瑛子
2025年02月28日
3,000円
私はデリカビーズでミュオグラフィアートを数年前から制作してきました。このアートがミュオグラフィの科学分野への何らかの貢献と一般の方々の関心が高まることを期待しています。ますますこの分野が発展することを願っています。
坂田 有香
2025年02月27日
1,000円
ミュオグラフィアートの展示会はいつもいかせていただいています。素敵なアートがいつも見れて楽しませていただいています。今後も継続くださいね。 <ミュオグラフィ リベラルアーツ基金>
木下 真澄
2025年02月26日
1,000円
地上にミュオンが降り注いでいるのを初めて知り、感動しました。ミュオンがアートで表現され、古墳で活用、私は大ファンになりました。このような形で参加できる事、嬉しく、活動をずっと応援します。 <ミュオグラフィ リベラルアーツ基金>
ナガレボシ 獅子
2025年02月25日
3,000円
ミュオグラフィ技術およびアートの発展を期待しております。 <ミュオグラフィ リベラルアーツ基金>
高杉 恵子
2025年02月23日
1,000円
ミュオグラフィアート展に参加させていただいています。この先端技術が人類に貢献することを願ってアートで応援します。 <ミュオグラフィ リベラルアーツ基金>
中島 裕司
2025年02月23日
10,000円
人類にとって非常に重要な基礎科学・アートもっと国全体で大きく考える必要ありますね。 <ミュオグラフィ リベラルアーツ基金>
公森 幸子
2025年02月19日
1,000円
ミュオンは見えないのに大きな物体の透視ができることは驚きです。以前も支援させていただきましたが、さらに発展することを期待して今回もわずかですが支援させていただきます。関係者の皆さん、頑張ってくださいね。 <ミュオグラフィ リベラルアーツ基金>
新井 純一
2025年02月18日
1,000円
建設関係の仕事長く関係してきました。ミュオグラフィ透視は、ビルや大きな橋などに活用できればいいなと思います。このプロジェクトを応援します。 <ミュオグラフィ リベラルアーツ基金>
西岡 洋子
2025年02月18日
1,000円
すばらしい研究をされているとお聞きし、微力ながら応援したいと思います。関係者の皆様、頑張って世界をリードしてくださいね! <ミュオグラフィ リベラルアーツ基金>
林 豊子
2025年02月18日
1,000円
ミュオンは無を想像させらるもので、これが現代科学の最前線のテーマとは驚きとしか言いようがありません。どんな成果が出るかワクワクです。 <ミュオグラフィ リベラルアーツ基金>
久安 暁
2025年02月17日
1,000円
この活動がますます発展し、世の中で役立つことを期待しています。 <ミュオグラフィ リベラルアーツ基金>